食品に含まれる栄養素についてまとめていくデータベースサイトです。

  リンは、人体においてカルシウムに次いで多いミネラル分にあたります。体内の約80%のリンはカルシウムと結合してリン酸カルシウムに変わり、骨や歯を作る主要な材料となるほか、筋肉、脳、神経といったあらゆる組織に存在しており、細胞の成長など様々な場面で活躍します。リンとカルシウムのバランスが崩れると、カルシウムがうまく体で活用されなくなります。


名称

  リン  

特徴

  ミネラルの1つであり、多くはリン酸カルシウムの形で骨に存在します。有酸素運動におけるパフォーマンスの向上や、腎臓結石の予防といった効果があります。

効用

  カルシウムとともに働いて丈夫な骨や歯を作る。
  細胞の成長に働き細胞の修復をする。
  ナイアシンの活性化を促進し、疲労回復を助ける。
  血液中の酸とアルカリのバランスを保つ。
  関節炎の痛みを緩和する。

不足した場合

  通常の食生活においては、リンが不足することは稀です。
  リン不足による、歯周病、骨軟化症、筋肉の衰え、疲れやすくなるなどの症状が出ます。また、子供がリン不足になると、健全な発育が遅れてしまうなどの症状が出る場合もあります。その他、腎臓に強く悪影響を与え結石ができやすくなるといったことも報告されています。

過剰摂取した場合

  副甲状腺ホルモンに障害が出る。
  ミネラルのバランスが壊れ、体内のカルシウムが減少する。
  腎臓の機能が低下し腎障害が引き起こされる。
  カルシウム・マグネシウムが吸収されにくくなる。

主な食材

  大豆や牛乳、魚類、肉類など動物性食品


代表的な物質

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