創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

誤謬・詭弁

The appeal to other ways of knowing 「別の知識獲得方法がある」


ニセ医療・占星術・インテリジェントデザインなど様々な分野で使われる詭弁に「別の知識獲得方法がある」というのがある。これは...
これは懐疑論者が聞くことがある詭弁のひとつである。

「科学以外に知識獲得方法がある」

「科学の方法は、唯一の知識獲得方法ではない」

といったものである。これは、「科学以外に知識獲得方法がある」と主張する。この主張は「批判的思考と科学の方法ではビリーバーの主張を評価するには十分ではない。したがって、ビリーバーの主張は支持する証拠がなくても、有効性がある」というものである。

論の誤り

科学が「あらゆる問題に答えを出す、あるいは常に正しい」とは言えない。しかし、我々が知る範囲で、「主張を評価し、宇宙がどう働くか明らかにする」最も信頼できる方法であることが示されている。もし、ビリーバーが「より良い方法がある」と主張するなら、その主張を正当化するのはビリーバーのつとめである。そのために、ビリーバーは、「主張を評価するより良い方法であること」を説明し、「実際に良い方法であること」示す必要がある。それができないなら、「別の知識獲得方法がある」という主張は、空疎かつ詭弁である。

たとえば、この詭弁を使えば、Robert HandやDorian Gieseler Greenbaumのような占星術も何の問題もなくなってしまう。「占星術はでっちあげであり、機能しないことが合理的証拠で示されている」ので、彼らのこの詭弁を使う以外に手段がない。占星術師たちだけが、このようにするわけではない。skepticoにつけられたビリーバーたちのコメントも、その例だ。この詭弁の一番の例は、転生についてである。

[ Skeptico: "The appeal to other ways of knowing" ]

この主張の出所はポストモダニズムであり、これと絡まりあっているため、インテリジェントデザインにもみられる。





このページへのコメント

また、実証主義的手法から記述されない
方程式は、実証主義的応用を持たない。
なぜなら実証主義的形式を持たないから。

こうなると、計算階層の話になる。
その未知なる方程式が実証主義さえも
表現する場合、観測や実験と言った手法や、
右か左かの議論が通用するとは限らない。

そうでないとすれば、ただのありふれた
方程式に関する議論となり、ただの科学。
喧嘩するだけ時間の無駄。

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Posted by sa 2017年07月25日(火) 11:09:35 返信

実証主義的でない言葉も記述できるから、
そういう物がないとは限らないけど、
1bit志向にとって本当に辛い話
非実証主義的に方程式作れって
言われるような物

つまり、あるかもって言う方の主張と、
具体案出せって言ってる方の主張は似た者同士
ないと言い切るのも論外

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Posted by sa 2017年07月25日(火) 10:50:58 返信

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