マーカーBPMとターゲットBPM
最終更新：ID:43QUgePb4w 2013年12月02日(月) 22:36:16履歴
マーカーの移動速度やターゲットが現れる速度についてを記します。
AC版との違いがメインですので興味のある方のみどうぞ。
間違いもあると思いますのでツッコミもお願いします。
【前提 : この項目で扱う用語】
マーカー 飛んでくる奴(カラー)
ターゲット 針が回転しているやつ(モノクロ)
マーカーBPM マーカーの速度
ターゲットBPM ターゲットの出現速度
【1.イベントマネージャでのマーカーBPM】
例えば曲のBPMが172だった場合、PPDEditorでのマーカーBPMはいくつに設定していますか？
多くの方が172のまま設定されている気がします。
もちろんそれで全然構わないのですが、AC版とはちょっとだけ違ってくるのです。
例 : いろは唄 (BPM172)
画像はAC版です。HARDですが、中盤の長い8分連打が続く所。
画像を見ると、8個の×ターゲットが現れているのが見えますね。
続いてPPDです。イベントマネージャでのマーカーBPMはそのまま172です。
違いが分かるでしょうか。
PPDでは9個目のターゲットが現れてしまっていますね。
PPDでは「曲BPM=マーカーBPM」にしていると、AC版より多くのターゲットが画面内に出現します。
その分、配置によってはターゲットが重なってしまうこともあるかも！
…偉そうに書いていますが、1個分多く見えるだけです…。
でも続けます。
はい。これもPPDです。マーカーBPMを194に上げてみました。
どうでしょうか。AC版と同じ8個のターゲットに減りました！
しかも、針の向きが"8分あたり45度ずつ揃っている"のもACと同じです！
え？マーカーの速度が速くなっちゃう？それはスクリプトで制御できますので無問題です。(後述)
…しかし、8個目は針しか出てないですね。うーん。
しかも良く見ると7個目がやや小さいようです。あれ？
これはPPDの仕様で
「ターゲットの出現時は針のみで、その後徐々にターゲットアイコンが拡大していく」
のが理由です。
ちなみにAC版は
「いきなり針とターゲットが規定の大きさで出現、3フレ後くらいに拡大アニメが始まり5フレくらいで元に戻る」
だったりします。
結論としては
「イベントマネージャでマーカーBPMを曲BPMよりちょっと上げる(約1.1倍くらい？)とターゲットBPMがAC版と同じになる」
です。
しかし前述の通り、PPDはターゲット出現アニメーションがあるので完全に同じにはなりません。
また、マーカーBPMを曲BPMより上げすぎると、先のターゲットが見えなくなっていくので視認性が悪くなります。(以下例)
マーカーBPMを220にしてみました。
なんとターゲットが7個目までしか現れてませんね！
マーカーBPMを上げ過ぎると、どんどん先のターゲットが見えなくなっていくのがお分かりでしょうか。
ここまでのまとめ
「イベントマネージャでマーカーBPMを速くし過ぎるとターゲットの出現速度は逆に遅くなる」
先が見えなくなると難易度が上がりそうです…。
【2.スクリプトでのマーカーBPM制御】
ここでようやくマーカーの飛んでくる速度の話になります。
今までのはあくまでターゲットBPMの話でした。頭を切り替えましょう。
AC版のマーカーBPMをPPDで測定してみた例です。
ACのプレイ動画をPPDEditorのmovieにしてマーカーをピッタリと合わせる感じで計測しています。
(Yu調べ抜粋、誤差±5くらい)
例えば、「初音ミクの消失」をPPDで設定するとマーカーBPMは220くらいになります。
「消失ベース」は消失を240とした場合の補正値です。
「消失ベース」≒「譜面BPM」でない場合は故意の速度調整が入っている感じです。
「マージナル」とか「39」とか明らかに遅いですもんね。
逆に「崩壊歌姫」とかは速くしてるんだなーとかです。
全体的に言えるのは「譜面BPMよりマーカーBPMが遅い」ことです。
そしてそれは「譜面BPM100辺りで収束する」てなことですかね。
あんまり遅いと増速調整が入るようです。
さて、じゃあマーカーBPMはどうやって設定するの？ですね。
スクリプトを使います。(えーやだー)
VectorReverse05です。
画像の赤丸印のところに「イベントマネージャで設定したBPMから差し引く値」を入力します。
画像では取りあえず40になっています。
▽実際の設定例
さっきの表で「ワールドイズマイン」を見てみましょう。
譜面BPM165
マーカーBPM150
となっています。
イベントマネージャには譜面BPM165 x 1.1倍の182くらいを設定しましょうか。
そしてマーカーBPMは150に下がるわけですから、182-150で差分の"32"を赤丸の所に入力すればOKですね。
逆にマーカーBPMが上がる場合はマイナス値を入力すればいいわけです。
なお、既にVectorReverseスクリプトを使ってる方は「PPD.Mark.ProcessMarkBPMWithinTime」を使うことを考えると思いますが、
これはイベントマネージャで設定するのと同じ結果となりますので、ターゲットBPMも変わることに注意が必要です。
【3.AC版とターゲットBPM、マーカーBPMを合わせるためには】
まとめましょう。
�� イベントマネージャには曲BPM(譜面BPM)の1.1倍くらいのBPMを設定する。
(8分のターゲットの針が45度ずつになるようにする)
�� そのままではマーカーが速くなりすぎるのでVectorReverseスクリプトで調整する。
�� 苦労の割には見た目があんまり変わらない。
以上です。おわり。
by Yu
AC版との違いがメインですので興味のある方のみどうぞ。
間違いもあると思いますのでツッコミもお願いします。
【前提 : この項目で扱う用語】 
マーカー 飛んでくる奴(カラー)
ターゲット 針が回転しているやつ(モノクロ)
マーカーBPM マーカーの速度
ターゲットBPM ターゲットの出現速度
【1.イベントマネージャでのマーカーBPM】
例えば曲のBPMが172だった場合、PPDEditorでのマーカーBPMはいくつに設定していますか？
多くの方が172のまま設定されている気がします。
もちろんそれで全然構わないのですが、AC版とはちょっとだけ違ってくるのです。
例 : いろは唄 (BPM172)
画像はAC版です。HARDですが、中盤の長い8分連打が続く所。
画像を見ると、8個の×ターゲットが現れているのが見えますね。
続いてPPDです。イベントマネージャでのマーカーBPMはそのまま172です。
違いが分かるでしょうか。
PPDでは9個目のターゲットが現れてしまっていますね。
PPDでは「曲BPM=マーカーBPM」にしていると、AC版より多くのターゲットが画面内に出現します。
その分、配置によってはターゲットが重なってしまうこともあるかも！
…偉そうに書いていますが、1個分多く見えるだけです…。
でも続けます。
はい。これもPPDです。マーカーBPMを194に上げてみました。
どうでしょうか。AC版と同じ8個のターゲットに減りました！
しかも、針の向きが"8分あたり45度ずつ揃っている"のもACと同じです！
え？マーカーの速度が速くなっちゃう？それはスクリプトで制御できますので無問題です。(後述)
…しかし、8個目は針しか出てないですね。うーん。
しかも良く見ると7個目がやや小さいようです。あれ？
これはPPDの仕様で
「ターゲットの出現時は針のみで、その後徐々にターゲットアイコンが拡大していく」
のが理由です。
ちなみにAC版は
「いきなり針とターゲットが規定の大きさで出現、3フレ後くらいに拡大アニメが始まり5フレくらいで元に戻る」
だったりします。
結論としては
「イベントマネージャでマーカーBPMを曲BPMよりちょっと上げる(約1.1倍くらい？)とターゲットBPMがAC版と同じになる」
です。
しかし前述の通り、PPDはターゲット出現アニメーションがあるので完全に同じにはなりません。
また、マーカーBPMを曲BPMより上げすぎると、先のターゲットが見えなくなっていくので視認性が悪くなります。(以下例)
マーカーBPMを220にしてみました。
なんとターゲットが7個目までしか現れてませんね！
マーカーBPMを上げ過ぎると、どんどん先のターゲットが見えなくなっていくのがお分かりでしょうか。
ここまでのまとめ
「イベントマネージャでマーカーBPMを速くし過ぎるとターゲットの出現速度は逆に遅くなる」
先が見えなくなると難易度が上がりそうです…。
【2.スクリプトでのマーカーBPM制御】
ここでようやくマーカーの飛んでくる速度の話になります。
今までのはあくまでターゲットBPMの話でした。頭を切り替えましょう。
AC版のマーカーBPMをPPDで測定してみた例です。
ACのプレイ動画をPPDEditorのmovieにしてマーカーをピッタリと合わせる感じで計測しています。
(Yu調べ抜粋、誤差±5くらい)
例えば、「初音ミクの消失」をPPDで設定するとマーカーBPMは220くらいになります。
「消失ベース」は消失を240とした場合の補正値です。
「消失ベース」≒「譜面BPM」でない場合は故意の速度調整が入っている感じです。
「マージナル」とか「39」とか明らかに遅いですもんね。
逆に「崩壊歌姫」とかは速くしてるんだなーとかです。
全体的に言えるのは「譜面BPMよりマーカーBPMが遅い」ことです。
そしてそれは「譜面BPM100辺りで収束する」てなことですかね。
あんまり遅いと増速調整が入るようです。
さて、じゃあマーカーBPMはどうやって設定するの？ですね。
スクリプトを使います。(えーやだー)
VectorReverse05です。
画像の赤丸印のところに「イベントマネージャで設定したBPMから差し引く値」を入力します。
画像では取りあえず40になっています。
▽実際の設定例
さっきの表で「ワールドイズマイン」を見てみましょう。
譜面BPM165
マーカーBPM150
となっています。
イベントマネージャには譜面BPM165 x 1.1倍の182くらいを設定しましょうか。
そしてマーカーBPMは150に下がるわけですから、182-150で差分の"32"を赤丸の所に入力すればOKですね。
逆にマーカーBPMが上がる場合はマイナス値を入力すればいいわけです。
なお、既にVectorReverseスクリプトを使ってる方は「PPD.Mark.ProcessMarkBPMWithinTime」を使うことを考えると思いますが、
これはイベントマネージャで設定するのと同じ結果となりますので、ターゲットBPMも変わることに注意が必要です。
【3.AC版とターゲットBPM、マーカーBPMを合わせるためには】
まとめましょう。
�� イベントマネージャには曲BPM(譜面BPM)の1.1倍くらいのBPMを設定する。
(8分のターゲットの針が45度ずつになるようにする)
�� そのままではマーカーが速くなりすぎるのでVectorReverseスクリプトで調整する。
�� 苦労の割には見た目があんまり変わらない。
以上です。おわり。
by Yu
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