た - BALDR-A-HEAD

ダーインスレイヴ

由来：北欧神話における魔剣
無認可の傭兵部隊の一つ。
隊長はジルベール・ジルベルト。
隊員には鳳翔出身の被造子が多い。そのため、反ＡＩ派だが、金さえ貰えればドミニオンにでも雇われる。
専用シュミクラムはシャドーラン、シャドーゲイル、シャドーギグ。使用ウィルスはハイブリッド・ウィルス。

ダークアイズ

前方にビットを二つ射出する。ビットは敵機に体当たりする。
【BALDR ACE】
スキル・特殊。
１体に３ＨＩＴ・麻痺付与

「対象の兵装展開を確認ターゲット・オールガンズレディ」

「今、彼女はそこにいます。準備はよろしいですか？」
「了解ヤー！」
「戦闘開始オープン・コンバット！」
マルタ＆エド／第十五章「情愛」
ラストバトル。マレル／ムーシュを救うため、エドはただ一度きりの戦闘を開始する。

膚板ダーマ

皮板とも。
肌に貼り付けて使う板状の機器。
膚板電極ダーマトロード、鎮痛膚板ダーマなど。「BALDRSKY the Another」では、鎮痛膚板ダーム表記。

膚板電極ダーマトロード

皮膚電極とも。
非侵襲式ＢＭＩだと思われる。
『BALDR BULLET』では、ＨＡＷＳに乗る際に装着する。
『BALDR FORCE』では、ネットにアクセスする際に使用することがある。
元ネタは『ニューロマンサー』。

統合端末ターミナル

端末の一種。
携帯式のものは神経接続子ニューロジャックに挿入して使用する。小型軽量ながら大容量で、複数の無人機を保存可能。また、情報端末用の接続端子も備える。防水加工済みらしく、シャワー中に使用する場面もある。

ターミネイトエンド

上方に飛び上がってから斜め下方に弾丸を大量発射する。
【BALDR ACE】
ＦＣ・射撃。
Ⅰ：２体に１２ＨＩＴ・スピード低下
Ⅱ：２体に１２ＨＩＴ・スピード低下＋
Ⅲ：２体に１２ＨＩＴ・スピード低下＋＋

ターミネーター

ジェームズ・キャメロン監督の映画。
「I'll be back」というセリフは、本作以降、アーノルド・シュワルツネッガーの代名詞となった。

第一次アセンブラ暴走事故

『BALDR BRINGER』における灰色のクリスマスの呼称。

第一世代

「第一世代電脳化処置者ファースト・ジェネレーション」の略称。「ファースト」と呼ばれることは稀。大戦末期には「通常電脳化ノーマル」とも呼ばれていたようだ。
電脳化処置者のうち、第一世代の脳内ブレインチップを所持し、有線接続での没入のみ可能なもの。
没入中に神経挿入子ニューロジャックを引き抜くと確実に死亡する。
『BALDR FORCE』の登場人物全般と、『BALDR SKY』の一部登場人物及び大多数の一般人が該当する。
『BALDR SKY』時代では、携帯端末を使用することで、擬似的に無線接続での没入も可能。
『BALDR SKY ZERO』では、ＳＡＳにおいて、第一世代の兵士は余程熟練していないと役に立たないとされている。

対ＡＩインターフェース

人間とＡＩが対話するための設備。開発者は聖良。ただし、基幹技術を開発したのはノインツェーン。
政府に認可された研究施設にしか設置されていない。
作中で「保有するＡＩと対話するためのインターフェース、そのＥ’ｓへの入り口」という記述があり、Ｅ´ｓの境界そのものがインターフェースなのかもしれない。

体温計

前進しながら体温計で多段攻撃する。被弾した敵機を吹き飛ばす。
【バルドねこフォース】
ファウ専用兵装。ダブルセイバー互換。

対空エレクトリックボール

斜め上方に球状のエネルギーを発射する。球状のエネルギーは一定時間経過後に拡大する。
【BALDRFIST】
No.49。ＳＰ・射撃技。
→対空スプレッドボム

対空スプレッドキャノン

斜め上方にエネルギー弾を発射する。エネルギー弾は一定時間経過後に拡大する。
【BALDR HEART】
開発条件：巨砲のカノン（Ｌｖ３）
戦友効果：威力３／排熱２／装甲２／空冷５
通常・射撃。

対空スプレッドボム

斜め上方に急角度でミサイルを複数発射する。ミサイルは空中で爆発し、爆風は一定時間残存する。
【BALDRFIST】
No.126。通常・射撃技。
→サインミサイル

斜め上方に球状のエネルギーを発射する。球状のエネルギーは一定時間経過後に拡大する。
【BALDR BULLET】
開発条件：アームアッパー、波動砲、浮遊機雷
派生兵装：サテライトレーザー
【BALDR FORCE】
開発条件：鷹落とし、波動砲
派生兵装：ボミングビット
【BALDR FORCE Re-Action】
遠距離兵装・ノーマル。
【BALDR SKY】
開発条件：鷹落とし
派生兵装：なし
通常／遠距離兵器・光学兵器。
→対空スプレッドキャノン

対空タックル

斜め上方に高速で前進して体当たりする。
【BALDRFIST】
No.83。通常・打撃技。
→エア・タックル

対空バルカンビット

敵機を追尾して上方をバルカンで攻撃するビット射出する。
【BALDR FORCE】
開発条件：鷹落とし、ホーミングミサイル、ガトリング砲
派生兵装：なし
【BALDR SKY】
開発条件：ガトリングビット
派生兵装：なし
『Dive2』追加兵装。
通常／遠距離兵器・実弾／ビット。

対空メカひよりん

敵機を追尾して上方をバルカンで攻撃するビット射出する。
【バルドねこフォース】
まじかる☆ひよりん専用兵装。対空バルカンビット互換。

対空ミサイルポッド

斜め上方にミサイルを複数発射する。
【BALDRFIST】
No.38。通常・射撃技。
【BALDR BULLET】
開発条件：アームアッパー、多弾頭ミサイルポッド
派生兵装：サテライトレーザー

第５５５方面架空騎兵中隊

自称ＷＡＬＲＵＳウォルラス。「未来の骨組のための、進歩的な誠意ある血統の戦争（War of the Advanced Loyal Race for Unborn Skelton）」の略。命名者はＨ０１。略称５５５ＡＧＵＴ。「555 Area Global-Union Troop」の略？
統合が大戦中に運用していた暗部の一つ。
大戦中期に設立された非公式部隊。所属人員は約三百名。凄腕揃いで、脳チップ追加移植や試作第二世代移植を受けた者も多い。役職は状況に応じて追加。欠員は隊員の推挙により補充。所属者の家族は人質にされることを防ぐために政府によって全員殺されたとされるが、実際には大事な者は策を弄して逃がしていた。
活動目的は反統合勢力の抽出・育成及び粛清。反統合勢力に潜り込み、その勢力を拡大させつつ中枢に辿り着く。あるいは、統合の一員として最前線で指揮を執る。そして、必ず総員で肥大化し切った反統合勢力を基盤となっている都市ごと軍人・一般市民の別なく消滅させる。これをセイウチ作戦と称する。反統合地域におけるライフラインをいくつも破壊しており、大戦で汚染された地域の二割が第５５５方面架空騎兵中隊の活動によるもの。大量虐殺の背景には、戦後の資源不足を見越していた部分もあったようだ。その存在は、統合の特殊部隊に所属していた永二ですら知らなかったが、突然敵対勢力の本拠地が蒸発するような怪奇現象としか思えない事態の度に噂になっていた。
分隊長は架空の海賊の名前*1、隊員は分隊長のイニシャル＋二桁の数字で呼称される。分隊長が死亡した場合、最も番号の早い者が後任となる。隊員同士はお互いをシュミクラム以外で見たことがなく、誰がどのシュミクラムを使用しているのかも分からず、通信時は音声を変換し、作戦ごとにシュミクラムも変える。そのため、隊員同士が敵味方に分かれて交戦することもあった。
大戦終結に伴いセイウチ作戦は終了。第５５５方面架空騎兵中隊は不要と判断され、戦後しばらくして全員がＳＡＳに投入される。当時のＳＡＳには反統合勢力が多く残存しており、世界各地から反乱分子が放逐されてきていたが、すでに統合の統治下にあったため、もはやセイウチ作戦のような一般市民を巻き込む手段を採ることはできなかった。第５５５方面架空騎兵中隊は脳チップ追加移植や試作第二世代移植を受けるなどして善戦したものの、治安を確立するには至らず、Ｆ６０一人を残して全滅した。
サモトラケのニケ作戦中、各地に設けられた仮設病院を巡回、患者の診断を行い、致命傷と判断した患者を資源の保全のために殺害した。親族や仲間の報復はなく、特に母親には、苦しませずに殺してくれたことを感謝されていた。最後の巡回に訪れたのは、Ｆ４０とＦ６０の二人。
戦力を確保するために、非合法実験を行っている。優れた兵士の記憶や経験を継承するために電脳移植体実験を行うが、他者の経験を移植するのは困難だと判明して失敗。最終的に一万人以上の犠牲者を出す。優れた兵士の人数を増加させるために前期同一体実験を行うが、脳の処理能力が不足していると判明して失敗。二千人の犠牲者を出す。被験者には元反統合勢力の優秀な兵士を敵対勢力を装って攫って使用する一方、前期同一体実験では一般市民もかなりの数が含まれていた。

第３４１大隊

統合軍の一大隊。
所属人員は５５０名。
大戦中、ユーラシア方面北部戦線でメルビレイと交戦、マクシーム一人を残して全滅する。

大戦

『BALDR SKY』の数十年前*2～三十年前に亘って繰り広げられた世界規模の戦争。
辺境諸州で始まった紛争が瞬く間に世界各地に飛び火し、ついには統合と反統合による地球を二分する戦争へと発展した。
当初、戦争は兵力や資源に勝り、情報戦の面でもバルドルシステムを保有する統合の勝利で早期に決着するものと思われたが、反統合の投入したノインツェーンがバルドルシステムと互角の情報戦を繰り広げたことで長期化。大都市のある地域は大量破壊兵器の標的となって住民の大半が死亡し、人類の生存する環境のおよそ七割を汚染した。最終的には、対地射撃衛星群グングニールの完成によって反統合は無条件降伏し、統合の勝利に終わった。
戦後、各州の州軍は解体されたとされるが、実際には様々な理由で形骸化し、民間軍事会社ＰＭＣとして存続していることも珍しくないようだ。
終戦以来、内乱、反乱がなかった日は一日もなく、学園編の十年前にようやく反統合の残党が駆逐された。反統合色の強いメディアでは、この年が大戦終結だと主張されることもある。

ダイダルショックウェイブ

対地強襲ヘリ

上方に下方に弾丸を多数発射する対地ヘリを召喚する。
【BALDR HEART】
開発条件：空爆のアトラ（Ｌｖ２）
戦友効果：威力３／倒撃５／空冷４
通常・特殊兵器。

第二次アセンブラ暴走事故

『BALDR BRINGER』における『BALDR SKY』作中の出来事の呼称。

第二次府海戦争

凪編における『BALDR HEART』作中の出来事の呼称。

第１６４方面軍実験記録化部隊

統合が大戦中に運用していた暗部の一つ。
大戦後期に設立された被造子実験部隊。記憶力を強化されており、戦後に備えて非合法行為を確実に記録しておくために各高官の元へと送り込まれた。
ただし、単なる記録のための部隊にしては装備が整い過ぎており、リーナは戦闘用の部隊と断言している。また、フェルカー・モルトの原型となったシュミクラムを運用していた。

ダイビングハンマーナックル

斜め上方に飛び上がってから高速で落下してパンチを放つ。
【BALDRFIST】
No.107。ＳＰ・打撃技。
→ギャラクティックストライク

没入ダイブ

仮想空間に入り込むこと、及びその際に表示されるメッセージ。
表層意識がネットにダウンロードされることで、自我の焦点がネット上に移行する。
『BALDR SKY ZERO』では、ルビが英語で表示される。
『BALDR HEART』時代では、英語で表示される。
『BALDR ACE』では、ＴＩＰＳに「バーチャルに入ることの総称。バーチャルに入るためにはニューロジャックデバイスを接続する必要がある」と記載されている。

Dive into the gate

『BALDR BRINGER』エンディングテーマ。
歌：RINA
作詞：RINA　作曲・編曲：高瀬一矢

タイプＬ６

戦術核融合爆雷。
アークの武器庫に収められていた。

対物のチサキ

兵装少女の一人。
一人称：私
主人公に対する呼称：貴方、上官殿
属性：帽子、ニーハイ、真面目、中性的な口調、むっちり、安産型、いつもきりりとした表情、こういう性格の女性は後ろが弱い、生真面目、突拍子もないことを言い出す、色々と抜けているところが多い、排泄器官による性交で興奮する痴女、規律に厳しい、ドジ
未練：不明
Ｈシーン：２回（アナル）
一回目のＨシーンでは、誤ってアナルに挿入したことに最後まで気付かないという凄まじいドジっぷりを見せる。
攻囲のチサキと同一人物。計３回Ｈシーンがあるが、未だに処女。「上官殿のちん……そ、それなんかに、私のお尻は負けない！」
【BALDR ACE】
［ＳＳＲ］
入手方法：ニューフェイスガチャ第二弾（18.11.22～18.12.06）、リミットオーバーガチャ（18.11.29～18.12.04）、レベルＭＡＸガチャ（18.12.13～18.12.27）、レアガチャ（19.01.17～）
保有兵装：スナイピングショット、リヒト・カノーネ、ロックオン

太陽系惑星育成シミュレーション

惑星シミュレーションゲームとも。
パラメーターを操作して生物を進化させ、文明を構築するゲーム。
普通の人間なら、惑星一つを制御するので精一杯。
本来は多人数用で対戦要素もある。

タイラントギガース

綴り: TYRANT GIGAS
由来: 英語で「暴君（TYRANT）巨人（GIGAS）」
登場作品: 【BALDR SKY】
パイロット: 桐島勲
分類: シュミクラム
レンジ: 遠距離型
ステータス: 格闘：Ｄ／射撃：Ａ／機動力：Ｅ／耐久力：Ａ
使用兵装: キック、バックキック、ドラゴンバイト、クラックダウン、バッククラック、タックル、連装バルカン砲、弾幕射撃、バルカン砲掃射、大口径レールガン、ストレイトミサイル、リサーチミサイル、モーターミサイル、ショルダーレーザー、パリスティックミサイル、バックレーザー、誘導式浮遊機雷、グラムフラグメント（ＦＣ）、ファーブナーブレス（ＦＣ）

重量級四脚型シュミクラム。機体色は緑。肩部前方の巨大なクローと突出した前脚部が特徴。マニピュレーターの代わりに七連装バルカン砲を装備している。~~ＡＣかな~~？
通常時は座位姿勢に近く、ファーブナーブレス使用時に立位姿勢となる。~~おかげで通常のシュミクラムに当たらない~~。立位姿勢での推定全高は１５仮想ｍ。
『BALDR SKY DiveX』における自機の一機。
使用条件：BALDSKY ES D面で取得
「BALDRSKY ES」では、ＦＬＯＯＲ２９のボスとして登場する。

タイラントブレイカー

パンチを放ってから高速で前進、巨大なパイルバンカーで攻撃する。ＦＣ版パイルバンカー。
【BALDR SKY】
入手条件：亜季編「過去」で二回目・二戦目の仮想敵に勝利
『Dive2』追加兵装。
ＦＣ／近距離兵器・武器。「BALDRSKY ES」ではレア。

大陸横断鉄道

大陸の端から端までを繋ぐ鉄道。
『BALDR FORCE』では、シベリア鉄道と思しき大陸横断鉄道が登場する。

ダウンアタック

前方の足元にパンチを放つ。
【BALRDFIST】
No.117。通常・打撃技。

鷹落とし

上方にエネルギー弾を多数発射する。
【BALDR FORCE】
開発条件：ガトリング砲
派生兵装：ＤＤミサイル、対空スプレッドボム、対空バルカンビット
【BALDR FORCE Re-Action】
構え遠距離兵装・ノーマル。
【BALDR SKY】
開発条件：スプレッドボム
派生兵装：フォトンランサー、対空スプレッドボム
通常／遠距離兵器・光学兵器／爆発物。ＨＣ対応。

タカサキ

【BALDR BULLET】
未登場。
階級は伍長。
ＳＥＲＲ１４所属のＨＡＷＳ乗り。

高田俊郎

【BALDR SKY】
没キャラ。
中年男性。
ドレクスラー機関の研究員。

鷹目のハリィ

兵装少女の一人。
一人称：私
主人公に対する呼称：貴方
属性：パーカー、恥ずかしがり屋、巨乳、名器、中性的な口調
未練：過去の清算のために、一人でも多くの人を救いたい
Ｈシーン：２回
背中に機械の翼が生えている。生前は、この翼を使って、教団のために多くの人を傷付けたらしい。詳細不明。~~いきなり教団とか言われても~~。
【BALDR ACE】
［ＳＳＲ］
入手方法：ニューフェイスガチャ（19.3.14～19.4.11）
保有兵装：ポイントブレイク、ケイオスレインズ、コンセントレーション

瀧沢・ヴィルヘルム

読み: たきざわ─
登場作品: 【BALDR HEART】
声優: 髭内悪太
性別: 男
分類: 第二世代・完全義体
年齢: 約７０
立場: ベオウルフ隊長／統合軍対ＣＣ処理班監査官
階級: 中佐
機体: ゲシュテーバー
個人情報: 身長：２０３cm

神免航一郎及び神免岬の息子であり、瀧沢蒼及び三納岸ユーリの養父。
瀧沢・ヴィルヘルムという名前は偽名で、本名は神免。
鷹揚で優しく、情に厚い。子供とも気さくに接し、意外と茶目っ気がある。任務には忠実だが、非情になりきれない一面も持つ。
府海戦争における海神の英雄。不気味とも言える容姿だが、島民には慕われている。
完全義体であり、身体能力は極めて高い。性能を追求するあまり、人に似せる努力すら放棄しており、重機関銃を片手で自在に扱い、拳銃程度では傷一つ負わない。頭部にモノアイカメラを搭載、背部を５０ミリ複合装甲で覆い、大腿部にブースターを備え、量子迷彩機能を内蔵している。その容姿は人間大の人型ロボットで、「歩行戦車」の異名を取る。格闘戦では作中最強。なお、義体は自分で改造しているようだ。
骨董品マニアで、特に二十世紀頃の電気式や機械式の装置が大好き。画像を見る限り、部屋にはデスクトップパソコンやブラウン管モニター、アンプ、テープレコーダーなどが散乱している。コレクションの中には、重箱や風呂敷も混ざっていた。
鈴宮家が保有するビルに居住。現在、ビルに住んでいるのはヴィルヘルムのみ。元々は海神ＰＭＣの宿舎で、府海戦争時はヴィルヘルムや甲華学装隊が根城にしていた。
航一郎は父親。「親父」と呼ぶ。親子関係は最悪だった。幼少期は恐怖の対象で、ろくに言葉を交わしたこともなかった。思春期、彼のやり方に反発して家を出る。義体化は彼の離脱者化がきっかけ。現在は絶縁状態。
岬は母親。「母さん」、「お袋」と呼ぶ。親子関係は不明だが、みさきが岬であることを強く否定しており、それなりに良好だったものと思われる。彼女が消失したことで、航一郎との関係は最終的に破綻した。
蒼は養子。航一郎の複製体であり、その陰謀を阻止するために殺害するつもりだったが、航一郎の記憶を持たない、ただの子供だった彼を殺害することができなかった。彼を養子にしたのは、危険かもしれない被造子を手元に置いて監視するためと、航一郎と同じ遺伝子を持つ彼を真っ当な人間に育てることに救いを見い出していたため。現在では息子として大切に思っている。彼が傭兵になることに反対したのは、戦場で知ってはいけない事柄を知り、Ｇ４Ｃとして対立することになるかもしれなかったため。
ユーリは養子。彼女が蒼を監視して何かおかしな兆候があれば始末すると提案したことで、蒼の父親になる覚悟を決めた。
霄と面識がある。
府海戦争時、絢夜歌を初めとする甲華学装隊と共に戦った。
府海戦争時、岩永と交戦した。
府海戦争終戦当日、バイオ部門保安部に拉致された凪を救出した。凪の実体が虚像であることに気付いていた。凪の府嶽訪問を阻止しようとしたのはこのため。
妖精は蘇生された岬。お互いに既視感を覚えていた。
五十年以上の戦歴を持つ傭兵であり、パイロットとしての能力は極めて高い。その実力は、岩永をして凄腕ホットドガーと言わしめるほど。凪編では、みさきに囚われた蒼を救出するために十時間連続で戦闘を継続している。
思春期、家を出て傭兵となる。府嶽と対立する組織を転々とする。府海戦争に海神側で参戦。終戦当日、バイオ部門に拉致された凪を屑鉄広場で救出。戦後、アカシック計画を阻止するためにベオウルフを結成。鈴宮家誘拐殺人事件当時は海神を離れていた。十数年前、被造子密造施設を襲撃、チャウグナルと交戦。蒼・ユーリを引き取り、各地を放浪。統合にスカウトされ、Ｇ４Ｃの一員となる。約十年前、天本の遺産と府嶽・海神両社の関係を調査するために海神に来訪。
『BALDR HEART』では、急用で海神を離れており、海神がベオウルフと契約を締結したことで帰還する。月詠編では、現実・仮想両面でチャウグナルに襲撃された凪を救出。ベオウルフを率いて亡霊の発生地点を襲撃。岩永と共に月詠とフレイアの交戦に介入。「月詠」では、蒼と月詠を府嶽の手の届かない辺境に送る。茉緒編では、チャウグナルによる実家襲撃時、現実・仮想両面で敵陽動部隊と交戦、蒼たちに援軍を送る。学園生から蒼たちが雄大に監禁されていることを聞き、凪と協力して雄大を欺く。ベオウルフを出撃させ、学園生を待ち構えていた府嶽部隊を襲撃する一方、雄大率いるバイオ部門に制圧された作戦室を包囲、蒼たちを救出。亡霊大量発生時、月詠と共にベオウルフを率いて戦艦に突入するが失敗。「茉緒」では、ユーリと共に海神を離れる。ユーリ編では、ベオウルフを率いて亡霊と交戦中、逃走した直翔を追ってきた蒼たちと遭遇。凪に護衛を依頼されるが、これを断り、代わりに蒼を指名する。府嶽への出航当日、船の制御を奪取したチャウグナルと交戦、これを撃破。月詠を保護する一方、出航を阻止しようとするが、フレイアの妨害に遭う。雄大によるクーデター時、海神の中枢を制圧。ナノアセンブラ・プラントを自爆させると警告、侵攻してきた府嶽を停戦交渉に応じさせる。中枢の破壊を巡って蒼と交戦、敗北。ベオウルフによる戦艦突入時、亡霊を突破して爆裂ボルトを起爆、発進時の噴射に巻き込まれて死亡。凪編では、戦艦調査時、留置所から脱走した府嶽部隊と交戦。ベオウルフを率いて戦艦に突入、蒼たちを救出する。蒼たちが府嶽訪問のために雄大の船の制御を奪取した際、出航を阻止するために蒼と交戦、敗北。府嶽への航行中、凪の依頼で学園生の護衛と訓練のために船にベオウルフのメンバーを送る。府嶽幹部との面会時、ロボットに偽装して同行。直翔から凪を救い、逃走したカトウを追跡する。戦艦転移時、爆裂ボルトを起爆した蒼を回収する。妖精の案内で蒼と共に航一郎の私有空間に向かう。みさきに囚われた蒼を救出。戦艦突入時、カトウの実体を部屋ごと凍結させるが、カトウは直翔の実体を踏み台にしていたため失敗。戦艦が地獄門に突入した後、夢に囚われた蒼を救出するべく月詠と共に亡霊と交戦。蒼を先に行かせるためにみさきを足止めするが、亡霊に取り込まれ、エスから帰還した蒼たちに救出される。地獄門再開門時、ベオウルフを率いて亡霊と交戦。「凪」では、蒼たちをＧ４Ｃに誘う。「転生」では、海神から離れる蒼を見送る。「臨死」では、亡霊との戦いで死亡。

瀧沢蒼

読み: たきざわそう
登場作品: 【BALDR HEART】
声優: 桃桃太
性別: 男
分類: 被造子・第二世代
年齢: 十代後半
立場: 府嶽軍事戦闘部門第三電脳師団戦闘用電子体連隊隊員→傭兵→甲華学園上級生
階級: 兵長→伍長
機体: シュベルティーガ
個人情報: 身長：１７６cm

主人公。
瀧沢ヴィルヘルムの養子であり、三納岸ユーリの義兄。
神免航一郎の殻として作り出された被造子。
期待のルーキーと目される傭兵。
虚無的な厭世家。自称現実主義者で他人への不干渉を是とするが、困っている人を見捨てられずに結局助けてしまう。根は優しく情熱的。
みさきの姿や言葉が脳裏に浮かび、行動を促されることが度々ある。本人は思い出だと思っているが、実際にはみさきから干渉を受けている。
戦闘用被造子の複製であるため、体格の割に体力があり、反射神経が良く、健康に恵まれている。チャウグナルのメンバー曰く、「遺伝子レベルで兵器として設計されている」。兵士としての基礎訓練を受けていることから、格闘戦はそれなりに強いものと思われる。
それなりに整った容姿をしているようだ。直翔曰く、「僕ほどではないが君もそこそこ二枚目」。茉緒曰く、「見た目だけは、ちょっとだけ格好いいかな」。凪曰く、「あなたも顔立ちは……悪くないと思うわよ」。
将来の夢は、士官になり、配偶者を得て、平凡な家庭を築くこと。士官になることにはヴィルヘルムへの憧憬が、平凡な家庭を築くことにはユーリの願望が反映されている。
当初、ヴィルヘルムは蒼を甲華学園に入学させるつもりだった*3が、結局、仮想で教育を受けさせている。詳細不明。
ヴィルヘルムの強い反対を押し切って傭兵になることを選び、借金をしてシュベルティーガを買い、府嶽社と契約して奨学金で訓練学校に通っていた。そのため、シュミクラムと奨学金のローンがある。
気合を入れるために「我らに続けッ！　勝利は我が手にッ！！！」という言葉を好んで使う。元々は甲華学装隊で一致団結するための景気づけの儀式であり、それを見て憧れていた霄の影響。
作中冒頭、大規模破壊兵器に巻き込まれ、移行はできるものの、繊細な作業に支障を来すようになり、シュミクラムでの戦闘能力を喪失する。その原因については、神経系の損傷*4とも、脳内チップの故障*5とも言われている。兵装データとのリンクが途絶しているため、兵装少女の兵装データをリンクさせることで戦闘能力を回復。後に、妖精が医療用ナノに干渉して神経系を修復した。
バルドシリーズの主人公としては珍しく童貞。一応、ＮＰＣで仮想童貞は卒業しているらしい。
幼少期にトラウマを負い、自身の記憶を改変・捏造している。トラウマについて、本人は故郷を焼かれ、みさきを失ったことが原因だと思っているが、実際には故郷が偽りで、みさきがこの世ならぬ存在だったことが原因。
霄の死後、天本が航一郎の殻として急遽製造した被造子。航一郎の複製体がベースとなっており、共通する記憶を持つ霄との間にリンクが存在する。航一郎と同じく、クローンのプロテクトが施されており、内臓が普通の人間には無害な特定のナノ物質に反応して肉体を自壊させる酵素を生成するが、これは航一郎の複製体であることとは無関係*6。
拳銃を所持。幼少期から女性と接するのが苦手。姉御肌に弱い？　ヴィルヘルムの影響で機械仕掛けの装置が得意。
みさきは幼馴染み。生きることの心得を教えられた。現在も阿迦奢から干渉を行っている。
凪は前世の恋人とも言うべき存在。霄によって凪との間にリンクが接続され、生後二年頃から凪の夢を見るようになり、後に凪の意識を覚醒させた。また、約十年前、屑鉄広場で凪と出会い、凪生存というミーム形成のきっかけを作っている。
ヴィルヘルムは養父。序盤は「養父オヤジ」と呼ぶが、月詠編中盤以降は「親父」と呼ぶ。命の恩人であり、同業者の先輩としても尊敬している。彼に勝つことが目標の一つ。彼のような強い男になって、悲劇を食い止めたかった。
ユーリは相棒。義妹であることや彼女の生い立ちは知らない。彼女のおかげで廃人同然の状態から回復し、生きることの難しさを教えられたが、覚えていない。同じ訓練学校を同期で卒業し、同じ部隊で一年間を戦ってきた仲で、戦友として完全に信頼している。
博已は海神時代の数少ない友達だが、女だと思っていた。
初等部の頃、博已をいじめていた直翔を熨したが、よく覚えていない。
岩永は上官。訓練学校で敬意を払うように叩き込まれた。
妖精は前世の恋人とも言うべき存在。~~妖精さんルートはどこですか~~？　彼女を庇って大規模破壊兵器に巻き込まれる。
カトウから甲華学園の調査依頼を受ける。
行く宛のない月詠を実家に居候させる。
戦闘用被造子の複製であるため、パイロットとしての能力は高い。ただし、経験が浅く、機体性能の差を覆して府嶽の士官である直翔を倒しているが、月詠に対しては互角に戦える気がしないと考えている。……というのは初期状態での話。システム上の強化がシナリオにも反映されており、月詠編では精神的に不安定な絢夜歌を倒しているものの、凄腕とされるフレイアには到底及ばないが、茉緒編ではフレイアとカトウを、ユーリ編では岩永を、凪編では本気のヴィルヘルムをも撃破、ネットの法則に干渉するみさきすら打倒する。最終的には、作中最強のパイロット。
プログラマとしての能力もそれなりに高いようで、シュミクラムに独自のカスタマイズを施している。
ハッカーとしての能力は高くない。凪曰く、「致死性障壁ブラック・アイスでもあれば、あなたの技能スキルじゃ気づけないでしょう？」
出身は丘埜村・被造子密造施設。誕生後、常時没入状態でみさきと共に岬の私有空間で過ごす。十数年前、被造子密造施設を襲撃したヴィルヘルムに救出される。以後、ヴィルヘルムに連れられて各地を放浪。十年前、海神に来訪。仮想で初等教育を受ける。数年前、初等教育の後に本土へ渡り、府嶽社の訓練学校を卒業、軍事戦闘部門に雇用される。
『BALDR HEART』では、大規模破壊兵器に巻き込まれ、戦闘能力を喪失するが、妖精たちから力を借りて、輪廻機構を巡る陰謀に立ち向かっていく。
『EXE』では、新たな仲間を求めてエスを訪れ、様々な障害を乗り越えていく。

「沢山のものを見よう。お前となら、もっともっと適切に行動できる」

「広い世界を渡り歩いて、蹂躙しよう。征服して統治して、破壊しよう」
「人類が、お前が、適切な形に成長していくのは美しい」
「すごく嬉しくて、大好きだ」
ムーシュ／第十三章「走者」
作中でも数少ない、ムーシュの素直な好意を表す言葉。
……その意図はともかく。

竹内

【BALDR SKY】
未登場。
清城市市議会議員。米内派。
阿南失脚後、暫定政府議長を務める。

打撃感電属性

一定時間、打撃技のアーマーダメージが上昇する。
【BALDR SKY ZERO】
入手条件：マシンガンビット
ＣＢ・スキル。チャージ速度はMEDIUM。

打撃ライトニング

攻撃範囲の周囲の敵機に電撃を放射する。
【BALDR BRINGER】
補助兵装。付与装備はＳＲ。

たこ焼きロケット

前方に直進する砲弾を発射する。
【BALDR SKY ZERO】
開発条件：ハンドガン
派生兵装：なし
『無印』萌plus店舗特典。『2』追加兵装。
通常／射撃武器。回数３０＋１０。ボーナスは弾数。

ダスク

登場作品: 【BALDR BRINGER】
声優: アイロンマン
性別: 男
分類: 知性体→プログラム（エリス編）
年齢: 不詳*7
立場: ＶＥＲＴＥＸ管理者→無所属（エリス編）
機体: Ｄｕｓｋ　Ｂｒｉｎｇｅｒ　ＥＹＲ

残虐にして冷酷、他人を貶め辱めることに愉悦し、他人を哀れみ助けることを唾棄する。本来は、豪快で茶目っ気があり、我慢強く負けず嫌い。
ＶＥＲＴＥＸ管理者。ただし、管理能力を持たないため、効率的で精密な運用はできない。ＢＡＬＤＲ　Ｊによって深層意識を改変され、暗い喜びシャーデンフロイデを追求するように強制設定されている。にも関わらず、超人的な精神力で五百年にも亘ってＶＥＲＴＥＸを停止させてきた。
『無印』では自身とシュミクラムを同一視するような発言がしばしば見られ、不二と同様に戦闘用電子体シュミクラムベースの知性体かと思われたが、『EC』でヒトであることが判明。設定変更があったのか、何らかの理由があるのかは不明。
実体は完全義体で、体表面の八割が機械。肋骨は生体パーツ。頭部は生体パーツが多く、歯には金歯と銀歯が交互に挿さっている。しばしば顔を取り替えているようだ。
傲岸不遜を自称するが、結構な世話焼き。チーナの新人紹介についていくつもりで、ガイドブックまで用意していた。
仰々しい言い回しを好む。「アー」、「ンー」といった間投詞を多用する癖がある。よく寝る。肉親はいない。何人かの職業女性と関係を持っていた。甘党でアイスが好き。騒がしい女子供が嫌いだが、それ自体は好き。
エリスはＯＲＤＥＲとしてのパートナー。「ダスクの世界」のエリスをかけがえのない娘だと思っていた。それだけに、彼女を殺した「エリスの世界」のエリスを憎悪しており、「腕も足も千切り尽くしてなお足りん。はらわたを食い破ってようやく一瞬紛れるが、すぐにまたクズ肉にしたくてたまらなくなる」とまで言うほど。実際、「最後の隔壁」では、ＢＡＬＤＲ　Ｊの影響もあって、彼女に凄惨な拷問を行う。一方、彼女の境遇に同情もしているが、ＶＥＲＴＥＸ管理者であることから、自らの手で彼女を救うことはできない。そのため、彼女を連れ出すことができる、完全に独立した存在の誕生を待っていた。
不二は待ち望んだ存在。ただし、期待に応えられなければ容赦なく破壊する。エリス編では、エリスを救うために共闘する。
ポックスとは顔を合わせる度に喧嘩をしていた。曰く、「爺様が喜々として挑発してくるもんだから、売り言葉に買い言葉で」。
「チーナの世界」では、チーナに様々な常識を教え、エリスに内緒で親しくしていた。もっとも、エリスには気付かれていた。
最初から戦争を目的として成立したＯＲＤＥＲ３のＨＳユーザーであり、パイロットとしての能力は極めて高い。その実力は、仮想で戦うために生み出された戦闘用電子体シュミクラムベースの疑似知性体である不二と伯仲するほど。
ＢＡＬＤＲ　Ｊのバックアップで改竄を使用可能。強制転移及び座標の欺瞞や制御中枢の権限奪取など。単独でも限定的ながら使用可能で、自身のプログラム化や処理対象の誤認などを行っている。また、「あなたは自分の死を改竄したのか？」という不二の問いかけに対して「そんな見苦しい真似をするわけがないだろうが」と答えており、自身の死すら改竄できる可能性がある。
ＶＥＲＴＥＸにおいて、ＯＲＤＥＲ３のＨＳユーザーとなる。ＶＥＲＴＥＸと地球統合政府の戦争に参加。
「エリスの世界」では、ＶＥＲＴＥＸと地球統合政府の戦争後、処刑された。
「ダスクの世界」では、ＶＥＲＴＥＸと地球統合政府の戦争後、ＶＥＲＴＥＸの一員としてＥＳに移住する。百年後、「エリスの世界」のＶＥＲＴＥＸ襲撃時、ポックスと共に逆侵攻。ＶＥＲＴＥＸの管理者権限を奪取する。エリスが作成した戦闘用電子体シュミクラムベースの疑似知性体を悉く撃破する。
「チーナの世界」では、アセンブラの暴走テロにおいて、ＯＲＤＥＲ４・５・６と共に清城市のＡＩネットワークの構造体を含む全てを破壊してアセンブラを停止させる。一年後、ＶＥＲＴＥＸの一員としてＥＳに移住する。
『BALDR BRINGER』では、隔壁エリアに潜伏している。中盤、不二が隔壁エリアに向かった隙にメインルームを襲撃、エリスに凄惨な拷問を行う。管理体ルートでは、隔壁内部に突入した不二をＤＢＳｏＨの制御中枢に強制転移させ、その権限を奪取して乗っ取ろうとするも失敗。不二と交戦して敗北するが、おそらくは自身をプログラム化。不二と管理体が並行世界に量子転送された後、並行世界への侵略を再開しようとするエリスを妨害するものと思われる。エリス編では、隔壁内部に突入した不二と交戦して敗北、助言を与えて自身をプログラム化。不二再起動後、広域不正処理を行わせてＢＡＬＤＲ　Ｊを妨害。不二を先に行かせるために、ドローンを足止めする。その後、ＢＡＬＤＲ　Ｊと共に消滅したものと思われる。

ダスクブリンガー

ナンバー：ＯＲＤＥＲ３
略称：ＤＢＥＹＲ
正式名称：読んだもの全てを信じるな（Don't Believe Everything You Read）
ＨＳユーザー：ダスク
ＡＩユーザー：ミカエルＶＧ
シュミクラム：Ｄｕｓｋ　Ｂｒｉｎｇｅｒ　ＥＹＲ
保有企業：Ｖｉｖｉｄ　ＥＹＲ
特異機能：改竄
立案事由：戦争利用
ダスクブリンガーとは、英語で「夕闇（dusk）を運ぶもの（bringer）」を意味する。
「Don't Believe Everything You Read」とは、インターネット用語で「ネットの情報を鵜呑みにしてはいけない」ことを表す。ＤＢＥＹＲの形でも使われる。
改竄によって、任意の情報を変更することができる。防壁の無効化、管理者権限の奪取、座標の欺瞞など。ただし、構造体全体といった大規模な改竄が可能な座標は構造体の構造によって数箇所しかなく、場所によって所要時間も変わる。

Ｄｕｓｋ　Ｂｒｉｎｇｅｒ　ＥＹＲ

読み: ダスクブリンガー・エア
由来: 英語で「夕闇（dusk）を運ぶもの（bringer）」
登場作品: 【BALDR BRINGER】
パイロット: ダスク
分類: シュミクラム
レンジ: オールラウンド
製作: Ｖｉｖｉｄ　ＥＹＲ
使用兵装: 大剣、サブマシンガンビット、ナイフ（投擲）、ミサイルランチャー、ショットガンビット、バズーカビット、ハルベルト（投擲）、レーザービット、クラッシュガンビット、レーザービット、火炎放射ビット、ドローン、パイルバンカービット、改竄

ＶＥＲＴＥＸ　ＯＲＤＥＲ３。
「ＥＹＲ」の意味は不明。Ｖｉｖｉｄ　ＥＹＲの社名に由来するものと思われる。
重量級シュミクラム。機体色は赤。騎士風のデザインで、常に大剣を携行。
戦闘能力は極めて高く、シュミクラムが携行可能な火器の火力と範囲では撃破不可能とされる。ダスク曰く、「さすがに、トランキライザー級百体は死ぬが」。
兵装が管理体の所持する兵装と一致する理由は不明。当初は不二と結ばれる管理体の兵装のみ使用してこないという予定だったが、手間が掛かる上に乱戦だと気付かれないということで没になったそうな。また、改竄によって自身の分身を複数生み出すことができる。

ＤＢＳｏＨ

正式名称: ダスクブリンガー・サワー・オブ・ヒュージ
綴り: Dusk Bringer Sower of Huge
由来: 英語で「夕闇を運び、大いなる種を紡ぐもの」
登場作品: 【BALDR BRINGER】
パイロット: 不二
分類: シュミクラム
レンジ: オールラウンド
初期兵装: サブマシンガン
使用兵装: →兵装／BALDR BRINGER

Ｄｕｓｋ　Ｂｒｉｎｇｅｒ　ＥＹＲを原形に、エリスが再設計したシュミクラム。エリスが自身の知る最も強力なシュミクラムとして、敵であるダスクを原形に作成した。
エリス編では、ダスクの勧めで「夜明を運び、大いなる種を紡ぐもの（Dawn Bringer Sower of Huge）」に改名する。
中量級シュミクラム。機体色は青。形状はＤｕｓｋ　Ｂｒｉｎｇｅｒ　ＥＹＲに類似している。バックパックから伸びる二本のケーブルが特徴。
動力供給源はトコヨグサ式採集機関。論理的には使用可能な処理能力がなくても戦闘を可能とするために、感情的には孤独から逃れて誰かとずっと一緒にいられるように、エリスが組み込んだ。起動時に制限リミッターが正常に機能するかは賭けで、機能しなければ爆散するようにセットされていた。普段は仮想大気中から損失処理能力を採集しているが、制限リミッターを解除して攻性開放すれば仮想物質は元より、法則ロジック、概念コンセプト、認識ノエシス、由縁リソースなど、ＤＢＳｏＨが破壊したあらゆるものを採集し尽くす。攻性開放には外部からの制御が必須で、エリスが制御を担っているが、管理体でも制御は可能。採集した処理能力は常に消費されていくため、貯蔵しておくことはできない。
戦闘で収集した情報を反映フィードバックすることで、機体性能が上昇する。また、コアを換装することで、機体性能を強化できる。機体パラメータは耐久力・ブースト時間・スキルゲージ量・アイテム効果。
兵装は原形であるＤｕｓｋ　Ｂｒｉｎｇｅｒ　ＥＹＲと類似している。最大の相違点は不二の主兵装がサブマシンガンであるのに対して、ダスクの主兵装が大剣であること。火器管制は当初、不二とエリスで管理していたが、後に管理体がエリアからの遠隔操作で補助するようになる。処分工程を経てＶＥＲＴＥＸから切り離された管理体は、情報を再編成・効率化して火器管制システムの一部として導入される。さらに、エリス編ではエリスが心臓部分及びトコヨグサの制御システムとして導入され、十二人の自我を内包する個人として活動している。システム上で分割されているとはいえ、互いの自我が干渉し合うこともなく過不足ない状態に保たれているのは奇跡に近い。管理体は電子体を構築して別行動を取ることも可能。
ＶＥＲＴＥＸを離れた後、一行の拠点として内部に仮想空間が構築される。居間リビングルームとも言えるメインルームの他、個人の部屋も存在する。母体である不二は、電子体を現座標に残したまま自身を内部に移す。システムの一部である管理体は、内部では自由に移動ムーブ可能。
『EC』では、限定的に改竄が使用可能となり、名実共に「黄昏ダスクの後継」となる。
以下、ＯＲＤＥＲとしての情報。

ナンバー：例外アナザー
略称：ＤＢＳｏＨ
正式名称：夜明を運び、大いなる種を紡ぐもの（Dawn Bringer Sower of Huge）
ＨＳユーザー：不二
ＡＩユーザー：エリス
シュミクラム：ＤＢＳｏＨ
保有企業：─
特異機能：改竄
立案事由：─

戦いの多重奏

特殊汎用ＦＡの一種。
【BALDR ACE】
ＦＡ。
ＨＩＴカウント数増加。

多弾頭ミサイル

前方に直進するミサイルを発射する。ミサイルは敵機・障害物に接触するか、一定時間経過後に分裂して敵機を追尾する。
【BALDR SKY ZERO】
開発条件：炸裂弾、ホーミングミサイル、ファランクス
派生兵装：なし
『2』追加兵装。
通常／射撃武器。回数３。ボーナスはリロード時間減。

前方に直進するミサイルを発射する。ミサイルは敵機・障害物に接触するか、一定時間経過後に爆発。付近に敵機が存在する場合、分裂して敵機を追尾する。
【BALDR HEART】
開発条件：巨弾のイリヤ（Ｌｖ３）
戦友効果：威力５／炎熱１／排熱１／装甲２／空冷３
通常・射撃。

多弾頭ミサイルポッド

前方に直進するミサイルを扇状に多数発射する。
【BALDRFIST】
No.33。通常・射撃技。

前方に軌道の安定しないミサイルを扇状に多数発射する。
【BALDR BULLET】
開発条件：初期装備
派生兵装：ホーミングミサイル、リサーチミサイル、対空ミサイルポッド
【BALDR FORCE】
開発条件：バズーカ砲
派生兵装：ホーミングミサイル、リサーチミサイル、爆撃ミサイル
→ミサイルランチャー

タチバナ・カンナ

登場作品: 【BALDR HEART】
声優: 北條みかん／井出五郎（トリックスター）
性別: 女
分類: 被造子・第二世代
年齢: 十代後半
立場: 海神インダストリー契約社員
個人情報: 体重：約４０㎏

奇術師トリックスターを名乗る、正体不明のハッカー。偽装した通話でのみコミュニケーションを取り、誰もその姿を見たことがない。表情画面にはモヒカン男のシルエットが映り、スラングを駆使する口汚いハイテンションな中年男といった印象を与える。その正体は、甲華学園の一角を住処とする少女。
理知的かつ内向的で表情に乏しいが、意外と付き合いがいい。重度の対人恐怖症にして広場恐怖症。自分の素性を知られることを極度に恐れている。
体言止めを多用する。また、喋るのが大の苦手で、長台詞を面倒臭がる。曰く、「自分でも何を言っているのか分からなくなる」。そのため、正体が露見した後も、しばしば翻訳ダミーの音声を使用する。
見かけは学園生の中級生組にしか見えない。曰く、「幼体成熟体質」。~~つまり合法ロリでは~~？
海神インダストリーの契約社員で、バルドル・レプリカの管理者アドミニストレーターの一人。杜撰な管理によって劣悪な状態にあったバルドル・レプリカのメンテナンスを行い、バックドアを塞いでウイルスとトロイを駆除した。一方、自分用のバックドアを作成しており、茉緒編ではユーリが使用している。
現実・仮想両面でアジトの防御を偏執狂的に固め、そこから一歩も外に出ず、「武装引きこもり」の異名を取る。現実のアジトは甲華学園の旧校舎。１メートル置きにトラップが設置されているが、そのほとんどは殺害より無力化を目的としている。また、自分がハッカーであることから、遠隔操作可能なトラップを信用できず、大半は仮想に接続されていない純粋な機械式。そのため、一度動作したトラップは現実でリセットしない限り無効化される。仮想のアジトは海神の中枢に寄生する構造体。アントリオンやマシャド、バルビツレートなどのウイルスを独自に配置している。
橘玲佳及び橘聖良と同じ姓を持つ。カンナは被造子密造施設の出身なので、橘財閥出身とは考えられない。ただし、頭脳強化型被造子として橘家から提供された遺伝子を使用している可能性はある。詳細不明。なお、作品を跨いで同じ姓を持つキャラは、シリーズ全体でバルディ・カークランド及びセルゲイ・カークランド、並びに橘玲佳及び橘聖良、タチバナ・カンナのみ。
施設時代は部屋に閉じこもって巧妙に姿を偽装、施設外の人間を装って他の子供たちの弱みを握り、好き放題に暮らしていたらしい。ユーリ曰く、「出歯亀でゆすり屋」。
天本によって、丘埜村のバイオアセンブラで作成された頭脳強化型被造子。その能力は、同じ被造子密造施設で作成された他の頭脳強化型被造子と比べても高かったようだ。
オカルトは信じない。ホラーが好き。性交渉には生物学的な興味があったが、その機会は得られなかった。
ユーリは施設時代の同期で、成績優秀者として同室になる。互いに嫌悪感を抱いているが、実力だけは認めている。
自分たちを研究材料として完成した殻である蒼に興味を持ち、「私は蒼の行く末を見守りたい。どんな道を歩もうが、このまま一緒についていく」とまで言い切る。
凪は恩人。彼女の紹介と工作で、海神に特例で雇用されている。茉緒たちの手助けをしているのも凪の指示。
パイロットとしての能力は未知数。作中では、電子体をウィルスに偽装している。曰く、「防御全振りで武装は皆無」。
『BALDR HEART』時代における特級プログラマウィザードに匹敵する腕前の持ち主で、プログラマとしての能力は極めて高い。また、サポートも無難にこなす。
ハッカーとしての能力も極めて高く、他者のシステム情報にアクセスし、無線接続中の人間を強制離脱させ、ユーリの十八番である追跡トレースを容易く妨害する。蒼曰く、「見掛け倒しではない、本当に凄腕のハッカー」。
出身は丘埜村・被造子密造施設。十数年前、ユーリ他数名と協力して被造子密造施設からの脱走を企て、被造子密造施設壊滅の契機となる。しばらく身を隠した後、事の経緯を調査。脱走時に目撃した亡霊の存在を確かめるべく、天本が過去に滞在し、妖精の目撃情報が多い海神を訪れる。野垂れ死にかけていたところを凪に救われ、バルドル・レプリカの管理者として海神インダストリーに雇用される。
『BALDR HEART』では、凪の指示で学園生に協力する。学園生を調査するユーリと水面下で攻防を繰り広げる。カンナとして登場するのはユーリ編以降。月詠編では、茉緒たちが直翔率いる都市警備隊に拉致された際、直翔のアジトでジャミングを展開して蒼を誘導する。視察団によるバイオアセンブラ・プラント調査時、茉緒たちの救援に向かう蒼たちをサポート。暴動発生後、蒼を月詠の元に案内し、海神を離れたものと思われる。茉緒編では、単独でアジトを襲撃してきたユーリを撃退。チャウグナルによる実家襲撃時、茉緒たちをサポート。視察団によるバイオアセンブラ・プラント調査時、バイオ部門に潜入する蒼たちをサポート。アジトがバイオ部門に襲撃され、月詠にバイオアセンブラの起動ログを渡して自爆、死亡。ユーリ編では、アジトを襲撃してきた蒼たちを迎撃するが、正体を暴かれる。報復として蒼の実家に潜入。茉緒たちが直翔率いる都市警備隊に拉致された際、蒼たちをサポート。直翔と通信する蒼の現座標を欺瞞する。学園に進入、茉緒たちに正体が露見する。ユーリとテロリストの調査で勝負。野神サナトリウムに出入りする直翔を発見、牽制のためにユーリに伝える。ユーリが直翔に捕縛された際、茉緒たちに協力を要請する。勝負の景品として蒼とデート。府嶽訪問前日、蒼たちにカトウとバイオ部門が凪を狙っていることを伝える。凪の府嶽訪問に同行。凪を本社ビルに送り届けた後、突然体調を崩した蒼を連れてユーリと共に病院に向かう。病院がチャウグナルに襲撃され、迎撃する蒼をサポート。蒼・ユーリと共に丘埜村に向かう。被造子密造施設の破壊されたデータベースからベオウルフ襲撃時の動画をサルベージ。離脱後、蒼と共に府嶽部隊に捕縛される。監禁中、処女のまま死にたくないと蒼に迫る。蒼と共に月詠に救出され、船の制御を奪取しようとする蒼をサポート。雄大によるクーデター時、司令塔で籠城していた学園生たちを脱出させ、凪の立体映像を用意、雄大の実体の確保に向かうユーリをサポート。海神の中枢を破壊しようとするヴィルヘルムに対して、戦艦を切り離してから輪廻機構を破壊することを提案。ベオウルフによる戦艦突入時、蒼たちをサポート。「ユーリ」では、選択次第で退院まで蒼に付き合い、共に暮らすことになる。「幻覚」では、亡霊を狩り続ける蒼に付き合う。凪編では、蒼・凪と共に戦艦を調査。ユーリが実体を雄大の船に運び込み、茉緒たちに正体が露見する。雄大の船の制御を奪取。ベオウルフからの要請で輪廻機構とバルドル・レプリカを解析し、おそらくは戦艦を切り離してから輪廻機構を破壊することを提案。これに対して、凪かヴィルヘルムが戦艦を府嶽に転移させることを思いつく。府嶽幹部との面会時、ロボットに偽装したヴィルヘルムを同行させる。凪失踪時、直翔を発見。戦艦突入時、戦艦の制御を奪取。地獄門から脱出した蒼に凪の正体を伝える。「凪」「転生」では、妖精から自壊キーの解除コードを受け取り、崩壊しつつある蒼の実体に統合の軍医が合成した血清を投与して命を救う。「臨死」では、崩壊しつつある蒼の実体に応急処置を施して命を救う。

橘財閥

超巨大多国籍企業の一つだと思われる。
仮想と現実の境界を敢えて曖昧にするような様式を好む。

橘聖良

読み: たちばなせいら
登場作品: 【BALDR SKY】
声優: 奥田香織
性別: 女
分類: 第二世代→電子体幽霊ワイアード・ゴースト（亜季編）→第二世代（亜季編「亜季」）
年齢: 不詳
立場: アーク・インダストリー社長
個人情報: 身長：１６９㎝
体重：５５㎏
スリーサイズ：９０／６１／８９
生年月日：２／１３
血液型：Ｂ
好きなもの：合理
嫌いなもの：不合理

門倉甲の叔母。門倉八重の妹であり、門倉永二の義妹。また、西野亜季の叔母とされる。
冷静にして怜悧な理論家。口数が少なく、泰然自若としており、感情を露にすることはほとんどない。自身を冷血と自嘲するものの、身内に対しては甚だ情に厚い。
黒目が金、白目が黒という異相。無表情で平坦な口調、焦点を失った瞳は濃い隈に縁取られ、傍目には夢見る人ジャンキーとも見えかねないが、無言のうちに発する威厳がそれを否定している。
アーク社の創業者にして社長。橘一族最大の変人かつ天才であり、電脳世界を支配しているとまで言われる女傑。経営者としても科学者としても伝説的な人物。
最初の第二世代セカンドの一人であり、神経挿入子ニューロジャックは八連ジャック。これが最初の第二世代セカンドの特徴なのか、それとも聖良特有の構造なのかは不明。専用の操作席コンソールは離脱に半日以上かかると噂されている。実際、聖良が死亡した際には「社長のコンソールは特製で、気がついた時には手遅れだったのです」と言われている。また、アーク構造体の保安中枢セキュリティ・コアとシステム的に連結されている。
現実への執着が極めて薄い。最後に実体に戻ったのは十年以上前で、現実への別れはその時に済ませたと語る。
世界０の空からもたらされた情報が原因で、アセンブラ事件を契機に遠からず人類が滅亡するという強迫観念に駆られている。現代で方舟計画を強く推し進めているのはこのため。
趣味は惑星シミュレーションゲーム。代理人エージェントによって最適化された世界が増殖していく過程を眺めるのが楽しいのだとか。
橘玲佳と同じ姓を持つ。玲佳は恵まれない環境で育ったため、橘財閥出身とは考えにくく、正史でＶ・Ｓ・Ｓは解体されているため、玲佳の成功から橘財閥が成立したとも考えにくい。詳細不明。ただ、玲佳とは意図的に共通点を持たされており、『Dive1』での謎めいた言動を踏まえると、『BALDR FORCE』既プレイヤーに対するミスリードだったとも考えられる。なお、作品を跨いで同じ姓を持つキャラは、シリーズ全体でバルディ・カークランド及びセルゲイ・カークランド、並びに橘玲佳及び橘聖良、タチバナ・カンナのみ。
ルネサンス計画の主要メンバーの一人。人類にとって初めて遭遇した異種知性体エイリアンである有機ＡＩとのファーストコンタクトに成功した。「異星人とコンタクトする日が来るとしたら全人類でこの人が一番適任だろう」と言われるが、すでにその任を果たしているとも言える。
橘一族でも浮いた存在で、親しくしていたのは八重だけだったようだ。
八重の忘れ形見である甲を深く愛している。対ＡＩ対策班ＧＯＡＴに拘留された甲のために多額の保釈金を支払い、甲と亜季にとって掛け替えのない友人である菜ノ葉を決して見捨てず、トランキライザーと共にアークに攻め込んだ甲を許し、甲を巻き込むことを厭って方舟計画の実行を思い止まり、莫大な財産を甲に遺す。~~「魔女たちの饗宴」では亜季を交えて３Ｐに及ぶ~~。
自分と八重の娘とも言える亜季を深く愛している。争いごとや陰謀に巻き込まないように配慮しつつ、叔母として一線を引いて接しており、母親として扱われるとひどく動揺する。具体的には、「お母様」と呼ばれて自我融合から分離するぐらい。
ただ一人、自分を愛してくれた姉の八重が世界で一番好きだった。駆け落ちした後も何かと気に掛けていた。それ故に八重の死に絶望し、亜季に八重の記憶を移植することで八重を取り戻そうとした。
勲とは微妙に反りが合わない。
誰に対してもさん付けで呼びかけるが、空編ではノイを呼び捨てにしている。
八重を殺害したグレゴリーに対しては敵意を露にする。グレゴリーが死んだとは思えず、生きていた場合の備えを取っていた。
ノインツェーンの愛弟子とされる。
阿南に様々な情報を提供してきたらしい。
ＡＩの魔女ウイッチの長であり、情報収集能力は極めて高い。永二曰く、「ネットに、あんたでもわからん事があるとはなぁ、……世も末だ」。
ルネサンス計画に技術者として関わっており、プログラマとしての能力も極めて高い。「魔女たちの饗宴」で特級プログラマウィザードであることが明言された。当然といえば当然だが。
ルネサンス計画に参加。有機ＡＩとのファーストコンタクトを果たし、意思疎通を可能とするインターフェイスを作成する。ルネサンス計画閉鎖後、アーク・インダストリーを設立。八重の死後、西野亜季を作成。後に西野家へ養子に出す。灰色のクリスマス時、被災した甲と会う。特異点を介して、世界０の空から情報が送られるようになる。
『BALDR SKY』では、アーク社の代表として活動する。レイン編では、多額の保釈金を支払って対ＡＩ対策班ＧＯＡＴに拘留された甲を釈放。ドミニオンによる政権譲渡要求に伴って清城市から撤退。菜ノ葉編では、イヴの総力を挙げて指揮者コマンダーの書き換えを実施。千夏編では、対地射撃衛星群グングニールの射撃により死亡、方舟計画で電子体幽霊ワイアード・ゴースト化したものと思われる。亜季編では、方舟計画の最終実験として電子体幽霊ワイアード・ゴースト化。「亜季」では、アーク社が解体されて引退、細胞複製クローニングを受けて実体を取り戻す。真編では、エージェントからもたらされた情報を元に、特異点の助力で指揮者コマンダーの書き換えを実施。「喪失」では、アセンブラに溶解され死亡、方舟計画で電子体幽霊ワイアード・ゴースト化する。空編では、亜季と共にウィルスとしてバルドルに侵入する。
「飛び出せ！バルスカ学園」では、学園長を務める。学園生全員の顔と名前を覚えている。「門倉運輸の日常」では、幼少期の甲のデータを見て興奮のあまり鼻血を垂らしていた。「魔女たちの饗宴」では、生身の感覚を忘れていることに劣等感を抱いていると自己分析を行い、甲に性交してほしいと頼む。~~その理屈はおかしい~~。
『BALDR SKY ZERO』では、アークの社長、フェンリルの雇用主、最初の第二世代の一人として名前が挙がる。同じ最初の第二世代の一人であり、ルネサンス計画における同僚だったクウェンティンとは当時から互いに警戒していたという。
大戦末期、反統合勢力が建設した地対衛星軌道砲を破壊するために、アイゼン＝ヴォルフ先行試験型に改良を施してグッドマンと永二に託した。グッドマンに渡した機体には独自に開発した現行更新バージョンの試作第二世代を搭載、永二に渡した機体にも「変なプログラム」を搭載したようだ。戦後、統合が人権にもとる試作第二世代を使用した事実を隠蔽するために情報を抹消した。
シゼル編「シゼル」では、永二を介してエドに甲の位置情報の提供を頼むという、相変わらずな一面を見せる。
マレル編では、スーチーと接触、統合政府との交渉を仲介する。「マレル」では、ウルセライ率いる近衛中隊を雇用する。相手を信用するという習慣のないクウェンティンが雇用していたという事実が、その一因となっているようだ。また、甲の位置情報を特定するために、クラリーチェに頼み込んで認識票の技術供与を受けている。甲が好きすぎる。一方、電子体幽霊化を含む、それ以外の技術供与については事実上拒否された。

橘玲佳

読み: たちばなれいか
登場作品: 【BALDR FORCE】
声優: 阿藤魅弥／田中敦子(PS2)／大原さやか(RE)
性別: 女
分類: 第一世代
年齢: 不詳*8
立場: Virtual Sphere Security社長兼最高経営責任者ＣＥＯ
機体: リバイアサン

怜悧にして寛大、経営手腕に優れ、政界に太いパイプを持つ実業家。その実、傲慢にして冷徹、衆愚に絶望し、賢人による統制を目論む野心家。
外見年齢は二十代後半だが、見かけの若さにそぐわぬ威厳を漂わせる。武装宇宙機シャトル並の大金を投じて自身の体に最新鋭の生命工学バイオテクノロジーと微少工学ナノテク*9による細胞レベルでの若返りを施しており、実年齢は外見年齢より高い。
上物のスーツの下にボンテージスーツを着込んでいる。~~蒸れそう~~。
欲しいものはどうやっても手に入れる主義で、目的のためには手段を選ばないのがポリシー。
権堂曰く「真性のサディスト」で、透たちを苦しめるのは「あなたたちがそうやって苦しむ姿が物凄く愛おしいから」と語る。一方、性的な意味では~~ゲンハの陰に隠れて~~あまり目立たない。
優れた経営者であり、小さな技術者集団に過ぎなかったＶ・Ｓ・Ｓをたった数年で大企業に発展させた。また、経営者として高いプライドを持ち、「自分でスカウトした部下を左遷させるなんて、私には耐えられない屈辱なの」と語る。
先見の明があり、洗脳チップ計画による破滅の到来を予見、その破滅を乗り越えて全人類を制することを目論んでいた。もっとも、さしもの彼女も並行世界からの侵略者ＶＥＲＴＥＸの存在までは予見し得なかった。
人類に絶望しているが、ネットで不老不死を獲得できれば、人類を進化させることができるかもしれないと考えていた。ところが、リバイアサンの中で不老不死を獲得すると、突然「ここなら、いつまでも若く美しく永遠に生きていられる……！！」などと言い出す。
情報収集能力が高く、透をα部隊に抜擢した際には優哉のことまで調べ上げていた。にも関わらず、透がブレインプロジェクトの実験体であることには気付かなかった。
香水は柑橘系。
ブレインプロジェクトの立案者。洗脳チップ計画の立案者でもあり、全ての黒幕とも言うべき人物。選択次第では、最終局面で直接対決を果たす。
「清く貧しく美しく、健気に生きる幼なじみの美少年と美少女」という透と月菜の個人情報を見た時から羨望と嫉妬の入り混じった好感を抱いており、そんな二人が歳を取って世間によくある愚昧な夫婦になってしまうことに耐えられず、手元に置いていつまでも愛し合わせようと心に決めていた。月菜編「天獄」では、「私、珍しく、本当にあなた達が好きになっちゃったみたい」と語っている。
透を高く評価している。とはいえ、あくまでも一パイロットとしての評価であり、ブレインプロジェクトの成功作であるバチェラや憐と比べると評価は落ちる。月菜編では、洗脳を克服した透がＰＲＯＪＥＣＴ４実験体であることに気付いて「生涯の誇り」と評している。
月菜を気に入っている。月菜編以外でもα部隊に抜擢し、リャン編では「お気に入りの自信作」と評している。
クーウォンとは親しい間柄だったが、研究方針の違いで対立する。その能力を高く評価していた。
八木澤とも以前から面識があったようで、「あいかわらずの狸ぶり」と評している。クーウォン追跡を指揮していた時期と思われる。
権堂をブレインプロジェクトの売り込みのために利用した。「俗物の権化」と見下している。
洗脳システムの管理ＡＩであるＶ・Ｓ・Ｓ２８５５４９Ｒと女王ドミナ・リンクで常時接続している。いわば「生きる洗脳システムの中核」。
作中で最もネットに精通しており、ＡＩがネットの法則を捻じ曲げた空間やネットの法則が適用されないリバイアサンの中では、瞬間移動や変形のような通常のネット空間では考えられない現象を思うままに実現している。リバイアサンを自在に操れたのもこのためか。また、リバイアサン捕獲作戦ではネットの法則を司るＡＩ群の協力を取り付けており、ＡＩとの親和性が高いのかもしれない。
恵まれない環境で育つ。学生時代、クーウォンと知り合い、ブレインプロジェクトの基礎となる研究を共同で発表する。国連軍治安維持局に入隊、ブレインプロジェクトを立案。クーウォンをブレインプロジェクトに参加させるも、事あるごとにクーウォンと対立するようになり、クーウォンを洗脳する。ブレインプロジェクト凍結後、国連軍治安維持局を自主除隊。Ｖ・Ｓ・Ｓを設立し、脳内チップ関連の特許を多数取得、洗脳チップ計画を立案。二年前、実地テストを開始する。
『BALDR FORCE』では、ゲンハと内通してレベル７侵入の手引きをさせる一方、黒幕として暗躍する。月菜編では、洗脳システムの管理ＡＩ崩壊によって死亡する。リャン編では、ゲンハの思い付きで彩音が解放されるまでＦＬＡＫ及びＶ・Ｓ・Ｓ合同によるレベル７攻撃を遅らせる。バチェラ編では、バチェラを捕らえようとするものの叶わず、洗脳システムの管理ＡＩ停止直前にリンクを解除して難を逃れるが、クーウォンに殺害される。憐編では、透を洗脳して憐を捕らえ、権堂を殺害、リバイアサンにウィルスを撃ち込ませるも、おそらくはリバイアサンのＤＯＳ攻撃によって脳死、吸収され、リバイアサンの中で透と再会、脱出方法として憐の殺害を示唆する。憐が死亡した場合、ウィルスを使って支配人格を失ったリバイアサンを洗脳する。「憐」では、死亡したと思われる。
『RESOLUTION』では、憐とリバイアサンを捕獲・研究して、人類を「実体を持たず、意思のみがワイヤードに存在する」段階に進めようとしている。
『BALDR BRINGER』では、リバイアサン事件後に行方不明になったことが語られる。

タックル

高速で前進して体当たりする。
【BALDRFIST】
No.24。通常・打撃技。
【BALDR BULLET】
開発条件：初期装備
派生兵装：スライドボム
【BALDR FORCE】
開発条件：サイドステップキック
派生兵装：エア・タックル
【BALDR FORCE Re-Action】
近距離兵装・ノーマル。
【BALDR SKY】
開発条件：ショートエルボー
派生兵装：鉄山靠
通常／近距離兵器・格闘技。「BALDRSKY ES」ではレア。
【BALDR SKY ZERO】
開発条件：ボディブロー
派生兵装：バックハンドブロー、スライディングキック、ブーストラリアット、ブンディダガー、ムーンサルトキック
通常／近接武器。回数２。ボーナスはリロード時間減。
【BALDR HEART】
開発条件：猛進のランファ（Ｌｖ２）
戦友効果：威力２／先陣４／装甲５／空冷１
通常・格闘技。

ダッシュアッパー

前進して敵機を打ち上げるアッパーを放つ。
【BALDRFIST】
No.123。通常・打撃技。
→アームショット

落書きタトゥーツール

あきら特製の落書きツール。
構造体のロジックに同調して図柄を書き換える。綺麗に消すためには、構造体自体を再構築するしかない。透曰く、「正に刺青タトゥー」。

「たとえなにがあっても、君の帰りたい場所へ。本来あるべき現実リアルへ」

「君を必ず、連れてゆく」
不二／「目覚め ─ロールアウト─」
仮想で生まれた疑似知性体は、自身に初めての命令を刻み込む。

タナカ（RE）

【BALDR FORCE EXE RESOLUTION】
階級は大尉。
ＦＬＡＫ第二小隊所属のダイバー。
大量脳死事件の調査中にリバイアサンと交戦、死亡する。

タナカ

【BALDR HEART】
中年男性。
産業用被造子サラリーマン。府嶽社の従軍弁護士を務める。

ダニエル書

旧約聖書の一書。
７章２３が憐編「別離」冒頭に挿入される。ここでいう「第四の獣」は海から現れ、「恐ろしく、凄まじく、非常に強く、大きな鉄の歯で食らい、噛み砕き、踏み付ける」とされる。
……リバイアサンとは特に関係がないような。

旅立つもふりん

前方に軌道の安定しないもふりんを扇状に散布する。もふりんはどれか一つが敵機か障害物に接触すると全てが防御フィールドを展開する。
【BALDR HEART】
開発条件：フロート・フワリ（Ｌｖ１）
戦友効果：威力３／倒撃３／排熱１／空冷５
通常・特殊兵器。

Ｗ＆Ｄエンターテインメント社

財閥直下の娯楽配給エンターテイメント企業。数億の顧客を抱える。
草原の狼ステッペン・ウルフにハックされ、変態向け特別番組の顧客リストを持ち出された上、構造体の広告スペースに消せない落書きをされる。

ダブルキャノン

斜め左右前方にエネルギー弾を発射する。エネルギー弾は間に挟まれた敵機を連れて前進する。
【BALDR HEART】
開発条件：巨砲のカノン（Ｌｖ１）
戦友効果：威力３／倒撃２／先陣３／排熱３／空冷１
通常・射撃。

ダブルサブマシンガン

前方に弾丸を多数発射する。
【BALDR FORCE】
開発条件：初期装備
派生兵装：ガトリング砲、ショットガン、ガトリングビット
【BALDR FORCE Re-Action】
構え遠距離兵装・ノーマル。カウンター不可。
【BALDR SKY】
開発条件：ハンドガン
派生兵装：ライフル、ガトリング、ショットガン
通常／遠距離兵器・実弾。ＨＧ限界まで連続攻撃可能。劣化ウラン弾頭を使用。
【BALDR SKY ZERO】
開発条件：ハンドガン
派生兵装：ライフル、ガトリング砲、ショットガン
通常／射撃武器。回数３００＋４０。ボーナスは弾数。
【BALDR HEART】
開発条件：機銃のアミ（Ｌｖ１）
戦友効果：倒撃２／先陣２／装甲２／空冷２／耐久４
通常・射撃。ＨＧ限界まで連続攻撃可能。
→サブマシンガン

ダブルセイバー

前進しながら剣で多段攻撃する。被弾した敵機を吹き飛ばす。
【BALDR FORCE】
開発条件：青龍刀
派生兵装：なし
→バトルロッド

ダブルビームダガー

任意の方向に移動しながらナイフで多段攻撃する。
【BALDR SKY ZERO】
開発条件：アームストレート、カタナ
派生兵装：ブーストラリアット、ブンディダガー
通常／近接武器。回数１。ボーナスはリロード時間減。
→ナイフボルテクス

「だめっ、そこから先は私のものっ……！」

みさき／凪編「絆」
行為に及ぼうとする蒼と凪を妨害して。
……ちなみにこの場面、実際には蒼が一人芝居をしながら何もない空間に愛撫をする、とってもヤバいシーンである。

ダリ

サルバトーレ・ダリ。
シュールリアリズムの代表的な画家。

タルタルキャノン

【BALDR SKY】【BALDR SKY ZERO】
ウィルス。
系列機にタルタルが存在する。
『BALDR SKY DiveX』における自機の一機。
使用条件：バルド地獄３４面クリアまたは５０回以上プレイ
使用兵装：ブレード、タップアタック、スピンアタック、ダッシュブレード、3wayコンタクトボム、マルチコンタクト
『BALDR SKY ZERO』では、系列機としてモッピー・キャノン、ラクリート・キャノンが登場する。

ダルフール州

統合政府の州の一つ。
スーダン西部に位置する小州。
民族紛争により五十万以上の死者が発生、自治権が停止され、統合軍が派兵された。
ダルフール紛争は２１世紀初頭に実際に起きており、二百万人もの死者が発生している。

だるま落とし

全方位をハンマーで攻撃する。被弾した敵機を吹き飛ばし、敵機と接触した敵機にもダメージを与える。
【BALDR HEART】
開発条件：戦槌のナズナ（Ｌｖ３）
戦友効果：威力４／倒撃２／炎熱２／空冷４
通常・武器。

「……誰かに別れを告げておかなくてもいいのかね？」

「さようなら……、先生！！」
久利原直樹＆門倉甲／菜ノ葉編「聖地」
愛する者を守るため、変わり果ててしまった師匠に別れを告げる。

タレット

【BALDR SKY ZERO】
構造体機能？
構造体内の各所に設置された銃座。移動せず、一定範囲内に侵入した敵機への攻撃のみを行う。
銃弾を発射するタレット・マシンガン、ミサイルを発射するタレット・ミサイル、レーザーを照射するタレット・レーザー、火炎を放射するタレット・ファイヤーの四種類が存在する。
『BALDRHEAD』にも同様の敵が登場する。

誰のルートに分岐しますか？

『BALDR SKY ZERO』第七章「スコール」終了後に表示されるメッセージ。
もう少しこう何というか、情緒というか……。

ダレ？パンダ

【BALDRFIST】
隠しキャラの一人。
牝（？）。
ダレ？パンダ一族の一員。見た目はパンダの着ぐるみの少女。着ぐるみは脱げる。……真面目に解釈するなら、異種知性体の一種。
パンダ人間なる、極めて人類に近い哺乳動物であり、人類最後の愛玩動物とされる。
「ぱんだ！」「ぱぱぱぱんだ！」など、パンダ人間語で喋る。パンダ人間語……？
バルフィスに乱入し、地球の覇権を賭けて勝負を挑んでくる（第Ｘ話　怪奇！パンダ少女の陰謀！）。対戦に勝利すると、動物愛護官に連行され、対戦を受けないと、捕獲されて動物園の檻の中で飼育されることになる。~~何を言っているのか分からねー~~。

ダレ？パンダ機

ダレ？パンダのＧＩＧＡＳ（？）。
形状はほぼパンダ。
賞金額：30000$
使用技：エアサイクロンキック、ホーミングミサイル、ライジングトルネードアッパー、グライディングアッパー、変則サイクロンキック、グラビディアッパー、ゴキブリ弾、ゴキブリ大量発生弾、ファントムエクスパンション

弾鉄圏

斧で攻撃する。追加入力で敵機を自機後方に叩き付ける。
【BALDR HEART】
開発条件：凄斧のアクサ（Ｌｖ１）
強化効果：威力２／倒撃３／炎熱２／排熱１／空冷４
通常・武器。

弾幕のバレッタ

兵装少女の一人。
一人称：わたし
主人公に対する呼称：あなた
属性：帽子、三つ編みお下げ二本、奉仕願望、健気、頑固、気弱、涙目、緊張しやすい、頼りない性格だが芯は強い、むっちり、巨乳に若干のコンプレックスがある、性的な知識に乏しい、庇護欲をかきたてられる、謙虚、武器を手にすると大胆になる、実は豪快
未練：不明
Ｈシーン：２回（フェラ、本番）
気が弱く引っ込み思案で恥ずかしがり屋。他者がルールを破ると、どうしていいか分からず注意できない。恋愛については人一倍好奇心があるらしい。
レイユの部下。唯一、はっきりと記憶があり、現在もレイユに従っている。毎日のように叱責されているが、彼女を尊敬している一方、その不器用さに不安を抱いており、彼女の補佐するために強い力と自信を欲しがっている。
【BALDR ACE】
［ＳＳＲ］
入手方法：バルドフェスガチャ（19.02.27～19.03.02）
保有兵装：トリガーハッピー、リヴアンドレッドダイ、全弾装填

*1 : フリント（ロバート・ルイス・スティーブンソン著『宝島』）、フック（ジェームス・マシュー・バリー著『ピーターパン』）、ジョリー（カイ・マイヤー著『海賊ジョリーの冒険』）、モア（多島斗志之著『海賊モア船長シリーズ』）など。
*2 : 最低でも四十年以上前。
*3 : お前も、この島の学園に……（ヴィルヘルム／凪編２０章「再構築」）
*4 : シュミクラムで戦えないよ。脳内チップと神経の接続がおシャカになっちゃったんだ（蒼／共通編１章「喪失」）
*5 : 俺のチップがぶっ壊れてるからだよ！　俺の意思が、兵装システムまで届いていないんだ！（蒼／共通編１章「喪失」）
*6 : 残念ながら、君にプロテクトが仕掛けられている事を私は天本博士から聞かされていないのだ（航一郎／凪編２１章「みさき」）
*7 : 最低でも六百歳以上。
*8 : クーウォンと同年代だとすれば三十代
*9 : 原文ママ。微小か。

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