マシンレギュレーション
- TCRツーリングカーの基準
- 前輪駆動のみ
- FIA公認基準(FIA Gr.A)に対応している
- 連続する12ヶ月で2,500台以上生産された4座席以上を有する車両
- ベースモデルは自動車メーカーによって大量生産されているファミリーに属した車両
- 4または5ドア
- 全長:4200mm以上
- 全幅:1950mm以下
- 最小レース重量(レースするために必須な装備やドライバー含む):1265kg(トランスミッションがDSGの場合1230kg)
- 2時間以上の耐久レースではエンデュランス最低重量が用いられる:1250kg(トランスミッションがDSGの場合1240kg)
- シングルターボチャージャーを搭載した4ストロークの量産ガソリンエンジン
- 排気量は1750〜2000cc*1
- 最大出力340hp、最大トルク410Nm
- ハイブリッドは認められていない
- トランスミッション:量産車のギアボックスか6速のシーケンシャルギアボックス
- ブレーキ
- スチール製ブレーキディスク
- 最大ブレーキディスク直径382mm
- キャリパー:フロント6ピストン以下、リア2ピストン以下
- ホイール
- リム:幅10in x 直径18in(4輪同一)
- 鋳造アルミ合金
- 燃料タンク:最大100L
- 運転支援装置
- アンチロックブレーキシステム(ABS)、エレクトリックスタビリティプログラム(ESP)、トラクションコントロール(TCS)は認められていない。
- 耐久レースのオプションパーツとしてのABSは許可されている。
- ピットスピードリミッターとローンチコントロールは認められる。
- 車両価格上限:€130,000
その他
- TCRコンセプトと一致している場合基準に適合していなくても認められる場合がある。
- 認定された場合、最低生産量として申請日から12ヶ月連続で10台のTCRマシン生産し、認定後は最大3ヶ月の納期で市場に提供されなければならない。
- 開発中の新しいマシンの場合、シリーズポイントは獲得できないものの、最終認証の前にTCRレース、シリーズ、クラス、チャンピオンシップに参戦可能。
- 認証されたモデルは、最終認証日から3年間凍結される。(2016年に認定されたモデルは2017年から始まる。)
- フェイスリフトは新しいマシンとして認められない。量産車がボディシェルを変更した場合のみ認められる。
- 安全性、信頼性、パフォーマンスの欠如や構造変更のオプションの場合のみ許可される。
- BoP
- ウェイト:-10~+70kg
- エンジンパフォーマンスレベル:102.5, 100, 97.5, 95, 92.5, 90%から選ばれる
- 回転数ごとのブースト圧
- 最小地上高:80mm±20mm
- シリーズごとに自動計算式で計算された補正重量(CW)
- 一般的にTCR競技は1台のマシンと1シーズンに1つのエンジンと5つのターボを使用できるスプリントレースとなっている。これを超えた場合グリッドペナルティなどが発生する。