最終更新:ID:rZxrrPvEnw 2023年04月23日(日) 13:33:30履歴
(えびす えいか/Ebisu Eika)*1
備考
備考
- 戎(えびす)
- 七福神の一尊「えびす」。
- 七福神には各国の神がいるが、「えびす」は日本由来の神。ご利益は「漁業における大漁」「商売繁盛」など。
福の神として人気があり、「えびす」(もしくは蛭子神)を祭神とする「えびす神社(漢字は戎、夷、蛭子、恵比寿など様々)」が全国各地にある。
えびす神社の総本社は西宮神社(兵庫県西宮市)。
大きな福耳を持っている。→ 戎瓔花の容姿に反映されている。
由来は諸説あるが、日本神話の「蛭子神(ひるこがみ、ひるこのかみ)」が由来の一つとしてあげられる。
- 七福神には各国の神がいるが、「えびす」は日本由来の神。ご利益は「漁業における大漁」「商売繁盛」など。
- 蛭子神(ひるこがみ)。水蛭子、蛭子命とも表記される。
- イザナギとイザナミの子供で、『古事記』では長子、『日本書紀』では二番目の子供とされる。
『古事記』では、不具の子(奇形児とされる。描写がないので詳細は不明だが「手足がない子」「骨のない子」などの説がある*2)
であったため、海に流され捨てられている。
また『日本書紀』では、「三歳になっても脚が立たなかった」ため楠の舟に乗せて流した、としている。
『古事記』には「(イザナギとイザナミの)子供には含めない」(意訳)と書かれている。
『古事記』『日本書紀』には海に流された以降の記述が存在しない。
不具の子であるため、居なかったことにされ葬り去られた神。 - 各地の伝承では、この神が漂着した先で「えびす」となったとする。
蛭子は「ひるこ」とも読むが「えびす」とも読む。 - 「えびす神社」の総本社である西宮神社では、蛭子神は西宮に流れ着き、海の神として祀られたとしている。
- 日本における水子(生まれて間もなく亡くなった子などを意味する)の元祖となる存在。
「水子」という言葉自体が「水蛭子」に由来する。
- イザナギとイザナミの子供で、『古事記』では長子、『日本書紀』では二番目の子供とされる。
- 異民族としての「えびす」
- この場合の漢字は「戎」のほかに「夷」とも書く。どちらも読みは「えびす」。
- 日本において異民族に対する蔑称として使われた言葉。「征夷大将軍」「蝦夷(えみし)」の夷はこの意味。
「野蛮人」「未開人」といったニュアンスを含んだ言葉。
「えびす」は「えみし」から変遷した読みで、「蝦夷」と書いて「えびす」と読む場合もある。 - 蝦夷とは現在でいうアイヌ民族のこと。
アイヌ民族は他の日本人と比べて肌が「黄色みの乏しい明褐色」という特徴がある。*3 → 戎瓔花の見た目に反映されているか - この概念は中国における中華思想が由来。
中国を世界の中心の「中華」と位置付け、その四方にいる異民族を「四夷(しい)」として蔑称をつけたことに由来する。
「東夷(とうい)」「北狄(ほくてき)」「西戎(せいじゅう)」「南蛮(なんばん)」の4つ。
あくまで中華から見てその方角にいる異民族の総称であり、特定の民族を指しているわけではない。
例えば、東夷は日本(倭)や韓などを含んだ総称であった。 - 日本において「夷」「戎」の字が異民族の別称として使われたのは中国の概念を輸入したもの。
江戸時代まで日本人が西洋人を「南蛮人」と呼んでいたのもこれと同じである。 - 京の公家などが東国の武士を「東夷(あずまえびす)」と陰で侮蔑的に呼んでいた用例もあり、この場合は異民族というより「野蛮な田舎者」というニュアンス。
- 七福神の一尊「えびす」。
- 瓔花(えいか)
備考
- 東方鬼形獣1面のセリフ
- 「骨…… 骨の事を言ったー!」「骨なんて……無くたって問題ないもん」
- 蛭子神の「骨のない子」説から、骨がないため捨てられた過去についての発言か。
- 「骨…… 骨の事を言ったー!」「骨なんて……無くたって問題ないもん」
- 大きな耳
- 七福神「えびす」の福耳。
- 腰から伸びる赤い紐(?)
- 水子から「へその緒」をイメージしているか
- 服のピンク水玉
- 水子からか。
水子は泡子と表記することもあり、泡のイメージとも解釈できる。
- 水子からか。
- 袖口の赤いひらひら
- くらげの触手のイメージか
- 褐色の肌
- 「えびす」(戎、夷)は異民族への別称として使われていた時期があり、特に「蝦夷(えみし)」を意味していた。
- アイヌ民族の身体的特徴の一つに肌が「黄色みの乏しい明褐色」(wikipedia:アイヌ#身体的特徴より)というものがある。
- 詳細は名前の項を参照。
- 「えびす」(戎、夷)は異民族への別称として使われていた時期があり、特に「蝦夷(えみし)」を意味していた。
- 積み石に座っている
- 『日本書紀』によると、蛭子神は「三歳になっても脚が立たなかった」ために海に流されたとしている。
- ロダンの彫刻『考える人』。
地獄の入り口にある『地獄の門』の頂上部に置かれている像で、男性が岩に座り苦悩している様子を表している。
ポーズは異なるが、地獄の入り口で座っている点で瓔花と共通点がある。
備考
- ベニクラゲ
- ベニクラゲは、成熟したクラゲがポリプ期(クラゲ体になる前段階、成熟する前の時期)の状態に戻ることができるという他のクラゲにはない珍しい特性を持つ。
クラゲの一生は、卵→幼生→ポリプ期→幼クラゲ→クラゲの順に成長成熟していく。
ちなみに、ポリプ期のクラゲはイソギンチャクのような形状をしており、岩などに固着し触手を広げて生息している。いわゆるクラゲ期のクラゲとは姿がかなり異なる。
「ポリプ期の状態に戻る」というのは、人間なら「大人が子供に戻る」、蝶なら「蝶が芋虫や蛹に戻る」ことと同じであり、ベニクラゲは若返りが可能な一種の不老生物という見方もできる。- 「賽の河原に留め置かれて輪廻転生の枠から外された水子」をベニクラゲになぞらえている可能性も考えられる。
- 参考:wikipedia:ベニクラゲ
- ベニクラゲは、成熟したクラゲがポリプ期(クラゲ体になる前段階、成熟する前の時期)の状態に戻ることができるという他のクラゲにはない珍しい特性を持つ。
- 東方鬼形獣1面において、中ボスとして登場する戎瓔花を一定条件下で倒すとレア動物霊「くらげ」が登場する。
- 「くらげ」は漢字で「水母」と表記される。水子と掛けての表現か。
- 蛭子神は「骨のない子」であったとの説がある。「くらげ」は骨のない生物。
クラゲらしいホワホワ感もいれてみています。
(戎瓔花のテーマ「ジェリーストーン」のZUNコメントより)
- 東方鬼形獣 (1面ボス) STAGE1 千万無量の無念 Infinity Make-work
- バレットフィリア達の闇市場 (3rd Market 賽の河原)
このページへのコメント
アイドル水子、アイドル=偶像だけど天空璋と同じで一面での暗示?アイドルクリーチャーもあるし
ご指摘の内容を反映させました。
そういえば鬼形獣1~3ボスの瓔花ちゃん潤美ちゃん久侘歌ちゃん服などに丸をベースにした柄があるな
(この模様は全て同じ模様ではない)
瓔花ちゃん→袖、トップスの裾、スカート
潤美ちゃん→潤美ちゃんが持ってる赤ちゃん(の石像)を包んでる布
久侘歌ちゃん→襟・ボレロの裾・ワンピースの裾
結局5,6面で古墳(円形)として出ました....。
備考欄の『蛭子神の「骨のない子」説から、骨がないため捨てられた過去についての発言と解釈できる。』この表現に若干問題があるのではないか、という話です。
文章としては間違っていませんが、この書き方では本編での発言が正体とイコールで結ばれてしまう、と解釈する人も出てくる。読む方の読解力の問題とはいえ、元ネタ考察としては踏み込み過ぎた表現では?
せめて『発言とも解釈する事ができる。』等の表現に変えた方が間違いがないと思うのですが……
何を問題としているのかよく理解できませんが
とりあえず表現を少し変更しました。
>本編での発言が正体とイコールで結ばれてしまう、と解釈する人も出てくる
これのどこが問題なの?
解釈や考察は個々人が行うもので、全員が自分と同じ解釈しないと許せないとかそういう臭いがして気持ちが悪い。
東方は公式のアナウンスがない曖昧な部分はそれぞれが考察して構築していくことが許されていたから発展してきた。
同じ公式の原作や元ネタを元にしても、ファンによって解釈は変わるもの。
それを検閲して誘導しようという意図で編集させようというのは、東方というコンテンツにとって害悪でしかない。
独り善がりでみんなの楽しみを奪うな。
↑
あくまで元ネタと推測できるって話なのに、原作の時点で公式設定とされているとも読めてしまうのが問題じゃない? 東方界隈だと以前二次設定を公式と完全に信じ込んだ後公式に否定されて「公式に裏切られた」と暴れまわった阿呆がいたはずだから過敏になってる人もいるんだと思うよ。
誘導するように読めてしまうと最悪公式攻撃の片棒を担いでしまうから……
最悪アンチの公式攻撃の口実にされてここが巻き込まれて面倒なことになるから、紛らわしい記述は避けた方が良いとは思う。ま、流石に杞憂だとは思うけど。
↑
そもそも
日本語表現として「○○と解釈できる」という表現は
>公式設定とされているとも読めてしまう
これには該当しないでしょう。
当たり前だが解釈は公式設定ではない。
ここはトップにもあるように「元ネタを纏めたwiki」。
いうなれば本編考察をする材料が並んでいるだけの場所。
それ以上でもそれ以下でもない。
その場所で「公式設定ではない」とか言われても、「誰も公式設定(とされている)なんて言っていない」で終わり。
一つ注意しておきますと、「ヒルコ神」を思わせる描写は骨なし発言のみであり、それ以外は一貫して「水子」「水子達のリーダー」として扱われています。
ZUN氏は以前も大物らしき要素を入れた一般妖怪を登場させたことがありますので、『ヒルコ神を元ネタの一つとして持つ、本人である可能性があるキャラ』どまりで表記しておく方が誤解を広めることもなく、正確な情報足りえるのではないかと思います。
なにか勘違いをされているようですが、ここは「本編の設定」wikiではなく「元ネタ」wikiです。
ひたすら元ネタ及び元ネタに関連する事項をまとめているだけの場所ですよ。
元ネタについての議論は可能ですが、本編設定についての議論は範疇外です。
一部の場所で設定について議論があることは承知していますが、それにここを巻き込まないでください。
よろしくお願いします。