kagemiya@ふたば - キング・アーサー(絶望王)

基本情報

【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】ロスト(ライダー)
【マスター】
【真名】絶望王アーサー(キング・アーサー)
【異名・別名・表記揺れ】アーサー・ペンドラゴン(オルタ)
【性別】男
【身長・体重】182cm・74kg
【肌色】白 【髪色】銀 【瞳色】金
【外見・容姿】漆黒の鎧をと外套を身に付けた、重苦しい表情の青年。
【地域】ブリテン
【年代】5世紀
【属性】混沌・悪
【天地人属性】人
【その他属性】人型・円卓・アーサー・竜・王
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:D 宝具:A++

【クラス別スキル】

対魔力:B

魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:A

乗り物を乗りこなす能力。幻獣・神獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。
「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。

【保有スキル】

魔力放出:A+

武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。いわば魔力によるジェット噴射。
絶大な能力向上を得られる反面、魔力消費は通常の比ではないため、非常に燃費が悪くなる。
ロストはこのスキルを攻撃や加速の他に魔力防御に近い障壁としても用い、ほぼ全てのステータスが押し並べて高い。

カリスマ:E

軍団を指揮する天性の才能。 団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
Eランクでは国を統率はできても、兵の士気が極端に下がる。
ロスト本来の人柄、才覚であればB+ランクに相当するものの、最早彼に付き従うものは誰もいない。

直感:EX

戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を「感じ取る」能力。
EXランクは完全な未来予知が可能。また、視覚・聴覚への妨害を無効化する効果を持つ。
特殊な千里眼スキルと同等の力を有し、ロストは常に正しい未来を視ることができる。それが望まない結果であったとしても。

夢来の騎士王:EX

無辜の怪物と同質の能力。
マスターの願いにより姿、ひいては存在が変質したもの。
“クラスを持たないクラス”という特殊なサーヴァントであるキング・アーサーだけが持つスキル。
召喚者の“アーサー王”に対する希望を元に姿、能力、擬似的なクラスを獲得し現界する。
ロストはある目的のために、自分自身の希望によって作り出したアーサー王と自分を一体化させた。
しかし、このスキルを得たことによって、今度は不特定多数の『絶望』を受け取ってしまう結果となった。

管理機構・騎士王:-

神の見えざる手に類似、あるいは抑止力の一つの形とも例えられるスキル。
人理を導き、管理し、世界秩序を存続させる『システム』。騎士王という人理を管理する者へ世界が与えたギフト。
無数に広がる未来の中で最も正しい行動を選択し、実現に必要な因果を与えると共に、それを実行することを所持者に強制する。
このシステムに身を委ねることで人身掌握に機能するスキルの強化もなされるが、同時に個人としての意志が次第に消失していく。
所持者のみならず力なき大衆もまた、自己研鑽や自己承認の代用に所持者とその内のシステムへと依存するようになる。
システムは正常に動作し、世界のために大衆の意志なき国家は栄え、世界のために神代と人の時代の境界に消滅する予定だった。
そのはずだった。
夢来の騎士王による霊基の再構成を利用し、ロストはこのスキルを意図的に喪失している。

【宝具】

我が物語は数多の欠片ウォリングフォード

ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人(自分)
騎士王アーサーの宝物、武具として記録されている宝具がほぼ全て格納された武器庫。選択した宝具を現実世界に召喚する。
かの英雄王が保有する蔵に酷似した宝具だが、質はともかく物量では及ばず、一斉に射出するような運用は行わない。
しかし、全てがロストの宝具であるために使用に関しての制限は一切なく、フルスペックでの運用が可能。

以下宝具のほんの一例。

最果てに立つ終焉の槍ロンゴミニアド・ジアザーワン

ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:不明 最大捕捉:不明
影のように黒一色に染まった細身の槍。色の通り、世界というテクスチャを繋ぎ止める柱から投影される影のような存在。
極めて限定的ではあるものの、最果ての槍本来の機能を影に投影する。という形で行使することができる。
すなわち、今存在する世界そのものを引っぺがす、あるいは繋ぐ力を持った槍。
空間に直接干渉することで、物理的制約の一切を飛び越えた直接攻撃を行う。同じ対界クラスを除くあらゆる防御が通用しない。
また、薄く裂いた世界の切れ端同士を繋ぐことで様々な物体を自由に移動させることも可能。攻撃を受け流す際にも利用する。
これだけ凶悪な能力を持ちながら、霊基とセットでない実在する槍の影であるため魔力消費は微小という極めて理不尽な武器。
ある条件でで種別が変化し、さらなる力が解放される。しかし同時にこの宝具はこの世界の法則とは別のモノへと変貌していく。

【Weapon】

最果てに立つ終焉の槍ロンゴミニアド・ジアザーワン

普段は真名解放せずただの槍として用いるが、影の性質により一切の損傷を受け付けない。
何もしていないのに既に宝具じみた特性を発揮している。

【解説】

かつて、彼は万人にとって理想的な君主であった。
その執政に過ちは一つもなく、戦では必ず勝利した、強大な帝国や蛮族たちの侵攻、果ては邪竜すら退けた。
彼の下には多くの騎士が集った、男手が足りない厳しい状況で集まった騎士は多くが女性だったが、いずれも勇猛果敢であった。
しかし、いくら戦っても、いくら勝利しても、緩やかに国土は疲弊しつつあり、神秘の輝きもまた薄れつつあった。
民衆の不安が、不満が募り、王の下を訪ねても、王は何も答えることは無かった。それは騎士達に対しても変わらなかった。
王は何も語らなかった―――苦悩しながらも、その真実を語ることが出来なかった。
自身の治世からその終焉までの全てが人ならざるものによって決定されていることに。それによる国の終焉が近づいていることに。
しかし、彼は最後まで人を管理することが出来なかった。生きている人々を愛した彼は、初めて自らの意志で行動を起こした。
王は再び民衆の不安に対し真摯に対応し、現状の打開に手を尽くすようになった。戦いより内政の整備を良しとした。
しかし元々緩やかな滅びを必要としていた世界はその行いを容認できず、王位は世界に呪われ、王と国は生きながらに死んだ。
執政は全て裏目に出るようになり、敵の攻撃はさらに苛烈になった。多くの血が国土に流れ、民衆は憎しみを募らせた。
そして、崩壊が始まった。湖の騎士と王妃との不倫に始まる王の威信の低下、その隙を突くモードレッドのクーデター。
既に未来は決していた。彼は誰一人、何一つ真意を語ることなく、カムランの丘で重傷を負い、没した。
そして、流れ落ちた血は、降り積もる憎しみは、彼を世界を呪う絶望王へ仕立て上げた。

キング・アーサーの一人であるロストサーヴァント……という建前で現界する、ある世界に実在したアーサー王の成れの果て。
世界が必要とする時代交代のための犠牲に抗い、敗北した彼は、人の意志が世界に縛られることのない未来を望んだ。
管理機構の束縛から逃れるためにキング・アーサーの性質を利用。自分を元とするアーサーを創り出し自分を再構築した。
しかしその副作用で不特定多数の『絶望』が夢来の騎士王に働き、絶望王に相応しい破滅的な思考に駆り立てられてしまっている。

【人物・性格】

絶望王の名が示す通りあらゆる物事に絶望、あるいは達観したような態度を取り、自分から何かを望むことはほとんどない。
マスターの指示には最低限従うものの行動方針は凶暴極まりなく、自分に対して敵対する存在は一切の区別なく破壊しつくす。
その根幹では人の意志を尊重し、世界からの解放をこそ人類の救済としているが、彼の本心もまた絶望に歪んでしまっている。
抑止力を憎んではいるが、その後押しを受けた人物が自ら望んだのではないこと、その行動の多くが人に利するものであることは理解はしている。
理解はしていても、その行動が人に害するものであれば一切の静止を振り切り抹殺する。時にはイレギュラーな召喚を利用してでも殺しに来る。


イメージカラー:無光
特技:破壊
好きなもの:人、馬の世話、料理
嫌いなもの:世界、抑止力
天敵:希望
願い:全ての人々に救いあれ

【一人称】私 【二人称】貴様 【三人称】彼・彼女

【因縁キャラ】

円卓の騎士:もはや、語る言葉は無い。私を止めるのならば、全力で殺せ。
キング・アーサー:勝手に貴様を拝借した。私の過去が貴様の真実でないことを祈っている。
キング・アーサー(希望王):…………そうだ、その意志を見失うな。
キング・アーサー(愉楽王):愉楽。今の私には遠い感情だ。だが、それが光となる世界があるならば……
キング・アーサー(無限王):―――貴様は私の鏡ではない。私が失った剣は、ただの力ではない。人々の―――
キング・アーサー(有限王):(相手の足元の何かを見てちょっと微笑む)
キング・アーサー(抱擁王?):抱擁、いや悔恨か。その苦痛さえも、私は捨ててしまったのだろうな。
タイタス・クロウ:抑止の結晶。絶対に許     した。アラヤ側で人類を脅かす神と戦う彼には渋々ながら協力する。
モルガン・ル・フェイ:―――あなたが手を出さずとも、私はとっくに壊れていますよ。姉上。ですから、あなたはもう何も望まないでください。希望も、絶望も。

【コメント】

自分が勝手に広めているTS円卓時空のアーサー王を泥にしてみた。ほぼフル装備で躊躇なく殺しにかかってくる系アーサー。
オルタである以上当然正しい道を進んだアーサーが別に存在し、そちらは性格、能力共にプロトタイプに非常に近しい。
武器庫の中身はアーサー王が持っていたとされるものは大体入っている。しかし剣と鞘と円卓は例外。
13の宝物について翻訳してくれた「」ゲミヤへここに感謝の意を伝えます。
世界に選ばれ、国を動かし、国を終わらせようとして、最後の最後に自分の意志で人のために抗った王のなれの果て。
とりあえず抑止はころす。その結果何が起こっても個人の意志がぶつかってるだけだから健全とかいう世紀末思想。