MMORPGかくりよの門、富士サーバーにて活動している「珈琲たいむ」の内輪wikiです。

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お○き

ある休日ののどかな一コマ

おっきさんも大喜び!

真の力を発揮した木曽龍神

裏木曽竜手配書(ネタバレ注意)

かくりよの(訪)問

かくりよの(訪)問は移動しました
かくりよの訪問

最近まともな攻略ネタの更新がないにゃw

砂場

砂場といえば猫ちゃんたちのトイレ
ここで待っていれば、猫姫たちが・・・
???「と思ったか?残念だったな!」

◝(╹▿╹)◜「な、何奴!?」

私か?私はお猿の化身、その名も【サルロット・オサルスキー】だ」

→続く
◝(╹▿╹)◜「おのれ、オサルスキーなぜここにいると気が付いた!」

オサルスキー「それは、私も同類だからだよ」

オサルスキー「この砂場に【小銭】を隠しておくとしよう、するとおさるが拾いにやってきてしゃがむのだ」

オサルスキー「その時の見えそうで見えないあの角度が何とも言えないのだ!」

◝(╹▿╹)◜「オサルスキーお前も悪よのう、ふぉふぉふぉふぉ」

→続く
オサルスキー「っふ、そういえば貴殿の名を聞いていなかったな」

◝(╹▿╹)◜「私か?私の名はツルベスタ・スタローンだ。」

ツルベスタ「ツルベスタと読んでくれ」

オサルスキー「ツルベスタか、、いい名だ」

オサルスキー「してツルベスタよ、貴殿はこの砂場の伝説を聞いたことあるか?」

続く
ツルベスタ「なんだと!そんなものがあるのか?」

オサルスキー「大変素晴らしい伝説だよ、当ててみるがいい」

ツルベスタ「うむう・・・この砂場は【スナバ】というカフェで、もふもふの【ぬりかべ】が放し飼いになっている砂華姫にとっての天国とか?」

(※鳥取県にあるスナバカフェでは、そのようなサービスはしておりません)
オサルスキー「甘いなツルベスタ、その伝説によると砂華姫だけでなく他の者も天国状態となるのだよ!」

ツルベスタ「な、なんだと」

オサルスキー「それでは、全国の紳士諸君に教えて差し上げよう」

オサルスキー「この砂場の伝説とは!」

→【この先有料コンテンツ:10,000,000神力】

状態異常についての考察

沈黙

技と術が使えなくなる
    • しゃべれないから呪文は使えない
 そもそも、くらかけみやってどうやって術を使うのだろうか・・・
    • 技を出すときに気合の雄たけびを揚げれないので技も出せない
 くらかけみやなら雄たけびを上げなくてもいいのかも

悪臭

アイテムの使用ができなくなる
    • 臭いから共通のカバンに手を突っ込むんじゃない!ってことかな
 でも、みんな悪臭になれば木にならないよね?
    • 臭くて鼻をつまんでるから、鞄の出し入れができない?
 両手武器の人は攻撃できなくなっちゃうなあ・・・

退避禁止

文字通り退避できなくなる
    • 俺ってスゲー!って暗示にかかって退避しなくなる
    • 性格がマゾになって、攻撃されると喜ぶ
 おさき「・・・私ではないのですか?」

衰退

ダメージが増える
    • 実は服(防具)が破けている
 ◝(╹▿╹)◜やふーハァハァ

気絶?麻痺?

行動不能になる
    • なぜか退避はできる。なんでや!動けないなら退避もできないだろ
 交代要員が肩を貸して撤退させている光景が目に浮かぶ

鈍足

行動が遅くなる
    • 鳥もち?みたいなのでべたべたになってるイメージ
  でもそれだと、術とかは普通に使えるよねw
  トリモチでペトペト・・・なんかエロイ
    • 何かの作用できっとしゃべるのも遅くなる。
  おつのの早口も大丈夫だね!

今後増えそうな状態異常

  • 幻覚
    • 技の威力が下がる?
 ミスの概念がないから威力が下がるとか・・・
  • 混乱
    • 味方を攻撃?
 いけないキノコを食べた結果見方を攻撃、私のキノコを採るな〜
  • 強制うつしみ
    • デバフやバフがほかの人と入れ替わる
 

おさきさん

極意のセリフがちょっとエロイ・・・

狐さん系は、霊獣一族(弓系)、妖獣一族(槍系)の両方にいます。
尻尾一本狐は霊獣(弓系)、尻尾複数形が幼獣(槍系)のようです。
空狐は尻尾0本ということですが、術使うとボロボロの尻尾が見える気がします。ボロボロで恥ずかしいから普段は髪の毛で隠してるのかな?
※術を使うと尻尾に見える物体は髪の毛とかオーラ尻尾とか諸説あります

学園でこんな光景がないかなあと妄想していました・・・
<学園内とある施設>
店員「次のお客さんどうぞ。なんにしましょう?」

デッカー○(ハリソンフォード似)「おやじ、これを4つ」

店員「2つで十分ですよ」

デッカー○「いいや4つだ。2つと2つで4つだ」

店員「2つで十分ですよ! 2つでも十分可愛いです。猫又とか」

デッカー○「銀型紙もだ」

店員「分かって下さいよ・・・4つだとおさきさんになっちゃうじゃないですか・・・それに、銀じゃ出ませんよ」


ブレードランナーの冒頭のシーンが尻尾の数だったらなあなんて妄想です。

もふもふもふもふ

  • おさきさんの魅力
    • おっとりした性格
    • もふもふ
    • ドM?
尻尾が素敵

おさきさんの魅力について語り合う「オサキさんノヤマイを移され隊」の人たちの会話
      • おさきさんの一番の魅力ってなんだろう?
      • 目だね目だね、あの何かを待ちわびているような眼で見つめられたら僕はもう…
      • いいや違う、あのもふもふした尻尾こそ至高!
      • 俺はあの、何でも受け入れてくれそうな性格が溜まんないのだが…
      • 何をおっしゃる、おさきさんのすべてを愛でてこそ我ら!
      • 「そ、その通りいいいいいい」
      • つま先、頭、すべてが可愛い お・さ・き・さ・ん
      • 君に出会えば、僕らは狂気 歓喜の雄たけび!
      • 耳から尻尾まで全部が可愛い  お・さ・き・さ・ん
      • 明日も皆で彼女を語り明かそう
BGM↓(注意:愛情表現に常軌を逸…過激な表現の部分や、気持ち悪…独特な表現の部分があります。ご視聴は自己責任でお願いします。)

おさき真っ暗やね
サーセンでも砂場だからいいよね(◟╹▿╹)◟

 からの 


(ヽ´ω`)<モヤシッ(裏声)

ある夜の話

草木も眠る、丑三つ時。
 できるだけ明かりを落とした行灯の傍らで、槍を磨く。
 私の名は「おさき」。
 主様に喚ばれ、主様の妻となった者。
 その主様は、今は静かに、布団の中で寝息を立てている。
 主様は、多忙だ。
 うつつ世から帰られると、家の様子を確認し、他の式姫たちの様子をくまなく見て、
諸々の雑務をこなし、遠征に出られ、後始末をして、またうつつ世に戻られる。
 当然、遠征には私も同行する。この槍と共に。
 主様に害を成す者は、何であろうとも容赦はしない。
 「…よし。」
 光に翳した刃に錆や汚れ、曇りがないことを確認し、槍を下ろす。
 ふと見れば、こちらを向いた主様の顔。
 当然、目は閉じている。
 「主様…」
 その無防備な寝顔が愛しくて。
 そっと、その頬を尻尾で撫でてみた。
 と、モゾモゾと、布団が動く。
 驚いて動きを止めた次の瞬間。
 主様が、私の尻尾を抱きしめて…
 「おさきさん…だいすきぃ…。」
 
 本当は、槍を磨き終えたら、行灯の灯を消すつもりだった。しかし…
 「全く…仕方ないですねぇ…。」
 もうしばらく、このままでいよう。
 このままで、いたい。
  • fin-

美しき君、宵の月

 「お月見をしよう! 」と、言い出したのは誰だっただろう。

 十五夜が明日に迫る、よく晴れた夜。
 私『おさき』は縁側で一人、お団子を置くための三宝を磨いていた。
 他の皆はもうそれぞれ役割を終え、奥でくつろいでいる。
 「あれー? てこずってますかー? 手伝いましょうかー? 」
 振り向いてみれば、そこには童子切さんがいた。
 「ありがとうございます。でも、これで最後ですし、大丈夫ですよ。」
 「そうですかー? 」
 私が奥に戻らないのを気にしてくれたんだろうか。気を遣わせてしまった。
 「それにしても、えらく丁寧に磨いていますねー。何かー、思うところでも? 」
 言われて、少しだけ迷う。心の内を、吐いていいものか…。
 そんな私の心を察したのか、
 「まー無理にとは言いませんけどー、夜風は体に悪いですよー。主様も心配しますよ? 」
 主様。
 その言葉で、私の中の躊躇いがスっと引いた。
 「…どうしても成功させたいんです。初めての、お月見だから。」
 正式には『絆を結んでから』初めての、だ。
 いつだったか、主様が私の尻尾をなでながら「おさきさんの毛並みは、月のように
綺麗だね。」といってくれたことを思い出す。
 空には、少しだけ欠けた月。
 そんな感慨にひたっていると、スっと、童子切さんが隣に座る。
 「そういえばー、面白い話を思い出しました。」

 「なるほど、そうなんですか…。」
 童子切さんの話を聞いた私は、なんとも不思議な気持ちにとらわれる。
 (どんな思いで、そうなったのだろう…? )
 月を見上げ、憶測を巡らす私の横で、ふと童子切さんが腰を上げる。
 「おやー主様。…では、私はこれでー。」
 言うが早いか、童子切さんは奥へ行ってしまった。
 代わりに、主様が私の隣に座る。
 そして、そのまま沈黙の時。
 (どうしよう…試して、みようか? )
 「あの…主様…」
 私の声に、主様がこちらを向いた。その顔には、優しい笑み。
 (…っ!? )
 決意が一瞬、鈍る。
 でも、もう引けない。
 「…つ…月が綺麗ですねっ、。」
 口に出した瞬間、童子切さんの言葉が、頭の中で繰り返される
 『うつつ世の文人でー、舶来の「愛している」という言葉を、「月が綺麗ですね」と訳した
 人がいるそうですよー。』
 (うう…言った…言ってしまった…)
 体中が、かあっと熱くなっていく。
 傍から見たら、湯気でも出ているのではないだろうか。
 そんな私の目の前で、キョトンとしていた主様。
 でも…
 「うん、月が綺麗だね。おさきさん。」

 恥ずかしくて、隠したくて、それでもあなたに届けたい。
 『あなたが愛しい。溢れる程に』
〜fin〜

私の主様


 私の名前は「おつの」。
 主様に喚ばれてここに来て、妖討伐のお手伝いをしながら今は一緒に暮してる。
 私の主様、伊菜穂ちゃんは、かわいい女の子。
 うつつ世では「じょしこうせい」をやっているらしい。
 「こうこう」っていう、ほぼ座学だけの学園に通ってるんだって。
 伊菜穂ちゃんが話してくれるんだけど…うつつ世は、こことは全く違う世界らしい。
 「せーふく」っていう服があったり、「じどうしゃ」や「ぱそこん」っていうキカイ
(「キカイ」ってなんだろう…? )があったり…なんか、術の代わりに「かがく」
ってやつが発達しているんだって。
 伊菜穂ちゃんがしてくれるうつつ世のお話は、とっても面白い。
 だから、私も負けないように、修行の時や伊菜穂ちゃんがいない時に、新しい情報を仕入れ
るんだ。
 大好きな伊菜穂ちゃん。
 ずっと、ずっとおしゃべりできたらいいな…。
〜fin〜

私としらすくん


 わたしは「堕天使(フォールン)。」
 かつて、『神に背きし者』と共に地上に下り…なぜか今は、『式姫』の一人をしている。
 そんな私の主様の名前は、『しらすおろし』。
 長いから、私は『しらすくん』て呼んでる。
 しらすくんは、ちょっと変わってる。
 いくら経っても、私を、りりむちゃんと交代させようとしないのだ。
 りりむちゃんの方が強いのに。
 不思議だったから、前に聞いてみたんだ。
 「なんで、私をりりむちゃんにしないの? 」って。
 そうしたら、しらすくん、ちょっと困った顔をしてから、
 「俺は堕天使がいいの…。」
 そう言って、プイっと横を向いて、それ以上何も言ってくれなかった。
 やっぱり、変だよね? 
 だけど…だからかな? 
 しらすくんは放っとけない。
 それに…「堕天使がいい」って言われたとき、びっくりしたけど…なんか、こう、胸の
辺りがほわっと温かくなったんだ。
 だから、決めたんだ。
 りりむちゃんよりも、りりむちゃんより更に強いアスモちゃんよりも強くなるんだ、って。
 私、だれよりも強くなるから。
 だから、それまでちゃんと隣にいてね。しらすくん!


 『一緒なら、どこまでも。』

 〜fin〜

暮れ行く縁に、影みっつ


 陽も傾いた、宵の口。

 縁側に出ると、おさきさんが座っていた。
 「あら、主様。弓作りは終わられたのですね。」
 そう言いながら、おさきさんの視線は俺の手元にある弓に向かう。
 「うん、なんとかできたから、試着して欲しいんだけど…」
 何度も失敗しながら、精根込めて作った弓を手にした俺を見たタナトスさんの
 「砂華姫さんなら、縁側でおさきさんと遊んでましたよ。」という言葉で、こ
こまで来てはみたものの…肝心の砂華姫が見当たらない。
 そんな俺の前で、不意におさきさんが尻尾を上げた。
 そこには…
 「…すぅ…すぅ…」
 規則正しく寝息を立てる砂華姫。ご丁寧に、おさきさんの尻尾のひとつを抱き枕
のように抱え込んでいる。
 「尻尾を動かしていたら、キラキラした目で飛びついてこられて…遊び疲れたん
 だと思います。このとおり薄着ですし、風邪を引かれたら大変かな…と。」
 そう言いながら、おさきさんはまた砂華姫の上に尻尾をかける。今度は、きちんと
顔が見えるように。
 「もうすぐ夕飯ですし、それまでは…」
 「うん、そうだね。」
 一応「完成したら試しに使ってみて欲しい」とは言ったのだけど…思った以上に時間が
かかった上に、この無邪気な寝顔。なんだか毒気を抜かれてしまった。
 「それにしても…」
 呑気に眠り続ける砂華姫を見ていると、ふとおさきさんが口を開く。
 「なんだか、私たち…親子みたいですね。」
 確かに、
 「子供を寝かしつけるお母さん、だね。」
 寝入る子供と、見守る母親。
 ありふれた、でも心温まる光景。
 …だけだと思っていた。おさきさんの、次の言葉を聞くまでは。
 「ええ、父様も近くにいますからね。」
 (…え? )
 それを聞いた瞬間、俺の体温が一気に急上昇する。
 (俺とおさきさんが…夫婦…)
 わかっている。あくまで例え、だ。
 でも嬉しい。どうしようもなく。
 緩む表情を見られまいと、口元を手で覆い隠す俺を、おさきさんが不思議そうに見てくる。
 (無自覚なんて、ズルい…)
 赤らんでいる顔が、まだわずかに出ている夕日のせいだと思われることを、俺は必死で願っていた。

 〜fin〜  

クリスマスの絆

 (おさきさん、式姫総選挙第3位&式姫内1位、おめでとうございます! )
 最初に言い出したのは、誰だっただろう。

 『超化』という、更なる力を開放する儀式を経て数日後。
 その時私は、舶来の『クリスマス』という行事のために、子供たちと一緒に、『ツリー』と
呼ばれる木に、星や、色のついた玉などを飾りつけていた。
 子供たちは背が低いので、必然的に高いところの飾りつけを行うことになる。
 …と思ったら、子供たちを高いところまで持ち上げるのが主な仕事だった。
 台になってあげようともしてみたけれど…どうも私の背中は、子供たちにとっては乗りにく
いらしく、白兎ちゃんが転げ落ちてしまった。
 幸い、尻尾でうまく受け止められたので、ケガはなかったものの…やはり、安全を優先すべ
きだと思い、一人ずつ持ち上げることにした。
 てっぺんの、大きなお星さまを飾り終え、一段落した時のこと。
「おさきさん…クリスマスツリーみたいだねぇ…。」
 その言葉で、私を見上げるみんな。
 なるほど、言われてみれば…薄緑の上掛け、赤い飾り紐。
 みんなの輝く瞳。その手には、余ったクリスマスの飾り。
 「…いいですよ。飾っても。」
 その言葉を聞くが早いか、子供たちが私に群がった。

 「…なるほど、それでそんなにキラキラの服になったんだ。」
 そう言って、私の目の前でお茶をすするのは、舶来式姫のひとり、アスモデウスさん。
 派手な見た目とは裏腹に、よく気の利く優しいお方。
 ちなみに、今子供たちは、外で雪遊びをしている。
 「そうなんです。こんなきらびやかな服をまとうのは初めてで…なんだか落ち着きません。」
 私の上掛けは、子供たちに飾りつけられて、すっかりきらびやかになっている。
 「そうだよねー、この国の服って、キラキラした生地も飾りも少ないし…」
 そこでふと、アスモデウスさんが言葉を止める。何か、考えこんでいるみたいだ。
 「…ねえおさきさん。ちょっと提案があるんだけど…」
 その口元は、イタズラっぽく吊り上がっていた。

 「ちょ…アスモデウスさん、押さないで! ちゃんと歩く! 歩くから! 」
 うつつ世からこちらに来て早々、俺はアスモデウスさんに背中を押され、歩かされていた。
 「いいのいいの♪ ほらタッタカ歩く♪ 」
 俺の言葉を聞いているのかいないのか、当の本人は楽しそうに俺の背中を押してくる。
 「ちょっ、わかった、わかったから押さないで! 転ぶ! 転ぶから! 」
 『歩く』という言葉の割には早いペースで背中を押されながら、たどり着いた先。
 目の前には、通常この時代にはありえない、西洋風の、両開きの扉。
 「えへへ、カグヅチ様に作ってもらちゃった♪ ついでに、これ、渡しとくね♪ 」
 サラっというアスモデウスさんが差し出したもの。
 翡翠で作られた…指輪。
 西洋風の扉と、指輪。
 「アスモデウスさん、これ…」
 俺の困惑をかき消すように。
 「さあ、新郎さんのにゅーじょーでーす♪ 」
 アスモデウスさんの声が、開いた扉の向こうに響いた。

 壁に掛かる十字架。
 ステンドグラス。
 銀の燭台。そこに灯るロウソク。
 簡素な椅子に座る式姫みんなの間に敷かれた絨毯の上を、俺は進んでいく。
 割れんばかりの拍手が、左右から響いてくる。
 その道の先にいたのはもちろん…
 「おさきさん…」
 つい先日、新たな力を得、俺と絆を結んだ彼女。
 力と共に得た薄緑の上掛けには、キラキラした星や飾り玉などがいくつもついている。
 そして頭には…白い薄絹を使った、ベール。
 「アスモデウスさんが、これを被って欲しい、と…。」
 小声で、おさきさんが言う。
 そのアスモデウスさんは、俺とおさきさんの前、十字架の下に進み出て。
 「ただ今より、主様とおさきさんの『絆結びお披露目式』を行います。」
 さっきまでとは違う、落ち着いた声と口調が、部屋の中に響いて、溶けていく。
 「まずは『誓いの言葉』を言って頂きます。お2人は、元気な時も、そうでない時も、
 お互いに助け合い、共に歩むことを誓いますか? 」
 精一杯頑張っているけれど、どこか固まり切らない言葉遣いがアスモデウスさんらしい。
 それでも、答えは決まっているけれど。
 「「誓います。」」
 ピタリと、二人の言葉は重なった。
 それを聞いて、アスモデウスさんは満足そうな笑みを浮かべる。
 「よろしい。では、次は、指輪交換です。お2人は、お互いに向き合って下さい。」
 言われて。俺はおさきさんと向かい合う。
 「では、まず主様、お願いします。」
 言葉の終わりを待って、俺はおさきさんの手を取った。
 どうせなら、左手。
 その薬指に、そっと指輪をはめる。
 緊張とは裏腹に、指輪はすんなりとはまってくれた。
 「では、おさきさん、お願いします。」 
 そう言われ、おさきさんがたどたどしく俺の手を取る。
 その華奢な手は、緊張で少し震えていて。
 だから俺は。
 「大丈夫だよ。」
 小声でそう呟いた。
 同時に、俺とおさきさんの目が合って。
 緊張していた顔は、いつもの柔らかな笑みに変わる。
 そしてスッと、俺の手に指輪がはめられた。左手の、薬指。
 指輪交換が終わると、どちらからともなく正面、アスモデウスさんとその上の十字架へ向き
直る。
 それを見たアスモデウスさんは、満足そうな笑みを浮かべて。
 「…以上で、『絆結びお披露目式』を終わります。お客様は、後ろのドアから順番に退出を
お願いします。」
 そして、張り詰めていた空気がスッと和らいだ。
 
 みんなが出ていったのを見計らって、俺はアスモデウスさんの方を向く。
 「アスモデウスさんありが…」
 言葉が、止まった。
 アスモデウスさんが、倒れている。
 「アスモデウスさん? アスモデウスさん! 」
 おさきさんが、血相を変えて呼びかけている。
 それに反応してか、アスモデウスさんがゆっくりと顔を上げた。その額に、よくない汗がにじ
んでいる。
 「ごめん…計画しといてアレだけど…私…十字架得意じゃないんだ…。」
 アスモデウスさんが言い終わる前に、おさきさんが素早く上掛けを脱ぎ、アスモデウスさんに
かける。
 「アスモデウスさん、歩けそうなら、肩を貸します。動けないなら、誰か呼んできます。主様
は、熊野さんに声をかけてきてください。」
 「わかった。」
 言われて俺は、走りだす。
 アスモデウスさんには、なにがなんでも元気になってもらわなければならない。
 お礼をしないと。美濃の楽市で、おさきさんと選んで。
 そんなことを考えながら、俺は目の先に見えた熊野さんの背中に向かった。
 〜fin〜

とまと屋のコーヒーレポート 其の一


すなば珈琲(お菓子の壽城店)(2017/06/02)

・スペシャルブレンド・・・いわゆるオリジナルブレンド。バランスの取れた味と香り。(432円)

・砂焼き珈琲・・・砂丘の砂を使って焙煎されたコーヒー。豆はブラジル産。香りがいい。苦味が強い。
         ドリップした豆を販売してる。(スペシャルブレンドも販売してほしい…)(432円)

・カフェオレ・・・大山乳業さんの牛乳使用。(飲んでないけど、美味しそう…)(432円)

フードメニューは、サンドイッチ二種類、カレー二種類、海鮮丼系4種類、うどん(温)、パンケーキ、あんみつ、etc...
あ、お抹茶もありました。



(ドリンク用のお砂糖が、ざらめのブラウンシュガーだったのが何気に嬉しかった…。)

以上です。もっと詳しいレポート、誰か書いてくれてもいいんだよ…?←

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