朝鮮人戦時動員、いわゆる強制連行に関するウィキです。

竹原三二氏(元大正鉱業所中鶴炭鉱労務係)の証言



群長とか面長の対応は、私が最初に行った頃はまだ非常に協力的でした。昭和十九年になると、もう面の中に労働者がいないので、行ってもあまり受けがよくなかった。やっぱり表面切って反対出来ない事情があったようで、嫌々ながら集めるが、彼らも無理をするとそれだけ村人から恨まれるわけで、痛しかゆしだったようだ。警察が協力するのは当然だったかも知れないが、面の役人なんかは総務課長を除いて殆んどが朝鮮人だった。


「消された朝鮮人強制連行の記録―関釜連絡船と火床の坑夫たち」(林えいだい/明石書店、1989) p270

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