ケイブのシューティングゲーム「ゴシックは魔法乙女〜さっさと契約しなさい!〜」(ゴ魔乙)の非公式攻略wikiサイトです。





炎の大地

養父である神父の墓に別れの挨拶を済ませると、

少女たちの水先案内人だという

謎のウサギの導きに従って、一行は

オーフェリアを旅立った。


そして訪れた火山の街「ヴォルカニア」は、

今まさに、魔物に襲われているところだった。


炎の神を祀り、その守護の下にあった街で、

よりにもよって炎の魔物たちが暴れている。

これと同じことがジルバラード全土で

起きているとしたら……

それは、とても恐ろしいことだ。

その想像に身を震わせながら、少年たちは

目の前の魔物たちに立ち向かう。


主人公
あれ? あそこを飛んでいるのは……
まさか、エンジェルか!
魔法の力でジルバラードを守る、天使たち!

ウィンディア
あ、あなたたちは……?

主人公
いくらあなたでも、この数を相手に
一人で戦うのは無茶です!
援護させてください!

ウィンディア
でも、危険です!
この魔物たち、あたしの力では
うまく鎮めることができなくて……!

ラナン
エンジェルといえど、風の力では、
ここの魔物とは相性が悪いみたいね……
でも、私たちなら!

主人公
そうなの?……わかった。
ここは僕たちが引き受けます!
エンジェルさんは街の人の救援を!

カトレア
火の魔物たち……
水の魔力をもって相手をするのが定石でしょう、
ここは、私に任せてください……!


炎の守り神

少年には、誰にも明かしたことのない、

ひとつの秘密があった。

ふとしたことで、目の前にいる誰かの

感情や思いが聞こえてしまうのだ。

気味悪がられると思って、街の人はおろか、

養父にも話したこともなかった。


その少年の心に、いま、ひとつの思いが

流れ込んできている。


ラナンが、罪悪感を、抱いていた。


悲しみでもなく。怒りでもなく。

炎にのまれて崩壊していく街を見ながら――

赤い服の少女が、自分を責めている。


ラナン
この惨劇はね。
全部、私のせいなの。

主人公
……どういう、意味?

ラナン
このヴォルカニアは、私の故郷。
そして、私が護るべき大地だったの。

ラナン
けれど、あの日……
急に、私の中の黒い魔力が膨れ上がって、
抑えきれなくなった。

ラナン
私の体は、意思を無視して暴れ出した。
周りにあるすべてのものを傷つけたわ。
街も、人も、大地も……

主人公
ラナン……
君が何を言っているのか、僕にはわからない。

ラナン
これは、あなたにしかできないこと。
そして、あなたにしか頼めないこと。
……私を、討ってほしいのよ。


願いの娘

「道はこちらだ、はぐれるなよ」

人の言葉を話す不思議なウサギに先導され、

少年たちは炎に包まれた街を進む。


倒しても倒しても、魔物の数は減らない。

絶え間なく押し寄せるそれらをかきわけて、

少しずつ、守り神の場所へと近づいていく。


その道すがら。少しずつ、

ラナンが、昔のことを話してくれた。

守り神の中に膨れあがった黒い魔力のこと。

意思に反して体が暴れ出したこと。

燃え盛る炎が、街や人を包んでいったこと。

そして――


ラナン
暴走した守り神の意識が
黒い魔力に呑まれて消えてしまう寸前、
炎に焼かれた親子の姿が見えたの。

ラナン
そして、父親のほうの叫び声が聞こえた。
自身も命を失う寸前だというのに、その父親は、
自分の娘だけが生き残ることだけを強く願っていた。

ラナン
守り神は、最後の力を振り絞って、
その願いを叶え……
ううん、違う。利用したの。

ラナン
自分の意識と、残っていたすべての白い魔力を
死にかけていた娘の中に封じ込めて、
この国から逃げ出した。

主人公
それが、いまの「君」なんだね?
じゃあ、ラナンっていう名前は……

ラナン
そう。この体の、もともとの持ち主の名前。
体だけじゃなくて、名前まで借り物なの。

ラナン
……あはは。軽蔑されちゃった、かな?


不思議なウサギ

――軽蔑されちゃった、かな?――


寂しげにラナンが呟いたことばに、少年は

何を答えることもできなかった。

今はまだ、どんな言葉も、彼女には届かない

そう、分かってしまっていたから。


そうしている間にも、戦いは続く。

無尽蔵に思えた魔物たちも次第に数を減らし、

少年たちの目の前に、巨大な神殿が現れた。


「この中だな」


淡々と道を示すウサギの導きに従い、

一行はその中へと飛び込んでいく。


ラナン
持ち出せた白い魔力は、ほんのわずかだった。
私一人では、何もできなかった。

ラナン
そんな私の前にロロイが現れて、
教えてくれた。
魔力を増幅できる魔法使いがいる、って。

主人公
それが、僕なんだね。
不思議な力を持った、魔法使い……

ロロイ
私自身、この目で見るまでは
半信半疑ではあったがね。
無事に見つけられて、何よりであった。

ラナン
あなたがいれば、私は、私自身を倒せる。
この国を襲う最悪の災害を鎮められるの。

ラナン
そして――その時になれば、やっと、
この体を、元の持ち主に返せるの。
あの日、この子のお父さんが願った通りに。

主人公
協力……するよ。
君の願いは尊いものだと思うから……


鎮められる炎

ひとつの戦いが終わった。

火の守り神は地の底に響くような悲鳴をあげ、

炎の海の中へと巨体を沈める。

死んだわけではない。眠りにつくだけだ。

次に目覚めた時には、もう、

街を襲うようなことはないだろう。


「あ、あれ?」

戸惑うような声。

振り返れば、ラナンの胸のあたりから、

透き通った光が浮かび上がっている。

「なんで? どうして?」

光はラナンを離れ、少年の体に飛び込むと、

背に突き抜けるようにして、空へと向かった。

そして、雲間に溶け込むように、消えていく。


ラナン
私の体を……守り神を鎮めれば、
この体をラナンに返せると思ったのに……
あの子、もう、死んでた……

ラナン
お父さんの願い事、叶えられなかった!
私、あの子から何もかもを奪っただけで、
何もしてあげられなかったの……!

主人公
そんなこと、ないよ。
今の光が、その、君の言っていた
人間のラナンの魂だったんだろ?

主人公
僕には、あの子の心が、聞こえてきたよ。
守り神が鎮められたこと、素直に喜んでいた。
それに、君のことを応援していたよ。

主人公
一度は壊れかけた体で申し訳ありませんが、
せめて、これからの戦いにお役立てください。
……だってさ

主人公
いい子、だよね。
最後まで、大好きな守り神の幸せを
本気で祈っていたよ。

ラナン
ラナン……助けられなくて、ごめんなさい。
それと、……ありがとう。
あなたの願い、絶対に、無駄にしないから!

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