※WTCRでのレギュレーションのため他のシリーズでは異なるので注意
通常日程
ドイツラウンド
- フリープラクティス1 (45分)
- フリープラクティス2 (45分)
- 予選 Q1 (20分 / 市街地サーキットでは30分) 12位までが次のステージへ
- 予選 Q2 (10分 / 市街地サーキットでは15分) 5位までが次のステージへ
- 予選 Q3 5台によるスーパーラップ方式
ドイツラウンド
- フリープラクティス1 (30分)
- フリープラクティス2 (30分)
- 予選 Q (40分)
- 2018年シーズンはフル参戦枠は26台までとなっていた。これに加えて2人・2台までのワイルドカード枠が各イベントごとに許可されていた。問題がなければ6台までワイルドカードは広げることができた。
- 2018年最終戦となったマカオではワイルドカード枠への応募が20人となったことからワイルドカード枠が6人・6台まで拡大された。
- 2019年シーズンからフル参戦枠が32台に拡大された。ワイルドカード枠は変わっていない。
- ワイルドカードはフル参戦するドライバーやチームへの影響を少なくするためにBoP、Compensation Weightの上に20kgのウェイトが追加されることになった。
- 2020年からワイルドカードの参戦を促すため、ウェイトが20kgから10kgに減らされ、参戦料が€10,000から€5,000に引き下げられた。
- 参戦体制はフル参戦する場合、基本的に1チーム2台となっている。
- 例外としてFIA WTCR Junior Driver Title及びFIA WTCR Female Driver Titleに該当するドライバーを3台目として参戦させることができる。
- この場合、3人目のドライバーは年間タイトルであるDrivers' Championship及びTeam's Championshipのポイントを得ることはできない。
- 2020年からメーカーのカスタマーレーシング部門の財政支援を受けていない独立したドライバーに対して「WTCR TROPHY」というタイトルが設定された。
- 2020年からルーキードライバーを対象としたタイトル「Rookie Driver Title」が設定された。
- WTCRへの参戦が2ラウンド以下で23歳未満のドライバーが対象となった。
- 2021年からは「Junior Driver Title」に名称が変更、対象も24歳以下でWTCRに参戦したことのないドライバーに変更された。
- 2021年から女性ドライバーを対象としたタイトル「Female Driver Title」が設定された。
- WTCRにフル参戦する女性ドライバーが3人以上いる場合にタイトル争いが行なわれる。
- ドライバーズポイントとチームポイントの配分は同じ。
- ワイルドカード枠のドライバーはドライバーズポイントを獲得できなくなった。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 | 9位 | 10位 | 11位 | 12位 | 13位 | 14位 | 15位 | |
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予選Q1/Q3 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | ||||||||||
ドイツ*1 予選Q | 10 | 8 | 6 | 4 | 2 | ||||||||||
レース | 25 | 20 | 16 | 13 | 11 | 10 | 9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
- 2019年から各イベント期間中、マシン1台につき10本のアームバンドが発行される。各イベントの前にFIAに登録し、アームバンドが割り当てられたスタッフのみがイベント期間中にマシンの作業をすることが許可される。それ以外のエンジニアやスタッフはマシンの作業に加わってはならない。
- 予算増加やチーム規模による格差が広がらないようにするため導入された。
- 2020年からは2台体制のチームはスタッフが12人、3台体制のチームは18人に制限されることになった。ただし、マシンの作業が許可される人数は昨年と変わらず
10人までとなっている。- コスト削減案により一度に作業できるスタッフは5人までとなった。
- 2019年からトラックタイムの公平性を維持し予算の増加を防ぐために、WTCRの公式テストや一部例外を除いてシーズン中WTCRで使用されるサーキットでテスト走行ができなくなった。
- 例外の一つとして、ドイツラウンドのニュルブルクリンクは併催するニュルブルクリンク24時間耐久レースに参加するWTCRドライバーへの配慮として許可される。
- フルエントリーする場合、WSCにTCRマシンの公認を受けた上、FIAの審査でテクニカルパスポートを受け取らなければならない。
ワイルドカードでのエントリーの場合テクニカルパスポートは不要。他のTCRシリーズやそれ以外のカテゴリーに参加する場合も不要であり、あくまでWTCRにフル参戦させたいTCRマシンだけの規則となる。
- 基本的なBoP(ウェイトハンデ・エンジン出力調整・最低地上高・ブースト圧など)はTCRシリーズ全体の評価、分析からWSCのTCR技術委員会が決定する。
- これは世界中のTCRマシンに共通して課せられるBoPとなっている。WTCRもその対象となる。
- 全体のBoPに加えてCompensation Weight(CW)と呼ばれる各車ラップタイムに基づいた自動計算式に従って算出されるウェイト調整が行われる。計算には予選結果の各車種のラップタイムが用いられる。
- このウェイトハンデはTCR各シリーズごとに計算するためシリーズごとにハンデの調整が異なる。全体のBoPでは調整しきれないシリーズ内での格差を調整する役割を持つ。
- 各マシンはシーズンに1つのエンジンが割り当てられる。エンジンのいかなる変更でもグリッドペナルティが発生する。
また、年間1台につき最大4基までのターボチャージャーを使用できる。
- タイヤはワンメイク。
- 2018〜2019年の2年間はYokohama TireのADVAN A005 / A006が使われていた。(WTCC時代を含めると14年間)
- 2020年からはGoodYearのGoodYear Eagle F1 Supersportsが使用されている。
- WTCRではWTCC時代から伝統的にドライタイヤとウェットタイヤを混ぜて装着することを許可している。この場合フロントがドライタイヤ、リアがウェットタイヤという組み合わせを用いることが多い。ウェットとドライが混ざりあった難しい路面ではこの組み合わせが強力な速さを見せることがある。
- 2020年からMarelli社製のTCR共通ECUの装着が義務付けられた。初年度は移行期間としてウェイトハンデを積むことで免除されたが、2021年からは必須項目となっている。
- 2021年からバイオ燃料が使用されることになった。
- 2021年から使用されるバイオ燃料には15%のバイオエタノールが含まれている。