ヴィルティアラ叙事詩

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そこは、貴族が王国の方針を決める議事堂と人間である市民が他国を相手に貿易を行う市場街のある、政治と商業を行うこの国の首都である。
他の国同様、この国にも酒場はあり、船乗りや仕事に疲れた労働者に利用されている。
ただ、この国の【冒険者ギルド】という物はあまり機能していない

この国の市民領は農業、商業をするのに最適なうえ、
貴族たちが国土全体の見回りによる害獣(魔物含む)駆除や、地形整備をしてくれている
他国との戦争も昔は人間も参加していたが、今では貴族の人数が増え、部隊を編成するのに市民からは徴兵されなくなっていた。
農作物の成長管理、奴隷悪魔による人手不足の解消まで至れりつくせりな為、
ギルドでクエストを受注したり、戦闘技能を学んで市民があえて危険な仕事をせずとも、
安全な農商工業をやっていれば安全に暮らせるのだ。

そのせいで、皆が仕事をしていて、船乗りが出張っている時期の夕暮れ前までは、
酒場は閑古鳥が鳴いている...
そんな酒場に、一人の銀髪の少女が入っていった.、

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シャカシャカシャカシャカ....

誰も来ないと分かってはいても、
酒場のマスターはいつお客さんが来ても良いように、
カクテルを作り、グラスを磨いて万全の接客状態で待ち構えていた、

マスターは、自分の業務に専念できる環境を作ってくれている
貴族様に敬意を表し、それに応えるには最高の業務を行うことだと信じ、
それを遂行する自分を誇りに思っていた。

......チリーン

めずらしく、夕方の開店した手だという時間帯に、
白い髪と青白い顔をした、
美しくも触れたら簡単に壊れてしまいそうな少女が来た

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《ヒストリー》
・2020/03/17 第一稿投稿。

《クレジット》
「 ファンタジー風の女の子メーカー｜Picrew