冷戦時代の核実験や民間防衛をめぐるカルチャー

カルチャー>新聞・雑誌

1950年代の民間防衛(LIFE 1950/12/18)


1949年8月29日、旧ソ連は最初の核実験を行った。これにより、米国本土は安全地帯ではなくなり、核攻撃に備える必要が生じた。とはいえ、1950年時点では、主要都市への単発核攻撃程度の想定だったようで、その備えは都市の外への退避だった。

そのような民間防衛記事がLIFE 1950年12月18日号に掲載された。


Life belt around cities would provide a place for bombed-out refugees to go.
都市周辺のライフベルトが、爆弾で住居を失った人々の行き場所となる。

[ "How US Cities Can Prepare for Atomic War", LIFE 18 Dec 1950, p78 ]

そして、主要都市中心部が核攻撃で壊滅しても、貨物の鉄道輸送の維持すべく、都市中心を迂回する線路が提唱された。

By-passes for railroads would keep traffic rolling, enable nation to hit back.
都市を迂回する鉄道により、鉄道輸送を維持し、反撃が可能となる。

[ "How US Cities Can Prepare for Atomic War", LIFE 18 Dec 1950, p80 ]
都市周辺にまで攻撃が及ぶと想定していない、この時点では、悪くはない対策だったかもしれない。






コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます