食品に含まれる栄養素についてまとめていくデータベースサイトです。

  銅は、ヘモグロビンと鉄を結びつける働きがあるため、別名『血のミネラル』とも呼ばれます。

名称

  銅  


特徴

  銅は、いろいろな臓器に分布して存在し酵素の成分にもなっています。体内に約75〜150mg含まれています。銅は、腸管からの鉄の吸収を助け、骨髄でのヘモグロビン生成時に鉄の利用効率を上げる効果があります。


効用

  鉄とヘモグロビンを結び付けるには、銅の存在が欠かせません。銅が不足すると、鉄はヘモグロビンと結合することができず、酸素を運ぶことが困難になり、貧血などを引き起こします。

  また、抗酸化作用により心筋梗塞などを予防すると言われています。その他、コラーゲン及び メラニン色素の生成に必要な酵素の構成成分でもあります。 人の体内にはおよそ125mg前後存在する銅は、様々な酵素の構成成分であり、様々な代謝に関わっています。

  血管壁を強化したり、皮膚の健康維持、乳児の成長、骨の強化などにも重要な位置を占めています。


不足した場合

  銅は極端に摂取不足して欠乏した場合、銅欠乏性の貧血などになります。しかし、これは遺伝性の吸収不全や難治性の下痢症など特別の場合であり、日常の食生活において不足することはほとんどみられません。

過剰摂取した場合

  今のところ深刻な問題は報告されていないようです。


主な食材

  ホタルイカのくん製、するめ、干しエビ、牡蠣、ココア、豚レバー、納豆など


代表的な物質

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