ずらしタワーvs.正位置タワー
最終更新：
phoernian2424 2023年04月12日(水) 20:53:34履歴
正位置タワーに対してずらしタワーは背中側が広いというメリットがある。タワーの土台の反対側に1列分のマージンがあるため、裏発火の発火点を確保しながらタワーを組みやすい。一方でじゃあ正位置タワーはずらしタワーに対して何が強いんだろという話だが、正位置タワーは表側が広いというメリットがある。これがどういうことかというと、純粋に離れを作ることができるという点と、壱式タワーを選択できるという2点が浮かび上がる。
それぞれの長所・短所を上げていくと、
正位置タワー
ずらしタワー
発火点が1列目サイドにあると仮定して、6列目にゴミを捨てにくいというのは、タワー対決になった場合にクイックを保持でもしない限り、高いところにゴミを捨てるべきなので、中央に捨てざるを得ないことになる。
そもそもなぜ6列目が低くなりやすいのか？という話だが、正位置タワーでは背中側が5-6列の2列分しかないのに対して、ずらしタワーは4〜6列の3列分となることから、この列全てを使おうとするとどうしても平たくなりやすい。色を切った場合は底上げをしないと連結できない形になりやすいので、6列目より5列目の高さ稼ぎを優先する必要になる。よって、タワーに決め打つ展開だと6列目は基本的に低くなる。
同型対決比較
ABACAA・AABCAA・ABBCBB・ABCCCC
正位置＞＞＞＞＞＞ずらし
ネクストが赤絡みのツモだとずらしタワーは発火色である赤を使い切れない。
正位置タワーは赤紫と赤黄を3縦して壱式タワーにもっていけるが、ずらしの壱式タワーは弱いので置いたとしても連鎖移行が前提、置かないなら4縦で背中の赤を縦3にするなど、タワーとして弱い形になる。
そして、4手目赤ゾロが特にきつく、正位置タワーは離れとして1縦すれば済むが、ずらしタワーは確実にマルチに寄りにくい連鎖変形を迫られる。正位置タワーはあまり苦労せず赤を使い切れるが、ずらしタワーはとにかく頭をひねりながら必死に連鎖を考えないといけない。
ずらしタワーの3手目赤ゾロの置き場はいろいろ選択肢があるけど、結局タワー回帰をワンチャン狙って同型対決に持ち込むのがまだましかなと思った。
ABACAD・ABBCBD・AABCCD
正位置＜ずらし
タワー対決になるとずらしタワーの方が平均千切り数が少ないことと、3色タワーを組みやすいことから優勢になる。連鎖移行についても3トリ等のマルチ系を含めてふんだんに選択肢があるので決して弱くない。ただ、派生形が多いので実戦で扱いきれるかどうかまで考慮するとやや怪しげ。
正位置タワー側は決して弱いとは言い切れなく、現代タワー理論に則って適切に色を切ったりすれば問題なく組める。そして相手がずらしタワーなので割と18個タワーが許される展開もあるのでまあまあ。連鎖移行もハマる時が多いが、それに対してずらしタワーに抜かれる展開もそれなりにある。
縦3バーサス壱式の構図だとどうしても色の偏りへの強さを基準にすると縦3タワーが強いのでずらし側に軍配が上がる。
ABACBC・ABBCAC・AABCBC
ずらしタワーだと他にこのような選択肢がある。
正位置＞ずらし
ずらしで4列目に黄色が2個ある形だと正位置＞＞ずらし
ずらしで3手目を5縦してる形だと正位置＝ずらし
いくつか派閥があるが、個人的な見解だと上の通り。
正位置タワーについてはいいですね、基本参式でいけるし壱式選択でもまあまあ強い。
ずらしについて、まずはこの形から
穏健にタワーで戦うならこれがマシそう。
これの狙い目は、6列目まで活かしきること。3手目を34すると黄色が縦に伸びるので2層目から6列目が活かせなくなる。
もう一つの目的は4列目が少し低くなるので4色目が来た時に背中が高くなりすぎるのを抑えることができる。
ついてに正位置相手とちょっと形を変えることができる。ずらしタワーのメリットである連鎖移行は結構潰れやすい。
次
正位置タワーと同様の形で、タワーに振り切った置き方。
上でも説明したけど、これらのメリットを潰してしまうのでウーンって感じ。3-4列目が平になるので速度はでやすい。
連鎖移行については、この黄色のＬ字が弱い印象がある。黄色→赤のつなげ方がメインになるので、4ダブ等の多連鎖が難しい。
最後にこの形
自分しかやってない形だけど、これの一番いいところは縦3タワーの可能性を追えるところ。害悪タワー変形もできるので正位置相手に形が変わりやすいのが特徴。ただ、赤ゾロを引くとめっちゃ弱くなる。
紫が寄った場合は紫発火のうえんに式に。
デメリットとして、派生形が多いのが大変。
赤ゾロを引いた場合、離し置きの5縦をすると縦3タワーの芽を残せるのでまだ張り合いやすい。ABABAB
ずらしタワーは他の択も。
正位置タワー＞＞ずらしタワー
相手が誰だろうと正位置タワーが強すぎる形。
最初はこの形。3手目をちぎる。
肆式タワーとの天秤が見れるので、相手と形を変えやすい。
次、
オーソドックスなずらしタワーの置き方。これの一番まずいところが離れを作れないことによる敗着が多いことと、裏発火を作りにくい展開が多いので厳しめ。
最後に、昔ののしさんとかがやってた置き方。
相手と形を変えやすいけど、2列目に1層目である緑がまだ敷かれていないのに参式タワーがメインなので致死が不安定になりやすい。
でもまあ、初手3-4寝かせならそもそも2手目の置き方次第で発火色自体を変えられるのでそこまで気にしなくてもいいんじゃないかな
おまけ(ふと思いついたので)
優劣の話ではないけれども、これの正位置タワーは黄ゾロを5縦してタワー強行するのに対して、ずらしタワーの方は黄ゾロを34でちぎって縦3タワー土台に持っていくはずだけど、なんでそう分かれるんだろうなと疑問に思った。
正位置タワーの場合は右側の赤の連結余地を紫で潰すが、左側にまだ赤の連結余地が残っている。一方でずらしタワーだと鉤上にしか赤の連結余地がないのでその安定感の差か。
黄ゾロをちぎって縦3タワー土台にした場合、紫緑はいずれの戦型でもちぎり落として紫をL字にすることで3トリ変形ができる。正位置タワーは6縦でタワー強行でもいいかもしれない。
まとめると、推測できる理由は互いにちぎり拒否してタワー強行した場合は正位置タワーだけ緑紫を引いても困らないから、になりそう
正位置タワー勢は赤紫＋紫ゾロで3/16の確率で愚形(≠破綻)になるが、ずらしタワーだと緑紫も愚形になるため、5/16で愚形になる。
ついでに、5手目の黄ゾロをどう置いても6手目にも黄ゾロが来た場合はどうやっても活かせない。正位置タワーなら離れとして使うことになるけど、ずらしタワーだとどうやってもしんどいかな……。
ずらしタワーも仕方なく離れとして使いそう。6手目黄ゾロに限り5手目を4縦した方がこういう変形ができるので、かえって良くなりそう。
それぞれの長所・短所を上げていくと、
正位置タワー 
- 離れを作ることができる
- 壱式タワーを選択できる(鉤下と1層目の色を分けることができる)(背中が高くなりすぎるのを回避しやすい)
- ゴミが中央に残りにくい
- ごみ捨てがスムーズにできる
- タワーの効率を落とさず連鎖を並行するのが難しい
ずらしタワー
- 裏からの連鎖移行を作りやすい
- 縦3タワーが強い
- 色を切ると窮屈になりやすい
- クイックがややとりやすい
- ゴミを捨てる場所が中央になりやすい(実質的に1列目と6列目に捨てるのが難しい)
- 離れがほぼ存在しない
- 壱式を選択できない(多くの場合は縦3タワーを組むことになるのであまり困るパターンはない)
発火点が1列目サイドにあると仮定して、6列目にゴミを捨てにくいというのは、タワー対決になった場合にクイックを保持でもしない限り、高いところにゴミを捨てるべきなので、中央に捨てざるを得ないことになる。
そもそもなぜ6列目が低くなりやすいのか？という話だが、正位置タワーでは背中側が5-6列の2列分しかないのに対して、ずらしタワーは4〜6列の3列分となることから、この列全てを使おうとするとどうしても平たくなりやすい。色を切った場合は底上げをしないと連結できない形になりやすいので、6列目より5列目の高さ稼ぎを優先する必要になる。よって、タワーに決め打つ展開だと6列目は基本的に低くなる。
同型対決比較
以下、左側の画像が正位置、右側がずらし
ABACAA・AABCAA・ABBCBB・ABCCCC
正位置＞＞＞＞＞＞ずらし
ネクストが赤絡みのツモだとずらしタワーは発火色である赤を使い切れない。
正位置タワーは赤紫と赤黄を3縦して壱式タワーにもっていけるが、ずらしの壱式タワーは弱いので置いたとしても連鎖移行が前提、置かないなら4縦で背中の赤を縦3にするなど、タワーとして弱い形になる。
そして、4手目赤ゾロが特にきつく、正位置タワーは離れとして1縦すれば済むが、ずらしタワーは確実にマルチに寄りにくい連鎖変形を迫られる。正位置タワーはあまり苦労せず赤を使い切れるが、ずらしタワーはとにかく頭をひねりながら必死に連鎖を考えないといけない。
ずらしタワーの3手目赤ゾロの置き場はいろいろ選択肢があるけど、結局タワー回帰をワンチャン狙って同型対決に持ち込むのがまだましかなと思った。
ABACAD・ABBCBD・AABCCD
正位置＜ずらし
タワー対決になるとずらしタワーの方が平均千切り数が少ないことと、3色タワーを組みやすいことから優勢になる。連鎖移行についても3トリ等のマルチ系を含めてふんだんに選択肢があるので決して弱くない。ただ、派生形が多いので実戦で扱いきれるかどうかまで考慮するとやや怪しげ。
正位置タワー側は決して弱いとは言い切れなく、現代タワー理論に則って適切に色を切ったりすれば問題なく組める。そして相手がずらしタワーなので割と18個タワーが許される展開もあるのでまあまあ。連鎖移行もハマる時が多いが、それに対してずらしタワーに抜かれる展開もそれなりにある。
縦3バーサス壱式の構図だとどうしても色の偏りへの強さを基準にすると縦3タワーが強いのでずらし側に軍配が上がる。
ABACBC・ABBCAC・AABCBC
ずらしタワーだと他にこのような選択肢がある。
正位置＞ずらし
ずらしで4列目に黄色が2個ある形だと正位置＞＞ずらし
ずらしで3手目を5縦してる形だと正位置＝ずらし
いくつか派閥があるが、個人的な見解だと上の通り。
正位置タワーについてはいいですね、基本参式でいけるし壱式選択でもまあまあ強い。
ずらしについて、まずはこの形から
穏健にタワーで戦うならこれがマシそう。
これの狙い目は、6列目まで活かしきること。3手目を34すると黄色が縦に伸びるので2層目から6列目が活かせなくなる。
もう一つの目的は4列目が少し低くなるので4色目が来た時に背中が高くなりすぎるのを抑えることができる。
ついてに正位置相手とちょっと形を変えることができる。ずらしタワーのメリットである連鎖移行は結構潰れやすい。
次
正位置タワーと同様の形で、タワーに振り切った置き方。
上でも説明したけど、これらのメリットを潰してしまうのでウーンって感じ。3-4列目が平になるので速度はでやすい。
連鎖移行については、この黄色のＬ字が弱い印象がある。黄色→赤のつなげ方がメインになるので、4ダブ等の多連鎖が難しい。
最後にこの形
自分しかやってない形だけど、これの一番いいところは縦3タワーの可能性を追えるところ。害悪タワー変形もできるので正位置相手に形が変わりやすいのが特徴。ただ、赤ゾロを引くとめっちゃ弱くなる。
紫が寄った場合は紫発火のうえんに式に。
デメリットとして、派生形が多いのが大変。
赤ゾロを引いた場合、離し置きの5縦をすると縦3タワーの芽を残せるのでまだ張り合いやすい。
ABABAB
ずらしタワーは他の択も。
正位置タワー＞＞ずらしタワー
相手が誰だろうと正位置タワーが強すぎる形。
最初はこの形。3手目をちぎる。
肆式タワーとの天秤が見れるので、相手と形を変えやすい。
次、
オーソドックスなずらしタワーの置き方。これの一番まずいところが離れを作れないことによる敗着が多いことと、裏発火を作りにくい展開が多いので厳しめ。
最後に、昔ののしさんとかがやってた置き方。
相手と形を変えやすいけど、2列目に1層目である緑がまだ敷かれていないのに参式タワーがメインなので致死が不安定になりやすい。
でもまあ、初手3-4寝かせならそもそも2手目の置き方次第で発火色自体を変えられるのでそこまで気にしなくてもいいんじゃないかな
おまけ(ふと思いついたので)
優劣の話ではないけれども、これの正位置タワーは黄ゾロを5縦してタワー強行するのに対して、ずらしタワーの方は黄ゾロを34でちぎって縦3タワー土台に持っていくはずだけど、なんでそう分かれるんだろうなと疑問に思った。
- ネクストが紫緑だった場合のケア(ともに黄ゾロを縦置きする前提)
正位置タワーの場合は右側の赤の連結余地を紫で潰すが、左側にまだ赤の連結余地が残っている。一方でずらしタワーだと鉤上にしか赤の連結余地がないのでその安定感の差か。
黄ゾロをちぎって縦3タワー土台にした場合、紫緑はいずれの戦型でもちぎり落として紫をL字にすることで3トリ変形ができる。正位置タワーは6縦でタワー強行でもいいかもしれない。
まとめると、推測できる理由は互いにちぎり拒否してタワー強行した場合は正位置タワーだけ緑紫を引いても困らないから、になりそう
- 緑が寄った時に正位置タワーは壱式を選べるから
- ずらしタワーをメインに扱うプレイヤーは連鎖変形に抵抗がないので
- 仕方ないツモが来たと割り切れるかどうか
正位置タワー勢は赤紫＋紫ゾロで3/16の確率で愚形(≠破綻)になるが、ずらしタワーだと緑紫も愚形になるため、5/16で愚形になる。
ついでに、5手目の黄ゾロをどう置いても6手目にも黄ゾロが来た場合はどうやっても活かせない。正位置タワーなら離れとして使うことになるけど、ずらしタワーだとどうやってもしんどいかな……。
ずらしタワーも仕方なく離れとして使いそう。6手目黄ゾロに限り5手目を4縦した方がこういう変形ができるので、かえって良くなりそう。
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