フィギュアスケート×ファンタジーのテキストベースRPG

ボッカ族【民族】


バルハリアの先住民族。
地球でいうところの「エスキモー」と「シェルパ」を合わせたような文化を持つ。

植物の育たない極寒の地において、狩りと移動の生活を主とし
貴重な栄養源として動物の生肉や内臓を食べ、わずかに残された
「紋章」の刻まれた魔法道具を利用して地中に穴を掘り、そこを住まいとしていた。
何世代にも渡って掘り進められた地中の住居は、アリの巣のようでもあった。

そんな彼らの正体は、氷結の呪いによって滅びたローザンヌ王国の生き残りだった。
もともと都市に暮らしていた彼らの生活様式は、数百年の暗黒時代を経て
すっかり極寒の地に適応したものに変化していた。

「多夫多妻」の結婚制度も、その一環であるという。
「1人目の夫」が家族全体のリーダーとなり、狩りで家を長く留守にする間
妻を護ってくれる「2人目の夫」を探す形であったり
仲の良い2組の夫婦が、家計や育児の負担を減らすため
一つの家族に「合併」するなど、そのスタイルはさまざま。

後に「舞姫」として世界中に知られるボッカ族のシャーマンは
女神アウロラからオーロラヴェールの加護を授かっており
一族を寒さから護るのに大きな貢献をしていた。
そのおかげで、例外的に地中でモヤシなどの栽培も行われていた。

氷都創建後は、都市に暮らすものが多くなり
狩猟と移動の生活をする者は少数になったという。
ただし、「苦難に耐えた先祖の誇りを忘れない」ためとして
都市で暮らす同胞のために、狩りや移動生活の体験学習を指導する
伝統的なボッカ族も存在している。

ちなみに、地球から氷都へ「夢召喚」された日本人の話によれば
ボッカ族独特のなまりが東北方言の「南部弁」に聞こえるそうだが…?


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