ツーリングカーカテゴリー「TCR series」「WTCR」「ETCR」の情報をまとめたWikiです。



TCRって何?

TCRは2014年に導入されたツーリングカーカテゴリーです。

ツーリングカーって何?

ツーリングカーは量産車をベースにしたレーシングカーです。
ベース車には4/5ドアであることやある程度の生産台数が求められます。

どういうレースをしてるの?

TCRは基本的に30分ほどのスプリントレース(短時間・短距離)として開催されています。
TCRクラスを導入している耐久シリーズ・耐久レースもあります。

ツーリングカーならではの特徴

TCRの属するツーリングカーレースは肉弾戦と呼ばれるほどの激しい接近戦が魅力です。
マシン同士がバンパーやサイドをぶつけ合いながらも順位を上げていく姿が世界中のファンを魅了してきました。

どれを見たらいいの?

特にこだわりがない場合は、TCRシリーズの最高峰であるWTCRがオススメです。日本ではJSportsで放送されています。
プロドライバーが多く存在し、ルーキーからベテランまで幅広い年代のドライバーが活躍しています。
元F1ドライバーやGTカーで活躍しているドライバーもいるため、何となく知っているというドライバーもいると思います。

無料で見たい!

TCRシリーズはYoutubeなどで生配信しているシリーズがたくさんあります。
このWikiでは配信先URLをTCRカレンダーにまとめてあります。

その中でもYoutubeで視聴できて活気のあるシリーズは
TCR Europe (ヨーロッパ選手権)
TCR Italy (イタリア選手権)
の2シリーズです。
数あるTCRシリーズの中でも参戦台数が非常に多く、ツーリングカーらしい白熱した戦いが一目で分かると思います。

また、日本でもTCRシリーズが開催されており、Youtubeで生配信されています。
TCR Japan (日本選手権)

TCRはどれくらい速い?

TCRのエンジン出力は340hp前後となっています。
最高速度は250km/hほどです。
細かい性能はTCRレギュレーションで確認できます。

他のカテゴリーとの比較

TCRは他カテゴリーと混走するレースもあります。(主に複数のクラス分けがある耐久レース)
基本的にはGT4よりも遅いですが、TCRクラスの上位がGT4クラスの下位や中段に割って入ることもあります。

ピット戦略とかあるの?

TCRは短いスプリントレースが基本なのでタイヤ交換・給油といったピット戦略はありません。
また、タイヤのコンパウンドも基本的にドライ用1種類、ウェット用1種類となっています。
タイヤは基本的にワンメイクとなっており、各シリーズで契約しているタイヤメーカーは違います。
  • TCRシリーズ向けにタイヤを供給している主なメーカー:Dunlop、GoodYear、Hankook、Michelin、Pirelli、Yokohamaなど

珍しいタイヤ戦略

基本的に完全なドライではマネジメント以外にタイヤ戦略の少ないTCRですが、レースの世界では珍しく、ドライタイヤとウェットタイヤを組み合わせて使用することが許可されているという特徴があります。(当然ながら禁止しているシリーズもあります)
ドライとウェットの混ざった路面での予選・レースでこの選択をするケースは多く、フロントにドライタイヤ、リヤにウェットタイヤを履きます。

どうしてそんな選択するの?

この組み合わせが誕生したきっかけになったと言われているレースがあります。
それは2008年のWTCC Race of Japanの第2レースです。この時の路面状況はドライかウェットかどちらを選ぶか難しい状況で、ドライバーの戦略が別れました。
その中で、トップスタートだったTom Coronel(SUNRED Engineering / Seat)は一人だけフロントにドライタイヤ、リヤにウェットタイヤを履いて、ポールトゥウィンを獲得しました。
この時の結果から、この組み合わせを運営側も基本的に許可しており、現在でも選択するチーム・ドライバーがいます。

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