初代ぷよぷよの5色へ順応することを目的とした捌きをベースにした戦型をまとめます。

Bぷよ　初手別勝率調査ツール編集する

最終更新： phoernian2424 phoernian2424 2023年01月21日(土) 18:52:59履歴

Bぷよで特定の対戦相手との初手別勝率を解析するツール
https://nosi-puyo.hatenadiary.jp/entry/2020/12/23/...

のしさんによるBぷよのリプレイファイルを用いた支援ツールです。
5手目まで分岐した勝率を調べることができるので、序盤の特定の形に対して統計的評価を簡単に行うことができます。
対戦相手別に調べることが可能ですが、期間を指定することはできないので、古い積みを除外したい場合は指定フォルダからリプレイを移動させるなどして対処しましょう。

使用例

　例えば特定のプレイヤーに対して開幕2手分で勝率を調べた場合


初手2手3色はすべて拡散不定形、初手2手2色はタワー、初手2手4色は魔法陣を使うので、おおざっぱな戦型別で比較することができます。
ABAA、AAAB、ABBBはすべて伍式タワー組みますがそれぞれによって大きく勝率が違うことがわかります。これは、相手がこの3種類の初手で別の形になっているからです。
ABCDは魔法陣初手、64%なので順調に見えます。一方でAABBはずらしタイプのデスタワー初手で、拡散不定形に移行できる置き方をしてますが勝率は40%とかなり低いです。AABBは4縦5縦でタワーを最初から見るほうが強いか…？等と推測することができます。

次に、対戦相手を指定しない場合の結果。

今度は伍式初手がすべて上位に来て、安定的に勝てていることがわかります。次に並ぶABABはタワーが最強のツモなので納得の結果。
AAAAは割とタワー向けツモですが、勝率が低めです。なぜだろう？こうしてみると、今の拡散不定形はどちらかというとデスタワーに頼らないと微妙な実力という印象が強いです。

最後に、対戦相手は指定しないまま、初手4手の勝率を見ます。結果が長くなりすぎたので折り畳み

折り畳み


ここまで細かく分岐すると各試合数が少なくなってしまうので、サンプルの少なさによる確率のバラつきが目立ちます。なので、この中から試合数が多めのものを抜き出してチェックします。
  • ABABACAC ,24 ,4 ,85.7%
めちゃくちゃわかりやすいタワーツモです。おそらくこの4敗はタワー対決の時。
  • ABACBDCD ,7 ,10 ,41.1%
  • ABACACAC ,7 ,10 ,41.1%
　
一つはずらしタワーに固定されるタイプ。窮屈な色密度のあるずらしタワーがなぜ弱いかというと、正位置タワーでは色を切れば済むのにずらしタワーは色を切ると中央が高くなって足しにくくなるからだと考えられます。
もう一方は縦3タワーの背中が高くなるパターン。中央が尖る形は純粋に不安定です。
  • ABACBDAB ,9 ,14 ,39.1%
  • ABBCABAD ,7 ,11 ,38.8%
　
左図は拡散不定形の基本形ですが、40%切ってる！？！？！？右図もちょっと悪い形ではあるけどこれも40%切ってるのは予想外です。
　　
この辺りは勝率が3割を切っています。対策が急務。


こういった考察を簡単に行うことができるので、是非とも1度は試していただきたいです。普通に問題なく組めている場合でも、他の戦型ではもっと効率的に組めてる場合は勝てないことを自覚できないので、なかなか気づきにくい。

2023年頭にやりなおした編→　データでみる拡散不定形　初手別勝率編


ちなみにのしさんはNOMIというAIも作っています。レート換算では(執筆時の環境だと)レート2000くらいの強さです。実際には対NOMIはタワーがよく効くのでレート2000割っていても勝ち越せることがあるし、逆にレート2400でも連鎖勢はキツイこともあります。

BぷよのAIがひとまず完成しました
https://nosi-puyo.hatenadiary.jp/entry/2019/05/19/...
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