◆ 残りコンティニュー回数 【 2 → 1 】
【23:00】

◆ = 現在位置
小部屋からすぐの分かれ道で立ち止まり、そっと窺う。
東と南、どちらも通路には何も見当たらない。
ただし勿論、南の大部屋では今も怪物が食事中であるはずだ。
近寄るならばそれなりの覚悟が必要だろう。
>>↓1  どうする?

ヤスデの毒が部屋に充満しているであろうからそれに対しての方策を考える

あなたはヤスデの毒について思い出した。
現在地から見て南西の部屋で、あなたはヤスデの体液を調べ、そして強烈な刺激臭を感知した。
刺激臭とは、液体が揮発し気体と化した物が、鼻の粘膜を傷付ける際に感じられる。
恐らくは威嚇のため、生存に何の支障も無い程度の量で、顔を顰める程。
対して、今はどうか。
怪物によって引き千切られ、噛み砕かれ、ボタボタと音を伴う程の勢いで漏れ出しているのだ。
南の部屋の内部には毒が揮発した気体が満ちているという事になる。
その中で、何の影響も無く行動が出来るだろうか?
到底不可能であると、あなたは確信した。
ではそのような状態の部屋を通過するためには何が必要かと、思考を巡らせる。
……しかし、残念ながら完全な対策は取りようがない。
毒液のサンプルでもあれば、もしくは実際に毒に触れでもしていれば、知識と照らし合わせる事も出来ただろう。
現状では、一般的な対策しか重い当たらない。
すなわち、触れない事と吸わない事。
あなたはフードや手袋などで全身を覆う事が可能だ。
眼球の保護のためには目を瞑る必要があるが、今のあなたならば遠隔視の応用で問題は解決される。
それに加えて、濡らした布で顔を覆えば吸入の恐れもない。
毒が常識を無視するような能力でも持っていない限り、この対策によって行動が可能になるはずだ。

毒に対する対策はこれで良いだろう。
これからどうすべきか、あなたは再度考える。
>>↓1  どうする?

東の通路から南を目指す

毒を耐える目処は立った。
しかし、それでも危険は大きい。
部屋には食事中の怪物が居るのだ。
もし物音の一つも立ててしまえば、即座に触腕の餌食となるのは間違い無い。
南を目指すならば大きく回るべきだと、あなたは判断した。
一度東へ向かい、南への道を探すべく行動を開始する。
>>↓1  東の二本の通路の内、南北のどちらを進みますか?

食われてるヤスデが前に見たのと同一個体だと信じて北側で

あなたは東の通路の内、以前ヤスデが存在した北側の道を選ぶ。
今怪物に食われている個体が、その個体と同一である可能性に思い至ったのだ。
もしこれが正解ならば、障害が取り払われているという事になる。
果たして、その考えは的を射ていた。
北側の長い道を覗いてみても、そこに魔力の光は見て取れない。
ただ葉脈がぼんやりと闇の中に浮かび上がるだけだ。
それでも念のためと、音を立てないようにと注意しつつ、道を進んでいく。
途中、あなたは岩壁の細道も覗き見る。
細道はすぐに途切れ、その先は大部屋になっているようだ。
しかし、今はそちらに用は無い。
南を目指すと決めた以上、あなたは東の突き当たりまでを直進する。


◆ = 現在位置
突き当たりの三叉路で、あなたは南北を慎重に確認した。
まず北側。
こちらは今通ってきた通路の半分程の所で、三方向に分かれているのが分かる。
十字路となっているのだ。
次に、これより目指す南側。
こちらは、一本道のようだが酷く暗い。
無数の傷跡のためだ。
葉脈のほぼ全てが削り取られ、魔力視を用いても光は見えない。
もし光を用意せずに進むならば、極度の慎重性が要求されるだろう。
>>↓1  光を灯しますか? (灯す場合、ランタンか魔法かも指定して下さい)

コンテ使用

一切光の無い闇の中を進むなど、どう考えても自殺行為である。
そう判断したあなたは、自身の頭上に魔法の光を生み出した。
途端、辺りは煌々と照らされ、葉脈だけでなく白い壁もはっきりと視認出来るようになる。
……数分後、あなたは自身のこの判断を心の底から褒め称える事となった。

◆ = 現在位置
傷だらけで酷く足を取られる道を進み、あなたはそこに辿り着いた。
巨大な穴である。
四つの通路が交わる中心点から、床が完全に失われてしまっているのだ。
もし光源無しに歩いていれば、真っ逆さまに落ちていたに違いない。
光で照らしても底は見えず、落下後の末路は実に想像に容易かった。
崩落は十字路内部だけでなく通路にまで及び、他の通路への道は残っていない。
距離も遠く、飛び越える事もまず不可能だ。
もしも空中や壁を歩く術でもあれば別だろうが、そのような技術をあなたは持っていない。
そして勿論、ロープの一つもない以上、降下も難しいはずだ。
事実上の行き止まりである。
>>↓1  どうする?

北の十字路まで戻ろう

行き止まりならばどうしようも無い。
あなたはこの先の探索を諦め、北の十字路へと向かう。
引き返しながら、あなたは現在歩いている道について考える。
やはり、酷い傷である。
蛇が這うようにくねりながら進みつつ、周囲を鋭い爪で掻き毟ったような形。
どのような生物ならばこのような惨状を生み出せるのだろうか。
あなたは脳裏に空想の怪物を幾つか描いた頃、闇に包まれる道を抜けた。
【23:30】

◆ = 現在位置
十字路に辿り着いたあなたは、顔だけを覗かせて周囲を窺った。
東と西は、それぞれ大部屋になっているようだ。
一部しか見えないが、見える範囲にはとりあえず異常は無い。
北は通路がそのまま続いている。
すぐに西へと折れているために、その詳細までは分からない。
>>↓1 コンマ判定 【聞き耳】
感覚 2
目標値 2

【聞き耳】
目標値 2  出目 4
失敗……
耳を澄ませてみるも、あなたが音を捉える事は無かった。
辺りは葉脈から漏れる魔力の光と、静寂だけが支配している。
>>↓1  どうする?

慎重に北の曲がり角の先を見る

あなたは素早く十字路を越え、通路の壁に背を付けた。
そうして慎重に、ゆっくりと顔だけを出して先を覗く。

通路は長く伸びているようだ。
しかし、途中から葉脈の光が消えている。
行き止まりの周囲と同じく、完全な闇に包まれてしまっているのだ。
岩壁の道だろうかと、あなたは推測した。
とりあえず、動く物は何も目に映らない。
>>↓1  どうする?

近くに投げられるものがないか探す

自身の感覚に信用が置けない以上、何かを投げて確かめるという手は有効だろう。
投げるのに丁度良い物は無いかと、あなたは周囲を見回した。
残念ながら、近場にはそれらしい物は無い。
ただ、あなたは先程通ったばかりの傷だらけの通路を思い出す。
そこには砕かれた壁の欠片がゴロゴロと転がっていた。
必要ならば、取りに行くのも良いだろう。
>>↓1  壁の欠片を拾いにいきますか?

罠に気をつけながら
拾いに行く

今後必要とする場面は多いかも知れない。
そう考えたあなたは、周囲に十分な注意を払いながら道を引き返した。
幸い、道中に変化は無い。
生物が突如出現している事もなければ、壊れた壁が修復されているなんて事もない。
何の障害もなく、あなたは十分な数の壁の欠片を拾い集めた。
【23:45】
◆ 【壁の欠片 x15】 を獲得しました。
当面はこれで良いだろう。
壊れた壁はそれなりに多く、他にも小石が転がる岩壁の道も所々あるようだ。
残数が乏しくなれば、また拾えば良いのだ。
>>↓1  どうする?

リモートビューイングを掛けて瓦礫と区別がつくようにその場に一つ置く

あなたは拾った欠片に魔力を籠めて、通路の隅に設置した。
他の瓦礫との見分けは簡単である。
流石に、自身の魔力を見逃したりはしないだろう。
これでいつでも、この場を覗き見る事が出来る。
壁を破壊した魔物が通ったとして、その瞬間を観察出来れば姿を確認する事も可能だ。
問題は欠片が砕かれないかどうかという所だが、そこは運に頼る他は無い。
>>↓1  どうする?

北に移動

【0:00】

◆ = 現在位置
あなたは再び、北の十字路まで戻った。
視覚で探る事の出来る範囲には、やはり何も無い。
対して、音は……。
>>↓1 コンマ判定 【聞き耳】
感覚 2
?? 2
目標値 4

【聞き耳】
目標値 4  出目 10
ファンブル!!
◆ 判定補正が公開されます。
?? → 距離

あなたが耳を澄ませようと目を閉じた、次の瞬間の事だ。
音を探るどころではない事に、あなたは気付いた。
複数の足音が、急速に接近してきている。
音源は北、曲がった通路の先からだ。
一つ一つは小さい。
硬質の爪で床を、あるいは壁を掻いているのだと分かるだろう。
音の主を姿を見せるまで、最早猶予は僅かしか残されていない。
即座に行動を選択する必要がある。
>>↓1  どうする?

ライト付けておいてネズミじゃなければ
最大光で全力逃走だな

あなたは咄嗟に距離を取り、そして魔法の光を灯した。
硬質の爪音。
これに該当するのは、六足鼠と異形の脚を持つ魔物の二種類だ。
前者ならば手を出さなければ問題無く、後者ならば光を忌避するはずである。
対処はこれで良いはずだと、あなたは判断した。
そうして、近付いてくる音を待つ。
冷たい汗が頬を伝い、あなたに恐怖を自覚させる。
大丈夫だ、命を失うような事態にまではならない。
自身にそう言い聞かせるも、効果は無く指先の震えも止められない。
やがて、角から姿を見せたのは……。
壁を掴む、闇色の鋭い刃。
予想していた二種の内、悪い方が当たってしまったとあなたは戦慄する。
だが、この場合の対処も既に思考の内に用意していた。
未だ全身を見せない異形に対し、全力の閃光で威嚇する。
白光が通路に閃き、脅威を追い返さんと瞬いた。

その瞬間。
猛烈な速度で伸ばされた刃が光球を切り裂いた。
構成する魔力をかき乱された閃光は、その痕跡も残さず掻き消える。
刃が折り畳まれていく様を呆然と眺めながら、あなたは気付いた。
あなたは迷宮の主の情報に至った時、こう考えた。
主の目から逃れるため、この異形は闇に紛れるのだと。
そのために光を避けている、と。
そこを逆に考えればどうだろうか。
主の目が完全に逸らされていると確信できるならば、果たして闇に紛れる必要はあるのだろうか?
※ 魔物の鑑定に成功しました、情報を開示します。
■ 異形の脚
【知識】 7
【意思】 7
この生物は、主の活動時間を完全に理解している。
その確信にあなたは至った。
夜間において、異形は光を忌避しないのだ。

角からついに現れた三日月状の胴を見た瞬間、あなたは即座に身を翻し、駆け出した。
対抗手段は乏しく、光は意味がなく、そして敵は複数存在する。
立ち止まっている暇などありはしない。

>>↓1  どの方向に逃げますか?


あなたは東の部屋を目指した。
理由は……不明だ。
咄嗟の判断で体がそちらへ向かったに過ぎない。
安全が確保できるだろう小部屋へ向かうべきだったかと一瞬だけ後悔が過ぎるも、既に遅い。
自身の運を頼りに走り続けるしか、逃走における選択肢は残されていない。
>>↓1 コンマ判定 【敏捷対抗】
基準値 5
敏捷 8
装備 1
敏捷 -9 (異形の脚)
目標値 5

【敏捷対抗】
目標値 5  出目 9
失敗……
走るあなたの背に向けて、刃が振るわれる。
視認すら困難だろう速度のそれは、見てすらいないあなたが回避できる理由は無い。
……が、しかし、鮮血が飛び散るような事態は起こらなかった。
あなたの代わりに切り裂かれたのは、光球である。
閃光を発する前に用意していた、通常の光量を持つ物だ。
光源を失った通路は途端に闇に飲まれ、一歩先すら隠される。
もし、あなたが魔力視を使ったままでなければ、ここで何もかもが終わっていただろう。
幸運な事に、葉脈の光は未だ捉えられている。
逃走を続けるために必要な視界は十分確保されたままだ。

脚槍の一撃を切り抜けて辿り着いた部屋からは、三つの通路が伸びていた。
それぞれの先がどうなっているかは確かめている余裕など有り得ない。
唯一分かるのは、部屋の中には何も居ないという事だけ。

失われた光源に、一瞬だけあなたは振り向いた。
背後、十字路の中心では、異常な密度の魔力で形作られた異形の単眼が、じっとあなたを見つめている。
>>↓1  どうする?

北東の通路へ

あなたは北東を選択した。
これもやはり理由は無い。
部屋に駆け込んだ勢いのまま、体の向きを変えないで済む方向というだけ。
……そうして、しばらく駆けた後、あなたは気付いた。
背後から追ってくる音が聞こえてこない。
恐る恐る足を止めて振り向けば、そこには何も居なかった。
ほう、と安堵の息を吐く。
どうやら、命を拾った事は確かなようだ。

【0:15】

◆ = 現在位置
落ち着きを得たあなたは周囲をしっかりと確認した。
部屋から北東へ出た通路は長く伸び、少し先で南へ折れている。
周囲には葉脈の光以外魔力の輝きは無く、また傷跡も存在しない。
>>↓1  どうする?

妙にあっさり…
追えない理由はなんだ?

追跡は、妙にあっさりと終了した。
何故だろうかと、あなたは考える。
追えない理由が何かあったのだろうか。
◆ 知識判定 自動成功
考え込むあなたは、自身の持つ知識の中に一つの答えを発見した。
異形は、何故か光球を優先的に攻撃した。
もしあれが光を奪い取ってから確実に仕留めるという目的でないとしたら、どうか。
異形は光球を攻撃する他なかった、という線だ。
他の迷宮において、魔力を敏感に感知する代わりに、他の感覚が極めて鈍いという魔物が存在する。
勿論、あなたはその情報を過去に知りえていた。
その魔物と同様の性質を持っているのではないだろうか。
そう考えれば、あの魔力を凝り固めて作った単眼も怪しく思える。
魔力を捉えるために魔力を集めるという技法は、あなた自身も行えるのだ。
あっさりとした逃走の成功も頷ける。
あの異形達は単純に標的を見失ったのだと、あなたは結論した。
※ 魔物の鑑定に成功しました、情報を開示します。
■ 異形の脚
◆ 特殊能力
【魔力眼】
この生物は、あらゆる魔法を視覚情報として感知する。
視線が通る状態において、この能力を回避する方法は存在しない。

追記
■ 異形の脚
【感覚】 3

思考を終えたあなたは、道を進み南側を覗き見た。

◆ = 現在位置
そこにあった物に驚き、あなたは目を瞬かせる。
階段だ。
通路の西側に、地下へと降りる道が存在している。
他には何も無い。
ただ真っ直ぐに、長い通路が続いているだけだ。
>>↓1  どうする?

慎重に地下への道を調べる

あなたは慎重に階段に近付いた。
すぐに降りるなどという蛮行は論外である。
まずは調査し、安全を確実に確かめなければならない。
……そうして、しゃがみ込んで一段目に指先が触れた、その時だ。
◆ 神との深い縁により、幸運判定が自動的にクリティカルします。
轟、と音を立てて、魔力が渦巻いた。
瞬時に立ち上った青い光は二重の正五角形を描き、あなたを取り囲む。
飛び退く時間すらありはしない。
戸惑うあなたへと向けて未知の魔法が解き放たれる。
魔力の嵐が収まった時、あなたの姿は跡形もなく消え去っていた。

……あなたが眼を開くと、そこは異常な空間であった。
神殿、なのだろうか。
巨大な白亜の柱が幾本も蒼空へ向けて伸び、天には黄金で彩られた紋章が浮かぶ。
使徒たるあなたには、それが試練の神を示すシンボルの一つであると完全に理解できるだろう。
また、柱に目を向ければ、そこには槍で縫いとめられた心臓がある。
柱一つにつき、心臓が一つ。
全ては貫かれながらも脈打ち、真紅の血液を流し続けていた。
ここは一体何なのか。
混乱の極みに至ったあなたに、声がかけられる。
"よくぞ来た、愛すべき使徒よ。
 我が迷宮に挑むその姿、まさに信徒の鑑である。
 私はお前を祝福しよう"
それはいつかの神託と同じ響き。
生物が決して持ち得ない重圧を伴った、しかしそれと矛盾する程の余りにも清らかな音。
まさか、と思い振り向けば。
そこには簡素な白い薄絹を纏い、黄金の玉座に座す、少女の姿をした神の姿があった。

"さて、お前には褒美の言葉を並べてやっても良いのだがな。
 生憎と私もそう暇ではない。
 用件だけを手早く済ませるとしよう"
神は透き通るように白い掌を持ち上げ、掲げ持った慈悲を差し出すように、あなたに示す。
"お前が今望む物を言うが良い。
 今この場で、それを与えよう。
 ただし、代価はお前の才である。
 良く考える事だ"
神はあなたへと語った。
才能を代価として、あらゆる物を与えると。
※ 詳細 ※
能力値を代価として、あらゆるアイテムを神に要求する事が出来ます。
欲しいアイテムを指定した後、交換に必要な能力値の総計が示されます。
交換する場合はどの能力値を減らすかを具体的に指定。
交換を取り止めた場合は何も減りませんが、別のアイテムを指定しなおす事は出来ず、イベント終了となります。

交換ルール。
1) こんなの下さい、と神に要求 (曖昧でもOK)
要求候補三つを募集。
2) 神「それが欲しいなら能力値こんだけな」
候補全てのコストを公開。
3) どれか一つを選択、どの能力値を捧げるか選択。いらなければ 神「じゃあ帰って」 で終了します
要求出来ないアイテムは存在しません。
生物は不可能。
能力はその能力を得られるアイテムという形になり可能です。
要求される能力値の目安を置いておきますね。
■ 魔鉄製の短剣 → 能力値 1
■ 永遠に水が無くならない水筒 → 能力値 3
■ 治療魔法の才能 → 能力値 5
■ ブーツ・オブ・ライトニング → 能力値 5
■ 試練の神が欲しい → 能力値を全て失った上で更に複数回の判定が必要

■ リング・オブ・テレポーテーション
対価 : 能力値 7
アーティファクト。
人の手では決して生み出せないとされる、最高品質のマジックアイテム。
◆ 特殊能力
【不壊】
このアイテムは、神の加護による絶対的な破壊への耐性を持つ。
同等の力を持つ神の一撃以外に、一切の破壊手段は存在しない。
【次元移動】
このアイテムは、着用者を空間転移させる事が出来る。
移動距離は無制限だが、迷宮の入り口か、もしくは事前に設置しておいた基点にしか移動出来ない。
この能力は一日に一度だけ使用可能。
■ ラビット・テイル
対価 : 幸運以外の能力値 6
アーティファクト。
人の手では決して生み出せないとされる、最高品質のマジックアイテム。
◆ 特殊能力
【不壊】
このアイテムは、神の加護による絶対的な破壊への耐性を持つ。
同等の力を持つ神の一撃以外に、一切の破壊手段は存在しない。
【ラッキースター】
このアイテムは、着用者の幸運の能力値を常に10に固定する。
この能力が有効な限り、能力値自体にダメージを与えるあらゆる技能を無効化する。

■ 試練の神
◆ 女性 / ????歳
◆ 能力値
【筋力】 権能により数値化不能
【耐久】 権能により数値化不能
【敏捷】 権能により数値化不能
【感覚】 権能により数値化不能
【知識】 権能により数値化不能
【意思】 ?
【魔力】 権能により数値化不能
【幸運】 権能により数値化不能
◆ 特殊能力
【大神権限】
このキャラクターは、世界の法則を自由に変更出来る。
◆ 対価
全能力値を代価として挑戦出来る試練への勝利。
この試練における判定では、最低限の成功率は絶対に確保される。

あなたは悩みに悩んだ末、幸運を願った
魅力的な考えが幾つも頭を過ぎりもしたものの、今の自分に必要なものは運だと確信した
のだ。
世の中運さえあればどうにかなる。
そんな事を言っていた同僚が居たのを、あなたは思い出した。
同感であった。
運良く神の加護なんて物を受け取ったために、一時とはいえあの楽園に足を踏み入れる事
も出来たのだから。
"……ふむ、そうか。
 何やら邪まな思念を感じもしたのだが、気のせいだったかな"
僅かに心臓が跳ねる。
神の気のせいでは全く無い。
大神のみが持つ全知の権能は、あなたにとって余りにも魅力的だったのだ。
目の前の神を自分の物に出来れば、それが丸ごと手に入る。
あなたの所有権が欲しい。
そんな不敬極まる言葉を、神に投げかける寸前で飲み込めたのは奇跡に近い事だった。

"望み通り、お前には幸運を与えるとしよう。
 上手く使うと良い。
 では、代価を頂くぞ"
そう宣言すると、神は一本の槍をどこからともなく出現させた。
その穂先は酷く禍々しい。
五つの刃は生者を憎む亡者の指のようだ。
血を思わせるような赤黒い刃には幾重にも返しが付けられ、絶対に獲物は逃がさぬと無言
で語る。
強烈すぎる悪寒に身を引こうとした時には、もう遅い。
投擲の姿勢など全くなかった。
だというのに槍はいつの間にかあなたへと到達し、その胸を抉っていたのだ。
"あぁ……良いな、実に良い。
 やはり、お前の魂は素晴らしい美味だ"
絶叫を上げ、苦痛に身を捩るあなたへと、清らかな神の声が降る。
神の居城での記憶は、それを最後にぷつりと途絶えた。

【0:30】

◆ = 現在位置
そうして、あなたは暗い迷宮の中で目を覚ました。
床に横たわっていた体を起こし、頭を振る。
今のは夢だったのか?
疑問を抱くあなただったが、すぐに現実に起こった事であると気付くだろう。
証明となる物は二つ。
まず一つは臀部から感じる違和感だ。
何かが服の中に入っており、窮屈さを感じさせている。
……手を突っ込んで調べてみれば、どうやら尻尾であるらしい。
完全に肉体と繋がっており、引き剥がすには苦痛を伴うことは疑いようがない。
兎の尾には幸運をもたらす力があると言われている。
知識の権化たるあなたも、当然知っている事だ。
だからといって本当に生やすとはどういう了見なのか。
あなたは、自身の信仰する神の頭に、僅かな不信を抱いたかも知れない。

そしてもう一つ。
ガラン、と通路に音が響いた。
手に持っていた盾が、床に落ちた音である。
落とした理由は実に単純だ。
今のあなたにとって、鉄で作られた盾は重すぎたのだ。
拾い上げて構えてみるも、腕は頼りなく震えている。
盾だけではない。
腰に括りつけた荷物袋も、あなたの体に負担をかけている。
これでは歩き回るだけでも疲労は避けられまい。
まるで幼子のようだ。
いや、それよりも更に酷い。
筋力は失われ、体力は欠片も残らず、目も耳も鈍い上に、生来心も弱いと来ている。
今や、あなたは病人にも等しいという事を、強く自覚する必要があるだろう。

あなたは今にも倒れそうになる体を必死に支えて、周囲を見回した。
一度意識の断絶があったためだろう。
魔力視が途切れ、周囲の闇を見通す事は難しい。
まして、人類という枠組みの中で最底辺の視力しか持たないあなたでは尚の事だ。
>>↓1  どうする?

とりあえず魔翌力視で辺り見回す

ともかく、まずは視界を確保しない事には始まらない。
あなたは光を灯すか、魔力を可視化させるかを僅かに悩み、後者に決定した。
燃料には限りがある以上、妥当な判断である。
>>↓1 コンマ判定 【魔力視の発動】
魔力 4
覚醒 3
目標値 7

【魔力視の発動】
目標値 7  出目 8
失敗……
しかし、あなたの魔力制御は失敗に終わった。
急激な肉体の変化が、精神にも影響を及ぼしたのだろうか。
止むを得ず、あなたは短剣を掲げ、遠隔視の魔法を発動させる。
こちらは何の問題もなく成功し、自身の周囲を明確に描き出した。
魔法による視覚は全方位に及ぶ。
それによって自身の顔を見る事となったあなたは、頬がこけている事に気付くだろう。
また、体型が細くなっている事にも。
意識してみれば、服のサイズが微妙に合わず、ずり落ちようとしている。
しかし、最早どうしようも無い。
代償を払って手に入れた幸運が補ってくれるよう、それこそ神に祈るだけ。
あなたは溜め息一つで諦め、周囲の確認を行った。


◆ = 現在位置
目の前には地下へと向かって伸びる階段がある。
葉脈は変わらず続いており、あなたにも容易に見通せた。
途中で踊り場を挟み、180度曲がっているためにどこまで続いているかは分からないが、
目に見える範囲に異常は無い。
南北の通路も、少なくとも魔力を持つ何かは居ない。
北はすぐに西へ折れ、南はひたすら真っ直ぐ。
南側は恐らく、今まで通ったどの通路よりも長い。
距離がありすぎるために、現時点では終点は不明だ。
>>↓1  どうする?

階段を下りる

あなたは階段を降り、地下へと踏み入ると決定した。
音を響かせないよう、一段ずつ慎重に進んでいく。
どうやら、かなりの長さのようだ。
一つ目の踊り場までは三十段ほどあった上に、先を覗けば更にもう一つ踊り場が見える。
あなたは、怪物に追われていた場合の逃走経路に階段を選ぶべきではないと考えた。
自身の体力を考えれば、途中で力尽きて手ごろな餌と成り果てるのは余りにも明白だ。
踊り場は、計四つにも至った。
長い階段を抜け、あなたはようやく平らな通路へと辿り着く。

【0:45】

◆ = 現在位置
新たな階層も、やはり様子に変化は無い。
通路の広さは今まで通り、大の大人が二人、両手を広げてすれ違っても大きく余裕が残る
程度。
高さもおおよそ同じで、断面図として考えれば正方形のままだ。
その全面を葉脈が覆い、淡い魔力を纏わせている。
通路は南北に伸び、それぞれすぐに折れている。
先はどうか分からないが、見える範囲には異常は感知できない。
>>↓1  どうする?

北へ

あなたはまず、北を調べる事とした。
無論、歩行は慎重に、音を立てないように留意しつつだ。
階層を隔てたとしても同じ迷宮である。
あの不可視の怪物が存在しないとは考え難い。
角から短剣だけを差し出し、魔法の視界を用いて、先を探る。
>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】
幸運 10
目標値 10

【不運の回避】
目標値 10  出目 4
通常成功
どうやら何も居ない。
時間をかけてそう確認したあなたは、角を越えて進んだ。

◆ = 現在位置
通路はすぐに二つに分かれる。
それぞれどのような道になっているか、あなたはそっと窺った。
南側は、何やら妙に暗くなっている。
葉脈が存在しない訳では無い。
だが含まれる魔力の量が格段に目減りし、魔力視による視界にも影響しているようだ。
西側は、別段特徴は無い。
今まで通りの普通の通路である。
そのどちらにも、動くものは見当たらない。
>>↓1  どうする?

西へ進む

視界の利かない南と、今まで通りの西。
どちらを選ぶかと言われれば、当然西だろう。
あなたはそう決定し、道を進む。
【1:00】

◆ = 現在位置
が、どうやらこちらも何の問題も無いとは言えないらしかった。
上の階層にもあった壁の傷跡である。
南と西に分かれた道は共に傷だらけ。
葉脈は無残に削られ、その数を大きく減らしている。
必然的に光は少ない。
今はまだ完全な闇に包まれてはいないが、先がどうかは怪しい所だ。
>>↓1  どうする?

ライト付いてます?ついてなければ点灯
そのまま西へ

あなたは、短剣とは逆の手を掲げ、指先に魔力を集中し、眩く輝く光球を生む。
それをそっと頭上に移動させ、周囲を照らす光源とした。
この先は、魔力視だけでは視界を確保できない可能性がある。
奇襲や罠の危険に備えるためには、光が必要だろう。
明るくなった通路は、その詳細をあなたに見せる。
やはり上層と同じだ。
砕けた壁の欠片がそこら中に飛び散っている。
そもそも床が削られているのも合わせれば、走り抜ける事は難しいだろう。
その中を、あなたは慎重に、西へと進んでいく。
>>↓1 コンマ判定 【隠密】
敏捷 8
足場 -2
目標値 6

【隠密】
目標値 6  出目 7
失敗……
その時、あなたは足の置き場を間違えてしまった。
不安定な箇所を僅かに揺らしてしまったために、ごく小さな山を構成していた欠片が転が
り落ちる。
静かすぎる迷宮の通路に、乾いた音が響く。
……しかし、何も起こらない。
あなたは安堵の息を吐き、固まった体から力を抜いた。


◆ = 現在位置
西へ向かう通路の半ばで、あなたは前後をしっかりと確認した。
やはり何も居ない。
明るく照らされた通路は何も変わらず、再び訪れた静寂のみを湛えている。
>>↓1  どうする?

西に移動 曲がり角の手前まで

あなたは慎重に、歩みを再開した。
二度目の失敗が無いよう、足元をしっかりと確認しながらだ。
その甲斐はあり、無音のまま角の手前まで到着する。
角の向こうは、覗きこまない限り詳細不明だが、どうにも傷の数が増えているように思え
る。
光球を生み出していなければ、完全な闇だったろう事は予想できた。
現状、あなたに知覚できる異常は存在しない。
自身の鼓動以外に音は無く、魔力の光は葉脈のみ。
そして、何かが眼前に飛び出してくるような事も無かった。
>>↓1  どうする?

判らないものは無いのと一緒だ
気にしてもしゃあない
通路の先へgo

あなたは、一歩を踏み出した。
……愚かしくも、一度の安堵で薄まった警戒心もそのままに。
あるいは、新たに得た自身の幸運を過信でもしていたのだろうか。
あなたはこの迷宮の魔物達は視覚を逃れる手段を持っていると知っていたはずだ。
互いに食い合う彼らの索敵手段も視覚以外となる。
最も手軽なのは耳と、そして鼻だろう。
触腕の怪物以外に鋭い聴覚を持つ魔物が居る可能性は、十分にあったのだ。
そう、例えば。
音を発した生物を獲物に定め、気配を殺して待ち構える、などといった性質の魔物が。
>>↓1 コンマ判定 【危機感知】
感覚 1
不意 -3
目標値 -2
※ 確定失敗判定  ファンブルの場合のみ結果が変動します

【危機感知】
目標値 -2  出目 5
通常失敗
◆ 追加判定
>>↓1 コンマ判定 【被害箇所の選定】
幸運 10
目標値 10
>>↓2 コンマ判定 【物理的被害の軽減】
耐久 1
?? -5
目標値 -4

【被害箇所の選定】
目標値 10  出目 7
通常成功
【物理的被害の軽減】
目標値 -4  出目 7
通常失敗

油断の代償は即座に支払われた。
角の先、何も無いように見える通路へ進もうと足を踏み出した瞬間の事だ。
足元で何かが動いた。
全方位の視覚を獲得している今のあなたならば、それが何かは分かっただろう。
壁の欠片と同じ色をした、数個の極小の鏃だ。
あなたに捉えられたのはそこまで。
突如、鏃は凄まじい勢いであなたの太腿を目掛けて飛び上がったのだ。
顔を驚きに歪める暇すら無い。
鋭利すぎる先端を肉に突き刺した鏃達は、筋肉を抉って体内に潜り込もうと身を捩らせ
る。
激痛は、比喩すら不可能な鋭さをもってあなたの精神を切り刻む。
絶叫を上げようが、転げ回ろうが、何の慰めにもなりはしない。
そもそも悶え苦しむ暇など有り得ない。
鏃達があなたの脚を食い破るまで、僅かの猶予も無いだろう。
>>↓1  どうする?

持ち物を鏃が出てきた場所に向かって投げつける

あなたは気が狂いそうな激痛の中、一つの閃きに身を任せた。
鏃は床から飛び出した。
目には見えないが、もしそこに本体が居り、今も蠢き続ける鏃を操作しているならば?
咄嗟に、あなたは短剣を投げ付けた。
どうかそこに居てくれ。
これで死んでくれ。
そう、必死で祈りながら。
……しかし、あなたの願いが叶う事は無かった。
短剣は虚しく床を叩き、乾いた音を立てて転がるだけ。
何の成果も生まずに終わる。

あなたの行動の直後、鏃はついに完全に肉を食い破り、動脈にまで達した。
血管が断ち切られる音を、あなたは聞いたかも知れない。
大量の血液が噴出し、通路を赤く染めていく。
が、それは一瞬の事であった。
すぐに出血は収まり、更に痛みさえ引いていく。
何故だと手で触ってみれば、太腿からは傷すら無くなっている。
勿論、それが救いである訳も無い。
異変はすぐに訪れた。
全身の力が失われ、あなたは床に倒れこむ。
強かに顔面を打ちつけ、盛大な音が響いただろう。
しかし、その音をあなたは聞き取れなかった。
更に痛みまでも感じない。
立ち上がろうという意思を送るも、手足はピクリとも動かない。
その原因を探る時間すらも、あなたには残されていなかった。
最後に一つ、体を大きく痙攣させると同時に、意識は永遠に溶けて、消えた。
……しばしの時間の後。
あなたの体はゆっくりと立ち上がった。
その動きは奇妙極まりない。
意思の働きという物が一切感じられず、まるで糸で吊られた人形のようだ。
顔を見ればなお酷い。
眼球は虚ろに天を向き、半開きの口からは涎が漏れている。
そのまま、あなたは通路を北へ、足を半ば引き摺る無様な態で進んでいった。
その後どうなったかは、最早誰も知る事は無いだろう。
DEAD END

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