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『BALDR BULLET』は、バルドシリーズ第三作である。
ここでは『BALDR BULLET』、同作のリメイク作品である『BALDR BULLET "REVELLION"』、同作のコンシューマー移植作品である『BALDR BULLET EQUILIBRIUM』、同作の一部を流用・改変した公式コラボレーション作品である『バルドバレねこ』について扱う。


概要

タイトルBALDR BULLET
BALDR BULLET "REVELLION"(R)
BALDR BULLET EQUILIBRIUM(E)
ジャンルアクションADV
ハードボイルドアクションADV(R)
ミリタリーアクションADV(E)
発売日2000/10/27
2006/09/29(R)
2007/10/25(E)
主題歌
Emphatic -REVELLION-(R)
R・G・B...(E)
企画・原案戯画
脚本増田部苔丸
Team N.G.X
香津野理生
北河幸
橘俊
武田俊也(E)
キャラクターデザイン・原画一日郎
菊池政治(R/E)
メカニックデザイン・モデリングMUSASHI
アズーリ
プログラム・スクリプトゴン太
バトルプログラム富田英樹(NOG)
謳い文句は「鉄と硝煙の匂い、今ここに"蘇る!"(『REVELLION』)」、「あの銃声を憶えているか…(『EQUILIBRIUM』)」。
第一作『BALDRHEAD 〜武装金融外伝〜』、第二作『装甲姫バルフィス』では、作中で用いられている固有名詞がタイトルになっていたが、今作では独自のタイトルがつけられている。そのためか、これまでとは異なり『BALDR BULLET』とスペースを空けて表記するようになっているが、「BALDR」はこれまで通り「バルド」と読まれている。

世界観

バルディストと反バルディストの政治/思想的な衝撃緩衝材として設立された軍隊「BS監視機構軍」、その中の南米方面第14実験機動連隊(SERR14:せるーいちよん)は今、テロリズムの猛威に晒されていた。
最初はデモや爆破予告などの脅迫といった可愛らしい類のものだった。
小競り合いを何年か経て、ネット上で誰かが垂れ流した南米方面第14実験機動連隊の情報によってその存在を知った狂信者達は、その存在を危険視し、「バルドル友愛協会」という名の過激派が関わるようになり・・・いつしかそれは泥沼のような「戦争」の様相を呈し始めた。
それも、ベトナム戦争のように、長く、陰湿な類の「戦争」だ。
いまや「戦争」といえば、この南米方面第14実験機動連隊と「バルドル友愛協会」のものを指すようになってしまっている。
ストーリー/BALDR BULLET Official Home Page
前作『装甲姫バルフィス』の前日談に当たる。ただし、年代はかなり離れており*1、世界観も大きく異なる。
作中の年代は25世紀以降。前二作で断片的に語られた超高度文明期であり、文明水準は現代を遥かに凌ぐ。資源・環境問題は解決され、HAWSが広く普及し、全身義体やナノマシンが実用化され、医療は瀕死の重傷を負っても一週間もあれば戦線に復帰できるというところまで発達している。
バルディストと反バルディストの争いについては、前二作ではバルドルシステムによる管理が長期化する中、出生率が大幅に低下したことが契機とされていたが、作中ではバルドルシステムによる管理が確立したばかりの時期でありながら、すでに両者の間で紛争が続発しているという差異がある。冒頭で「私の記す歴史が、貴方の世界の歴史からの『直接の過去』である可能性は、当然、極めて低い」とあるように、大筋は同じでも細部が異なるパラレルワールドという扱いなのだろう。

キャラクター

セルゲイ・カークランド
主人公。バルドルシステム監視維持機構軍・南米方面第14実験機動連隊・D大隊・特殊機動中隊・HAWS小隊・MG分隊隊長。
レベッカ・プルシェンコ
ヒロインの一人。バルドルシステム監視維持機構軍・南米方面第14実験機動連隊・D大隊・特殊機動中隊・HAWS小隊・BT分隊隊長。
フェイ・マリニナ
ヒロインの一人。バルドルシステム監視維持機構軍・南米方面第14実験機動連隊・D大隊・特殊機動中隊・機械化小隊隊員。
ユ・ヨンハ
ヒロインの一人。バルドルシステム監視維持機構軍・南米方面第14実験機動連隊・D大隊・特殊機動中隊・輸送小隊隊長。
麻生棗
ヒロインの一人。バルドルシステム監視維持機構軍・南米方面第14実験機動連隊・D大隊・特殊機動中隊・電脳戦術小隊隊員。
カーナ・アビトボル
メインヒロインの一人。基地内で遭遇する無個性な少女。
テレジア・アニシナ
メインヒロインの一人。基地内で遭遇する明るく朗らかな少女。
デュラハン・カニンガム
バルドルシステム監視維持機構軍・南米方面第14実験機動連隊・D大隊隊長。
ステファン・ベルナンデス
バルドルシステム監視維持機構軍・南米方面第14実験機動連隊・D大隊・特殊機動中隊・電脳戦術小隊隊長。
レナ・ブッティリスカヤ
バルドルシステム監視維持機構軍・南米方面第14実験機動連隊隊長。
ソーティア・ウィンディ
バルドルシステム監視維持機構軍・南米方面第14実験機動連隊・D大隊・管理整備中隊・観測小隊隊員。
ローザ・オブライエン
バルドルシステム監視維持機構軍・南米方面第14実験機動連隊・慰安施設・心理安定室管理人。
ユウハ・テーゼラック
バルドルシステム監視維持機構軍・南米方面第14実験機動連隊・D大隊・管理整備中隊・衛生小隊隊員。
シャオ・マリー・マクナマラ、ヘナ・プラカシュ、セレナ・ジェルディ
バルドルシステム監視維持機構軍・南米方面第14実験機動連隊・D大隊・本部管理中隊隊員。

メカニック

セルゲイ機
HAWS−MG。パイロットはセルゲイ・カークランド。
レベッカ機
HAWS−BT。パイロットはレベッカ・プルシェンコ。
フェイ機
HAWS−LC。パイロットはフェイ・マリニナ。
カニンガム機
HAWS−MG。パイロットはデュラハン・カニンガム。
カーナ機
HAWS−BT。パイロットはカーナ・アビトボル。
テレジア機
規格外HAWS。パイロットはテレジア・アニシナ。
レナ機
HAWS−LC改造型。パイロットはレナ・ブッティリスカヤ。
ケツァル・コアトル
規格外HAWS。長距離攻撃が可能な荷電粒子砲を装備する。
アイワイバンテ
試作型GIGAS。HAWSとは次元違いの強さを誇る。
ワミンカ
GIGAS。アイワイバンテの下位モデル。

用語

HAWS
究極にフレキシブルなロボットシステム。
バルドルシステム
人類社会を管理する、高度自律成長型推論ネットワーク。
バルディスト
バルドルシステム主義者。
反バルディスト
反バルドルシステム主義者。
SERR14
バルディストと反バルディストの政治/思想的な衝撃緩衝材として設立された軍隊・BS−OSA傘下の一連隊。
BFA
バルディスト系過激派団体。
ジャハナム・インダストリィ
バルドルシステムを作り上げた大企業。BS−OSAの出資元でもある。
GIGAS
現在開発中の次期主力戦闘機。

ストーリー

序章 着任アライバル

SERR14に配属されたセルゲイ・カークランドは、輸送機で合流地点に向かうが、そこではSERR14とBFAが交戦状態に入っていた。セルゲイは強引に降下してBFAのトップガンである「白兎」と交戦する。

1章 トラップ

着任から二週間。セルゲイは研修を担当するレベッカ・プルシェンコと模擬戦を行い、機体に不具合が生じていることを知る。BFAの襲撃を受けて、レベッカと共に出撃。順調に敵機を撃破するが、帰還寸前にレベッカがトラップに掛かってしまう。レベッカに脱出を促すが、機体の不具合で強制排出装置が起動しない。恐慌状態に陥るレベッカを怒鳴りつけて落ち着かせるが、秒読みが始まってしまい、身を呈して彼女を助ける。一週間後に意識を取り戻し、セルゲイのことが好きだというレベッカを抱く。

2章 鉄の処女アイアン・メイデン

慰安施設アーケイドを訪れたセルゲイは、酒場でフェイ・マリニナと遭遇、模擬戦の後、酒を飲む約束をする。遅れて酒場に着くと、先に行っていたフェイが絡まれており、乱闘。その後、酒を飲みながらフェイの過去と暴走スタンピードの話を聞く。呑み比べをして酔い潰れてしまい、フェイに看病され、成り行きで彼女を抱く。BFAの襲撃を受けて、フェイと共に出撃。順調に敵機を撃破するが、不調を訴えていたフェイが暴走スタンピードを起こしてしまう。暴走スタンピードを止めるために、セルゲイはフェイを撃破する。

3章 海の泡ピラコチャ

デュラハン・カニンガムとの模擬戦の後、セルゲイはフェイの容態を知るために電脳小隊を訪れ、ステファン・ベルナンデスからピラコチャを起源とする南米神話の話を、麻生棗から暴走スタンピードについての原因究明の話を聞く。BFAの襲撃を受けた別部隊からの救援要請に応じて出撃、電撃作戦で制圧する。作戦後、フェイの蘇生を知らせる電文が届く。

4章 脅威ニューカマー

BFAの襲撃が続く中、セルゲイは棗からフェイの暴走スタンピードの原因がウィルスであることを知らされ、ジャハナム・インダストリィからBFAに技術流出が発生している可能性を示唆される。新兵器の受領に向かうユ・ヨンハを見送るが、輸送機が新兵器の投下直後に撃墜されたと聞いて出撃。敵部隊を突破してヨンハの輸送装甲車を発見するものの、直後に新型機アイワイバンテを駆る「白兎」によって破壊されてしまう。セルゲイは「白兎」と交戦、敗北するが、負傷しながらも生存していたヨンハの指示で新兵器を使用、辛うじてこれを撃退する。三日後、ヨンハと一緒に酒を飲み、フラッシュバックに怯える彼女を慰め、抱く。

5章 予兆きざし

電脳小隊を訪れたセルゲイは、ステイがバルドルシステムに没入ジャックインしようとしていることを知る。三日後、BFAの支援者がジャハナム社であること、バルドルシステムもまたジャハナム社の意向で動いていること、その情報をもたらしたのがバルドルシステムに没入ジャックインして死亡したステイであることを聞き、棗と二人でステイの遺言を聞く。ステイは最後の悪足搔きでSERR14をバルドルシステムの監視下から逃していた。ステイの死を悲しむ棗を慰め、抱く。
6章 ケツァルコアトル
ジャハナム社による大規模攻勢を受け、SERR14は基地を破棄して別部隊との合流を目指すことになる。殿を務めることとなったセルゲイたちは、長距離攻撃可能な敵の新型機ケツァル・コアトルの存在を知り、味方を無事に逃がすべく煙を吐く鏡テスカティルポカ作戦を実施。レベッカ、フェイ、カニンガムの助けもあり、セルゲイは敵部隊を突破してケツァル・コアトルを撃破する。
6章 開戦の狼煙オープンコンバット
ジャハナム社による大規模攻勢を受け、SERR14は基地を死守することになるが、敵の新型機ケツァル・コアトルによる長距離攻撃で連隊本部が壊滅、基地を破棄することになる。セルゲイは殿を務め、敵部隊を基地近くまで引き付けた上で地下の反応炉を臨界突破させて壊滅させようとする。ケツァル・コアトルを基地近くまで引き付けることに成功し、反応炉を臨界突破させようとするが、突如として出現したテレジア機がケツァル・コアトルと交戦状態に入る。セルゲイは辛うじてその場を逃れ、両者は相打ちとなる。
6章 虚構の少女テレジア
セルゲイはテレジア・アニシナと親睦を深めるが、ある時、彼女が発作を起こし、そのことをレナ・ブッティリスカヤに口止めされる。その一件をカニンガムに相談し、ステイにテレジアとレナの身辺を調べてもらう。夜、訪ねてきたテレジアを抱く。カニンガムの権限でレナの私設研究施設を割り出し、そこにテレジアが関わっていることを知る。セルゲイは単独で私設研究施設に潜入、テレジアの正体を知るが、レナによって捕縛されてしまう。レナの目的はバルドルシステムの掌握であり、そのための戦闘力テストとしてセルゲイをテレジアと戦わせる。セルゲイはテレジア、そしてレナを撃破。テレジアはレナを庇うも、自壊してしまう。
6章 復讐の女神NEMESIS
テレジアの正体を知り、レナによって捕縛されたセルゲイだったが、ジャハナム社による大規模攻勢を受けて解放される。敵の新型機ケツァル・コアトルによる長距離攻撃で連隊本部は壊滅しており、セルゲイはレナがテレジア機の出撃準備を終えるまで敵部隊を足止めすることになる。ケツァル・コアトルが基地近くに迫る中、レナがテレジア機を駆って出撃、ケツァル・コアトルと交戦状態に入る。セルゲイは辛うじてその場を逃れ、両者は相打ちとなる。

5章 囚われの少女プリズナー

セルゲイは基地内で遭遇した正体不明の少女についてカニンガムに報告するが、後日、彼女が「白兎」ことカーナ・アビトボルであることを知らされる。BFAの襲撃を受けて出撃。カーナと交戦し、これを撃破、捕縛する。尋問を通じてカーナと奇妙な連帯感を築いていく中、本部からカーナの身柄引き渡し命令が下される。
6章 境界線ボーダーライン
カーナが移送される前に、セルゲイは彼女の奪取を決行。失敗し、営倉に入れられるが、カーナによって救出される。脱出の最中、カーナを抱く。カーナと共にHAWSを奪って脱出、レベッカ、フェイ、カニンガムを撃破する。BFAの新型機ワミンカがカーナを迎えに来るが、カーナはこれを拒絶。セルゲイはワミンカを撃破し、カーナと共にジャングルの中でアテのない旅を続ける。
6章 境界線ボーダーライン(レベッカルート)
カーナと共にHAWSを奪って脱出したセルゲイは、ソーティアからの情報によりレベッカとの戦闘を回避、フェイ、カニンガムを撃破する。BFAの新型機ワミンカがカーナを迎えに来るが、カーナはこれを拒絶。セルゲイはワミンカを撃破するが、パイロットに銃撃されてカーナは死亡する。セルゲイはSERR14に連れ戻され、レベッカをお目付け役としてドイツ語数字の医師たちの捜索のためにアフリカ中央戦線に転属する。
6章 inthepain/intherain*2
カーナが移送された後に、セルゲイは彼女の奪取を決意。HAWSを奪って脱出、レベッカ、フェイ、カニンガムを撃破する。本部に向かい、追撃部隊を突破、カーナの奪取に成功するも、共に射殺される。
6章 inthepain/intherain(レベッカルート)
HAWSを奪って脱出したセルゲイは、ソーティアからの情報によりレベッカに会ってけじめをつけ、フェイ、カニンガムを撃破する。本部に向かい、追撃部隊を突破、カーナの奪取に成功し、どこへともなく姿を消す。四年後、レベッカはセルゲイを追って戦場を往来していた。

システム

CGモードあり
回想モードあり
音楽モードあり
ボイスなし
あり(R/E)
ウィンドウモードあり
サバイバルモードあり
バルド地獄なし
あり(R/E)
シリーズ初の本格的なマルチシナリオを採用。ADVパートとACTパートが交互に進行する形式は今作で確立された。ACTパート関連のメニューは全てACTパート開始時のセットアップに集約された。
序章でカーナに勝利すると、3章終盤に選択肢が追加され、「・・・やはり念のため、報告はするべきだな」を選択するとカーナルートに、序章でカーナに敗北するか、「いや・・・報告する程ではないだろう」を選択するとノーマルルートに分岐する。二周目以降では、5章中盤に選択肢が追加され、「・・・兵舎裏の花壇」と「・・・俺なら虫や雑草は駆除する、かな」を選択するとテレジアルートに、「いや・・・今日はもう兵舎に戻るか」か「みんながそれぞれ少しずつ我慢したほうがいいな」を選択するとノーマルルートに分岐する。

ADVパート

ボイスなし
主人公以外フルボイス(R)
フルボイス(E)
バックログなし
あり(R/E)
オートモードなし
あり(R/E)
既読スキップなし
あり(E)
フローチャートなし
あり(R/E)
イベントジャンプなし
オーソドックスなビジュアルノベル形式。セーブ・ロードが可能になった。
画面中央に表示される立ち絵に加え、テキストウィンドウの左側に表示されるフェイスアップにも表情変化がある。また、立ち絵のあるキャラが多く、名前のあるキャラは脇役まで含めて全員*3に立ち絵がある。前作まで多用されていたコミックアート(いわゆるSDキャラ)はセットアップ画面の一部に限定され、特徴的な画風もごく普通のSDキャラとなっている。
『REVELLION』では、メカを除く立ち絵やCG、背景が一新され、第四作『BALDR FORCE』と同等のシステムにアップデートされている。
『EQUILIBRIUM』では、シナリオが大幅に加筆修正され、システムも更にアップデートされている。
簡易攻略
「蛇」/ノーマルルート1
序章でカーナに勝利→3章で「いや・・・報告する程ではないだろう」か序章でカーナに敗北、5章で「いや・・・今日はもう兵舎に戻るか」
「開戦の狼煙」/ノーマルルート2 ※二周目以降限定
序章でカーナに勝利→3章で「いや・・・報告する程ではないだろう」か序章でカーナに敗北、2章で「しばらくテレジアと話をしてていいかな?」、5章で「・・・兵舎裏の花壇」→「みんながそれぞれ少しずつ我慢したほうがいいな」
「虚構の少女」/テレジアルート ※二周目以降限定
序章でカーナに勝利→2章で「しばらくテレジアと話をしてていいかな?」→3章で「いや・・・報告する程ではないだろう」→5章で「・・・兵舎裏の花壇」→「・・・俺なら虫や雑草は駆除する、かな」か、序章でカーナに敗北→2章で「もうしばらくその辺を回ってから帰るよ」→5章で「・・・兵舎裏の花壇」
「復讐の女神」/レナルート ※『EQUILIBRIUM』限定
「虚構の少女」で「様子見・・・今は、それしかないな」→「気づかれないうちに通り過ぎよう」
「境界線」/カーナルート1
序章でカーナに勝利、3章で「・・・やはり念のため、報告はするべきだな」、5章で「カーナを・・・助ける!」→「先ずは話してみるか」
「境界線」/レベッカルート1 ※『EQUILIBRIUM』限定
序章でカーナに勝利、2章で「・・・おかしくはないと思うけど、別の花の方がいいな」、3章で「電脳戦術小隊本部に足を向けた」→「なんとか話を進められないだろうか」→「・・・やはり念のため、報告はするべきだな」、4章で「・・・やっぱり遠慮しておこう」、5章で「カーナを・・・助ける!」→「・・・まずは普通に話をさせてもらおう」、6章で「レベッカに遭わないよう迂回しよう」
「雨」/カーナルート2
序章でカーナに勝利、3章で「・・・やはり念のため、報告はするべきだな」、5章で「自重しろ・・・白兎は敵だ・・・」か「・・・それでも強行するしかない」
「雨」/レベッカルート2 ※『EQUILIBRIUM』限定
序章でカーナに勝利、2章で「・・・おかしくはないと思うけど、別の花の方がいいな」、3章で「電脳戦術小隊本部に足を向けた」→「なんとか話を進められないだろうか」→「・・・やはり念のため、報告はするべきだな」、4章で「・・・やっぱり遠慮しておこう」、5章で「自重しろ・・・白兎は敵だ・・・」か「・・・それでもやる以外に道はない」、6章で「レベッカに会ってけじめをつけよう」
棗Hシーン
3章で「遠慮しておく」を選択して「予兆」に分岐
ソーティアHシーン ※二周目以降限定
2章で「・・・おかしくはないと思うけど、別の花の方がいいな」、3章で「電脳戦術小隊本部に足を向けた」→「なんとか話を進められないだろうか」、4章で「・・・やっぱり遠慮しておこう」
『EQUILIBRIUM』では、このイベントを起こすと「蛇」のカーナ戦、カーナルートのレベッカ戦を回避する選択肢が追加される。
ローザHシーン
2章で「教会を見てみるか」→「いえ。・・・今晩ですね」
シャオ、ヘナ、セレナHシーン ※二周目以降限定
「予兆」の選択肢で最初に「ハンガーに向かうか」を選択
ステイ追加イベント ※『EQUILIBRIUM』限定
一つのセーブデータで全てのエンディングを見て「蛇」に分岐

ACTパート

ボイスなし
あり(E)
ポーズあり
ダウンあり
エリアルなし
味方機あり
プラクティスあり
なし(E)
クォータービュー2Dアクション。『BALDRHEAD』の正統進化であり、『BALDRFIST』の追加要素はほとんど残っていない。バルドシリーズの基本システムは今作で確立された。
画面左下に自機・味方機のステータス、右下に敵機のステータス、左上にコンボリストが表示される。
戦闘開始時、一部の戦闘で*4耐久が大回復する。
自機を操作して敵機を撃破する。状況によって自機の最大耐久力は異なる*5。敵機を撃破すると耐久力が回復する。
敵機を全滅させると勝利。兵装が成長し、次の戦闘に移行する。
自機、ないし味方機の耐久力が0になると、一部の戦闘を除いて*6ゲームオーバー。リトライか、セットアップからリスタートか、ロードか、タイトルに戻るかを選択する。
戦闘終了時、耐久力が大回復する。
ACTパート終了時、耐久力が全回復する。
『EQUILIBRIUM』では、コンボ中、自機周辺が拡大表示されるようになった。また、味方機のコンボ中も画面が振動する。一部の敵機が大幅に強化され、プラクティスがなくなった。
移動
通常移動の歩行、高速移動のダッシュ、敵機に向かって一定距離高速移動するショートダッシュ。ダッシュしながら攻撃できるようになった。ダッシュ中に被弾した場合、自機はその場で停止する。
兵装
全45種。セットアップの兵器開発で入手する。既存の兵装を一定回数使用することで新規の兵装を開発できるようになる。一回のセットアップで開発できる兵装は一つだけで、入手できるのは次回のセットアップとなる。各兵装はダメージ量に応じてレベルが上昇し*7、使用回数に応じて必要ヒートゲージ量が減少する。レベルが上がり切り、必要ヒートゲージ量が下がり切った兵装はMASTERと表記される。
装備可能箇所は近距離・遠距離・ショートダッシュ・ダッシュ/A・B・Cの計12箇所。同一兵装は複数箇所に装備不可。
コンボ
攻撃開始からヒートゲージの減少開始までが1コンボとなる。コンボのヒット数が増えるほど、敵機に与えるダメージは減少するが、一部の兵装はその影響を受けにくい。
1コンボ内で同一箇所の攻撃は複数回使用不可。同一箇所の攻撃を連続で出そうとすると、同じボタンに装備された攻撃のうち、近距離>遠距離>ショートダッシュ>ダッシュの優先度で使用した攻撃より優先度の低い攻撃が出る。例:遠距離Aの後に遠距離でAボタンを続けて押すと、ショートダッシュA→ダッシュAが出る。ショートダッシュAの後に近距離でAボタンを続けて押すと、近距離A→遠距離A→ダッシュAが出る。
ヒートゲージ
※自機・敵機共通。
攻撃を出す、ないし空中に吹き飛ばされているとゲージが増加する。ゲージが限界値に到達する、ないし地上に落下すると、一定時間でゲージが減少する。ただし、ゲージが限界値に到達する前であっても、一定時間攻撃を出さなかった場合、被弾して装甲を突破された場合、強制的にゲージが減少する。なお、ゲージの減少中は移動以外の行動ができない。ゲージの減少速度は停止>移動>ダッシュ>ショートダッシュの順に遅くなる。
ゲージが溜まっているほど、被弾時のダメージが大きくなる。 ゲージが限界値に到達した状態で被弾すると強制的にダウンする。
装甲
※自機・敵機共通。
攻撃中、被弾しても一定のダメージまでは行動を阻害されない。装甲値は機体・兵装によって異なる。
練習
敵機はVR-TARGETで固定。
マップは模擬戦闘場で固定。
難易度
やさしい(EASY)・普通(NORMAL)・難しい(HARD)でデフォルトは普通。難易度によって敵機の出現数、耐久力と行動パターン、ダメージレートが変化する。
引き継ぎ
兵装(未開発含む)を引き継ぐことができる。そのため、全ての兵装の入手・MASTERは可能。
また、二周目以降限定の要素もある。

サバイバルモード

一周目クリアで開放。
出現する敵機を倒し続けるモード。
最初にセーブデータを選択してセットアップ。兵装は選択したセーブデータで保有しているもののみ使用可能で、全て初期状態からスタートする。
基本的な流れは本編と同じで、自機を操作して敵機を撃破する。敵機を全滅させると勝利。自機の耐久力が0になるとゲームオーバー。次回プレイ時は最初から開始になる。
戦闘終了時、兵装が成長する。兵装は選択したセーブデータでの成長段階まで成長する。
戦闘終了時、次の戦闘に移行するか、中断するかを選択する。中断を選択すると、次回プレイ時に途中から再開できる。
ステージごとに出現する敵機とマップは固定。マップには本編では使用されなかったものもある。

バルド地獄

『REVELLION』での追加要素。
一周目クリアで開放。
高難易度の戦闘に挑むモード。
最初にセーブデータを選択してセットアップ。兵装は選択したセーブデータで保有しているもののみ使用可能で、成長段階もそのまま。
自機を操作して敵機を撃破する。敵機を全滅させると勝利。自機の耐久力が0になると敗北。戦闘終了時、六人のヒロインからランダムに選ばれた一人の好感度が上昇(初回クリア時25%、勝利時5%、敗北時3%)、100%になるとCGを入手できる。
全20ステージ。ステージごとに出現する敵機とマップは固定。敵機には本編より強化されているものもいる。

SERR14任官試験

『REVELLION』での追加要素。
一周目クリアで開放。
制限付きのサバイバル。出現する敵機とマップも変更されている。

近接戦闘テスト
ダッシュ攻撃、遠距離攻撃禁止。
対空戦闘テスト
敵機が空中にいる場合のみダメージを与えられる。サインミサイル、シールド、サテライトレーザー使用禁止。
コンボテスト
コンボの二つ目以降の近接武器のみダメージを与えられる。

問題点

  • 『BALDRHEAD』はパートボイス、『BALDRFIST』はフルボイスだったにも関わらず、ボイスが一切ない。『REVELLION』では主人公以外フルボイスになって解消されている。『EQUILIBRIUM』でフルボイスになった。
  • 『BALDRFIST』では限定的ながらも存在したACTパートのボイスやエリアルが一切ない。これは『REVELLION』でも変わらない。『EQUILIBRIUM』でボイスがついた。
  • 兵装の種類が『BALDRFIST』の1/3程度にまで激減している。その分、性能の差別化が明確に為されており、バランスも取れているため一長一短。
  • 画面右下に表示される敵機のステータスに遮られて、戦闘中に自機が見えなくなることがある。
  • 五つあるエンディングのうち、二つは打ち切りエンド、二つはヒロイン死亡、残る一つもハッピーエンドとは言い難い。何より、どのエンディングでも黒幕であることが明らかになったジャハナム社については何も解決していない。ハードボイルドな世界観を提示したかったのかもしれないが、単に後味が悪いだけになってしまっている。『EQUILIBRIUM』で新たに三つのエンディングが追加されたが、一つは打ち切りエンド、一つはヒロイン死亡、残る一つはハッピーエンドと言えなくもない(ヒロイン死亡とも取れる)程度。
  • キャラクター紹介に載っているだけで活かされていない設定が散見される。特に、セルゲイの「ハッキング」やカーナの「埋め込みを失敗した跡」は重要な設定なのではないだろうか。
  • 『EQUILIBRIUM』での加筆修正で残された謎はおおよそ解消されたが、新たな謎が追加され、結局解消されなかった。
  • 『EQUILIBRIUM』での追加エンディングのうち、「復讐の女神」はまだしも、レベッカルートの到達難易度が高い*8。また、ステイの追加イベントについては、更に到達難易度が高く、重要な内容にも関わらず、エンディングに変化はない。

バルドバレねこ

『ねこねこファンディスク』(ねこねこソフト)に収録されている公式コラボレーション作品。
基本的にはサバイバルモードの一部機体をねこねこソフトのキャラに置き換えたもの。全ての兵装が使用可能でMASTERまで成長する。
変更点としては、自機の大型化に伴う一部武装の性能変化*9などが挙げられる。

このページへのコメント

アイワイバンテ一戦目で耐久力を0にした際の挙動は敵耐久値の全回復。そのまま戦闘継続になるのでおそらく絶対に倒せないと思われます。ゲームクリアより時間かかったので二度とやりたくないですが嘘だと言う方は自分は下手くそですという自己紹介ですので

0
Posted by 名無し(ID:rdoZEkF0kw) 2021年08月18日(水) 05:02:10 返信数(1) 返信

情報提供感謝です。

0
Posted by  hodr hodr 2021年09月19日(日) 09:00:28

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