隠し通路の先、長い通路を進むと、あなた達は巨大な木の実を発見した。
枝は重々しく垂れ下がり、あなたの顔より少し下の辺りに大迫力で鎮座している。

形自体はクルミに近い。
だが、その大きさは余りにも隔絶している。
なんと、大の大人二人でようやく手を回せる程なのだ。


『白の森の宝箱よ、それ。
 良く見てみなさい、鍵穴もあるから』


少女に従って観察してみれば、確かに鍵穴が存在した。
明らかに自然の物ではない……。


『僕達には鍵開けの技術がありません。
 あなたはどうですか?』


残念ながら、あなたにもそのような技術はない。
これを開けようとするならば、相当の時間を費やすか、力技を用いる必要があるだろう。



>>↓1  どうする?

魔力あまってるし筋力ブースト5で力技


少女は一頻り罠の有無を調べて、言う。


『……良く分からないわ。
 多分、大丈夫だとは思うけど』


少女は優れた感覚を持つが、専門ではない。
最も鋭い少女がこう言う以上、あなた達はこれ以上の情報は得られない。

だが、折角発見した宝箱である。
見逃すというのは惜しい。

そう判断したあなたは、力技でとりあえず開けてみる事とした。


腰を落とし、ガントレットに包まれた右腕を引く。
拳撃の構えである。
更にそこに濃密な魔力が集中浸透し、破壊力を劇的に高める。

それを見て、二人はそっと距離を取り、万一に備えた。



>>↓1 魔力撃を使いますか?

使うと中の物まで壊れそう、使わない


大気を引き裂く轟音を伴って拳が奔る。

狙うは宝箱の表面。
内部には傷を付けず、その強固な外皮の一部を削り飛ばす!



>>↓1 コンマ判定 【宝箱の破壊】

筋力 14
装備 1

目標値 15


【宝箱の破壊】

目標値 15  出目 9

差 6


※ なお、盗賊でこの値を出そうとしたらハンマー使っても出目3が必要なもよう
※ 一撃では無理ですが十分壊れます

※ クリティカルだった場合は外皮が全て消し飛ぶ+中身高品質化判定有利獲得です、消滅は起こりません





あなたの一撃は宝箱に直撃し、巨大な抉り傷を付ける事に成功した。
そのまま二撃、三撃と追撃を見舞う。

四度目にして、ついに大きく外皮が剥がれ飛んだ。


じっと罠に備え、待つ……。


何事も起こらない。
どうやら罠はないようだ。

宝箱に開いた大穴に手をかけ、割れ目をバキバキと広げていく。

中から姿を現したのは……。



>>↓1 コンマ判定 【宝箱の中身】

幸運 9

目標値 9


【宝箱の中身】

目標値 9  出目 10

ファンブル!!


……何も見えない。

そんな馬鹿な、とあなたは外皮を次々に剥がし、宝箱を丸裸にしていく。




……数分後。
あなたの足元にはバラバラの殻だけが落ちていた。

本当に、何一つ、ゴミのような物すら入っていなかった。

誰も、何も言えない。
余りにも重く苦しい沈黙。

それが、隠し通路であなた達の得た全てであった。



>>↓1  どうする?

何かないか魔力視した後通路を出る


あなたは未練がましく周囲を確認した。
その目に魔力を集め、魔力視を発動させてまでだ。

青く染まった霧の中、通路の隅々、あらゆる方向、あらゆる箇所をくまなく探す。
何も見つからない。

しばらくして、あなたの肩にそっと少女が手を置く。


心底同情したような顔で首を振る少女に、あなたはついに宝を諦めるのだった……。





長い隠し通路を戻り、最奥部方面への分かれ道に戻る。


>>↓1  どうする?

西行こう


『最奥部方面ね……。
 北へ道が繋がっていた事は、今までないはずよ。
 私達が踏み入って確かめた訳じゃないけど、そんな話聞いた事もない。
 絶対ではないでしょうけど、有益な探索になる可能性は低いわ』


『僕の知識も、この先の事は実際に目にした物ではありません。
 これまでのような完全な情報は、お渡しできないと思います』


二人はそう言うが、地図を見る限り縄張りへ繋がる隠し通路は、もうこのエリアには有りそうにない。
あるとするなら西であるはずだ。

縄張りへの挑戦は明日の夜。
ならば昼近くまでは探ってみるのも良いだろう。

しばし考えた後、二人もあなたの提案に頷いてくれた。


◆ 地図情報が更新されます




【23:30】

【蜘蛛の心臓ペースト期限 : 0:30】

【地形効果 : 濃霧 / 目視-4 魔力視阻害】



あなた達は森の西側へと踏み入った。

霧はこれまでとは比べ物にならない程に深い。
振り向けば、ほんの一歩外側、そこに壁でもあるかのように明確な境界線がある。


ここから先は一切の視界が利かないと思って良いだろう。
十分に確認できる距離は数歩分。

……もし、この霧の中で仲間とはぐれてしまえば、声を出さない限り合流には相当な手間がかかるだろう。
そしてこの迷宮の中、再び見える仲間が死体ではないとは、どこの誰にも保証できない。



通路を進めば、そこは大部屋になっていた。
少女が音を探り、あなたは魔力視で入り口に糸がないかを確認する。

それらに異常はない。
だが、少年が告げる。


『ここから先には、音を出さない魔物が居るそうです。
 巨大な鳥と、小さな蛇。
 どちらも夜に活発化する魔物です。
 ……この時間なら、どこに居てもおかしくはありません』



>>↓1  どうする?

たしかにわかりづらいかな…
主人公達と同じくらいの視点で楽しみたい気持ちはあるけど、めんどくさくなったら本末転倒だしなぁ
だけど目視-2とかの判定に使う数値とかは個人的には見たくないと思う


あなたはその言葉を聞いて、夜は避けるべきかと思い直した。
このパーティーの索敵の要は、少女の耳である。
それが使えない時間帯であるならば、危険が大きすぎる。

そう伝えると、二人は同意してくれた。


『すみません、先に伝えておけば良かったですね。
 では、こちらを探るにしても明日にしましょう。
 明るい内ならば危険性は東側とそう変わりないはずです』


あなた達は道を引き返す。

途中、少女があなたに尋ねる。


『それで、どうする?
 大部屋に戻って休むか、東側の探索を続けるか。
 体力も魔力も、まだまだ余裕があるから、どっちでもいいわよ』



>>↓1  どうする?

大部屋に戻ってペーストを出して方針会議


【23:45】



あなた達は大部屋に戻った。
北へ向かう道は、やはり大部屋脇の通路しかないようにあなたには思える。
少なくとも、森の入り口がある東側にはないだろう。

道を引き返す途中、ちらりと覗いてみた縄張りは、未だギィギィと鳴き声が響いていた。
その数と音量は減っていたが、警戒は厚そうである。


あなた達は草を食む鼠達から距離を取り、座り込んだ。
その中央に、おもむろにペーストの瓶を置く。
魔術師の男が語るには、これの期限は明日の朝まで。
忘れないようにと思ってのことだ。


さて、あなた達は今後の方針に関して話し合う事にした。



>>↓1  何か提案する事、確認したい事、他方針関連で諸々あれば

昼に寝るとして見張りは立てたほうが良いよね
何時間交代にする?


縄張りへの突入は夜。
ならば当然、睡眠は昼に取る事になる。

その際、幾ら大蜘蛛の居た部屋に魔物が近寄りにくいと言っても、ここは迷宮である。
見張りは当然必要になるだろう。
どの程度で交代するのが良いか、とあなたは確認した。


『そうですね、何人で見張りをするかにも拠ります。

 一人で見張るならば、短時間で休息を済ませる事が出来ますが、その分警戒は薄くなります。
 二人で見張るならば、何かあればすぐに発見できるでしょうが、時間がかかります。

 そして当然、万が一襲撃があった場合の対応にも差が出ます』


どちらが良いですか?
と、少年はあなたに尋ねる。



>>↓1  どうする?

一人で


見張りは一人で良いだろう、とあなたは考えた。
休息はさっさと済ませてしまった方が良い。
これが大蜘蛛の部屋でなかったなら話は別だが、警戒も一人で十分なはずだ。


『分かりました。
 では時間ですが、これを使いましょう』


少年はそう言うと、荷物から砂時計を取り出した。
木でしっかりと補強された頑丈そうな物だ。


『この砂が三回落ちきると鐘一つ分になります。
 見張りはそこで交代。
 つまり睡眠は鐘二つ分、十分な休息だと思います。

 それと順番ですが、一番辛いのは二番目の見張りで、これは睡眠が二回に別けられるためです。
 これは僕がやりましょう。
 縄張りでの役割が一番軽いのは僕ですから』



◆ 鐘一つ = 三時間

◆ 見張り一人での合計休息時間は九時間になります


>>↓1  異論があれば伝える事ができます

異論は無しかな


【0:00】


睡眠時の見張りと、その交代時間は決定された。
あなたと少女、どちらが先に休むかは未定だが、急いで決める必要はない。
いざ休むとなった時で良いだろう。



>>↓1  どうする?

ペーストを食べる
食べてない少年を主に


特に何かする事がなければ、だらだらと時間を潰す事もできます。
その際は何時間進めるか指定してください。

安価↓


さて、話が一段落ついた所で、中央に置かれたペーストである。
口に出来る期限は明日の朝まで。
どう考えても、明日の夜に待つ縄張りの再攻略には役立ちそうにない。


『という訳で、僕が食べてしまっても良いでしょうか?』


少年は期待に満ち満ちた顔であなたを見上げた。

あなたは酒場での少年の様子を思い出す。
少女があなたに刃を突き付けて去った後、二人分の食事をペロリと平らげていったのだ。
この少年はどうやら、かなりの健啖家である。


あなたは少年の輝く目に負け、頷いた。
少女の方も、やれやれと言った様子で許可を出す。

携帯食を取り出した少年は、二人だけずるいと思ってたんですよね、などと期限良くペーストを塗り始めた。

ひぎぃ

了解、書き直します

あー、いや、やっぱこのままで行きます
今後の安価でやっぱなしが来たらアレですし
申し訳ありません


【0:30】



少年はペーストを綺麗に平らげた。
よほど気に入ったのか、瓶の中に指を突っ込んでさえいる。
汚い物を見る少女の目には全く気付いていないようだ。


◆ 少年の魔力消費が 【2:30】 まで30%軽減されます


>>↓1  どうする?

どちらが先に寝るかを決めることと少年が寝ている間の光源をどうするか話し合う


『睡眠中の光源……?
 いや、寝るのは昼間よ?
 葉の間から入ってくる光で十分明るいわ』


そういえばそうだった、とあなたは頭を掻いた。


『寝る順番は、そうね……先を譲るわ。
 私は寝起き良い方だし』



>>↓1  異論があれば伝える事ができます

なし


【0:45】



そういう事に決定して、あなたは手持ち無沙汰になった。

なんとなく、部屋の中に居る鼠を観察してみる。
あっちへ走り、こっちへ走り。
おもむろに集まって小さな声で鳴き合い、また唐突に分散する。

ふと思い立って草を千切り振ってみると、それを目で追って顔を動かす。

……魔物であると言っても、中々愛嬌のある連中のようだった。



>>↓1  どうする?

手懐けてみよう


どうにか手懐けられないものだろうか。
そう思ったあなたは何か良い物がないかと周囲を探してみる。

すると、少年が食べ零した携帯食の小さな欠片が目に入った。

幾つか拾い集め、一つを遠くに投げてみる。
すると、鼠はそれを摘み上げ、小さな鼻を動かして調べている。

少しして、ぱくりと口にした。

もう一度、今度は少し近くに投げてみる。

味が気に入ったのだろうか。
やや警戒しながらも近付き、ぱくり。


もう一度。
更に一度。
オマケに一度。


鼠は欠片を食べ続けた。
今や鼠はあなたの目と鼻の先に居る。


……あなたは自分の手の平に最後の一欠片を乗せ、そっと差し出した。



>>↓1 コンマ判定 【幸運な出来事】

幸運 9

目標値 9


なんという事だろう。
鼠はあなたの手に指をかけ、身を乗り出して掌の中の欠片を食べている。

鼠のひげのくすぐったい感覚と同時に、あなたは達成感を感じていた。


『ちょっと、あんたそれ何やってんの……?』


少女の言葉に周囲を見回してみれば、いつの間にか多くの鼠達があなたの近くに集まっている。
それらは、何かを期待するような目であなたを見上げていた。



>>↓1  どうする?

ちょっと餌付けして手懐けられないかなーって…


あなたは自分の荷物から携帯食を取り出した。

匂いに気付いたのだろう。
あなたを囲む輪が狭まる。

その鼠達の中に、それを一個投げ込んでみた。
即座に鼠達が群がり、あっという間に携帯食はバラバラにされる。
どうやら一匹が独り占めするような事はなく、群れで分け合って食べるようだ。


携帯食を食べ終わった数十匹の鼠達は、餌を与えてくれたあなたに感謝するように集まってくる。
手を差し出してみれば、数匹が頬を摺り寄せ、甘えるように小さく鳴いた。


『……冗談でしょう?
 何ですかこれ。
 こんなの、聞いた事もありませんよ……』


少年も知らない事であったらしい。
驚くべき事に、鼠達は迷宮の魔物であるにも関わらず飼い慣らす事が出来るようだ。

今や、彼らはあなたを仲間か何かだと思っているらしい。
もしあなたに危害が加えられれば、彼らはその小さな命を振り絞って戦う事だろう!





◆ 魔物の隠し情報を獲得しました、情報を開示します



■シックスレッグ・ラット


不確定名 : 六足鼠 もしくは 鼠

ほぼ全ての迷宮に棲息する、大型の鼠の魔物。
六本の足の先には鋭い鉤爪を持ち、それを用いた木登りが得意。

草食性であり、基本的には害は無いが、
共生関係にある魔物へ危害が加えられると集団で襲い掛かってくる場合がある。


◆特殊能力

【飼育可能】

この生物は飼い慣らす事が出来る。
この生物の場合は、与える食料が続く限り、群れ全体が飼育者の敵対者に敵対し続ける。


◆ 【あなた】 のステータスが更新されました



【女性 / 19歳】


【筋力】 9  【耐久】 7
【敏捷】 1  【感覚】 7
【知識】 1  【意志】 3
【魔力】 8  【幸運】 9


【魔法剣士】

低難度の魔力行使が確実に成功する
物理攻撃時、魔力を消費する事で威力を増加させるコマンドを任意で使用可能


【探索目的】

姉の遺品を求めて


■ 所持品一覧

 【使い慣れた双剣】

 【緋色鹿革の兜 +1】
 【鉄製のネックガード +1】
 【使い慣れた皮鎧】
 【使い慣れたガントレット】
 【異形の手袋】
 【使い慣れたブーツ】
 【投石用の石 x16】 ←NEW / USED

 【携帯食 x4】 ←USED
 【?水筒 / 九割】 ←USED

 【ポーション x2】

 【方位磁石 x2】
 【携帯用調理器具一式】

 【地図用羊皮紙 x2】
 【描きかけの地図 / 白の森・入り口】
 【描きかけの地図 / 白の森・猿の縄張り】 ←NEW
 【描きかけの地図 / 白の森・最奥部への道】 ←NEW


■ パーティーの共有品

 【闇色の狼の心臓 x2】 ←NEW


■ 習得魔法一覧

 【魔力撃】
 【フィジカル・ブースト】


■ テイミングモンスター

 【シックスレッグ・ラット x40】 ←NEW


■ パーティーメンバーのステータスが更新されました



■異端の少年

【筋力】 5  【耐久】 5
【敏捷】 4  【感覚】 3
【知識】 5  【意思】 8
【魔力】 4  【幸運】 1


◆職業

【異端者】

NPC専用職業
迷宮外で24時間以上を過ごすと死亡する


【侍祭】

低難度の魔力行使が確実に成功する
魔力による治療行為が可能になる


◆特殊能力

【ライト・キュア・ウーンズ】

このキャラクターは魔法による軽症の治癒を行える。
回復量は使用者の魔力と対象者の耐久を用いた判定によって決定される。
この判定は失敗しない。


【コンティニュアル・ライト】

このキャラクターは魔力による光源を用意できる。


【フィジカル・ブースト】

このキャラクターは魔力により自身の能力を強化できる。


【異端の焼印】

一日と置かず迷宮に潜り続けねばならない、神殿製の特大の呪い。
このキャラクターは白の森に関する膨大な経験と知識を持つ。
白の森での生存判定に有利な補正を受け、知識判定に自動成功する。


■エルフの少女

【筋力】 4  【耐久】 3
【敏捷】 8  【感覚】 9
【知識】 4  【意思】 5
【魔力】 6  【幸運】 2


◆職業

【エルフの狩人】

NPC専用職業
一部の魔法を自動習得する
一部感知判定が有利になり、敵を発見できた場合の先制判定が確実に成功する


◆特殊能力

【エア・カッター】

このキャラクターは風の刃による遠距離攻撃を行える。


【エア・バースト】

このキャラクターは局地的な暴風を発生させられる。


【マナ・エクスチェンジ / 刀剣】

このキャラクターは魔力を刀剣に変換して運用できる。
この能力を使用している間、このキャラクターは一切の魔力行使を行えない。


【鋭敏な聴覚】

このキャラクターは敏感な聴覚を持つ。
聞き耳判定に常に+1の補正。
また、一定距離内の音を絶対に聞き逃さない。


【逆鱗】

このキャラクターは他者に触れられたくない過去を持つ。
友好度が一定以下の状態で踏み込んだ場合、積極的敵対行動を取る。


■ 装備品詳細



■使い慣れた双剣

斬撃属性

攻撃補正 1
防御補正 1
敏捷補正 1


■使い慣れた皮鎧

防御補正 1
敏捷補正 0


■使い慣れたガントレット

攻撃補正 1
防御補正 1
敏捷補正 0


■使い慣れたブーツ

攻撃補正 0
防御補正 1
敏捷補正 1


■緋色鹿革の兜 +1

防御補正 2
敏捷補正 1


■鉄製のネックガード +1

防御補正 3
敏捷補正 0


■鹿革製のリュック

防御補正 1
敏捷補正 0

このアイテムで防御を行うと、所持品に破壊判定が発生する。


■異形の手袋

攻撃補正 0
防御補正 0
敏捷補正 1

【魔力遮断】
この防具は外部からの、手への魔力の影響を完全に無効化します


■ 地図情報


【白の森 入り口】




【白の森 猿の縄張り】




【白の森 最奥部への道】







【1:30】


あなたが新しい小さな仲間と戯れている間に、二人は荷物の整理を始めていた。
鼠達の意外な生態に驚いていたのはほんの少しの間であったようだ。
荷物の一部を丸めて枕状にするなど、数時間後に控える睡眠に備えている。



>>↓1  どうする?

大蜘蛛の死骸ってまだ残ってるのかな
あるなら今の内に爪や牙を剥ぎ取って投げれるサイズに加工するとか


あなたは通路に残る大蜘蛛の死骸に近寄った。

鼠達は倒れ伏す巨体に怯え距離を取っていたが、
あなたがその太い足に触れても何も起こらないのを確認し、好奇心たっぷりに大蜘蛛をつついている。

無毛の猿に対し石を投げると決定していたが、
どうせ投げるならばただの石よりも、頑丈かつ鋭利な、大蜘蛛の爪や牙が良いだろう。

あなたは死骸へ向けて手を伸ばし……。



>>↓1 コンマ判定 【爪牙の獲得】

筋力 9

目標値 9


※ この判定は、目標値と出目の差によって、経過時間が変動します


【爪牙の獲得】

目標値 9  出目 3

差 6



あなたは石を用いて次々に爪と牙を砕き折っていく。

やはり驚きべき硬度の爪牙である。
適当に足元から拾い上げた石は、爪を一つ折る度に二つ三つと砕ける。
それを見て、あなたは投擲の威力に大きな期待を抱くのだった。




【大蜘蛛の爪の欠片 x8】 【大蜘蛛の牙の欠片 x4】 を入手しました。


【武器情報 / 爪&牙共通】

投擲武器

刺突属性

攻撃補正 2
敏捷補正 1


【2:15】



あなたは大蜘蛛からの剥ぎ取りを終え、大部屋へと戻った。
足元に纏わりつく鼠達も、当然一緒である。


大部屋の中では、少女が目を閉じて瞑想を行っていた。
ただ、その耳は時折ピクピクと動き、周囲の音を感じ取る事は怠っていない。

少年の方はと言えば、荷物から取り出したのだろう分厚い本を読んでいる。
あなたの位置からではその内容は分からないが、それなりに集中しているようだ。
少女の索敵能力に完全な信頼を置いているのだろう。

何となく、もう睡眠まで時間を潰すような雰囲気になっている……。



>>↓1  どうする?

より長距離に牽制するためにスプーン型の投石棒と投槍器と投げ槍を木を削って作る


あなたは投石用の石や爪牙を前に、むむむと頭を捻った。
投擲の威力を更に上げる、またはその射程を伸ばすために、何か出来る事はないだろうか……?



>>↓1 コンマ判定 【武器知識】

知識 1

目標値 1


【武器知識】

目標値 1  出目 1

判定にかろうじて成功しました


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