冷戦時代の核実験や民間防衛をめぐるカルチャー

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スイス民間防衛にない「武器なき平和を叫ぶ者は敵国の工作員だと思え」


乗っ取り戦争6段階」とともに、「スイス民間防衛」にはないが、書かれていると信じられているものに「武器なき平和を叫ぶ者は敵国の工作員だと思え」がある。

現時点で、たどれる流れは以下のとおりで、2014年3月25日に出現して、それが伝播している。

10.名無しさん:2014年03月25日 12:12 ID:yZNi7XdfO▼このコメントに返信
スイスの民間防衛には「武器なき平和を叫ぶ者は敵国の工作員だと思え」と書かれている

またクラウゼヴィッツは「侵略者は平和を望む」という言葉を残している

なるべく敵は弱い方が攻めやすいからな

[ 大艦巨砲主義 ] (2014/03/25 12:13)


みどり @midoli1117
武器なき平和を叫ぶ者は敵国の工作員だと思え
侵略者は平和を望む
…なんとなく
[ 2014/03/15 15:58 ]


スイスの民間防衛には「武器なき平和を叫ぶ者は敵国の工作員だと思え」と書かれている

またクラウゼヴィッツは「侵略者は平和を望む」という言葉を残している

なるべく敵は弱い方が攻めやすいからな

軍事力の保有を嫌がる人がいるのはなぜ? : 大艦巨砲主義! (via 774rider)

[ [[ひまじんの場所
(2014/03/26 02:35) ]


sironekotoro @sironekotoro
"スイスの民間防衛には「武器なき平和を叫ぶ者は敵国の工作員だと思え」と書かれている またクラウゼヴィッツは「侵略者は平和を望む」という言葉を残している なるべく敵は弱い方が攻めやすいからな" http://tmblr.co/ZmNZby1BBPmA5
[ 2014/03/26 20:19 ]


経緯はそれまでのことだが、それはさておき「武器なき平和」という和風な表現が、英語圏やドイツ語圏の何に相当するのか、似たようなことを言っていた人々がいなかったかというのは別問題。

「武器なき平和」は冷戦時代なら、英語表記としては"Disarmament for Peace"あたりに相当する。代表例は現在もつづくCND (Campaign for Nuclear Disarmamentで、英国地方自治体の反民間防衛ブックレットととも関連している。そして、このCNDへの対抗活動もあり、英国のCND対抗手段などの例がある。
CNDは共産主義者・中立主義者・敗北主義者
ソビエトは一方的軍縮を支持するキミたちを求めている

そして、もちろん、旧ソ連もDisarmament propagandaを行っていた。今となっては、ヴィンテージものの旧ソ連プロパガンダポスターなどもその例:

[ Народы Мира ждут (peoples of the world are waiting)

ただし、「敵国の工作員だと思え」というノリは見つけられていない。


なお、クラウゼヴィッツ「戦争論」については、「侵略者は平和を望む」というな記述がある:
A conqueror is always a lover of peace (as Buonaparte always asserted of himself); he would like to make his entry into our state unopposed; in order to prevent this, we must choose war, and therefore also make preparations, that is in other words, it is just the weak, or that side which must defend itself, which should be always armed in order not to be taken by surprise; so it is willed by the art of war.

(ボナパルトが常にそう自称していたように)侵略者は常に平和主義である。彼は血を流さずして敵国に侵人する事を好む。これを阻止するには、我々は戦争を選択せねばならず、だからこそ、その準備をしなければならない。言い換えるなら、弱小国すなわち防御側に立つ者は、奇襲を受けないように、常に武装していなけらばならない。これは兵法の求めるところである。

[ Carl von Clausewitz (translated by Colonel J.J. Graham): "CHAPTER V. Character of the Strategic Defensive", "Book VI Defence", in "On War" ]





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