【共通】先行入力

先行入力とは、硬直中や転倒中など行動不能中にレバーやボタンを入力すること。
中技→必殺技などもヒットストップ中にコマンドを入力するので、一応先行入力をしていることになる。

通常技の先行入力

例えば、セイヴァーは行動不能中にボタン押しっぱなしにして、行動可能になったら最速で通常技がでるようなことはない。通常行動（通常技やジャンプ）は、操作を維持することができない仕様なので、行動可能になった時にその操作を行わなければならない。レバーに関しては入れっぱなしで移動できるので、例えばレバー上を入れっぱなしにし、行動可能になった瞬間にジャンプすることができる。ただし、あくまで行動可能になった瞬間に動いているだけで、行動不能中から投げ無敵になったりすることはない。

必殺技の先行入力

必殺技も通常行動と同じく、行動不能中にコマンドを完成させボタンを押しっぱなしにして、行動可能になったら最速で必殺技がでるようなことはない。セイヴァーは必殺技のコマンドが完成した時点で出る出ないの判定を行うため、行動不能中にコマンドを完成させると、必殺技を出せないと見なされてしまう。よって行動不能中にコマンドの一部を入れておき、行動可能になったタイミングで最後のコマンド（ボタン）を入力することで最速で必殺技が出せる。リバーサルだけは、通常技が出るタイミングより１フレ早いタイミングが成立ポイントなので、コマンドも行動不能中に完成させることになる。リバーサルのみ先行入力を使い行動不能中にコマンドを成立させていると言える。

ダッシュの先行入力

ダッシュは通常行動と同様の扱いである。すなわちリバーサルで出せない。通常投げやダークフォースもリバーサルで出せないので通常行動に分類される。通常技キャンセルで出せるかどうかで見分けることができる。挑発は通常技をキャンセルでき、リバーサル表示も出せるので必殺技である。ダッシュは通常技と同じ扱いなので、行動不能中にダッシュコマンド（前→Ｎ→前）を入力しレバーいれっぱなしにして、最速ダッシュすることはできない。必殺技と同様に、２回目のレバー方向を入力した時に成否判定が行われ、行動不能中であった場合は１回目のレバー入力も無効とされてしまうからだ。よって、行動可能と同時に２回目のレバー方向を入力しなければならない。

※以下の数値はノーマルスピードです。
ダッシュのコマンドは少し特殊で、１回目のレバー方向はニュートラル状態から前方向に入れ１０フレーム継続できる。次に同じく１０フレーム間ニュートラルの猶予があり、最後に２回目のレバー方向を入れると成立する。0F目のニュートラルを除けば、最速で右→Ｎ→右の３Ｆで成立し、最長で２１Ｆ目で成立させることになる。

セイヴァーの必殺技コマンドは、各操作の間に要する猶予はいくつかの乱数になっているが、ダッシュの場合は１０Ｆで固定である。１回目のレバー方向がニュートラルから１０フレームしか受け付けていないのが特徴的で、必殺技の場合は、レバーを何秒でも下に入れていてからでも、下イレッパなし→右下→右は成立する。必殺技とは違いダッシュは、数秒間右に歩く→Ｎ→右では出すことができない。（ターボの場合は８Ｆです）

ジャンプの着地

ジャンプの着地に先行入力する場合、２回目のレバー方向は行動可能になってから入力しなければならない。１回目のレバー方向およびニュートラルは先行入力が可能。ニュートラルの持続が１０フレームなので、１回目のレバー方向を入れ終わってから２回目のレバー方向まで、最長で１２フレーム前から先行入力できることになる。

先行入力が失敗する例。行動可能になる前に２回目のレバー方向を入れると成立しない。また、２回目のレバー方向を行動不能時から入れっぱなしにしても、２回目のレバー方向を入れた時点で成否判定がされるので無効となってしまう。

技空振り後

技空振り後は、行動可能になった時に全ての行動が取れる。
このため１Ｆのタイミングではあるが完全なダッシュの先行入力が可能。

ガード後

基本的に技空振り後と同じだが、ガード後は必殺技をリバーサルで出すことができる。
リバーサル以外の行動は、行動可能になった時からすべて行える。技空振り後と同様に完全なダッシュの先行入力が可能。

先行入力ダッシュのレバー方向

普通のダッシュは１回目のレバーを真横に入れ、２回目のレバーは横要素（真横、斜め下、斜め上）で出すことができる。先行入力ダッシュをする場合、１回目のレバーも横要素の受付が認められる。おそらくニュートラル状態だと、しゃがみやジャンプといったダッシュとは別の行動とみなされるが、硬直中ならしゃがみやジャンプになることが無いからだと思われる。とはいえ別に役立つような効果はない。
※2013/06/18 間違いっぽいです。