野球の選手にだって試合も何も無い日ぐらいはある 
 そういう日に何をするかは人それぞれだが、俺が向かったのはテレビの前 
 真央ちゃんが珍しくも強請ったDVDデッキと無意味に高い薄型テレビ 
 これで取り貯めした番組を見ましょうと 
 しかしリモコンの近くにあったDVDディスクに目が行く 
青と赤と桃色のディスク・・・こんなもっていたか?っと考えて思い出す 
 あのとき強請られた物の中にあったものだ 
 それにビデオカメラも一緒に買ったのを思い出す 
 つまりこれは真央ちゃんがなにか記録したものなのだろう 

「さて、どうしたものか・・・」 

 悪いと分かりつつも中身を見てしまった 
 だって人間だもん、見たくなるよ、そして見た感想・・・甘ったるい 
少女マンガをまとめて読んだような感覚である 
 むしろこういう物が好きな俺がいるが一般の人が見たら赤面してしまうだろう 
 そしてこれは間違いなく隠し撮りされた物だろう 
 さらにそのうち3人には面識がある 
2人は同じチームのバッテリーに間違いない 
直感で野球をする十河と頭で野球をする井伊 
 性格は逆だがいいコンビである 
 もう一人は正確には会った事があっただろうが誰なのか分からない 
何だか複雑な感情が桃色のディスクに撮られていた女の子を見ていて感じた 

「・・・・・・どうしたの?」 
 「うん、実は・・・」 

 何も考えずに答えるそもそもここに誰が居ると言うんだ? 


 「あ・・・」 
 「・・・見たの?」 

いつの間にか入ってきた真央ちゃん、 

 「うん・・・この子達は真央ちゃんの仲間?」 
 「・・・・・・ヒーローの仲間…みんないい子ばっかり」 
 「そっか、じゃあこれを撮っているのは知っているの?」 
 「・・・・・・途中で気付かれたりしてるから知っている」 
 「でも駄目だよ隠し撮りなんてしちゃ」 
 「・・・・・・ごめんなさい」 

ああ、あの三人もそれぞれ可愛かったけどやっぱり一番は真央ちゃん君だよ 
 うつむいて落ち込んでいる真央ちゃんを見ていたらある考えが浮かび上がる 

「真央ちゃん、今ビデオカメラもってる?大丈夫、没収したりしないから」 

 少しだけ頭が上下して持っていたビデオカメラをこちらに差し出す 
真央ちゃんに使い方を教えたのは俺だから使い方は知っている 

「真央ちゃん、こっちにおいで」 

 俺はソファーに腰をかけて真央ちゃんをそこに誘導する 
顔をあげて首を傾げていたが素直にこちらに来て 
 そして、正面を向いて真央ちゃんは初めて気がついた 
目の前にカメラが置いてある事に 

「・・・・・・!?・・・これは」 
 「だから他人のだけじゃなくて俺たちのも撮って見ようってね」 


 呆然としている彼女の唇を奪う 
 カメラに写るように自分の膝に乗せて愛撫する 
 カメラの画面はこちらに向けて置いてあるので 
前がどうなっているのか確認できる 

「うぅ・・・七瀬・・・」 
 「どうしたの?まだ軽く触っているだけなのに」 
「・・・・・・・・・恥ずかしい」 
 「ここには俺しかいないよ?」 
 「カメラが・・・回って・・・ん」 
 「それは自業自得、あ〜あこんなに濡らして」 

 下に手を伸ばして下着を脱がす、ついでに自分のモノも取り出す 
秘所に挟まるようにして腰を振ってみる 

「やぁ・・こすらないで・・・」 
 「真央ちゃんの素股は気持ちいいよ・・・」 
 「でも・・ん、七瀬・・・れて」 
 「ん?聞こえないよ」 

 分かっているくせに聞き返して苛めてしまう 

「焦らさないで・・・早く・・・」 
 「うん、ごめんね」 

 潤んでいる瞳をみて自然に呟いていた 
 それはこれからの行為に対するものでもある 


「!? だめ、足広げたら・・・」 
 「こうしないと入れられないよ」 

 嫌がる真央ちゃんの足を開き、秘所がカメラに写るようにして挿入した 

「ふぅあ!・・・あぁ・・・・はぅぅ」 

 挿入したときに軽く達してしまったようだがすぐに真央も腰を振り始めた 

「いいよ真央・・・熱くてトロトロなのにすごい締め付けだよ」 
 「七瀬のも・・・大きくて・・深くまで・・・」 
 「ありがとう、それじゃあ・・・」 

 足を開いていた片手を真央を支えるように持ち替えて立ち上がった 
 もはや体の正面はカメラに全て写っている状態になっている 

「やあぁ・・・嫌なのに・・」 
 「ほんとに?嘘は駄目だよ」 

 歯止めが利かなくなってくる、理性なんてものは存外持たないものだと思う 
 ただひたすらに求め合って強くぶつかり合っている 

「あっ・・・はぁぁ・・ああぅぅん・・・」 

 真央もカメラが回っている事も忘れて喘いでいる 
部屋には俺達の声、肉のぶつかり合う音、溢れ出す水音が響く 


「おっと」 

 床に接触する前に救い上げる、支えるのも辛いのでソファーに座った 
落ち着いたところで真央がしなだれかかってくる 

「・・・・・・意地悪」 
 「だって今のはお仕置きだよ?それなのに真央ちゃんはあんなに乱れて・・・」 
 「・・・・・・ちがぁ」 

 反論しようとする真央ちゃんの唇を塞いだ、先程の水音とは別の響きが部屋に響く 

「大丈夫ここからはお仕置きじゃないよ・・・」 
 「・・・・・・七瀬」 

よく見ると真央ちゃんの顔には薄っすらと笑みがあった 
 そしてその瞳に写っているのは期待と誘惑・・・ 

「・・・・・・もっと・・・欲しい」 

 誘われるままにも一度彼女を貫く 

「あぁ!・・・あぅっん」 

でも忘れていたんだ・・・ 

「七瀬・・・大好き・・・」 

カメラ回しぱっなしってこと 


「・・・・・・私たちが一番恥ずかしいことしてる」 
 「そうだね・・・」 


おまけ 

「十河・・・今日と言う今日は許さんぞ・・・」 
 「ふん、事実を言ったまでじゃないか、お前こそその頭でっかちを直してやるぜ・・・力ずくでな!」 

 今日もまた喧嘩する二人いつもは仲がいいのに禁句に触れるとこうなる 
今までは解らなかったが今日はどうすればいいかわかる 

「はい、そこまで二人とも」 

 肩に手を置かれこちらを睨む二人 

 「和那ちゃんも朱里ちゃんも可愛いけど一番は真央ちゃんだよだから喧嘩しないの」 

 呆然とする二人を他所にその場を立ち去る 

「何で七瀬先輩がカズや浜野のことしってんだ?」 
 「それより真央ちゃんて・・・マオ、猫、まさか!?」 

 少なくとも今日の喧嘩は沈静したようだ .
 
 


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