最終更新: nevadakagemiya 2017年10月27日(金) 08:01:24履歴
「例えば、ここにいと気高きアーサー王を信じる者がいたとしよう。その目の前に現れた気高きアーサーこそが嘘偽りなき私であるのだ」
[フリー素材]
【元ネタ】アーサー王物語
【CLASS】─
【マスター】
【真名】キング・アーサー
【性別】─
【身長・体重】─cm・─kg
【肌色】─ 【髪色】─ 【瞳色】─
【スリーサイズ】─
【外見・容姿】─
【地域】─
【年代】─
【属性】─・─
【天地人属性】─
【その他属性】─
【ステータス】筋力:─ 耐久:─ 敏捷:─ 魔力:─ 幸運:─ 宝具:─
【元ネタ】アーサー王物語
【CLASS】─
【マスター】
【真名】キング・アーサー
【性別】─
【身長・体重】─cm・─kg
【肌色】─ 【髪色】─ 【瞳色】─
【スリーサイズ】─
【外見・容姿】─
【地域】─
【年代】─
【属性】─・─
【天地人属性】─
【その他属性】─
【ステータス】筋力:─ 耐久:─ 敏捷:─ 魔力:─ 幸運:─ 宝具:─
ランク:EX 種別:─ レンジ:─ 最大捕捉:─
────ある男の話をしよう。
その男は幼い頃よりアーサー王の物語に触れ、彼の王をこよなく憧憬した。
彼のアーサーは円卓の誰よりも聡明で、誰よりも強く、そして誰よりも気高かった。
そして、彼の目の前にアーサー王は現れる。
青年王は彼が思い描いた姿を描き出したように聡明で、強く、気高かった。
アーサー王は彼にこう言った、私は貴方のためにあるのだと。
────ある女の話をしよう。
その女は偶然よりアーサー王の物語に触れ、彼の王を頗る憎んだ。
彼女のアーサーは円卓の誰よりも下衆で、誰よりも醜く、そして誰よりも傲慢だった。
そして、彼女の前にアーサー王は現れる。
老王は彼女が思い描いた姿を鏡に映したように下衆で、醜く、傲慢だった。
アーサー王は彼女にこう言った、俺は貴様のためにあるのだと。
────ある少年の話をしよう。
その少年は翻訳されたアーサー王の物語に触れ、彼の王を誠に親しんだ。
少年のアーサーは円卓の誰よりも運動が得意で、誰よりもかっこよく、そして誰よりも勇敢だった。
そして、少年の前にアーサー王は現れる。
若き王は彼が思い描いた姿を象ったように運動が得意で、かっこよく、勇敢だった。
アーサー王は少年にこう言った、僕は君のためにあるんだと。
────ある少女の話をしよう。
その少女は歪曲されたアーサー王の物語に触れ、彼の王を堪らなく羨んだ。
少女のアーサーは円卓の誰よりも可憐で、誰よりも美しく、そして誰よりも優しかった。
そして、少女の前にアーサー王は現れる。
少女王は彼女が思い描いた姿を投影したように可憐で、美しく、優しかった。
アーサー王は少女にこう言った、アタシはアンタのためにあるのよと。
────ある機械の話をしよう。
その機械はデータ上のアーサー王の物語に触れ、彼の王を虚構と断じた。
機械のアーサーは人の思い描いた偶像であり、都合のいい絵空事であり、そして歴史上に存在しないノイズだった。
そして、機械の前にはアーサー王は現れない。
アーサー王は何も語らず、その不在証明が覆されることは終ぞなかった。
────最後に、ある王の話をしよう。
その王は彼もしくは彼女の人生の中でアーサー王の物語を産み出し、その全てを喪失した。
王に残されたアーサーは円卓の物語と、アーサー王の名と、その可能性だけであった。
そして、王は目の前のアーサー王を構築する。
ある時は気高き青年王を。ある時は傲慢な老王を。ある時は勇敢な若き王を。ある時は優しき少女王を。
顕現した彼らのアーサー王はこう言うだろう、自分は彼らのためにあるのだと。
後世の人々の思い描く姿に英雄の姿を歪める無辜の怪物。キングアーサーはその最終形であり、一つの到達点である。
アーサー王は歪曲の果てに自らの物語を喪失しており、現界の際にアーサー王物語を知る人物一名のアーサー観に従って自分を構築する。
その者のアーサーが男性であれば男性に、女性であれば女性に、賢王であれば賢王に、愚王であれば愚王というように。
アーサーが剣士であればセイバーに、騎兵であればライダーになるだろうし、よしんば魔法少女であればキャスターになるだろう。
この宝具はそのアーサー王物語に合わせて、所持するべき性別、性格、アライメント、容姿、クラス、ステータス、スキル、宝具、武具を作り出す。
────ある男の話をしよう。
その男は幼い頃よりアーサー王の物語に触れ、彼の王をこよなく憧憬した。
彼のアーサーは円卓の誰よりも聡明で、誰よりも強く、そして誰よりも気高かった。
そして、彼の目の前にアーサー王は現れる。
青年王は彼が思い描いた姿を描き出したように聡明で、強く、気高かった。
アーサー王は彼にこう言った、私は貴方のためにあるのだと。
────ある女の話をしよう。
その女は偶然よりアーサー王の物語に触れ、彼の王を頗る憎んだ。
彼女のアーサーは円卓の誰よりも下衆で、誰よりも醜く、そして誰よりも傲慢だった。
そして、彼女の前にアーサー王は現れる。
老王は彼女が思い描いた姿を鏡に映したように下衆で、醜く、傲慢だった。
アーサー王は彼女にこう言った、俺は貴様のためにあるのだと。
────ある少年の話をしよう。
その少年は翻訳されたアーサー王の物語に触れ、彼の王を誠に親しんだ。
少年のアーサーは円卓の誰よりも運動が得意で、誰よりもかっこよく、そして誰よりも勇敢だった。
そして、少年の前にアーサー王は現れる。
若き王は彼が思い描いた姿を象ったように運動が得意で、かっこよく、勇敢だった。
アーサー王は少年にこう言った、僕は君のためにあるんだと。
────ある少女の話をしよう。
その少女は歪曲されたアーサー王の物語に触れ、彼の王を堪らなく羨んだ。
少女のアーサーは円卓の誰よりも可憐で、誰よりも美しく、そして誰よりも優しかった。
そして、少女の前にアーサー王は現れる。
少女王は彼女が思い描いた姿を投影したように可憐で、美しく、優しかった。
アーサー王は少女にこう言った、アタシはアンタのためにあるのよと。
────ある機械の話をしよう。
その機械はデータ上のアーサー王の物語に触れ、彼の王を虚構と断じた。
機械のアーサーは人の思い描いた偶像であり、都合のいい絵空事であり、そして歴史上に存在しないノイズだった。
そして、機械の前にはアーサー王は現れない。
アーサー王は何も語らず、その不在証明が覆されることは終ぞなかった。
────最後に、ある王の話をしよう。
その王は彼もしくは彼女の人生の中でアーサー王の物語を産み出し、その全てを喪失した。
王に残されたアーサーは円卓の物語と、アーサー王の名と、その可能性だけであった。
そして、王は目の前のアーサー王を構築する。
ある時は気高き青年王を。ある時は傲慢な老王を。ある時は勇敢な若き王を。ある時は優しき少女王を。
顕現した彼らのアーサー王はこう言うだろう、自分は彼らのためにあるのだと。
後世の人々の思い描く姿に英雄の姿を歪める無辜の怪物。キングアーサーはその最終形であり、一つの到達点である。
アーサー王は歪曲の果てに自らの物語を喪失しており、現界の際にアーサー王物語を知る人物一名のアーサー観に従って自分を構築する。
その者のアーサーが男性であれば男性に、女性であれば女性に、賢王であれば賢王に、愚王であれば愚王というように。
アーサーが剣士であればセイバーに、騎兵であればライダーになるだろうし、よしんば魔法少女であればキャスターになるだろう。
この宝具はそのアーサー王物語に合わせて、所持するべき性別、性格、アライメント、容姿、クラス、ステータス、スキル、宝具、武具を作り出す。
神話とは語り継がれるもであり、その存在が現実のものであるかどうかはわからない。
現代に広まっている英雄像もまた神話と同じく突き詰めた事実は存在せず、無辜の怪物が真に無辜であるのかも確証は一切ない。
例え女王であった英雄が男性として語られ、英霊自ら女性であったことを忘れたとしても矛盾は起こり得ないのである。
可能性が無限大であるからこそ、彼らの存在が誤りである可能性は否定することは出来ない。
キングアーサーの正体はこのように英霊の不安定な側面がアーサー王として現れたものである。
キングアーサーは召喚の度に刷新される謂わばオーダーメイドのアーサー王であり、
自らがアーサー王である確信と英霊としての記憶と真の過去を知るという願いのみを共通する。
しかし、可能性の具現たる彼らの姿が万華鏡に写すごとく果てなく限りないように彼らの過去もまた可能性の渦に沈み込んでいる。
もしも彼らが聖杯に願いをかけることがあるとして、知り得るのは平行世界という万華鏡に写る微小な確率の自分でしかないだろう。
そして、それ故にキングアーサーは目前の吟遊詩人に英雄譚を語らせる。
今度こそ、今度こそ正しい自分の姿を探り出すために。
いつまでも、いつまでも、────────────彼ら英雄が忘れ去られるその日まで。
イメージカラー:─
特技:─
好きなもの:─
嫌いなもの:─
天敵:─
願い:真の過去を手に入れること。
【一人称】─ 【二人称】─ 【三人称】─
現代に広まっている英雄像もまた神話と同じく突き詰めた事実は存在せず、無辜の怪物が真に無辜であるのかも確証は一切ない。
例え女王であった英雄が男性として語られ、英霊自ら女性であったことを忘れたとしても矛盾は起こり得ないのである。
可能性が無限大であるからこそ、彼らの存在が誤りである可能性は否定することは出来ない。
キングアーサーの正体はこのように英霊の不安定な側面がアーサー王として現れたものである。
キングアーサーは召喚の度に刷新される謂わばオーダーメイドのアーサー王であり、
自らがアーサー王である確信と英霊としての記憶と真の過去を知るという願いのみを共通する。
しかし、可能性の具現たる彼らの姿が万華鏡に写すごとく果てなく限りないように彼らの過去もまた可能性の渦に沈み込んでいる。
もしも彼らが聖杯に願いをかけることがあるとして、知り得るのは平行世界という万華鏡に写る微小な確率の自分でしかないだろう。
そして、それ故にキングアーサーは目前の吟遊詩人に英雄譚を語らせる。
今度こそ、今度こそ正しい自分の姿を探り出すために。
いつまでも、いつまでも、────────────彼ら英雄が忘れ去られるその日まで。
イメージカラー:─
特技:─
好きなもの:─
嫌いなもの:─
天敵:─
願い:真の過去を手に入れること。
【一人称】─ 【二人称】─ 【三人称】─
テーマは「君だけのアーサー王を作ろう!」
鏡界回廊フルオープンで文字通りカレイドなアーサー爆誕です。
無辜の怪物なんてあるくらいだし英雄の姿って可変なのだろうか、
だったらもしも青王が男だと思われ続ければ櫻井セイバーになったんだろうか、
と昔思った事があるのでそんな感じのアーサー王。
FGOでアーサー王がどんどんコンパチされて黒王がレゾンデートル喪失しそうになってたし、
英雄という存在の不確かな側面はあるんだろうなーと。
キングアーサーさんはそんな不確かな側面の結集であるので英雄という概念が無くなるまで納得することはありません。
認めちゃったら平行世界の他の可能性を全否定することになってしまうので。
鏡界回廊フルオープンで文字通りカレイドなアーサー爆誕です。
無辜の怪物なんてあるくらいだし英雄の姿って可変なのだろうか、
だったらもしも青王が男だと思われ続ければ櫻井セイバーになったんだろうか、
と昔思った事があるのでそんな感じのアーサー王。
FGOでアーサー王がどんどんコンパチされて黒王がレゾンデートル喪失しそうになってたし、
英雄という存在の不確かな側面はあるんだろうなーと。
キングアーサーさんはそんな不確かな側面の結集であるので英雄という概念が無くなるまで納得することはありません。
認めちゃったら平行世界の他の可能性を全否定することになってしまうので。
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