創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

批判サイド > Quote Mining, STSとしてのインテリジェントデザイン

Quote Mining


Quote Miningとは...
Quote mining is the deceitful tactic of taking quotes out of context in order to make them seemingly agree with the quote miner's viewpoint or to make the comments of an opponent seem more extreme or hold positions they don't in order to make their positions easier to refute or demonize. It's a way of lying. This tactic is widely used among Young Earth Creationists in an attempt to discredit evolution.
クォートマイングとは、クォートマイナーの視点の同意しているかのように見せかける、あるいは、敵対者のコメントを極端なものにしたり、敵対者が実際には取っていない立場であるかのように見せかけて、敵対者の立場を容易に論破できるようにしたり、敵対者を悪魔化する、詐欺的戦術である。これは一つの嘘つきの方法である。この戦術は、進化論の信頼性を貶めるために、若い地球の創造論者たちが広く使っている。
[ RationalWiki:Quote Mining ]

Quote Miningは創造論者の主張にもある、広く使われる手法である。
If it could be demonstrated that any complex organ existed, which could not possibly have been formed by numerous, successive, slight modifications, my theory would absolutely break down.But I can find out no such case.

いくつもの軽微な変化が続いて形成されたとは考えられないよう複雑な器官が存在することを実証できれば、私の学説は絶対に成り立たなくなってしまうだろう。しかし、そのような例を私は見出せない。

有名な例は、グールドが"進化を否定した"という引用(緑色が創造論者たちが引用した部分):
Many evolutionists view strict continuity between micro- and macroevolution as an essential ingredient of Darwinism and a necessary corollary of natural selection. Yet, as I argue in ["The Episodic Nature of Evolutionary Change"], Thomas Henry Huxley divided the two issues of natural selection and gradualism and warned Darwin that his strict and unwarranted adherence to gradualism might undermine his entire system. The fossil record with its abrupt transitions offers no support for gradual change, and the principle of natural selection does not require it -- selection can operate rapidly. Yet the unnecessary link that Darwin forged became a central tenet of the synthetic theory.

多くの進化論者は小進化と大進化の厳格な連続性を、ダーウィニズムの不可欠な要素であり、自然選択のコロラリーとして見ている。しかし、私が「進化的変化の一時的性質」で論じたように、トマス・ヘンリー・ハクスレーが自然選択と漸進主義の問題を分けて、ダーウィンに対して、厳格で実証されていない漸進主義に拘ることが、ダーウィンの理論全体を蝕むことになるかもしれないと警告していた。突如遷移の化石記録は漸進進化を支持せず、自然選択の原理はそれを必要としない。選択は急速に起きうる。それでも、ダーウィンの作りだした必然性のないリンクは、総合説の中心的見解となっている。

[ Stephen J. Gould, "The Return of Hopeful Monsters", Natural History 86:22 (1977) ]


もちろん、インテリジェントデザイン運動の人文・社会学者たちも好んで使う。たとえば...
これらの利用例では、いずれも、進化論が誤っているように見せかけるのではなく、進化論が社会に対して有害だという主張を作るために、Quote Miningを使っている(科学や科学哲学のレイヤーではなく、STSのレイヤー)。

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