第2師団（大日本帝国陸軍）
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aczech_kasshi 2024年08月19日(月) 18:27:50履歴
| 第2師団 2nd Infantry Division | |
|---|---|
| 創設 | 1888（明治21）年5月14日 |
| 所属政体 |  大日本帝国 |
| 所属組織 |  大日本帝国陸軍 |
| 部隊編制単位 | 師団 |
| 兵科 | 自動車化歩兵 |
| 所在地 | 宮城県仙台市 |
| 編成地 | 宮城県仙台市 |
| 通称号/兵団文字符 | 「勇」（いさむ）兵団 |
| 補充担任 | 仙台師管 |
| 上級単位 | 東北軍 |
第2師団は、東北軍の麾下にあって東北地方一帯の防備を担当する大日本帝国陸軍の師団。その戦歴から夜襲の仙台師団の異名でも知られる伝統ある師団である。
概要 
明治21年に日本初の師団として鎮台を改編して作られたうちの一つであり、帝国陸軍におけるもっとも伝統ある師団の一つである。初期には東北地方全域と北海道をその担任区域としていたが、日清戦争後に第7師団?、第8師団?がその管区内から編成されると担任区域である第2師管は南東北一帯となった。以後、第2師団はこの地方の郷土師団としての歴史を歩むことになる。
師団の歴史の中で最も特筆すべきものは、日露戦争における活躍であろう。日露戦争における第2師団は黒木為�藁┐い�第1軍の主力師団として鴨緑江を渡河し、満洲において戦った。特に1904年8月、日本軍との決戦を企図して奉天省遼陽に布陣したロシア帝国陸軍?を、帝国陸軍の満洲軍が総力を挙げて攻撃した遼陽会戦において、ロシア軍左翼の攻撃を命じられた第1軍の一部として行った弓張嶺の夜襲は、世界戦史上ほかに類を見ない師団規模の大夜襲攻撃であった。これに大成功をおさめ、ロシア軍左翼を退却に追い込んだことは、ロシア満洲軍のクロパトキン司令官をして、予備隊を攻撃正面（首山堡方面）にいた部隊まですべて左翼方面に動員させるほどその心胆を寒からしめた。この戦歴から第2師団は夜襲の仙台師団の異名をもち、日露戦争に参戦した他師団同様、後世にまで語り継がれる武勲を残すこととなった。
支那事変勃発当初満洲駐箚師団に指定されており関東軍隷下、満洲国哈爾浜に駐屯していた第2師団は盧溝橋事件が起こるや出動が下令され、隷下より混成第3旅団を派遣して所謂東條兵団の指揮下に入り、察哈爾作戦・徐州会戦に参戦して緒戦の勝利に大きく貢献した。その後も重慶攻略作戦（五号作戦）に動員されるなどし、雲南省における治安維持任務を終えて1944年に復員した。復員後、第2師団の管区である仙台師管からは新潟県が分離され、ここは第13師団を改めた第13旅団?の管区である高田旅管となった。第2師団は満洲駐箚師団に指定されておらず、自然災害の多発する東北地方の災害対策と、ロシア軍と相対する最前線である北部軍の後詰として地元・仙台に衛戍する郷土衛戍師団となった。
第2師団の活躍の中で更に青史に名を刻むのは、2011年3月に発生した東日本大震災（東北地方太平洋沖地震）における活躍であろう。地震により第2師団司令部の置かれる仙台も大きな被害を受け、特に師団飛行隊の衛戍する仙台飛行場には津波が押し寄せて全作戦機喪失の大損害を蒙ったが、師団司令部は地震発生後僅か5分で出動を決定し、工兵第2聯隊を中心とする支隊を組織して沿岸部へ送り、救難・救護活動に任じた。第2師団は航空隊の損害により救難活動の主体とはならなかったものの、被災地における被災者支援や治安維持などの中心となり、郷土師団としての実力をいかんなく発揮した。陸軍省の発表によると、陸軍各部隊の活動により2万人以上を救難したとされる。
師団の歴史の中で最も特筆すべきものは、日露戦争における活躍であろう。日露戦争における第2師団は黒木為�藁┐い�第1軍の主力師団として鴨緑江を渡河し、満洲において戦った。特に1904年8月、日本軍との決戦を企図して奉天省遼陽に布陣したロシア帝国陸軍?を、帝国陸軍の満洲軍が総力を挙げて攻撃した遼陽会戦において、ロシア軍左翼の攻撃を命じられた第1軍の一部として行った弓張嶺の夜襲は、世界戦史上ほかに類を見ない師団規模の大夜襲攻撃であった。これに大成功をおさめ、ロシア軍左翼を退却に追い込んだことは、ロシア満洲軍のクロパトキン司令官をして、予備隊を攻撃正面（首山堡方面）にいた部隊まですべて左翼方面に動員させるほどその心胆を寒からしめた。この戦歴から第2師団は夜襲の仙台師団の異名をもち、日露戦争に参戦した他師団同様、後世にまで語り継がれる武勲を残すこととなった。
支那事変勃発当初満洲駐箚師団に指定されており関東軍隷下、満洲国哈爾浜に駐屯していた第2師団は盧溝橋事件が起こるや出動が下令され、隷下より混成第3旅団を派遣して所謂東條兵団の指揮下に入り、察哈爾作戦・徐州会戦に参戦して緒戦の勝利に大きく貢献した。その後も重慶攻略作戦（五号作戦）に動員されるなどし、雲南省における治安維持任務を終えて1944年に復員した。復員後、第2師団の管区である仙台師管からは新潟県が分離され、ここは第13師団を改めた第13旅団?の管区である高田旅管となった。第2師団は満洲駐箚師団に指定されておらず、自然災害の多発する東北地方の災害対策と、ロシア軍と相対する最前線である北部軍の後詰として地元・仙台に衛戍する郷土衛戍師団となった。
第2師団の活躍の中で更に青史に名を刻むのは、2011年3月に発生した東日本大震災（東北地方太平洋沖地震）における活躍であろう。地震により第2師団司令部の置かれる仙台も大きな被害を受け、特に師団飛行隊の衛戍する仙台飛行場には津波が押し寄せて全作戦機喪失の大損害を蒙ったが、師団司令部は地震発生後僅か5分で出動を決定し、工兵第2聯隊を中心とする支隊を組織して沿岸部へ送り、救難・救護活動に任じた。第2師団は航空隊の損害により救難活動の主体とはならなかったものの、被災地における被災者支援や治安維持などの中心となり、郷土師団としての実力をいかんなく発揮した。陸軍省の発表によると、陸軍各部隊の活動により2万人以上を救難したとされる。
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