ヴィルティアラ叙事詩

この都市は、エスティア王国の南部の山岳地帯に位置する鍛冶の都市です。
巨大な山脈に囲まれ、立地条件は悪いですが、一攫千金を求めて多くの冒険者が訪れる街です。
また、鍛冶以外にもアセデス独自の食文化が根付いており、それを求めて訪れる客も絶えません。

アセデス山脈に囲まれたこの地域は、気象が頻繁に変化し、生物にとって生きづらい環境です。
例えば、30分に1度は天気が必ず変わります。
晴れていると思っていたら、突然の雷雨や大雪に変わることもよくあります。
これらの急激な気候変化は、生物にとっては予測困難で対応しづらい状況を生み出します。
特に、植物や原生生物はこの環境に適応するために進化してきました。
例えば、アセデス山脈周辺の植物は、急激な気候変化に耐えるために厚い葉や強い根を持っています。
また、原生生物たちは、気象の変化に合わせて移動したり、寒冷地に適応したりしています。
このように、アセデス山脈周辺の気候は、生物にとっての生存競争の舞台ともなっています。

「職人街」とは、財宝の迷宮の周辺に位置し、鍛冶屋や質屋などが集まっているエリアのことを指します。
このエリアでは、財宝の迷宮から産出される鉱石や魔石、周辺に生息する原生生物などを買取、加工する商人が多く在住しています。

「商人街」とは、職人街の北部に位置し、多くの店が集まっているエリアのことを指します。
このエリアでは、職人街で作られた武具やアイテム、迷宮から排出された特殊なアイテム等、様々な商品を取り扱ってるお店が点在しています。

「関所エリア」とは、セルデキシャン帝国との国境に位置し、常に原生生物との防衛戦が繰り広げられているエリアを指します。
過去には多くの人々が利用した関所でしたが、現在では原生生物が多く住み着き、簡単に貿易が行えなくなってしまいました。

ヒヒイロ鉱山内には、ダンジョン化した過去の採石場があります。この迷宮は多くの冒険者がお金稼ぎのために利用されています。
管理と管轄は鍛冶都アセデスにあり、入場には規制があります。
入場するには、１パーティーあたりエスティア銀貨１枚(100Es)の入場費が必要です。高額な入場費ですが、冒険者は後を絶えません。
なぜなら、入場費以上の収入が得られるからです。
迷宮内では多くのゴーレムが徘徊しており、経験豊富な冒険者にとっては小金貨１枚以上の収入が容易に得られます。
そのため、財宝を求める冒険者や運び屋が多くこの迷宮に訪れるのです。
新米冒険者が大金を目指して入場することもありますが、財宝の迷宮経験者がいない状況で挑むと、崩落や魔物の奇襲によって死亡するケースが多くあります。
初めてこの財宝の迷宮に挑む際は、手慣れた運び屋やベテラン冒険者といった迷宮の案内ができる経験者を雇って挑むことが常識です。
経験者がいない場合は、入場時に注意喚起や規制が行われるなどの処置が施されます。
(エスティア王国地理のものと同一のものを記載)

職人街に位置するアセデス最高の素材買取ギルドです。
財宝の迷宮から排出される素材やアセデス周辺に生息する原生生物などの素材を積極的に買い取っています。
魔食のギルドでは、主に原生生物などの素材の売買が行われ、素材の一覧や採取方法、調理方法のレシピなども販売しています。

商人街の中央にある最も大きい料理屋です。
万人が満足できる様々な料理が提供されています。
壁には様々なメニューが書かれており、一覧化されたメニューは分厚い本のようになっています。
この料理屋では冒険者や商人が持ち込んだ食材を即座に調理し、どんな食材も美味しくすることができます。
多くの料理人が在籍しており、中でも料理長の「右手、左手、脳」と呼ばれる人たちは非常に有名です。
しかし、料理長の存在はまだ見たことがありません。

職人街は、多くの露店が並ぶ大通りの総称です。
この場所は武具職人の登竜門とされており、多くの職人が自らの作品を出品しています。
商人たちはここで買い込みを行い、出世するケースも多いです。
ただし、エスティア王国では審査基準が非常に高く、商人に選ばれ商人街で売買できる職人はごくわずかだけです。
他国から来た冒険者にとっては、他国とは一線を越えた品質の高い武具が多くあり、手頃な価格で手に入るため、初心者から中堅までの冒険者が多く利用し、毎日賑わいを見せる露店が広がっています。

街の外れに位置するのは、総合武具廃棄所です。
ここでは、犯罪を犯した者が「労働刑」として使われなくなった武具を溶かして鉱石に戻す作業が行われています。
廃棄される武具の量は非常に多く、毎日の労働にもかかわらず増え続けています。
塊に戻した鉱石は新人の職人が練習用に使われ、装備の墓場として捨てられています。
また、近くには貧民街のような場所も広がっており、そこでは使われなくなったものを拾って修理して使う人々も住んでいます。

商人街の「万食絶品亭」の隣には大きな酒場があり、同時に酒蔵でもあります。
この酒場には多くのドワーフが在籍しており、毎日たくさんのお酒が消費されるため、酒豪の宿として知られています。
飲みの席の横には砂が敷かれた広いスペースがあり、ここでは乱闘騒ぎなどが起こることもあります。
また、宿泊施設も併設されており、20Esほどで素泊まりができますが、酔っ払いが多いためにまともに眠ることができません。

<料理長の右手>ガブ
年齢:不明 性別:男
身長:335cm 体重:300kg
種族:サイクロプス
職業:料理人
鍛冶都にある最も大きな料理屋「万食絶品亭」の料理長の右腕として働いてるサイクロプスです。
肉を使った料理が得意で大味かつ繊細な料理を得意としています。
男性客に人気があり、多くの客がこぞってこの店にくる理由の一つでもあります。

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<料理長の左手>ペロ・アセデス
年齢:9 性別:女
身長:92cm 体重:30kg
種族:コボルト
職業:料理人
鍛冶都にある最も大きな料理屋「万食絶品亭」の料理長の左腕として働いてるコボルトです。
野菜や果物を使った上品でおしとやかな料理を作るのが得意としています。
女性客に人気があり、様々な女性がお店に訪れ、彼女の料理を食べています。

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<料理長の脳> クン＝アリオン
年齢:34 性別:女
身長:160cm 体重:45kg
種族:人間
職業:料理人
鍛冶都にある最も大きな料理屋「万食絶品亭」の料理長の脳として働いてるコボルトです。
様々な食材を使ったお客様にあった料理を作るのが得意としています。
彼女の料理は常連や貴族といった格式が高い人に提供されることが多いです。

名称	生息地	概要
エールエレファント	アセデス山脈	エールエレファントは、体内に熟成されたエール（酒）を大量に貯蔵した4足歩行の生物です。 温厚な性格で群れで生活しています。主に大麦や水を食べ、体内には多くの熟成したお酒を内蔵しています。 お酒は尿として排出され、エールエレファントが通った場所にはお酒の池ができるとされています。
ブランデータートル	アセデス山脈	ブランデータートルは、身がブランデーのような濃厚なお酒の味がする丸い甲羅を持つ爬虫類です。 不老酒と呼ばれる酒を生み出し、飲んだ者は寿命が延びるとされています。
リキュールフラワー	アセデス山脈	ヴィルティアラに存在する謎の植物で、いずれかの果実のお酒が実ります。 この植物は洞窟の中で自生し、大量に繁殖しています。収穫期は月に1度訪れ、多くの果実が輸出されます。
バグマメ	アセデス山脈	小さな緑色の豆がさやに入った形で食べることができる野菜です。 さやを取らず収穫期が過ぎると豆が爆散し四方八方に飛び散ります。 その速度は目で追えないほど早く、大量のバグマメの爆散に巻き込まれ死亡した冒険者も存在します。