ねえ、お父さん、
私、この世界を旅してみたいの
私、この世界を旅してみたいの
駄目だ
なんで駄目なの!?
私、もう剣術も魔法も覚えたよ!!
お父さんの愛剣:レーヴァテイン騎士団長にも勝てるようになったよ!!
私、もう剣術も魔法も覚えたよ!!
お父さんの愛剣:レーヴァテイン騎士団長にも勝てるようになったよ!!
悪魔族は我らに絶対服従なんだ
勝てるのは当たり前なんだよ
第一、王族相手に本気を出す奴がいるか..
勝てるのは当たり前なんだよ
第一、王族相手に本気を出す奴がいるか..
いつ神族の奴らが攻めてくるかも分からないし、
お父さんが勇者に倒されたら、次は私がこの国の魔王を継ぐって言うじゃない!!
その日の為に、経験を積んでおくべきだと思うの!!
お父さんが勇者に倒されたら、次は私がこの国の魔王を継ぐって言うじゃない!!
その日の為に、経験を積んでおくべきだと思うの!!
必要ない!!勇者などに私は負けないし
神族との闘いにお前は出ることはない、
神族との闘いにお前は出ることはない、
じゃあ、私が成人の儀を終えたら、お父さんの許可とか無視して旅に出るからね!!
異世界から世界樹を通してこのヴィルティアラ世界に訪れ、アランティア王国を攻め落とし、
【ラタンチア王国】を建国した魔王族親子は、いつもこんな話をしていた。
魔王城の玉座の間に、何者かが侵入し、その日を境に魔王が失踪した。
<魔王が死ぬと、その親族の内の誰かに魔王の力が継承される>
それが、この世界に来て、ラタンチア王国を建国した際、派生種族である悪魔族の『ロキ』と契約し、
『魔王』の力を手に入れた時の決まりである
しかし、私を含め、親族である8人のドラクロア族全員魔王化はせず、
魔王が愛用していた大剣:レーヴァテインのみ、玉座の間に残されていた
レーヴァテインは王家親衛隊を指揮する騎士団長の悪魔でもあり、喋る事が出来る剣なのだが、
なぜかその夜の事は黙秘しており、何があったのかは決して私には話してくれなかった
だから、成人の儀を終えたこの日、私はこの王城を抜け出し、
世界中を旅しながらお父さんを探すことにした
ついでにお父さんが残した大剣
火を司る悪魔:王家親衛隊長 レーヴァテイン公爵を道連れに
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