タグ検索でカリム61件見つかりました。

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豪華金爛 第一話

--  その日、来客を迎えようとしていたカリムは、微妙にいつもと雰囲気が違った。  傍目にはいつもと変わらず柔らかさとそれなりの威厳を伴った姿のようだが、長年近くにいたヴェロッ サには内心かなりそわそわしているのが分かった。  そのことは、シャッハに対して何度も接客に対する細かい指示を出していることでも知れた。来客へ対 する準備は基本的にシャッハに一任しておけば万事不足なくやりとげる。それが分かっているであろうに、 食事の献立だの通す部屋だのについて思い出したように訊ねては些細な変更を繰り返している。 …

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%b9... - 2009年03月09日更新

三人のクロノ・ハラオウンとクリスマス

が、闇夜にも白い。  冬の真っ盛りだが、カリムは部屋のエアコンはつけていなかった。  その方が、裸で抱き合っている愛人の体温が伝わってくる。  とはいえ、汗にまみれた背中はどうしても凍てつきそうに冷たくなってしまう。カリムは激しく動いた 二つの身体によってベッドの隅に追いやられたシーツを被り直す。二人分の温もりが、シーツの中にじわ じわと満ちていく。  クロノの胸板に耳をつけ鼓動を聞きながら、カリムはぽつぽつと寝物語を始める。 「昼間にはやてが来て言っていたんですけど、今日は九十七管理外世界ではクリスマ…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%bb... - 2009年01月16日更新

金髪聖職者は義理の弟に・・・

---- 豪奢なベッドに四肢を拘束されたカリムがその豊満な肢体を捩らせていた。 張りのある瑞々しい肌がまるで波紋を立てるように震え、可憐な唇からは声にならない嬌声を漏らす。 日頃、聖王教会の有力者として見せている楚々とした姿はそこにはない。淫らに腰をくねらせるその姿は一匹の牝のようであった。 そして、そんな牝に快楽を与えているのは半透明な緑色の犬達であった。 「あぁっ・・・・・やぁ、やめ・・・・・・あぁん、あぁ・・・・はぁっ? ま、また・・・・」 絶頂に達する寸前で、カリムの肢体を舐め回していた犬達が…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%b6... - 2009年01月16日更新

第三婦人のささやかな悋気

数倍は大き い。圧倒されるような気分で、カリムはしばし言葉を失った。 「管理局内でも一、二を争う大きさですよ。前にハラオウン提督の旗艦だったアースラと比べて、縦横両 方二倍の大きさがありますから」  案内役となってくれたアレックスというクルーが説明してくれる。  内部に入ってからも、あちこちのエレベータを上ったり降りたりで目当ての場所までなかなかつかない。 もしこれ以上大きな戦艦が建造されるなら、それこそ内部移動にテレポーターの設置を検討せねばならな いだろう。 「しかし騎士カリムがクラウディアに来…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%c2... - 2008年12月31日更新

クロノ提督の使い魔

か?」 僕の質問が唐突過ぎたのか、騎士カリムは頬を染めながら首を傾げる。 ん? 頬を染めて?…… 「わ、わん……」 「……カリム?」 「しょ、少々お待ちを」 何故だか、騎士カリムは犬の鳴き真似をしたかと思うと、そそくさと部屋を立ち去った。 しばらく待つと戻ってきたが、その頭の上には犬耳が…… 「わ、わん」 どうやら、騎士カリムは今夜のプレイの事だと勘違いしているようだが…… 「可愛いですよ。カリム」 「く〜ん♪」 僕は間違いを正すつもりは無かった。カリムを抱き寄せ、頭を撫でてやる。今夜はこの…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%a5... - 2008年10月08日更新

Das Erbe zur Zukunft 最終話

ヶ月が経ったある日、退院したヴィヴィオはカリムに呼び出されて聖王教会を訪れていた。 「すみませんね、ヴィヴィオ。退院したばかりだというのに」 「いいえ、もうすっかり治っていますから」 そう言ってシャッハの前でヴィヴィオは軽く飛び跳ね、ケガが治ったことをアピールする。 「リンカーコアも調子良いですし、この分だと来週くらいから復帰できると思います」 「それは良かった。みんなきっと喜ぶでしょうね」 「お兄ちゃんはまだかかりそうだって、ルーお姉ちゃんがぼやいていましたけど」 「困りましたね、彼との…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/Das... - 2008年09月21日更新

密話

りも熱い。  身をよじり、甲高い悲鳴をカリムは上げる。一見クロノに抗っているようだが、肉欲に正直な秘所は 男をもっと貪りたいと根元まで咥えこんでいた。  クロノもカリムの胸を鷲掴み歯を立て、柔肉を味わっている。  ついに、カリムとクロノの欲望が、同時に弾けた。 「あくっ……!! 出ますっ!!」 「ふああぁぁっ!!!!」  身も心も溶かしつくすマグマの如き液体が吐き出される。  一つになり、汗で湿った肉体からは汗臭さの奥に甘さが嗅ぎ取れた。どこか果物の腐臭に似ていると、 大きく胸を上下させ…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%cc... - 2008年09月01日更新

居酒屋九十七

紹介してくれてありがとう、はやて」  カリムは、はやてのグラスにもワインを注ぎながら笑顔で言った。  くいっと一息で干したはやてが、同じく笑顔を浮かべながら口を開く。 「ところでカリム、酒入ったところでちょっとマジな話させてもらうけどな」 「何かしら?」 「どうして結婚せぇへんの?」  表情とは逆の、本当にマジな話だった。カリムは苦笑しながら頬をかく。 「私だけやなくて、ロッサもシャッハもかなり心配してんねんで。まだ本格的に焦る年齢やないけど、全 然興味のある気配がしないからこうして訊かせてもらお…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%b5... - 2008年08月10日更新

婚儀

かい眼差しで見つめている。  祭壇に立つカリムも、厳しさより優しさを込めた声で祝詞を口にする。 「新郎ラギン・カトーシャよ。あなたは妻にしたる女性、クララ・アムロートへの愛を誓いますか?」 「はい。誓います」  がっしりとした長身の男性は、いかつい顔を緊張のせいで強張らせつつもしっかりと頷いた。 「新婦クララ・アムロートよ。あなたは夫にしたる男性、ラギン・カトーシャへの愛を誓い、同時に己が 姓をカトーシャへと変えたることを認めますか?」 「はい。愛を誓い、認めます」  純白のドレスを身につけた女性…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%ba... - 2008年08月10日更新

鬼畜艦長クロノ(後編)

理みたいなんで、じゃあ早速始めますか騎士カリム?」 「そんな……せめてシャワーを…」 女性、聖王教会騎士である金髪の美女、カリム・グラシアは胸の奥まで射抜くようなクロノの鋭い視線に顔を俯けて小さな声で答えた。 仕事上がりで少しばかり汗をかいた身体で好いた男に抱かれるのはあまり良い気持ちではないのだろう。 しかしクロノはそんな事などお構い無しに彼女の艶やかな唇に口付けた。 「んぅぅ!…ちゅぷっ…ふむぅ!」 唐突に唇を奪われ、妖しく蠢く舌に貪られてカリムは思わず身をよじって抵抗した。 だが彼女のさ…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%b5... - 2008年07月26日更新

三人のクロノ・ハラオウンと乳

「ふふっ」  妖しく笑って、カリムは暴発寸前の肉棒から口を離した。  たっぷりなすりつけていた唾液が、ちゅぽりと卑猥な音を鳴らして唇と先端を繋ぐ。その水音よりもな お小さい呻きがクロノの口から漏れたのを、カリムは聞き逃さなかった。  そして声以上に、切なく震える赤黒い物体が、寸前で止められたクロノの苦しみを表していた。 「だめですよ。私は一ヶ月も待たされたんですから、ちょっとぐらい我慢してください」 「しかし……教会への用件がそうそう作れるわけにも……」 「でしたら、私がクラウディアへ行きま…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%bb... - 2008年06月22日更新

昼餉前

 かき上げた前髪に引っかかりを覚えて、カリムは苦笑する。髪や顔に飛び散った白濁液を拭いもせずに 乱れあったため、すっかり固まってしまった。背中に流れた髪も、自分の汗でべっとりと貼りついている。 洗う時に難儀しそうだ。  目にかからない程度に髪を梳き分け、今度は隣に寝転がる人物の黒髪に手を出す。少し癖のある短い黒 髪も、やはり湿っている感触がした。  これぐらいの長さなら洗う時に楽だろうと思いつつ、カリムは口を開く。 「提督はもっと誠実な方だと思っていました」  天井の辺りを彷徨っていたクロ…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%c3... - 2008年06月19日更新

徒花

0 ID:+O4vgQ0y ----  カリムにとって、クロノとの寝物語の機会は滅多に無かった。  元々会える時間が少ないうえ、浅ましい本能は時間があれば言葉よりも身体を欲しがっていた。  それでも、シーツにくるまりながら穏やかに語り合うことが皆無というわけではない。 「日本には、桜という花があるそうですね」  もっとも内容は艶っぽいものではなく、お茶会の時のように他愛の無い世間話程度のものなのだが。 「先日、はやてに映像を見せてもらいました」  現在設立に向けて進行中の機動六課。その後見人の…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%c5... - 2008年06月19日更新

熱き彗星の魔導師たち 19

が、6課の後見人である、聖王教会の騎士、カリム・グラシア殿から、 是非にという推薦をもらって、主としても、断りにくかったようだ」 「ふーん」  ザフィーラが説明すると、ユーノは、正面に表情を戻した。 『どう思う?』  スクランブル付の念話が、アリサの頭に響いてきた。 『なにがよ?』  不慣れなスクランブルを組んで、アリサは返答する。 『なんかこう、聖王教会って単語にヒットしすぎじゃないかと思うんだけど』  ユーノは、そう話しかけつつ、ちらりとアリサを見る。 『気に入んないのは確かね』  アリサは顔を憮然と…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%c7... - 2008年06月14日更新

Das Erbe zur Zukunft 第6話

部屋で執り行われ、その後教会の代表としてカリム・グラシアがバルコニーに出てお祭りの開始を高々と宣言する手筈になっている。 「ようこそ、騎士ヴィヴィオ」 「お久しぶりです、騎士カリム」 「ど、どうも・・・・・・・」 そして、何故か友好的に応対してくれているカリム・グラシア本人を前にして、セリカはもの凄く萎縮していた。 日頃の強気で相手に食ってかかる言動はなりを潜め、今はヴィヴィオの背中に隠れて小さくなっている。 教会の有力者が一介の魔導師風情と親しげに会話を交わす光景が、セリカにはまるで別世界の出来…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/Das... - 2008年06月13日更新

Das Erbe zur Zukunft 第3話

はやてが聖王教会を訪れたのは、友人であるカリム・グラシアに呼び出されたからであった。 「久し振りやね、カリム」 「前に会ったのは半年くらい前かしら。仕事の方は順調? 大変らしいけど?」 「そやね、本部長っていうのも楽やないわ。会議に接待に査察に講演・・・・・・・あれを一人でこなしとったレジアス中将はほんま凄い人や」 「あの人はあの人なりに地上の平和を考えて行動していたものね。そのやり方が間違いであったのは、悲しいことだけれど」 「ほんまに・・・・・今の立場になって、あの人のやりたかったことが何な…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/Das... - 2008年06月12日更新

6課の落日〜end of dream begin of nightmare

れている徹底ぶりである。 (頼みの綱はカリムやナカジマ三佐の部隊やな・・・・・) だが彼女は知らない。 カリムは既に囚われており、ゲンヤの部隊は既にクーデター軍に一網打尽にされギンガもまた囚われの身になっていることを・・・・・ 「みんなは大丈夫なんやろか・・・・・?」 その呟きに応える応えるように扉が開く音がする。 入ってきたのはティアナだった。 「気分はいかがかしら、八神はやて?」 ティアナは嫌みったらしい笑みを見せる。 「・・・・・最悪や。」 「あら、随分な言い様ね。 せっかく元部下が見…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%a3... - 2008年06月04日更新

三人のクロノ・ハラオウンと納豆

巻きはどうしようか、とあれこれ悩んだカリムが最後にぶちあたった難題は、朝食だった。  自分の朝食メニュー一覧を紙に書き出して半時間眺めてから、丸めてゴミ箱に捨てたカリムはシャッハ を呼んだ。 「地球の日本料理の材料を集めてちょうだい」 「……日本料理ですか」  テーブルに並んだ米、味噌汁、焼き魚、納豆を目にしたクロノの反応は、それだけだった。  ただ黙々と口に運んでいく。給仕も下がらせて食堂に二人っきりだというのに、会話はほとんどない。 なんで和食なのかも、カリムが器用に箸を使ってい…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%bb... - 2008年06月03日更新

三人のクロノ・ハラオウンと湯

524 三人のクロノ・ハラオウンと湯 sage 2008/04/29(火) 20:49:31 ID:hIHMU4YJ 525 三人のクロノ・ハラオウンと湯 sage 2008/04/29(火) 20:50:20 ID:hIHMU4YJ 526 三人のクロノ・ハラオウンと湯 sage 2008/04/29(火) 20:51:11 ID:hIHMU4YJ ----  空にかかった月は、二つとも満月。  寒空の下にあるはずの身体を温めるのは、うっすらと黄色い温泉。  湯に浮かべた盆の上、徳利を満…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%bb... - 2008年05月29日更新

聖王教会のバレンタイン

を受け取ってください!」 聖王教会、カリムの執務室で義姉と共にのんびり紅茶を楽しんでいた彼に、裂帛の気合いと共に差し出されたのはシックな色味の包装紙に包まれた小さな箱である 拳を打ち込むような気迫と共にそれを差し出したのは、聖王教会の暴力・・・もとい、武闘派シスターことシャッハ・ヌエラであった 鼻先3mmのところに箱の角をびしりと突き付けられたヴェロッサは、頬に一筋冷や汗を伝わせながら、 「・・・あ、ありがとう。シャッハ・・・しかし、毎年毎年、何でこんな調子なのさ・・・?」 「今年こそは、あ…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%c0... - 2008年05月28日更新

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