最終更新: matsukun55 2008年07月18日(金) 09:51:20履歴
KFS(Key Factor for Success)/KBF(Key Buying Factor)
出典:http://echoo.yubitoma.or.jp/weblog/koukoku/eid/319...
自社が取り組もうとしている事業の事業特性、KFSはどのようにすれば見抜けるのか。
手軽な公式はありませんが、それでもある程度の定石はあります。
まず、顧客の声に耳を傾けることです。
具体的には、現在のサービスに満足しているのか、そしてどのような点を重視してその製品・サービスを購入しているのか(KBF=Key Buying Factor)を知る。
たとえば社会人向けのビジネススクールであれば、立地、価格制度(入学金、受講料、リファンド制度など)、受講システム(チケット制、他校への振替など)、時間帯(365日営業、夜間営業など)、知名度、講師、教材、
卒業生の実績などについて、顧客が何をどの程度重視しているのかを知る。
そのうえで、既存業者(既存業者がいない全く新しい事業の場合には、海外もしくは類似事業)のビジネスシステム、および製品・サービスを検証し、シェアや収益性の高い業者と低い業者で何が違うのかを見ていく。
必要があれば、自分で立てた仮説を検証するために、業界のキーパーソンにインタビューを行う。
ビジネススクール事業であれば、あるスクールは講師の質が第一と考え、他のビジネススクールの倍の講師料を提示して優秀な講師を囲い込み、高収益を上げているかもしれない。
また、成功しているあるスクールは、切磋琢磨しあう受講生の質が最重要と考え、優秀な受講生にはわざわざ奨学
金を支払ってまで「受講してもらっている」かもしれない。
こう見ていくことで、ビジネススクール事業には優秀な講師と優秀な受講生が必要であることがわかり、それを実現するためにどのようなビジネスシステムを構築するべきか、ということになるのです。
なお、KFSには、「それがなければ話にならない。絶対に満たすことが必要」というものと、「必ずしも必要ではないが、あればかなり有利」というものがあります。
早期にこれらを峻別することが必要です。
たとえば、好立地という要素は、会計事務所ではほとんど問題にならないでしょうが、多くの飲食店やショップでは、それこそが死命を制するのです。
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