スマブラのエロパロスレまとめ

時刻は深夜の二時をまわっていた。
星明りに照らされた廊下をピカチュウが歩いていた。
「ピカ〜…」
どうやら眠れないらしい。ぺたぺたと廊下を歩く音が静かに響く。

やってきたのはサムスの部屋だった。ピカチュウは眠れなくなると、大抵ここへ来るのだった。彼女と一緒に寝ると不思議とぐっすり眠ることができるのだ。
もう寝ちゃったかな…。ピカチュウは前足でカリカリとドアを引っ掻いた。これくらいの些細な音でも鳥人族のDNAを持つ彼女なら気付いてくれるだろう。

案の定、部屋の中から物音がした。でも少し慌しいような感じだった。
おかしいな、と思っているとドアが開いた。
「やっぱりあなただったのね。」
ちょっと眠そうだったが、いつものようにサムスが迎えてくれた。
何故かバスローブを着ていた。お風呂にでも入っていたのかな、とピカチュウは思った。
それなら先ほどの慌しさも納得いく。
だけど、なにかいつもと違う。ベッドから人の気配がした。
誰だろうと思ってピカチュウは勝手にサムスの部屋に入った。
「あ!ちょ、ちょっと!」
サムスが制止するがもう遅かった。ピカチュウはちょこんとベッドに乗った。
やはり、いた。



「ん?なんでピカチュウが…?」
ファルコンだった。こちらも寝起きらしく渋い顔をしている。
上半身は何も着ていなかった。
ここでなら普通の人間はピンと来るだろうが、ピカチュウにはそこまで考えることは出来なかった。
いくらムキムキでも風邪を引いちゃうよ、としか思わなかった。
「この子ね、たまにこうやって寝に来るのよ」
苦笑交じりにサムスが戻ってきた。ピカチュウがサムスの胸に飛び込んだ。
「ピカピカ、チュウ〜」
「寝ると言っても、ここにはもう私がいるが?」
「あなたがもう少しつめれば解決するでしょ?お願い」
大人が二人とポケモンが一匹。シングルベッドには少々きついが、寝れないこともない。
サムスとファルコンの間にピカチュウが収まる形になった。
サムスと二人っきりじゃないのはちょっと残念だけど、なんだか暖かいや…

すぐにピカチュウの寝息が聞こえてきた。サムスが愛しげにピカチュウの背中をなでる。
「私にはそんな顔しないくせに」
ファルコンが意地悪くささやいてきた。
「なあに?妬いてるの?」
くすくすとサムスが笑う。どうやらファルコンは第二ラウンドがお預けになったのが悔しいらしい。

日が昇るまであと数時間……。

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