パンッパンッ! ダダダダダ! 
 洞窟のような敵陣で響く銃声と怒号。 
 目の前にいるのは敵の群れ。 
 「戦車の主砲だ! 伏せろ!」 
 俺は敵の異常な雰囲気を察して、警告する。 
ドンッ! 
 俺に向かって砲弾が飛んできた。──ヤバイ。 
ドシュゥ! 
その刹那、また違った銃声が聞こえる。 
ドガァァン! 
 俺の前方で爆発が起こる。 
 「た、助かったよ……」 
 「ふふっ。私、今は○ネークなんだから、楽勝よ!」 
 「はぁ……」 
RPGを重そうに持っている委員長は今、スナイパーではなく、 
 某蛇になりきっているようだ。 

ダダダダダダダ! 
 全銃口が白瀬に向いた。 
ヤツのバルカンは蜂の巣にしようと火を吹く。 
──いや、蜂の巣になったのはヤツの銃器だった。 
 白瀬は襲い掛かる弾をすばやく右方に転がるようにして避け、 
 片膝を着いて二丁拳銃をバースト発射。敵銃器が炎上した。 
パシュパシュ! 
その時、横にいた宇宙人二人が光線銃で白瀬を狙い打つ。 
しかし狙い打ち抜いたのは標的の後方の壁。 
──直後に二つの銃声と断末魔が聞こえた。 

 宇宙人が次々と薙ぎ倒されていく。 
その中心にいたのは──リコ 
 なにやらこの異常事態を楽しんでいるようだ。 
 戦闘狂──バーサーカー──かお前は。 

そして俺は爆弾教本のもと手榴弾をバラ撒きまくり、 
 治療キットのもと回復薬を使いまくる。 



 今、俺達は四人で敵の基地を侵略、 
 遂に最深部にたどり着いた。 
しかしそこで待っていたのは、俺達を撃退する為の集団だった。 
だが俺達はそれにも怯まず戦い始めた。 
 苦戦していたが、勝利は少しづつ見えてきた。 
あと残るは──ガタガタの戦車だけだ。 

 「ぐわっ!」 
 俺は戦車の体当たりを食らい、委員長たちの後方へと吹き飛ぶ。 
 「何やってんのよ!」 
 委員長に手を貸してもらい立ち上がった。 
 「小波! 危ない!」 
リコの声? 振り向くとすぐ目の前に砲弾が。俺の意識は尽きた。 



 「んんっ……」 
ここは何処だ、見慣れた天井。天国では無いらしいな。 
 「おっ、目を覚ました!」 
リコの声。俺は起き上がろうとした。その刹那、体中に激痛が走る。 
 「ぐうっ……」 
 「あーあー無理しちゃダメ! あの砲弾をモロに受けたんだからね」 
 頭と目を動かし、自分の体を見る。包帯が巻かれていた。 
 「やっぱりか……。処であいつらの基地はどうなったんだ?」 
 「それはね……」 
リコによると戦車は砲弾を打つと同時に果てたらしい。 
そして研究室らしきところを破壊。 
その後俺を抱えて帰還。宇宙人は壊滅状態。 
そして今に至る。 
 「よく俺を運んでこれたな……」 
 「これがスキル 愛LV5の力ね」 
 「なんだそれ?」 
 「あたしのデフォスキルよ」 
 「はぁ……?」 

 妙な会話二、三十分続き、大分日も傾いてきた。 
 「ところで小波」 
 「何?」 
 「小波に言いたいことがあるの」 
リコは続ける。 
 「あたしね、小波のことが好きだったんだ。 
 前、小波がフッキー達と埋め立て場に来たとき、 
 凄く腹が立ったんだ。それでわかった。 
あたしは小波のことが好きなんだって」 

は……? 何を言ってるんだリコ。 


 直後にリコの顔が目前に迫る。普段から想像できないような弱弱しい表情をしていた。 
そのまま唇を重ねられる。 
 「リコっ……やめろ……!」 
 俺は抵抗しようとする。が、体が動かない。 
 「大丈夫。多分今は他の連中は宇宙人の残党を片付けにいってるから」 
 「そういう問題じゃない……」 
 「それに、暗くなってきたし、外からも見えないよ?」 

キュピーン! と擬音を発してリコの目が光った気がする。 
 俺はリコにズボンを脱がされた。 

リコにキスされたせいで既に俺のモノはそそり立っていた。 
 「やめろ……」 
 「あれ? 変な想像でもしたの? こんなに大きくしちゃって」 
 俺は顔を逸らす。 
 「んむっ」 
リコは俺のモノを咥えると、しゃぶるように愛撫した。 
さらに右手で俺のモノの裏筋を、左手でタマをかるく揉んだ。 
ちゃぷちゃぷとやらしい音が部屋に聞こえる。 
だんだんと射精感が……。 
 「気持ちいいでしょ?」 
 口を外して言う。だが手は刺激し続けている。 
 「あ、ああ……うっ! で、出そう……」 
 「わかった! あたしの顔にかけて……!」 
リコは顔を俺のモノの先端に近づけた。 
 「うあっ!」 
 俺も射精をする。リコの顔面に俺のザーメンがかかった。 

 「ふう、気持ちよかったでしょ?」 
 「まぁな……」 
その時。 

──コンコン 
 ガチャッ 
最悪のタイミングに委員長は入ってきた。 .
 
 


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