グーグル革命の衝撃
１月に放映されたＮＨＫスペシャルで『グーグル革命の衝撃』という番組があったが、見逃してしまっていた。
しかし、Ｙｏｕ ＴＵＢＥでたまたま見つけた。「ク・ーク・ル革命」と名前を変えて登録してあったからだ、見逃すはずだ。
内容については、私自身が把握しているモノと比べさほど新鮮さないが、一応、グーグルの検索機能について列記する。
□ページランク；検索サイトの価値はトップページで決まる
・検索者は検索した際には、<u>上位ランク５位</u>程度にしか目をやらない。少な
くとも１５位以内に入らないとほぼ無視される状態になる、この順位を決
めるのはそのＨＰが、どれだけ、他のサイトとリンクされているかに掛か
っている、他にも検索上位にランクされる要因はあるが、これは現在グー
グル側が公表していない。
※グーグルの創業者のスタンフォード大学時代の「いい論文は、後世の
人間がどれだけその論文を参考にするかによって決まる」との哲学から
生まれている。確かに、いままでは行き過ぎた平等主義だったとも言え
よう。
※また、検索した個人の趣味／趣向を記憶しており、検索者の知りたい
検索の瞬時にたどり着く検索システムにもなっている。
□ターゲット広告；検索サイトを見る人はバナー広告には関心がない。
・ここでいうバナー広告とは、Yahooのトップページに見られるような
不特定多数に向けられる広告をいい、グーグルは検索のキーワードから
関連した広告を表示させることにより、ターゲットを絞った広告を提示
できる。これによりグーグルは莫大な広告収入を得ている、
なお、売上額の広告収入の占める割合は、2005年決済でみれば、
グーグルは９９％、Yahoojapanは３３％、ＡＯＬが１５％となって
いる。
なお、グーグルの哲学は、「邪悪にならない」「いいものは常に進化する」等と言われている。
グーグル革命が起こることにより、資金面が豊富な大手企業が絶対的な有利な社会からフラット社会になるコトも予想される。
狭い市場を商品とする（例えば、ロッテファン向けのグッツ販売／３Lや４L等のビックサイズを取り扱う洋装店）質の高い小規模企業にとっては、確かに検索するされるヒット率も上がり、ありがたい検索システムとなっている。
しかし、本当に手放しに『すばらしい』と言えるシステムなのだろうか？
西部遭氏が指摘するとおり『数量の支配』が永続するはずはないのとの指摘もある。人間は気ままな生物で、今日興味を持っても明日は全然関心がないコトはよくあることで、これはいい例えではないかも知れないが、警察官から聞いた話であるが、ストカー犯罪の収束のというのは、彼や彼女が何らかの理由で改心した結果でも自分の良心に従ったワケでもないそうだ。
多くは、『ある日、突然、追い回す相手がイヤになった。』からだそうだ、そこには、ドラマになるような要素何もない。
人間社会は、価値も規範も、欲望も意見も同じマトリックスからサイコロを振るような確立現象とは違うのであろう。
アインシュタインが量子理論に対して言い放ったように『神はサイコロを振らない！』と。
いかにも、民衆の判断がすべてと思う絶対民主義国家：アメリカらしい発想に思われる。
確かに、商品購入には便利であろう。
グーグルの創業者「質の高い論文は、多くの研究者に閲覧回数によって決まる。」の理念は確かに一理はあるが、自然科学の完璧な理論でも、他の理論が証明されると、ある日、突然不要になるコトなどよくある話で、社会科学においてはいわんやである。
しかし、西部遭教授の説も「待てよ。」とも考えてしまう。
人間というのは、時には「過剰適応」と思える程に適応性がある生物であるから、意見も価値も、標準化されてしまうのではとも思ってしまう、
一時『マクドナルド化する世界』という言葉がアメリカでは流行ったそうだが、『グーグル化される社会現象』が将来起きるのではないだろうか、価値も記憶も自らの行動さえグーグルに委ねてしまう。知らずの内の、自らをグーグルの検索順位が上がる行動パターンを確立している。何か、空恐ろしい世界に踏み込もうとしてるのではないだろうか。
少なくとも、人類はそうならない英知はあると思いたい。
しかし、Ｙｏｕ ＴＵＢＥでたまたま見つけた。「ク・ーク・ル革命」と名前を変えて登録してあったからだ、見逃すはずだ。
内容については、私自身が把握しているモノと比べさほど新鮮さないが、一応、グーグルの検索機能について列記する。
□ページランク；検索サイトの価値はトップページで決まる
・検索者は検索した際には、<u>上位ランク５位</u>程度にしか目をやらない。少な
くとも１５位以内に入らないとほぼ無視される状態になる、この順位を決
めるのはそのＨＰが、どれだけ、他のサイトとリンクされているかに掛か
っている、他にも検索上位にランクされる要因はあるが、これは現在グー
グル側が公表していない。
※グーグルの創業者のスタンフォード大学時代の「いい論文は、後世の
人間がどれだけその論文を参考にするかによって決まる」との哲学から
生まれている。確かに、いままでは行き過ぎた平等主義だったとも言え
よう。
※また、検索した個人の趣味／趣向を記憶しており、検索者の知りたい
検索の瞬時にたどり着く検索システムにもなっている。
□ターゲット広告；検索サイトを見る人はバナー広告には関心がない。
・ここでいうバナー広告とは、Yahooのトップページに見られるような
不特定多数に向けられる広告をいい、グーグルは検索のキーワードから
関連した広告を表示させることにより、ターゲットを絞った広告を提示
できる。これによりグーグルは莫大な広告収入を得ている、
なお、売上額の広告収入の占める割合は、2005年決済でみれば、
グーグルは９９％、Yahoojapanは３３％、ＡＯＬが１５％となって
いる。
なお、グーグルの哲学は、「邪悪にならない」「いいものは常に進化する」等と言われている。
- これにより、バナー広告の代表である民放放送の価値は著しく低下するコトになろう。確かに、テレビの価値というものは相対的に落ちている。
グーグル革命が起こることにより、資金面が豊富な大手企業が絶対的な有利な社会からフラット社会になるコトも予想される。
狭い市場を商品とする（例えば、ロッテファン向けのグッツ販売／３Lや４L等のビックサイズを取り扱う洋装店）質の高い小規模企業にとっては、確かに検索するされるヒット率も上がり、ありがたい検索システムとなっている。
しかし、本当に手放しに『すばらしい』と言えるシステムなのだろうか？
西部遭氏が指摘するとおり『数量の支配』が永続するはずはないのとの指摘もある。人間は気ままな生物で、今日興味を持っても明日は全然関心がないコトはよくあることで、これはいい例えではないかも知れないが、警察官から聞いた話であるが、ストカー犯罪の収束のというのは、彼や彼女が何らかの理由で改心した結果でも自分の良心に従ったワケでもないそうだ。
多くは、『ある日、突然、追い回す相手がイヤになった。』からだそうだ、そこには、ドラマになるような要素何もない。
人間社会は、価値も規範も、欲望も意見も同じマトリックスからサイコロを振るような確立現象とは違うのであろう。
アインシュタインが量子理論に対して言い放ったように『神はサイコロを振らない！』と。
いかにも、民衆の判断がすべてと思う絶対民主義国家：アメリカらしい発想に思われる。
確かに、商品購入には便利であろう。
グーグルの創業者「質の高い論文は、多くの研究者に閲覧回数によって決まる。」の理念は確かに一理はあるが、自然科学の完璧な理論でも、他の理論が証明されると、ある日、突然不要になるコトなどよくある話で、社会科学においてはいわんやである。
しかし、西部遭教授の説も「待てよ。」とも考えてしまう。
人間というのは、時には「過剰適応」と思える程に適応性がある生物であるから、意見も価値も、標準化されてしまうのではとも思ってしまう、
一時『マクドナルド化する世界』という言葉がアメリカでは流行ったそうだが、『グーグル化される社会現象』が将来起きるのではないだろうか、価値も記憶も自らの行動さえグーグルに委ねてしまう。知らずの内の、自らをグーグルの検索順位が上がる行動パターンを確立している。何か、空恐ろしい世界に踏み込もうとしてるのではないだろうか。
少なくとも、人類はそうならない英知はあると思いたい。
2007年03月23日(金) 02:29:45 Modified by yuyu122222