共同創作「戦律の街角にて」のWikiです

ファゴット/Fg

原案:(仮称)コード33
『ゆるゆる脱力系執事』

外見

細めの長身。顔にはそばかすがあり、いわゆる美形とは少し離れている。赤の強めな茶色の髪を白いリボンと一緒に編んでまとめた髪型。

詳細


フラウト屋敷の執事。
おどけた表現の得意な音色のダブルリード楽器。オーボエ属では届かない低音域を担当し、支える役目を持つ。オーボエと同じく管弦楽曲の必須要員ではあるがあまり目立たない立場。しかし旋律を担当しているにも関わらず目立つことができないオーボエと違い、彼はもともと裏方の意味合いの強い楽器であるため気にするにも至らない。

音色の通り、なんとなくのんびりぼんやりしつつ冗談好きな性格。彼の言う事のほとんどは「無い事」で、言われた事をそのまま受け取りがちな相手を振り回すことが多い。
適当な事しか言わない上に行動もかなり適当で不真面目な印象を持たれるが、意外と要点は押さえてやるべきことはきちんとしている。冗談ばかりだがその実真面目であり、周囲全体のバランスを取ろうと動いているところがある。ある意味では非常に安定しており、少々不安定な気質の揃ったオーボエ属を相手にするには都合の良い性格である。しかし、相当自分のことに興味がないのか、自分の不調には非常に鈍感で、崩れる時はほんの一瞬、本人も驚くほどに突然無理が出る性質でもある。

冗談で他人を振り回すとはいえ実害を与えることは無く、基本的に誰が相手でも温厚で親しみやすいので浅い交流が得意。人見知りの激しいオーボエに代わって、屋敷の大勢の来客の対応を引き受けている。

好物は(お嬢様が食べるはずだったけど勝手にもらった)お菓子。趣味は山に行って季節の何かを採ること。春は山菜、夏は昆虫、秋はきのこ、冬は山芋……。そして全てお嬢様に嫌がられる。そこまでが楽しみ。
きのこ採りは最近同行者ができたようで上機嫌。

余談だが彼は酒に酔ったキーボードに素面で対向できる。

住居

西洋通り。白やピンクを基調とした、ロココ調な屋敷。大きな庭があり、花が咲き誇っている。豪華で賑やかな雰囲気で、人が自由に出入りできる。様々な楽器たちが遊びに来たりする。

戦闘

ステータス(A〜E)
ATT(攻撃):B DEF(防御):C SPD(速度):C
RNG(射程):C STM(持久):D TCT(戦術):A
戦法
安定したステータスで中衛をつとめるアタッカー。
フラッタータンギングによる超連射やフラジオレットでの高速弾などのテクニックを使いこなす。
本来は一回の攻撃ごとに隙ができてしまうところを、循環呼吸によってカバーしている。
が、焦りや疲労で呼吸が乱れるため、長期戦になるほど攻撃の隙が大きくなる。
4オクターブ弱という広い音域を持つため、諸々調整も効きやすい。
だが機動力は微妙なので単騎での戦闘は苦手。また、防御力も並なので、あまり無茶もできない。
高水準なステータスだが、やはり基本的にはオーボエの後ろ盾である。

関係

一人称:僕/ 二人称:君、あなた/ 三人称:あの人
所属:オーケストラ軍 木管隊
複簧従者組
ダブルリードを持つ楽器とはなんらかの血縁関係を持つが、その中で特に彼と関係性の強い楽器達はフラウト屋敷の従者達である。オーボエ属は近い縁の親戚。

オーボエは最も付き合いの長い楽器である。彼女とセットで扱われることの多いファゴットだが、前述の通り違う役目を求められて生み出された楽器どうしであるために彼女の悩みを根本的に理解してやることがどうしてもできない。そのため励まそうと彼女にかける言葉が意味を成さなかったり、むしろ逆効果であることもしばしばある。しかしなによりもオーボエを支えるという目的で生み出された彼は間違いなく他の誰よりも彼女のことを気にかけ心配している。彼女に適切な言葉をかけられないことは自分に与えられた役目を果たせていないことになるのではと考えることもあるが、今は彼女が遠慮なく思いきり悩めるように環境を整えることに徹している。どんなに彼女が冷たい態度を取ってきたとしてもファゴットはそれを許すことができ、見守ることに長けている。彼女はファゴットにとって可愛い妹のようなもので、いつかまた昔のように「兄様」と呼んでくれたらと淡く願っている。

コーラングレのこともやはり弟のように見ている。根本解決にならないとはいえ彼はファゴットよりもオーボエを励ますことが得意なため、落ち込んだ彼女を元気付けるのは彼に任せている。しかし彼もまた他人に精神状態が影響されやすい性質であるため疲れてしまいやすく、その時に彼を励ますのはファゴットの役目になっている。また、昔の姉のことを知りたいというコーラングレに対してよく昔の話を聞かせている。

オーボエ・ダモーレに対して否定的な傾向の強い他の親戚達と比べそこそこ彼女のことを好意的に見ている。「逞しくて良いじゃないですか、昔からああいうところありましたし、あれもあれであのひとらしいですよ」とのこと。

コントラファゴットは妹だが、特別仲がいいわけでも悪いわけでもない、「居て当たり前すぎて普段は意識しない」関係。一番近縁のせいか彼女には遠慮がない。

ヘッケルフォーンのことは「オーボエさんと全然似てないなあ」などと思っている。
主従関係
彼はあくまでも従者であるはずだが、フラウト屋敷の一族相手にもあまり気を張らない。

フルートのことはある意味いっとうのお気に入りなようで、わざと彼女の我儘を引き出すような行動を取っては面白がって見ている。大事なオーボエを影に追いやった張本人であることは理解しつつ、「悪気があるわけではないでしょうし」とそれほど気にしてはいないようである(が、もしかしたら普段の悪戯は若干の仕返しの意味もあるのかもしれない。若干)。
……とはいえなんだかんだ仲は良いようである。何気お互いかなり遠慮がないし助け合うことすらある。ん?これは最早親友???

自由すぎてフルートやオーボエの手に負えないピッコロを誘導するのが上手い。
友人のような
そうでないような。彼は何故か他人とあまり深い交流まで発展しないことが多いが一応少しは友人らしい関係があったりなかったり……
というのがヴィオラである。彼が屋敷に訪れた時にわざわざ彼の苦手とするお嬢様達の居場所をまるで彼がそのふたりに用でもあるかのように教えてくるが結局それは大嘘だったりする。安全地帯を教えているのかただの冗談なのかよくわからない。何がしたいのかわからない。いつものことと言えばそうかもしれない。が、両側ヘ音でも良いはずの彼の制服の肩章の片側がハ音のものなのは彼のことを考えての選択なのかもしれない。
彼は友人なのかと訊けばおそらくそうだと答えるだろうが、誰が相手でもそう答えそうなので参考にはならない。
クラリネット屋敷
よくお茶やお菓子を差し入れに行っている。

クラリネットに対してもともとは真面目な彼女は自分のような性格ではあまり気に入られないのだろうと思いつつ特に意味もなくなんとなくで差し入れを続けていたが、山にキノコを採りに行くことを冗談まじりに言ってみたところ意外にも興味を示したため、案外仲良くなれるのかもしれないと思いなおしている。力になりたくてもなれなかったオーボエと違いクラリネット相手には何かができる予感があり、意識が変わってからは絡みに行く頻度が上がっている。

バスクラリネットは談笑仲間。彼の美味しいコーヒーの淹れ方を真似したいがお嬢様が紅茶派のためなかなか機会が来ない。
両親

歴史

16世紀生まれの木管楽器。オーボエには少し遅れて、管楽器の中では早めにオーケストラに加えられた。オーボエと同じダブルリード楽器であり、その低音部を担当する楽器として発達した。

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