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地球平板説の潮汐


地球平板説では、平板地球は自転しておらず、太陽や月による重力もないので、潮汐は別の仕掛けで起こすことになる。地球平板Wikiは、かなりふわっとした記述で、潮汐に疑義を呈している。
The Tides are the rise and fall of sea levels experienced on coastlines at different parts of the earth. Tides occur on the oceans and inland seas, while lakes and rivers often do not experience tidal effects. Despite the popular explanation of the cause of tides as being due to the gravitational attraction of the Moon and Sun, the workings of the tides does not appear to be completely explained by science.

潮汐は、地球のさまざまな部分の海岸線で経験される海面の上昇と下降である。潮汐は海と内海で発生するが、湖や川は潮汐の影響を受けないことがよくある。月と太陽の引力によるものとして潮の原因の一般的な説明にもかかわらず、潮の働きは科学によって完全に説明されているようには見えない。

[ flat earth wiki: "tides" ]


地球平板Wikiはこれ以上は詳しくは述べず、1881年のParallax (Samuel Birley Rowbotham): "Zetetic Astronomy" - "CHAPTER XII. THE CAUSE OF TIDES."を参照するのみである。

ただし、地球平板の議論ページでは、潮汐を電磁力によるものと主張するものもいる。

これらについて、まとめて批判サイトが"FlatEarth.WS"が潮汐についての記事を書いている:
潮汐(tide) on flatearth.ws


潮汐の原因は何か?

潮汐は、地球上の異なる場所に月と太陽が及ぼす重力の違いの結果である。 これは、月または太陽までの距離が地球のさまざまな部分で同じではないために発生する。月に近い地球上の場所は、月からのより大きな重力を受ける。 逆に、月から遠い位置では、月からの重力が小さくなる。


月の重力が非常に強くて海水を引き寄せるなら、なぜ月は、船や人間のようなものを引き寄せることができなのか?

海水自体も月に飛んでいくことはない。地球自体が及ぼす重力は、月からの重力よりもはるかに大きいので、すべてが地球上にとどまる。重力は質量に比例する。海水は全体として巨大な質量を持っており、その結果生じる重力は船や人間のような物体よりもはるかに大きい。

これは、地球平板論コミュニティ内の重力に関する最も一般的な誤解の1つである。 重力が大きな物体を引き付けることができる場合、「論理的に」、より大きな力でより軽い物体に影響を与えることができるはずであるという考えである。重力は質量に比例するため、これは間違っている。質量が大きいほど、重力は大きくなる。


海水だけが影響を受けて、湖や河の水は影響を受けないのか?

世界のすべての海がつながっていうr。 水はそれらの間を自由に流れる。ある場所で満潮が発生すると、干潮が発生している別の場所から追加の水量が流れ込む。

湖では、満月の下で湖水はより大きな月の重力を受けるが、追加の量の水が湖に流れ込めないので、海に起きるような規模の潮汐は起きない。潮汐は湖で発生する可能性があるが、はるかに小規模である。 五大湖では、高さ5cm未満の潮汐が発生する。


月と反対側を向いている地球表面で、なぜ大きな潮汐が起きるのか?

月が及ぼす重力は、月とは反対側が最も弱い。 ただし、力の方向は反対であることに注意。 反対側では、月は我々の「下」にあるため、その重力は下を向いている。月とは反対側では、その場所にかかる月の重力は地球の平均よりも弱くなる。 そのため、結果として生じる潮汐力は上向きになり、満潮になる。


太陽の重力は月の重力より強い。潮汐への影響が太陽より月が大きいのはなぜか?

太陽ははるかに遠くにあるので、地球のさまざまな部分での重力の差は小さくなる。 逆に、月ははるかに近く、地球のさまざまな部分が感じる月の重力の差はより顕著である。月から最も遠い位置と最も近い位置の間の月の重力加速度の差は2.47×10⁶m/s²だが、太陽に対する同じ差はわずか9.74×10⁷m/s²である。


潮汐はなぜ月と太陽によるものだけなのか?

他の天体は地球に重力の影響を及ぼすが、それらの距離と質量が小さいため、影響はわずかである。月と太陽を除いて、潮汐に最も効いている天体は金星だが、やはりその影響はごくわずかである。


海洋に潮汐が起きているなら、地球のほかの部分にも潮汐が起きるはずだ。しかし、実際には起きていない

地球の大気及び近くにも潮汐は起きている。くわしくはwikipedia: Earth tidewikipedia; Atomospheric tide参照。


潮汐は海水にのみ影響する。淡水には潮汐はない。したがって、潮汐には水の塩分と月の電磁効果によると結論付けられる

次の事実を香料すること:
・地中海は一般的な海洋より塩分濃度は高いが、潮汐はかなり小さい。
・すべての湖が淡水というわけではない。海洋の平均的塩分濃度よりはるか塩分濃度の高い湖もある。
・月が電磁効果を持っている場合、それは非強磁性体よりも強磁性体に対してより顕著な影響を及ぼすはずだが、実際にはそうではない。

したがって、潮汐の原因として電磁気と塩分を除外できる。


潮汐が起きる河もある。したがって、どこでも潮汐は起きる

潮流が起きるのは海に近い河口だけである。河床が海面より低い場合、潮汐の影響を受ける。河床が海面より高い場合は、潮汐の影響を受けない。


しかし、湖でも潮汐は起きる

まず、正式名称が「湖」だが、実際には海の一部である水域がある。たとえば、ベネズエラのマラカイボ湖は、幅5.5kmの海峡を介して海につながっている。

第2に、「潮汐」という用語は、月や太陽の周期とは関係のない他の現象に使用されることがある。 たとえば、河の流れの増加や氷河の融解の結果として湖面が上昇することを、一部の文化では「潮汐」と呼ぶことがある。ここでは、月と太陽のサイクルによって引き起こされる潮汐のみを考慮する。

第3に、いくつかの湖には非常に小さいが測定可能な潮流が起きる。世界最大の湖には潮汐が起きているが、規模ははるかに小さく、高さは4cm以下である。


満潮は月が直上にある時刻とはずれている

潮汐には位相ズレがある。重力はほぼ瞬時に到達する。しかし、水は動くには時間がかかる。このため、原因と結果の間に遅延がある。場所が異なれば、潮汐パターンと位相シフトも異なる。





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