GURPSよろず - 年齢
ベーシックセット』第1章「キャラクターの作成」の「年齢と美しさ」より。

年齢と美しさ (Age and beauty)  B22P

 年齢と肉体的な容貌は、他の人があなたをどのように感じるかという点で大きな役割を果たします。注意深く選んでください! 魔法や高度なバイオテクノロジーが発展した背景世界でない限り、ゲームが始まってからこれらを変更することはできません。

年齢(Age) B22P

 GMが認める限り、種族の寿命の範囲内であればどのような年齢を選択してもかまいません。冒険者は通常「若者」から「老人」のいずれかに落ち着きます――人間の場合18〜70歳です。しかしフィクションの世界には切れ者の子供やかくしゃくとした90歳の老兵が大勢います。

子供(Children)  B22P

[[子供>年齢#Children]]
 多くのゲーム世界、特にマンガやおとぎ話をモデルとしたものでは、子供というのは“単に小さいだけの大人”です。ですが現実世界においては、そうした子供は例外と言っていいでしょう。とはいえ、“英雄的な”子供のキャラクターを演じたいと思っているプレイヤーは、例えリアルなキャンペーンであっても、大人よりも有能でない子供を作成しなければならないことはありません――通常のルールでキャラクターを作ることができます。
 完全なリアリズムに関心があるプレイヤーは、大人よりも小さく、それほど有能ではない子供を作るでしょう。本当にいそうな子供を作るためには、まず完全に成長した時に到達すると予想される能力値を決定めます。それを減少させて、その減少した値で能力値を決定します。
人間の幼児
人間の大人の能力に対して幼児のものは以下のようになります。
人間の5歳児
大人の能力に対して以下のようになります。
人間の10歳児
大人の能力に対して以下のようになります。
備考
 15歳になると成人の能力を使います。その間に位置する年齢については上記を修正して使ってください。
生命力は通常年齢に影響されません。しかし幼い子供は成人の生命力に比べて-1程度されるかもしれません。
サイズ修正にはCPが基本は無関係であることに注意してください。これは単純に特殊効果です。
 人間以外の種族であっても、上記のルールを用いてください。ただしその種族の成長の割合に応じて年齢層を上下させてください。例えば18歳ではなく36歳で成人する種族であれば、上の値を倍にしてください。サイズ修正は上記の例にあるものと、種族の修正の合計です。
 多くの世界において、子供は社会的に制限を受けた存在です。子供の財産はふつう「どん底」で、-25CPです。「社会的弱者/未成年」で-5CPです。こうした性質はふつう「後援者/両親:15CP以下」[30CP相当]で相殺されます。
 子供が成長すると共に、次第に能力値が上昇して成人の値へと近づいていきます。後援者登場頻度が少なくなり(最終的にはなくなります)、財産が増えて、社会的弱者ではなくなります。これらの変更には通常通りの必要CPがかかります。


老人(The Elderly)  B22P

[[老人>年齢#The_Elderly]]
 ゲーム中に年を取った時には、あなたは能力値の低下を回避するために生命力判定を行なわなければならなくなるでしょう。こうした判定(老化判定)は種族の“老化開始年齢”になった時に行ないます。2段階目、3段階目になるにつれ頻度はさらに多くなります。これらの値は人間の場合50歳と70歳と90歳です。
 もし年を取った状態でゲームを開始する場合、特別に不利な特徴はありません。誰もがみな素晴らしい老人になるとは限りません。しかしヒーローは例外なのです。望んだとおりの適度に有能な老人のキャラクターを作ることができます。フィクションでも、実生活でもこうした人々の例はたくさんあります。
 高齢で衰えたキャラクターを作るためには、そのキャラクターが年を取る前の能力値はどれくらいだったかを決定してください。
2段階目(人間の70歳)であれば
体力敏捷力生命力が10%低下します。
3段階目(人間の90歳)であれば
体力敏捷力生命力が20%、知力が10%低下します。

それから全盛期に持っていた能力値を想定して、それを変換した値にしてください。
 多くの社会において、年を取った人は尊敬されています。これを再現するために「社会的尊厳/敬意」を取ってください。

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