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地球平板実験「コインで日没」


コインを机の上において、遠くに動かすと、日没のように下から見えなくなるという「実験」がある。FlatEarth.Wsによる再現動画を見ると...


おおよそ、以下のような説明がなされる。
1地球球体説では「球体が自転しているので、日没があり、太陽は下側から消えていく」
2地球平板説では「球体が自転しているからではなく、パースペクティブで、そう見えている」
3それを確かめるために「(平板地球を再現した)机の上でコインを動かし、それをカメラで撮影」してみよう
4実際にコインは下から見えなくなり、日没を再現してる。


FlatEarth.Wsの解説によれば、以下のように机の面より少し下にカメラがあり、そこから少し上へ向けられている。結果として、コインは下から消えていくことになる。


これは崖下から空を見上げているに等しく、太陽は崖に隠れていくだけのことで、平板地球であろうが、球体であろうが起きることを再現しようとしているにすぎない。しかも、遠ざかるとともに、小さくなっていくので、大きさとしても、日没の再現になっていない。

結局、3.が平板地球ではなく、「崖下から見上げた空」にしかなっておらず、したがって、4.も平板地球での日没を見ていない。

コインとは何の関係もない、地球平板説の「日没」

なお、地球平板説では、平板地球を照らすスポットライト太陽で時差や、日没・日出を作り出すために電磁加速と称して、光線を曲げている。


これと、コインと机による「実験」は何の関係もない。せいぜい「地球は平板」だと印象付けるためのデモンストレーションといったところ。





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