創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

インテリジェントデザイン概説>自然選択をめぐって, STSとしてのインテリジェントデザイン

自然選択をめぐって


「小進化はあっても、大進化はない」という古典的な創造論の主張に従い、インテリジェントデザインの父たる法学者Phillip Johnsonは、「自然選択と突然変異による進化」を否定する。
一方、若い地球の創造論は、今では、自然選択による種形成は創造論だと言う。これは、ノアの箱舟に搭載した動物たちから、現在の多様な生物群を創りだすための都合による。
若い地球の創造論が「聖書の記述を科学的に説明する」というSF考証な方向に歩んでいるのに対して、インテリジェントデザイン運動は政治運動であり、STSである。このため、ノアの洪水の辻褄わせなどよりも、別なところに関心があるようだ。たとえば、「自然選択という考え方」そのものが社会に有害だと論じる。
そのような立場からすれば...

そもそもキリスト教と自然選択は対立している

創世記の記述が否定されることよりも、自然選択そのものを理由に進化論に反対する創造論者たちもいる。これは神の存在証明のひとつである「デザインからの論」を自然選択が否定することによる。


自然選択をデザインとみなさないための定義

「現実化・除外・仕様」というデザイン推論でデザインだと結論されるもの"リアルデザイン"だけではない。であるなら、デザイン推論で言えることは「わからない」だけであると、Wesley R. Elsberryは指摘する。

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