共同創作「戦律の街角にて」のWikiです

バスクラリネット/BsCl/バスクラおじさま

担当:アイス猫村コユ
『厳粛重厚、侮れない執事』

外見

銀灰色の、癖のある髪に金色の瞳。
服装は黒の燕尾服。白い蝶ネクタイに白手袋をつけている。
木目のステッキやポケットチーフ、帽子なども持っていて、天気や場所によって変わる。

身長:181cm 
年齢:40歳

詳細

クラリネットお嬢様の執事。
生真面目でまっすぐなしっかり者。厳粛かつ重厚な存在感を醸し出す、侮れないバスクラは頼れるおじさま。
影からクラリネットお嬢様を支え、守るのが己の使命だと思っている。

クラリネットお嬢様を守ることに重きを置きすぎて人付き合いは少ない。
所謂「セコム」なので、お嬢様に近づく悪い輩は全部お嬢様の知らないうちに排除していることが多い。
だがむやみな殺生はしない。ただ追い払うだけである。
だが、はてさてどのように追い払っているのかは、追い払われた者しか知らない……。

ちなみに、少々コミカルな言動が見られるのは昔の名残。
生い立ち
1793年、クラリオ一族の長・バセットホルンの三人息子の次男として生を受ける。
よくできる兄・バセットクラリネットや弟・コントラアルトクラリネットと比べて出来が悪かったバスクラリネットは、一族の中ではあまりパッとせず、目立たない精霊だった。
元来は気楽な性格だったのだが、それ故に一族から不当な扱いを受けて、厳しい生活を強いられる。
性格も徐々に現在のように堅い性格に矯正されてしまった。

1800年頃に、クラリネットお嬢様の後を追う形でどうにかオケ軍に所属することとなった彼だが、当時の彼に力はあまりなく、苦戦を強いられる。
戦後、このままではお嬢様を守ることが出来ない、と訓練に一層力を入れることとなり、外界の影響もあって大成することとなった。

1843年、クラリネットお嬢様が家を出た時に共に家を出て、彼女の執事として生きることを決めた。
台詞
「お嬢様のためならこの命、捨てても構いません。しかしそんなことをしたらお嬢様は悲しむでしょうから、命は大切にします」
「コモンミューターに屈するようでは、執事など務まりませんよ」
「ただいま戻りました、お嬢様……またいる!」

「……安心してください、お嬢様。私が耐えしのぎますから」

住居

旧市街地。
アンティークな屋敷。蔦の這った隠れ家のような場所。

実はオーボエの旧家である。

戦闘

ステータス(A〜E)
ATT(攻撃):B  DEF(防御):B SPD(速度):C⁺
RNG(射程):C STM(持久):C TCT(戦術):D
戦法
戦術に少々難ありだが、平均値が高い攻防一体型。
耐久、射程距離、持久力は並にある。防御は高めだが、素早さは若干低め。しかし低音域を得意とするため一撃は重い。
低音楽器にしては速度が速い。そのため動きながら重火力攻撃を食らわすことが出来る。尚、高速射撃のトリルも扱える。

基本的にはクラリネットお嬢様の援護射撃。
しかし機動力は平均値程度あるため、お嬢様が危機に陥った時はソロで戦うことも出来る。

また様々な特殊奏法を用いることもある。
  • スラップタンギング
    息を流しているところを舌で瞬時にせきとめることによってアタック音やノイズを発生させる。
    独特な破裂音から怯みを生むことも。
  • 重音
    単音がメインの楽器において複数音を出す奏法。攻撃手数が多くなる代わりにスタミナが削れる、短期決戦型戦法。
  • 循環呼吸
    ブレスの間も絶え間なく口から空気を吐き出すことによってブレスの時の無音時間をなくす演奏技法。
    呼吸法が特殊なため負担は少々かかるが、隙を無くすことが可能になる。

関係

一人称:私/ 二人称:貴方、〜さん、〜お嬢様 / 三人称:貴方方
所属:オーケストラ軍 木管隊
クラリネットお嬢様
お嬢様に仕えて随分経つ。

自分と違って抑圧にあらがうために行動した彼女に対して尊敬の気持ちを持っている。
また、彼女のことをとても大切に想っている。
クラリオ一族
クラリオ一族の当主・バセットホルンの次男にあたる。
出来の良い兄・バセットクラリネット、弟・コントラアルトクラリネットがいる。

一族の他の者から不当な扱いを受けたこともあってか、一族の他の者達との仲は良くない。
フラウト屋敷
フラウト一族とは、一部を除いてあまり関わりを持たない。

フルートに対し、お嬢様のことを悪く言うのは許せないと考えている。
しかし彼女の口から発せられる言葉が必ずしも本心ではないことを薄々感じているので、お嬢様から遠ざけようとはしない。

ピッコロに対しては難儀な姉を持って少し気の毒に思っている。

ファゴットさんとは同じ執事として談笑したり、またクラリネットお嬢様にお菓子の差し入れを頂いたりする仲。
事あるごとに(勝手に)お嬢様によって家に入れられている彼に呆れつつも、お嬢様が楽しいならそれで……と思うようになってきた。(あれ…ほだされてる…?)
何気に強かで誰とでも上手く関わることの出来る彼のことを少し羨ましく思っていたり。

オーボエさんが影でひっそりとクラリネットお嬢様を見ているのは知っているが黙認している。
おっかけ
ターロガトーがお嬢様を追っかけているのは知っているし、一度コンタクトを取ったがお嬢様に対する多大なる熱量とその憧れの眼差しに珍しく押され、黙認している。
はじめは警戒していたが、ただ見てるだけで害はないと分かってからは「またいるな」程度に思うようになった。(あれ…ほだされてる…?(2回目))
むしろいない方が心配。
伝令役なら
自分の方が適任だろうと思っている。度々お嬢様に伝令を頼む騒音計に対しては、はじめから自分に言ってくれれば良いのに、と感じている。ちなみに、木管隊の中での伝令役、もとい架け橋とはバスクラとファゴットである。
最期の姿は
の最期は、胸に刻んでおきましょう。

歴史

最初のバスクラリネットが確認されたのは1772年だというが、使われ始めたのが1793年のことで、当初はあまり楽器として成功していなかったという。(※当作では使われはじめを生まれとしている。)
というのも、元々のバスクラリネットはファゴットの形態を模した二つ折りの形状をしており、縦型の楽器であるクラリネットとの持ち替えが困難だったからだ。
そこで、1838年、キイが多くついていて縦にまっすぐの管体がある、現在のバスクラリネットのような楽器が製作され今に至る。

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