食品に含まれる栄養素についてまとめていくデータベースサイトです。

  モリブデンは、体内では腎臓と肝臓に多く存在し、酸化還元反応を助けるいくつかの酵素の構成成分となっています。必要な量はごく微量であるため、通常の食生活で不足することはほとんどありません。

名称

  モリブデン  


特徴

  モリブデンは、おもに肝臓や腎臓、骨に存在します。
  モリブデンの役割は、単独で働くよりも酵素の成分として働いています。
  体にとって不要な物質を尿酸に変える、アルコールの代謝などの酵素や炭水化物(糖質)や脂質の代謝を助ける、血液を作る鉄の働きを助ける、銅の排泄を増やすなど様々な働きをしています。


効用

  モリブデンは糖や脂質の代謝、鉄分の利用を促進するなどの作用があります。このほかにも食道癌のリスクを下げる作用もあるとされています。


不足した場合

  頻脈(脈が早くなる)、頭痛、夜盲症(暗いところでものが見えにくくなる)などの症状が起こることがあります。反対に摂りすぎると、高尿酸血症になる恐れもあります。


主な食材

  米、そば、豆類(とくに大豆、えんどう豆、あずきなど)、大豆製品(たとえば豆腐、納豆、がんもどきなど)、牛・豚レバーなど


代表的な物質

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