スマブラのエロパロスレまとめ

深い藍色の闇が支配する空間に、その者は存在していた。
闇をはねのけるような眩い白の存在。その者には形はない。
ただ、この世界が作られた時からサダメは決まっていた。

 その者が この世界を司る神であると

時は過ぎた…。その白き者は神としての責務を全うし、世界は秩序と共に機能していた。
異世界からの、選ばれし 強き者たちを召還す。
その強さを、ルールにのっとった神聖なこの地で競い合わせることを目的とし、
この世界は作られたのだ。
それだけが、“世界の理”が 白き者に示した「世界のありよう」だった。
白き者は その「秩序に守られた戦い」を管理する為の
「神」=“世界の理”の代理人、である。

異世界から招待された戦士達に馴染みの深い地の 一部を複製し、繋ぎ合わせたような世界。
その 果てしなく見えるイメージ世界の、終結点とも言える 回帰の地に
その白き者、マスターハンドは存在していた。その地を「終点」と“世界の理”は呼んだ。
「プログラム」という力と、ワイヤーフレームとテクスチャという仮想現実で
この世界は成り立っていた。

異世界の戦士達は皆、戦いつづけるうちに この世界の存在を見極め
自らの世界へと還る為、唯一の出口である マスターハンドの居る場所、
終点へとたどりついた。その度に マスターハンドは戦士たちを迎えうち、
自らをぶつけ戦った。
戦士たちを戦わせつづける事、それが マスターハンドが守るべき この世界の秩序とも言える。
神である彼が勝つとは限らない。召還された者たちは、あくまで「この世界の外」の存在であり、
「この世界」の創造主の化身である マスターハンドの絶対的な力、は行使できないのだから。
“世界の理”の力によって 戦士たちの異常なまでの能力は 優劣がつかぬように
平等に押さえつけられているが、マスターハンド自身は自らにリミッターをかけて
彼らと戦っているようなものだった。
世界に課された 戦いのルールというものを、マスターハンド自身も厳守せねばならぬからだった。


マスターハンドは繰り返し繰り返し戦い、時に戦士達をねじ伏せ、
再びイメージ世界のはじまりの地へと返し
そして 時に敗れ、現実へと還る戦士達を見送る事になった。
彼は永遠とも思えるような時を 戦っていたような気もしていたが、
ふと気づいた時には すでに戦士たちは全て現実の世界に還っていたのだった。

戦いは全て終わった。彼は 自らの責務を全うしたのだ。
ただ一人、宇宙空間のような夜空が めまぐるしく流れてゆく終点で
マスターハンドは呆然と想いを巡らせる。自分に戦いを挑みにやってきた戦士たちが
口々に言った言葉が 次々とフラッシュバックしていった。
「何故 戦わなければならない?理由無く お前の手の上で遊ばれるような事はごめんだ!」

「理由…か」
終点に浮かび、呟いたマスターハンドは 文字通り“人の手”の形をしていた。
実際には 彼は精神体であり、形などはこのイメージ世界の中で
かの戦士たちと戦う為の、外膜にすぎない。
戦士たちが全て世界から立ち去った今、この形で居る事に もう意味は無かった。

マスターハンド…その白い手袋は 徐々に形を変えていった。
それは人の形。色を持たない その性質はそのままに、闇を跳ね返す光を含む 白銀の姿。
長く垂らされたままの髪に 中性的な整った顔立ち。髪も 肌も 体を覆う衣も全て白い中、
瞳だけは血の色のように紅く、何かを求めるようにギラついていた。

「戦う理由…そんなもの“世界の理”の意思であろう…」
再び呟いたマスターは 宙から降り、自らの足で終点に立った。
神、のイメージがあるとすれば それ。中性的な神々しい容姿には少々不釣合いな程
重たい響きを持った 低いマスターの声が、誰も居ない終点に流れる。

「しかし…違う」

マスターの紅い瞳が何かの衝動に揺れる。


「私は“世界の理”の意思を超えて…私の意思で戦士たちと戦ってはいなかったか…?」
急に、戸惑うように自問をなげかける。
「そうだ……私は危うく 彼らを壊してしまいそうなくらい…戦う事を楽しんでいた……!」
途端、マスターは身をかがめ 自らに嫌悪するような苦悶の表情を浮かべる。
彼に不似合いな紅い瞳は 見開かれ、終点の地面をどことなく右往左往する。

「…違う… そうではない…私は、神として 彼らを戦わせ続ける為に…
 彼らをこの世界に拘束しておくために戦っていたはずだったのに…
 こんな…醜い破壊衝動の為に戦ったのではない!!」

錯乱したような素振りで崩れ落ちたマスターに変化が訪れた…
闇の中に 彼の体にノイズが走り、二重に重なるビジョンが 徐々に明確になっていく。

…そして「彼女」は現れた。
マスターの体から引き剥がされるように…影が落ちていくように…地面へと倒れこむ。

精神体であるマスターハンドの半身、誰しもが持つ 心の闇の部分。
それは、マスターと対になるがごとく 華奢ながら魅惑的な女性の体を持つ女性となり
今まさにここに生まれたのだ…。
マスターに否定され 切り離され、実体化することによって…。

彼女が抜け落ちた後のマスターの瞳は 鮮血の色は抜け落ち
わずかに薄い闇の色をうつす蒼をたたえていた。
…その瞳が 自らが生み出した、「彼女」をとらえる…
マスターとよく似た 整った顔立ち。よく似た気高い銀白の髪。
まるで人形のようにしなだれていた彼女の肢体が ふいにピクリと動く。
ゆっくりと体を起こし 彼女の瞳もまた、マスターの姿をとらえた。
「受け継がれた」鮮血の色の瞳。
虚ろに…そして何処か危うげな表情をたたえた彼女に とても相応しい色であった。


「……どうして…?」

彼女がはじめて発した言葉に マスターは哀れみの色を浮かべた。

「…どうシて…?ワタシを切り離ス…?」
彼女の 虚ろな表情はみるみる間に哀しみに満ちた。
マスターの足元にすがりつくように 彼女は寄り添ってくる。
舌足らずな彼女の物言いは 精神体として不安定な要素を
含んでいる事を暗示しているように思える。
彼女の髪を撫で、マスターはいつもの低い声で答える。

「哀れな…」 マスターの声に 彼女の視線が揺らいだ。

「お前は存在すべきでなかった者…私はお前を認めはしない。
 “世界の理”は私をマスターハンド、と定義しているが
 お前はさしずめ クレイジーハンド、といったところだな…」
淡々と語るマスターの言葉をきき、
理解できないといった表情を浮かべ、彼女…クレイジーは首を傾げる。

「気が狂った…まともでない、いらいらする…奇異な、
 壊れそうな、不規則な… CRAZYという名はお前に定義するに相応…」

マスターの言葉が途切れる。今まで足元でぼんやりしていたクレイジーが
何の前触れもなく 物凄い力でマスターの首を締め上げはじめたのだ。
「…!!!」
とっさにマスターは「力」を使ってクレイジーを弾き飛ばす。
耳に痛い音と共に 彼の神力を司る右手から激しい閃光が放たれ、
終点の地面を転がるようにクレイジーの体が吹き飛んでいった。

「なんと…愚かで、危険な…」
クレイジーの左手の指が食い込み、あざの残った首筋をなでながら
マスターは額に冷や汗を浮かべた。


分離した時に いくらかの力をクレイジーに持っていかれた。
自分の心の闇に恐怖した分、マスターの力を クレイジーが上回っている可能性もある…。
そして、彼女は 意味の無い破壊衝動に駆られている…
彼女自身の意思というわけではない、彼女自身が破壊衝動の塊みたいなものなのだ。

危険だ…。

地面に這いつくばるクレイジーに さげすむような視線を落とし、
マスターは考えを決めた。…この者を 表の世界に出してはならない。
自らの恥ずべき部分、この愚かな精神は 自分以外の誰に目にも触れぬように、
どこか…深く 深くに封印しておくべきだ…と。

「…イ…たい… マスタぁ…」
ダメージを受けているものの、クレイジーはその首をもたげ
相変わらず虚ろな瞳でマスターを見つめる。
本人が意図しているわけではないのだろうが その声や動きは、妙な妖艶さを放っていた。

彼女にとって 今の行動は自然に起こりえたもの。
しかし、それに対して マスターの唐突な否定。 痛みを伴う制裁。
彼女に敵意が芽生えてもおかしくないシチュエイションである。
…しかし、彼女の精神は未熟ゆえに マスターが自らを拒否している事すら
理解できていないのだ…だから また、その体を起こし、マスターの元へと…


「戻ろ… マスタァ…戻りましょ… 一つに…」

一歩ずつ歩み寄るクレイジー。
その髪が風になぶられたかと思うと 唐突にマスターに向かって伸びる。

「くっ!?」

彼女の髪はまるで触手のようにマスターの肢体に巻きつき
ギリギリと肌に再びあざをつけるように食い込んでいく。

「プログラム… 緊急回避発動…!」
再びマスターの指先が光を放つと同時に 空間に青白い魔方陣が浮かび
その光に溶け込むようにしてマスターの体がクレイジーの束縛から逃れる。
嫌悪の表情を浮かべながら マスターは音もなく後ずさり
彼女から逃れるように「力」を使って宙に浮く。彼の 白くまとわりつく衣服がなびく。
それを追うように クレイジーの前に出した足も終点の地面を離れる。

「…!」

空中で クレイジーの手が、マスターを捉えた。頬を撫で その流れのまま頭の後ろまで手を伸ばす。
指に絡まる シルクの髪。
マスターが驚きの表情を浮かべる間も与えず、クレイジーの唇が マスターの唇をふさいだ。
よりマスターの中に入り込もうと、クレイジーの舌が マスターの口内を探る。

「…ん…!!!」

彼女の細い肩を押しのけ マスターは口づけを止めさせる。
彼は その衝撃で感じたのだ、彼女が意識を集中させた口内から
彼女の邪気を マスターの中に吹き込んできた事に…。


「…力を…制御する術を 徐々に感づきはじめているというのか…」

…彼女は 首を、カク?と傾け やはり虚ろな目でマスターだけを見つめている。
マスターを取り込んでやろうとか 神と成り代わってやろう、などという思惑の所行ではない。
彼女の本能がこんな事をさせようとしている。…それが何より マスターの身の危険であった。

まずい…。このままでは クレイジーに全てを取り込まれてしまう…。
困惑顔のマスターの事はお構いなしに 宙に浮いたままクレイジーは
マスターとの距離を縮めようと、体を重ねてくる。
マスターの肌に触れる指先から マイナスの気を込めて…

「やめなさい、クレイジー…」

眉間に力をこめ、マスターが反撃に出た。今度はマスターの方から唇をふさぎ、
クレイジーの舌をくわえ込む。とろんと、眠たそうな目になったクレイジーの口内に、
だましだましに プラスの気を送り込んでいくと、自然に クレイジーの体から力が抜けていった。
彼女の力の源である マイナスの波動が、彼女の内側から打ち消されていった為だ。
…勿論 今、人の形をとっている 彼らの「器」の作用も 同時に働いていると言えるが…。
クレイジーに苦痛を悟られぬよう、奥までむさぼる口付けは 甘く…深く…
ためらいつつ離れる際の 互いの絡まる唾液は糸を引き 彼らの髪と同じように白く光を含んだ。

浮くだけの力も抜けたクレイジーは、マスターの腕の中で恍惚の表情を浮かべながら
しなだれている。邪気が中和されつつあるクレイジーは ただの人間の女性と大差ない。
…しかし それでもマスターの不安はぬぐえなかった。

今 いっそのこと、この者を消してしまうべきではないか…


自分がされたように、彼女の首筋に手を伸ばしかけて 迷いが生じた。
…これでは 彼女と同じではないか…。彼女を切り離し、私は 創造を司る神として確立したのだ。
彼女を消すなどと…

頭の中で理屈をこねはしたものの、マスターにとって
クレイジーを消す事も 取り込むことも出来るはずはなかった。
彼らは二人で一つの存在なのであり どちらかの消滅はありえるはずもなく、
またマスターは クレイジーを自分と同一と認めたくなかったのだから。

くったりとしたクレイジーを、「力」を使い 軽く膝の上に乗せ…
クレイジーを覆う布をすくう。露になる肌を、彼女の「器」が感じるように 舌でなぞる。

「ふ… ぅ…?」
ピクンと体が僅かに跳ね、クレイジーが不安げな視線をマスターによこす。

「案ずる事はない、私に全てを委ねるのだ…クレイ…」
マスターは なだめるような口調と裏腹に 刺すように冷たい視線でクレイジーを制す。
頬に添えられた手はなだらかに首筋を這い、鎖骨を伝い 柔らかな胸のふくらみを弄んだ。
「んー…」
初めての感覚に、半分開いたクレイジーの口から吐息が漏れる。
勿論マスターにとっても初めての行為であるはずなのだが、その手は確実に
クレイジーの意識をとばすポイントを掴んでいく。
そもそも一身同体であるのだから 相手の感覚が手にとるようにわかって当然なのだ。
そして彼女の「器」に快感を与えながら 一方で気づかれぬよう彼女の力の源である邪気を
中和していく。そう、マスターの狙いは 彼女の完全なる支配。
彼女に力が増大し、意思が芽生える前に 自分が優位に立てるように。
そして彼女を封印するにも念を入れて 彼女の無力化しておく為に…。

なすがままの彼女の体をゆっくりと探り、反応をうかがっていたマスターだったが
クレイジーにもう抵抗するだけの力は残っていない…と判断したした途端に
彼の瞳が冷たく光った。力任せにクレイジーの衣服をはぎとり 首筋に深く歯をたてる。


「…っいた…!!」
触れる部分から強烈なプラスの気を送り込まれ、クレイジーは身をよじった。
逃れようともがくも すでに圧倒的なマスターの力の前にどうすることもできない。

「やだ…いや、やめ…!!!」
マスターを引き離そうとするも、引き寄せる彼の腕の力のほうが強く
そのまま腰から抱き上げられる。
「聞き分けのない子だ…仕置きが必要だな…」
冷たい瞳のままマスターはクレイジーの胸にかぶりつく。ためらいなく
すでに硬くなりつつあった胸の頂点に 強烈な刺激を与えられ、
痛みとも快感ともとれる感覚にクレイジーはおぼれた。

「やめて…やめてぇ…」
子供のようにイヤイヤと頭を振りながら涙をこぼすクレイジーに
ようやくマスターは笑みをこぼす。自分が優位にたっているという優越感。
いつでも彼女を握りつぶせるという安堵。
しかしそれ以上に、マスター自身も他者の肌に触れる快楽に溺れつつある事には
気づいていなかった。体の奥から湧くような熱いもの…本能的にわかっていた。
それを 彼女の中に吐き出してしまえば、彼女は永遠に 自分の所有物になる。

そんな幻想に浮かされるように マスターはクレイジーの肌を求め続けた。
仕返しのようにきつく吸い 痕をつけ…背に指を立て 深く深くむさぼり…。
そして震える彼女の足を抱え中へと進入していった。
「い…やぁぁっ!!!!」
裂くような悲鳴と共に涙がこぼれた。痛みと嫌悪、しかし反する一体感。
同時に溢れる強い感覚に混乱する…クレイジーも、そして マスターも。

「は…はは…!!」
神聖なる神とは言い難い笑みを浮かべながらマスターはクレイジーの中へ
中へと 律動を続ける。マスターに重力さえも制御された彼女の体は
なすがまま、人形のように 与えられた刺激のまま跳ね上がる。
その度に 白く長い髪が描く波は 美しく 乱れ 舞い踊った。


「や…いや…やあぁぁ…っ!!」
もう前も後ろもわからなく、だが 声に艶かしいものの混ざるクレイジーに
マスターはそのリズムを止めることなく囁く。
「お前は…私のものだ、クレイ…」
「…あ…んぅっ!!」
再び深い口づけで感覚を麻痺させる。刺激が快感にすり替わる瞬間…
クレイジーにもマスターと同じ衝動が走る。求めて、求めてやまぬ感覚。
激しく揺さぶられる混乱の中、彼女もまたマスターの体が更に近く感じられるように
強く抱きしめた。それの意味もわからぬまま…。口づけから漏れる吐息は甘く…

「イイ…いいの…きて!マスタぁ!!」
体をのけぞらせるクレイジーの背を抱きしめながら マスターは
高まりの頂点を迎え 彼のエネルギー体を彼女の中へと放出した。
クレイジーの声にはもう怯える色はなく、
最後は 彼を受け入れたことへの満足感に震えた淫声であった。

「はぁ…はぁ…」
すべてを終え、脱力したまま頬を赤く染めたクレイジーは
マスターの腕の中で動くことが出来ずに まだ荒い息をついている。
流石にマスターも力を行使した為か 表情にどこか放心したような疲れを感じるが
クレイジーとは反対に 冷静な面持ちをすぐに取り戻した。
ゆっくりと宙から終点の地面に降り立ったマスターはクレイジーの体を
無造作にそこに横たえる。プラスの気に浄化された狂神はスッカリと無力化している。
マスターの腕の中から抜け落ちた感覚は クレイジーに酷く不安の感覚を覚えさせた。
クレイジーに背を向け 一歩、二歩と立ち去ってゆくマスターにクレイジーは弱々しく
腕を伸ばす…それは虚しく空をつかみ… 

「…マス…ター…」
虚ろな瞳に 感情がこもる。マスターを慕う感覚、想い…失いたくないという、
それは 彼女に愛が芽生えた瞬間…。そして同時に 彼女の自我が確立した瞬間…


「さぁ…眠るんだ…」
しかし、振り返ったマスターハンドの放った声は冷たく、感情のこもらない それ。

そしてその声と共に クレイジーハンドの居る空間に青白く光る魔方陣が浮かび、
彼女を包み込んでいくように侵食していった。
「いや…マスター…いや…!あなたと一緒に…ワタシ…」
彼女が最後まで言い終わらないうちに クレイジーの体は光に消えていった。
…宙に 彼女の瞳からこぼれた涙を残したまま…

クレイジーの溶け込んだ空間には終点の闇が再び押し寄せ 包み込んだ。
彼女の涙が 地面に落ち はじけて消えていった。

そしてまた、ただ一人 マスターが残った。何事もなかったかのように…
自らの闇、自らの人間味とも言える 精神の一部を否定した、自らが「完全な神」であることを望む者。
その姿は 以前よりもずっと白く 潔白な光を含んでいた。

邪気の弱まったクレイジーの精神は この終点に縛られたまま、時を過ごす。
時折 思い出したように彼女の邪気を清める為にと、抱きにくるマスターを待ち焦がれては
闇の中で咆哮し マスターの嫌悪を逆撫でている。

やがて、運命のめぐる時は来る。“世界の理”が 再びイメージ世界を呼び起こし
戦士たちの乱れ戦う宴を望む時…… マスターも再び マスターハンドとなり 神の代理人となる。


そして更に広大になったイメージ世界には 邪悪な要素をもった戦士たちも多く召還される事となる…
魔王と呼ばれる存在、また 人間を憎む存在…。
その影響は 世界と連動しているハンド達にも大きく影響を及ぼし、
特に 狂気の部分のみを司るクレイジーは 日に日にその力に呼応していった。
…そして 彼女は待っていた。マスターの力が弱まり、自らが終点に降臨する その時を…
マスターを傷つけにきた戦士たちから 自分がマスターを守る、戦士たちを 壊してやる…そう望みながら。
クレイジーは マスターを愛しているのは確かだったが、その自らが「狂気」という存在であるが為に
時を重ねるごとに愛は屈折していくのだった。
1つに戻りたい… おそらく心根では同じ想いを抱いている二つの神は、
今日もまた すれ違う思惑に惑いながら 美しい器を重ねている…

 …戦士たちの与り知らぬ 聖地の闇の物語…

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