ABACAAで対正位置タワーと渡り合いたい
最終更新：
phoernian2424 2023年04月01日(土) 21:13:16履歴
ABACAAはどういう土台なのか、なぜ弱いのかについてはデータでみる拡散不定形 初手別勝率編とか色々なページに書いてあるので先にそちらを参照してください。
ずらしタワー土台でこのツモが来るとこういう形になる。これは正位置タワーのそれと比べると中央に1列ずれただけだが、これのせいでタワーを組めない配ぷよが一気に増える。
この土台でいう赤が寄ると、単純に4列目の赤が尖ってしまい、タワーの背中側が高くなって組みにくい。また、序盤にさらに赤ゾロが来るとずらしタワーとして活かすことは不可能になる。
正位置タワーの場合は赤の偏りに弱いのはずらしタワーと同じにせよ、赤ゾロ(と赤緑)は離れを作ることができるので、タワーとして続行する点では問題ない。
ずらしタワー土台で一番大変なのが、紫を活かせない形であること。直後に紫が寄れば4列目に置くことになるが、これも背中側が高くなるのでタワーとしては弱い形になる。
一方で正位置タワーは壱式を選択して鉤下に紫を置くことで背中が高くなる問題を回避できるので、こちらは難なくタワーを続行できる。ずらしタワーのデメリットである壱式選択をすると弱い点が、ABACAAはツモで露骨に表れる。
ずらしタワーだと連鎖移行も弱い。中央の尖った赤を発火点とする4ダブルートは正位置かずらしかに関わらず選択肢に入るが、正位置タワーの場合はタワー回帰が選択肢に入る一方でずらしタワーはタワー回帰の可能性がとても低い。また、ずらしタワーのメリットは背中側が広いことによる連鎖移行のしやすさだが、この定形4ダブの場合はそこまでメリットが現れない。
そのため、赤ゾロを3縦する置き方は対タワーでは弱くなるので別の置き方を検討する必要があるが、データでみる拡散不定形 初手別勝率編で記してあるように、各種初手を試みても勝率は大して改善されなかった。勝率に寄与しない原因の最たる理由は、アドリブが多くなることだと思われる。
限定的ツモであるABACAAを対策する理由
これまでの考察遷移まとめ
新たな形の考察
AABCAA
2手目を1列ずらし、3手目で伍式土台をちぎってつくる。
背中が高いタワーはタワー勢では基本組まないため、普段とは違った技術が要求される。肆式天秤相手に伍式を組めると有利を取れるという話があるが、この伍式はぷよの受けが狭く、特に発火色の寄りに対応できるわけではないので、あくまで同型回避を目的として組んでいく。
軸の部分に欲しいツモが来てくれたらわかりやすいが、そうじゃない場合は色を切ったり、壱式的に組んでいくことも視野にいれる。
DDを引いた場合
ABCCAAの弱い点はDDの受けが対タワーと比べて脆弱なことなので、この紫ゾロを2縦してしまうと、ずらしタワー置きAABCAAとなんら変わらなくなってしまう。それよりは4縦して壱式的に組んでいって紫を活かすようにする。緑か黄はどちらかを切ることになる。
見落としがちだが、この紫ゾロ4縦は赤の受けを作っている。
こういうスプリットも多用していく土台なので、慣れよう。
連鎖移行
ABACAA / ABBCBB
肆式天秤。
ABAAで肆式天秤をするプレイヤーならABAAACと同型なので(他の候補と比べたら)特に書くことはないだろう。
参式肆式どちらも選べる場合に限る話だが、Dが早めにきたら正位置タワーは壱式を組むのでその場合はこちらは参式を、Dが来ない場合は正位置タワーは参式になるのでこちらは肆式…とかやれたらいいのかもしれない。
ABCCCC
本来右側4列目に持っていくCCを左側1列目にぶちこむ意味不明ネクスト判断がもとめられる。
2手目を4縦するCCを3列目に立てて、3手目を左側に立てる。
説明のために3手目を2縦した場合の形を用意するが、
これは緑発火の肆式か赤発火の伍式を狙う形になっている。この辺りの技術はかちぬきRTAの残り物タワーの構築手順を学ぶと色々便利かも。
そして、いままでのABCCCCの欠点はCとDの受け入れが乏しいことを考えると、連結余地を広げるために3手目のCCは2縦よりは1縦のほうが良さげになる。一番いいのはネクストを見て離し置きするかどうか決めることだが、とりあえず1列目に置いた方が正位置タワーをメタりやすいというのは覚えておこう。
離し置きのわかりやすいメリット
1縦すれば両方使える。赤発火伍式。(3手目2縦した場合は4手目で緑を捨てる1縦になる)
肆式になった場合のリバシ発火をスムーズに狙いやすい。
ずらしタワー土台でこのツモが来るとこういう形になる。これは正位置タワーのそれと比べると中央に1列ずれただけだが、これのせいでタワーを組めない配ぷよが一気に増える。
この土台でいう赤が寄ると、単純に4列目の赤が尖ってしまい、タワーの背中側が高くなって組みにくい。また、序盤にさらに赤ゾロが来るとずらしタワーとして活かすことは不可能になる。
正位置タワーの場合は赤の偏りに弱いのはずらしタワーと同じにせよ、赤ゾロ(と赤緑)は離れを作ることができるので、タワーとして続行する点では問題ない。
ずらしタワー土台で一番大変なのが、紫を活かせない形であること。直後に紫が寄れば4列目に置くことになるが、これも背中側が高くなるのでタワーとしては弱い形になる。
一方で正位置タワーは壱式を選択して鉤下に紫を置くことで背中が高くなる問題を回避できるので、こちらは難なくタワーを続行できる。ずらしタワーのデメリットである壱式選択をすると弱い点が、ABACAAはツモで露骨に表れる。
ずらしタワーだと連鎖移行も弱い。中央の尖った赤を発火点とする4ダブルートは正位置かずらしかに関わらず選択肢に入るが、正位置タワーの場合はタワー回帰が選択肢に入る一方でずらしタワーはタワー回帰の可能性がとても低い。また、ずらしタワーのメリットは背中側が広いことによる連鎖移行のしやすさだが、この定形4ダブの場合はそこまでメリットが現れない。
そのため、赤ゾロを3縦する置き方は対タワーでは弱くなるので別の置き方を検討する必要があるが、データでみる拡散不定形 初手別勝率編で記してあるように、各種初手を試みても勝率は大して改善されなかった。勝率に寄与しない原因の最たる理由は、アドリブが多くなることだと思われる。
限定的ツモであるABACAAを対策する理由 
ABACAAと同型になるツモはABBCBB、ABCCCC、AABCAAの4種類。便宜上これらをまとめてABACAAとかにひとくくりにしている。
各初手の出現率は以下の通り。
合計すると約3.3%になる。多くのプレイヤーが難所とするABCD初手が約9%であることと比較するとそこまで重要か？と思われるが、この3.3%の試合のほとんどが対タワーにおいて不利あるいはよくて互角の展開になることを考慮すると、この3.3%は重みを増してくる。(例えるなら対連鎖勢相手にABCD初手で全く同じ置き方をしてしまう以上の悪手)
各初手の出現率は以下の通り。
| 初手 | 出現率 |
| ABACAA | 6/512 |
| ABBCAA | 6/512 |
| ABCCCC | 3/512 |
| AABCAA | 2/512 |
| 合計 | 17/512 |
これまでの考察遷移まとめ
(基本的に対TAKさん想定)
- データでみる拡散不定形 初手別勝率編に書いてある置き方は一通りやった上で、弱いことを確認。
- 諦めて相手とずれて同型の形にする(3手目赤ゾロ４縦)。そしてダメそうな形になった時は赤を単発で消して少し揺らがせる
- 単発を撃った後の残しから正位置タワーを狙う
新たな形の考察
正位置タワー以外が弱いのなら、正位置タワーを組めばいいじゃない。 ――タワー・アントワネット
2手目でちらっとネクスト判断をし、3手目のゾロに反応できたら上記のように置く。ABCCCCだけ難易度が高い。そもそも普段の置き方なら全部同じ形になるはずなのに、ツモ順によって3パターンに分かれるのも難易度高め。
- AABCAA
- ABACAA / ABBCBB
- ABCCCC
2手目でちらっとネクスト判断をし、3手目のゾロに反応できたら上記のように置く。ABCCCCだけ難易度が高い。そもそも普段の置き方なら全部同じ形になるはずなのに、ツモ順によって3パターンに分かれるのも難易度高め。
AABCAA
2手目を1列ずらし、3手目で伍式土台をちぎってつくる。
背中が高いタワーはタワー勢では基本組まないため、普段とは違った技術が要求される。肆式天秤相手に伍式を組めると有利を取れるという話があるが、この伍式はぷよの受けが狭く、特に発火色の寄りに対応できるわけではないので、あくまで同型回避を目的として組んでいく。
軸の部分に欲しいツモが来てくれたらわかりやすいが、そうじゃない場合は色を切ったり、壱式的に組んでいくことも視野にいれる。
DDを引いた場合
ABCCAAの弱い点はDDの受けが対タワーと比べて脆弱なことなので、この紫ゾロを2縦してしまうと、ずらしタワー置きAABCAAとなんら変わらなくなってしまう。それよりは4縦して壱式的に組んでいって紫を活かすようにする。緑か黄はどちらかを切ることになる。
見落としがちだが、この紫ゾロ4縦は赤の受けを作っている。
こういうスプリットも多用していく土台なので、慣れよう。
連鎖移行
必然的に連鎖移行も増えるが、こういうL字を作ると柔軟性が上がる。
ABACAA / ABBCBB
肆式天秤。
ABAAで肆式天秤をするプレイヤーならABAAACと同型なので(他の候補と比べたら)特に書くことはないだろう。
参式肆式どちらも選べる場合に限る話だが、Dが早めにきたら正位置タワーは壱式を組むのでその場合はこちらは参式を、Dが来ない場合は正位置タワーは参式になるのでこちらは肆式…とかやれたらいいのかもしれない。
ABCCCC
2手目を4縦するCCを3列目に立てて、3手目を左側に立てる。
説明のために3手目を2縦した場合の形を用意するが、
これは緑発火の肆式か赤発火の伍式を狙う形になっている。この辺りの技術はかちぬきRTAの残り物タワーの構築手順を学ぶと色々便利かも。
そして、いままでのABCCCCの欠点はCとDの受け入れが乏しいことを考えると、連結余地を広げるために3手目のCCは2縦よりは1縦のほうが良さげになる。一番いいのはネクストを見て離し置きするかどうか決めることだが、とりあえず1列目に置いた方が正位置タワーをメタりやすいというのは覚えておこう。
離し置きのわかりやすいメリット
1縦すれば両方使える。赤発火伍式。(3手目2縦した場合は4手目で緑を捨てる1縦になる)
肆式になった場合のリバシ発火をスムーズに狙いやすい。
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