アイヒマン；スペシャリストから
◇これは、ナチのユダヤ人をヨーロッパの各地からポーランドの収容所に列車輸送する最高責任者；
アイヒマンのイスラエルで行われた公開裁判を忠実に記録したドキュメンタリー映画である。
◇アイヒマンは、アルゼンチンに逃亡するが、イスラエルの対外情報機関のモサドの執拗な追跡により、
この裁判に掛けられるコトとなる。
◇そこには、ユダヤ人が想像した悪人のイメージはなく、貧相なハキがない小役人が立っていた。
□ □ 裁判当日・・・
裁判長『あなたは人間じゃない、悪魔だ！！』
アイヒマン『私は命令に忠実な１ドイツ人だよ。』
『少し、勤勉すぎるきらいはあるがね。』
巨大な組織に入ってどれだけこれに「ＮＯ」と言えるか、自問自答して見たくなった。
『1人の死は犯罪だが、１万人の死は統計だ。』
とあるが、これは後世になってつくった作り話であろう。
アイヒマンのイスラエルで行われた公開裁判を忠実に記録したドキュメンタリー映画である。
◇アイヒマンは、アルゼンチンに逃亡するが、イスラエルの対外情報機関のモサドの執拗な追跡により、
この裁判に掛けられるコトとなる。
◇そこには、ユダヤ人が想像した悪人のイメージはなく、貧相なハキがない小役人が立っていた。
□ □ 裁判当日・・・
裁判長『あなたは人間じゃない、悪魔だ！！』
アイヒマン『私は命令に忠実な１ドイツ人だよ。』
『少し、勤勉すぎるきらいはあるがね。』
- と淡々と無表情に語る姿が印象的である
- 彼は演出など考えていなかったのだろう、この無感情な受け答えが世界の反感をかおうなんて。これっぽちも考えていなかった。
- 「全体的視野に欠け、職務にのみ忠実であろうと勤める。」
巨大な組織に入ってどれだけこれに「ＮＯ」と言えるか、自問自答して見たくなった。
- バブル時に、不正融資をしまくった銀行マンを罪の大小はあるが、似たり寄ったりではなかったろうか？
- アイヒマン自身は、家に帰れば、尻に敷かれる亭主だったのかも知れない。
- アイヒマンの言葉に
『1人の死は犯罪だが、１万人の死は統計だ。』
とあるが、これは後世になってつくった作り話であろう。
- 彼は、淡々と何も考えずに職務を遂行するコトだけを考えていたのだろう。
- そこには、収容所に送られるユダヤ人の姿はなく、伝票に目を光らせるアイヒマンがいる。
- 何故だか、職務に忠実であろうとした「日の名残り」のアンソー・ポプキンスを思い出した
2007年03月02日(金) 23:00:28 Modified by yuyu122222