第8回BぷよS級リーグ総括
最終更新：
phoernian2424 2023年04月22日(土) 23:49:57履歴
総括自体は個人の感想ですが、各試合の構築へのコメントも作ってあるので、拡散不定形を覚えたい人向けの資料にもなっています。
振り返り記事の下部にぷよ譜の一覧があるので、すぐに実戦譜を試すこともできます。
全体について
カジュアル拡散土台では3トリ固定ではなく裏発火4ダブも並行できるようになった。また、大会途中からではあるが、3トリに固執せず4ダブに固定することで連結余地が狭い問題を解決したり、この戦型のゴールが見えてきたように思う。
新たな課題としては普通のタワーになった時に対タワーで不利になりやすいこと、フォーマル拡散土台から害悪タワーに行けるぷよ譜がもっと多いこと、カジュアル拡散土台で潜り込みの形にした時に上側発火をそろそろ並行して見るべき、主にこの3つが浮き彫りになった。これからの課題として戦型をブラッシュアップしていきたい。
↑例：軸の高さを急いで稼ぎたい形なので3縦してずらしタワーにしたいが、そうではなく5縦して縦3タワーにするのを待ったり、紫板の連鎖にすることでタワーの同型対決を避ける
↑タワーに行ったほうが良さそうかなと思った一例 他の選択肢が弱いというのもある
↑カジュアル土台の赤発火と黄色発火並行 混乱するので今まで赤発火を見てたけど、黄色が溢れたら黄色発火決め打ちでもいいんじゃないかな
凝視精度は、あるにこしたことはないけど必須ではなさそう、くらいの評価に落ち着いた。(先の未来が見えてもその中にはいつ何を引けるかが示されないので)。また、戦型関係なく掘り試合も考察していきたいと思う。とにかく千切りを減らしたいかな。
閉会式で出た拡散不定形への意見まとめ
拡散不定形の強みとは何か？
弱み
→潰しや不完全先撃ちに貧弱になる(こちらは発火直前までにスプリットで空けた色を1個積もるという算段で組んでいるので)
→3トリの連結余地狭い問題をスプリットではなく4ダブ等の多連鎖以降にすることで解決
→良くも悪くも、とりあえず全部繋げて置け方式なので、潰しの対応の場合なら有効打になるvs.らばーど(50-47)
vs. くよ(50-27)
vs. TAK(29-50)
第8回S級振り返り vs. あび(50-41)
統計データ
初手別勝率
振り返り記事の下部にぷよ譜の一覧があるので、すぐに実戦譜を試すこともできます。
全体について 
- 初代ぷよは対人戦に寄りつつある
- 拡散不定形について
カジュアル拡散土台では3トリ固定ではなく裏発火4ダブも並行できるようになった。また、大会途中からではあるが、3トリに固執せず4ダブに固定することで連結余地が狭い問題を解決したり、この戦型のゴールが見えてきたように思う。
新たな課題としては普通のタワーになった時に対タワーで不利になりやすいこと、フォーマル拡散土台から害悪タワーに行けるぷよ譜がもっと多いこと、カジュアル拡散土台で潜り込みの形にした時に上側発火をそろそろ並行して見るべき、主にこの3つが浮き彫りになった。これからの課題として戦型をブラッシュアップしていきたい。
↑例：軸の高さを急いで稼ぎたい形なので3縦してずらしタワーにしたいが、そうではなく5縦して縦3タワーにするのを待ったり、紫板の連鎖にすることでタワーの同型対決を避ける
↑タワーに行ったほうが良さそうかなと思った一例 他の選択肢が弱いというのもある
↑カジュアル土台の赤発火と黄色発火並行 混乱するので今まで赤発火を見てたけど、黄色が溢れたら黄色発火決め打ちでもいいんじゃないかな
凝視精度は、あるにこしたことはないけど必須ではなさそう、くらいの評価に落ち着いた。(先の未来が見えてもその中にはいつ何を引けるかが示されないので)。また、戦型関係なく掘り試合も考察していきたいと思う。とにかく千切りを減らしたいかな。
閉会式で出た拡散不定形への意見まとめ
拡散不定形の強みとは何か？
タワーの強みは2連鎖であること、多連鎖の強みが高効率構築による安定して速い発火…といったように考える場合、拡散不定形はどうあれば相手を困らせることができるか？という問い
- 手数が進むほど選択肢が増える
- イバラ・2連鎖等の潰しの選択肢が比較的取りやすい
- 最終連鎖数が2連鎖である可能性を含んでいること
- 凝視が難しい
弱み
- 3トリの連結余地が狭くて不完全になりやすい
→潰しや不完全先撃ちに貧弱になる(こちらは発火直前までにスプリットで空けた色を1個積もるという算段で組んでいるので)
→3トリの連結余地狭い問題をスプリットではなく4ダブ等の多連鎖以降にすることで解決
- 可能性が多すぎる・複数の次善の択がとれても最善ではないのでタワーに負けやすい
- 2連鎖目の板の連結が膨らんだ時に、それだけではおじゃま量を稼ぎきれないこと
→良くも悪くも、とりあえず全部繋げて置け方式なので、潰しの対応の場合なら有効打になる
vs.らばーど(50-47)
らばーどさんの特徴は積み方には表れず、いかに対戦相手を揺らしてくるかで出てくる。潰しなどの動きは基本的には不利になった側が揺らぎを生み出すために行うためだが、らばーどさんの戦術的な乱戦は有利からでも潰しを打ってくるし、不利な潰しも総合的に見て必要な場合もある。
潰しが有効になる相手はデスタワーというのが定石だが、拡散不定形も保留でぷよの連結を後回しにしたり害悪タワーも不完全量を打つ展開に弱い等、対策が必要な場合もある。全てに潰し対策を講じると全体的な致死率や速度が劣化してしまうため、対策にはメリハリが求められる。
これまでらばーどさんとは2回S級の舞台で戦ってきたが、以前と比べて明確に違うのは、こちらの乱戦力の成長にあると思っている。潰しに対する受けの方面ではなく、相手の盤面把握レベル、こちらからも潰しを打つ盤面の吟味など、数ヶ月程度の調整で付け焼き刃ではあるが、まあまあ効果はあったのかもしれない。
相手の盤面把握も含めて久しぶりに“熱”の入った試合だったので、乱戦が好きという人の気持ちをまあまあ理解できるようになった。
実際の展開については、序盤に明らかな高効率連鎖が飛んできたのであまり潰しは狙ってこないのかなと思い普通に連鎖を組んでた。中盤は潰しを打ってきてほしくてタワーを組んで潰しを誘ったりした。
潰しが有効になる相手はデスタワーというのが定石だが、拡散不定形も保留でぷよの連結を後回しにしたり害悪タワーも不完全量を打つ展開に弱い等、対策が必要な場合もある。全てに潰し対策を講じると全体的な致死率や速度が劣化してしまうため、対策にはメリハリが求められる。
これまでらばーどさんとは2回S級の舞台で戦ってきたが、以前と比べて明確に違うのは、こちらの乱戦力の成長にあると思っている。潰しに対する受けの方面ではなく、相手の盤面把握レベル、こちらからも潰しを打つ盤面の吟味など、数ヶ月程度の調整で付け焼き刃ではあるが、まあまあ効果はあったのかもしれない。
相手の盤面把握も含めて久しぶりに“熱”の入った試合だったので、乱戦が好きという人の気持ちをまあまあ理解できるようになった。
実際の展開については、序盤に明らかな高効率連鎖が飛んできたのであまり潰しは狙ってこないのかなと思い普通に連鎖を組んでた。中盤は潰しを打ってきてほしくてタワーを組んで潰しを誘ったりした。
- 各試合の構築振り返り 第8回S級振り返り vs.らばーど
vs. くよ(50-27)
S級での対戦は去年に続いて二度目。正直本人が公開している情報が少ないため何を考えているかわからないので、普段通りというか教科書通り組んでいこうと思った。ただし前回の対らばーど戦と違って今回はある程度デスタワーが同型進行することが多いので、その上で相手の完成系を想像しながら組もうと思っていた。こちらがタワーを組んで相手側に同型回避させるように煽りをかける策も考えたが、くよさんの完成系が19個目標じゃなくて18個なことも考えるとまあまあ組み方が変わりそうなのでやめた。
実際には開幕から潰しが多く、同型回避の択に潰しが入ってそうと思いながら組んでいた。こういう展開はだいたい無視というか普段通り積んでいればよく、相手に付き合わないのが得策と思っている。
肝心のこちらのコンディションについては、過去1番に強かった自負があり、相手が誰だろうとボコボコにできたと思っている。これは個人的な体感だけど、拡散不定形で5連鎖を打てる時は柔軟に組めているなあと思っている。あと初手4色がものすごいシンプルな形しかこなかったのも大きいと思っている。これに加えてズルも少々あったので相手からしたら相当嫌だったと思う。
それでも振り返ってみると見落としているルートがあったり改善すべき部分があるので、まだまだ満足していい段階ではないのかなということで気を引き締めてこれからも生きていきます。
実際には開幕から潰しが多く、同型回避の択に潰しが入ってそうと思いながら組んでいた。こういう展開はだいたい無視というか普段通り積んでいればよく、相手に付き合わないのが得策と思っている。
肝心のこちらのコンディションについては、過去1番に強かった自負があり、相手が誰だろうとボコボコにできたと思っている。これは個人的な体感だけど、拡散不定形で5連鎖を打てる時は柔軟に組めているなあと思っている。あと初手4色がものすごいシンプルな形しかこなかったのも大きいと思っている。これに加えてズルも少々あったので相手からしたら相当嫌だったと思う。
それでも振り返ってみると見落としているルートがあったり改善すべき部分があるので、まだまだ満足していい段階ではないのかなということで気を引き締めてこれからも生きていきます。
- 各試合の構築振り返り 第8回S級振り返り vs. くよ
vs. TAK(29-50)
調子が悪い感じはしなかったけど、10手は見てない(≠見えてない)しあまりよくなかったのかもしれない。
組んでる途中はなぜ負けがこんでいるか全くわからなかったけど、何日かしてからそもそもの対戦の本質を思い出した。
戦いの基本は自分の有利な場に持ち込むこと。勝率の低い土台は潰しで揺らぎを作ることを考えていたけど、そうではなくてもっと拡散不定形に持ち込むべきだった。
あとずらしタワーは正位置タワーに不利なので、そもそもタワーを組まないような初手を考える必要があるなとも思った。
序盤の単発について、多くの場面ではそもそもこちらの初手がかなり勝率が低いパターン。この単発を撃つメリットは、残しでタワーを組む場合に発火色が変わってくれること。
当然、ぷよ量不利は必ずついてくるので潰しが効果的ではなかったら負けになるのだが、ここは相手がタワーで組み切ってくると踏んでいたので、効率悪めの回収風タワーに対して完全致死を返すつもりだった。ただ、実際には連鎖で回収してくる場面が多かったので裏目というか、相手に見切られている感じがして気持ちが悪かった。
今後のことを考えると、該当初手はしっかり連鎖に切り分けられる置き方にするか、やや形の違うタワーにするか、いずれかの2つが求められる感じである。
組んでる途中はなぜ負けがこんでいるか全くわからなかったけど、何日かしてからそもそもの対戦の本質を思い出した。
戦いの基本は自分の有利な場に持ち込むこと。勝率の低い土台は潰しで揺らぎを作ることを考えていたけど、そうではなくてもっと拡散不定形に持ち込むべきだった。
あとずらしタワーは正位置タワーに不利なので、そもそもタワーを組まないような初手を考える必要があるなとも思った。
序盤の単発について、多くの場面ではそもそもこちらの初手がかなり勝率が低いパターン。この単発を撃つメリットは、残しでタワーを組む場合に発火色が変わってくれること。
当然、ぷよ量不利は必ずついてくるので潰しが効果的ではなかったら負けになるのだが、ここは相手がタワーで組み切ってくると踏んでいたので、効率悪めの回収風タワーに対して完全致死を返すつもりだった。ただ、実際には連鎖で回収してくる場面が多かったので裏目というか、相手に見切られている感じがして気持ちが悪かった。
今後のことを考えると、該当初手はしっかり連鎖に切り分けられる置き方にするか、やや形の違うタワーにするか、いずれかの2つが求められる感じである。
- 各試合の振り返り 第8回S級振り返り vs. TAK
第8回S級振り返り vs. あび(50-41)
タワー勢としては一番尖っているが、潰しを相手から撃ってこない、連鎖移行をほぼしないということで、基本的にはいつも通りの積みをしつつ、相手の土台に隙があれば潰しを撃つといった感じでやっていた。
中盤で発火点を埋めるだけだと、前伸ばしされて致死を飛ばしてくるが、土台形成前に埋めたら相手がどうにもならなくなりやすいので、そこを重点的に狙う感じでやった。
2ダブを先制して撃つ時も、相手がより大きい量を返してきても乱戦の地力でひっくり返せそうということで結構適当に撃った。仮に17個タワーとかが帰ってきたら、もし普通に致死勝負を挑んでも負ける流れなので気にしないことにした。
拡散不定形自体は結構お手本みたいな積みが出来たと思う。フォーマル土台もまあまあしっかり組めていたので結構わかりやすい見た目をしていたと思う。肝心のタワーは結構適当になってしまった。
アーカイブを見たけどマジで速度差めっちゃつくな なるべく千切り拒否してたけど1手差ついてて無理じゃんになった。勝てる意識はあったけどそんなに大差なわけではないので速度全振りタワーも弱くないんだなと思った。
あびさんの構築上タワー打ち切り後の残しがまあまあ多いので、不完全先撃ち後に残しでセカンドをうまく組むようになったらもっと脅威になるはず。
中盤で発火点を埋めるだけだと、前伸ばしされて致死を飛ばしてくるが、土台形成前に埋めたら相手がどうにもならなくなりやすいので、そこを重点的に狙う感じでやった。
2ダブを先制して撃つ時も、相手がより大きい量を返してきても乱戦の地力でひっくり返せそうということで結構適当に撃った。仮に17個タワーとかが帰ってきたら、もし普通に致死勝負を挑んでも負ける流れなので気にしないことにした。
拡散不定形自体は結構お手本みたいな積みが出来たと思う。フォーマル土台もまあまあしっかり組めていたので結構わかりやすい見た目をしていたと思う。肝心のタワーは結構適当になってしまった。
アーカイブを見たけどマジで速度差めっちゃつくな なるべく千切り拒否してたけど1手差ついてて無理じゃんになった。勝てる意識はあったけどそんなに大差なわけではないので速度全振りタワーも弱くないんだなと思った。
あびさんの構築上タワー打ち切り後の残しがまあまあ多いので、不完全先撃ち後に残しでセカンドをうまく組むようになったらもっと脅威になるはず。
- 各試合の構築振り返り 第8回S級振り返り vs. あび
統計データ
初手別勝率
総試合数:344, win:179, lose165, 総パターン数11
| ツモパターン | 勝ち | 負け | 勝率 |
|---|---|---|---|
| ABCD | 20 | 12 | 62.5% |
| AABB | 8 | 5 | 61.5% |
| ABAB | 25 | 17 | 59.5% |
| ABBB | 7 | 5 | 58.3% |
| AABC | 16 | 12 | 57.1% |
| ABAA | 6 | 5 | 54.5% |
| AAAB | 14 | 13 | 51.8% |
| ABCC | 20 | 20 | 50% |
| ABAC | 33 | 38 | 46.4% |
| ABBC | 30 | 36 | 45.4% |
| AAAA | 0 | 2 | 0% |
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