スマブラのエロパロスレまとめ

『誤解の果てに』

「……。」
「……。」
 薄明かりの着いた部屋の中に、一組の男女がいた。一人は蒼い髪に黒いハチマキをした青年。一人はブロンドのポニーテールを持った
スレンダーな女性。何故か男は部屋の真ん中で正座をさせられ、床を見るようにうつむいている。彼の前には素裸となったポニーテールの女が、
彼を見下すように仁王立ちしていた。
(なんでこんな事に…。)
 蒼い髪の青年、アイクは口には出さずに嘆いていた。別に、何かしら悪さをしようとしたわけじゃない。ただ、簡単な用事を
済ませようとしただけなのに…。普段の威勢はどこへやら、今は静かな怒りの表情を浮かべる女の前に、こうして大人しくする他無かった。
 現在の時刻は夜の9時を回った頃。今日は大乱闘スマッシュブラザーズ、タッグ選手権の一日目が開催されていた。彼アイクはマルスと組み、
大方の予想通り順調に勝利を重ねていく。そして本日の部は終了し、準決勝と決勝を明日に残し彼らは会場を後にした。宿への帰路に
ついている途中、彼は道の真ん中でとあるものが目に付き、それを拾い上げる。それは街頭に照らすと煌びやかに輝き、彼の目を引き付けた。
アイクはこれがサムスが身に着けていたものであると思い出し、彼女へと届けるためにこの宿舎を訪れたのだが…。
 そんな彼がこうして縮こまっているのには、一応の理由はあった。女性選手専用の宿舎にある彼女の部屋へと辿り着き、インターホンを
押そうとした刹那、彼の耳にとある声が届いた。それは部屋の主であるサムスの嬌声。これまで戦場に身を置いてきた彼にとって、
初めて耳にする女性の卑猥な声。まるで金縛りにでもあってしまったかのように、彼はその体勢のまま硬直してしまっていた。
それでもなお部屋の中からは甘い声が溢れ、彼の耳へと入っていく。心臓がバクバクと鳴り、額からは変な汗が溢れ出す。どうにかしてこの場を
離れようとした彼だったが、あまりの緊張ゆえ右手に握り締めていた部品を落としてしまった。
 それは彼の手から滑り落ちると、ドアノブに当たって大きな音を立てる。彼が目を見開いたのと同時に、部屋の中からはそれまでとは全く違う声が響いてきた。
「…誰?」
「っ!」
 次の瞬間、彼の脳は逃げろという命令を発していた。別に覗きをしようとしたわけではないが、このまま捕まったら何を言われるか分からない。
自分の腕力であれば、追っ手を振り切って逃げることも出来るだろう。しかし、警察にでも通報されれば自分の立場が危なくなる。アイクは
落とした装飾品を拾いもせずに、非常口へと向かって駆け出した。…が。
「な!?」
 走り出した彼の右足に、光る紐状の物体が巻きつく。足をとられ、彼は無様にも前方へとつんのめった。しこたま顔面を強く打ち、
思わず両手で顔を覆う。それでも右足に巻きついたものは、容赦無く彼の身を引き寄せた。観念したかのように抵抗を止めたアイクの目に
飛び込んできたのは、真白い肌を晒した女戦士サムス・アランの姿。彼女はハンドガンの機能を電磁ムチへと変え、それを使ってアイクの
足を絡めとったのだ。アイクはそのままずるずると部屋の中へと引きずりこまれる。それはつい5分程前の出来事だ。
 そして現在。部屋の中には重苦しい空気が流れ、それがアイクの威勢を削いでいた。ただ床を見つめるアイクだが、視線を上げれば
サムスの悪鬼のような顔が待っているのだろう。彼は彼女の表情を見ないようにしながら、小さな声で懺悔した。
「だから別にやましい気持ちがあったわけでもないし、何というかその、覗きをしようとかと思ったわけでもなく…。」
「口答えしない。」
「うぐ…。」
 サムスの言葉には明らかに怒気が含まれていた。恐らく彼女はアイクが自分の自慰を覗き見し、そして逃走しようとしたのだと思っているのだろう。
何とか誤解を解きたい彼だったが、肝心の落し物はドアの向こう側にあり手を出すことが出来ない。それにこのまま立ち上がろうとしようとでもしたら、
顔面に蹴りが飛んできそうな気配がする。
「で、この責任どう取るわけ?」
「だから、覗きなんかじゃない!俺はあんたの落し物を届けにきただけだ!」
「ふーん…。それじゃ、その落し物ってのはどこにあるの。」
「だ、だから後ろのドアの向こうに…。」
 アイクが後ろの扉を指差そうとした瞬間、彼の左の頬を強烈な打撃が襲った。サムスの蹴り。決して全力で放ったわけではないが、それでも
アイクの脳に怒りの感情を沸かせるには十分だった。
「このアマっ!」
 さすがのアイクも怒号を放ち、右の拳を強く握る。文字通り丸腰の彼女を殴りつけてやろうかと立ち上がった刹那、彼の額に銃が突きつけられた。
彼は半腰の状態で固まる。まさかここで撃つことは無いだろうという妙な安心感はあったが、サムスのあまりに冷たい目がその考えを揺るがせた。
「あなた何か勘違いしてない?この状況、あなたにとって非常に不利だって事が。」
「……。」
 アイクは右の拳を解き、再び小さな声で応える。
「いつでも俺を撃ち抜く事が出来るからか?」
 それに対し、サムスはゆっくりと首を振る。
「前から思っていたけど、本当にあなたは愚鈍ね。分からない?ここは本来、男禁制の宿舎。そして部屋の中に男と女。更に私は見ての通り素裸。
もしここで私が銃を捨てて大声を上げたら…。あなた、どうなると思う?」
「…。」
 彼女を見上げたまま、アイクは息を呑んだ。今度はサムスの口元が微笑を浮かべているのが分かる。確かにこの状況は自分にとって不利だ。
いや、死刑台と同等であると言っても過言ではない。もしここで彼女が助けを呼べば、宿中の女性選手が一斉にこの部屋に集まることになる。
彼女達がこの部屋のドアを開けて中を見渡したとき、この様子をどう思うだろうか。間違いなく、アイクがサムスの事を乱暴しようとしたかのように
捉えられる。アイク自身も篤実な青年で通ってはいるが、普段から皆の信頼のあるサムスの言葉が信用されるのは明白だ。その場合、彼の身柄は
警察に送られる。この大乱闘という場から追放されるかもしれない。自身の持てる力を余すことなくぶつける事の出来るこの地を追われることは、
彼にとって絶望以外の何物でもなかった。
「お、俺は…どうすればいい…。」
 まるで何かにすがるかのように、アイクは小声を発した。するとサムスは銃を降ろすと、膝をくの字に曲げる。怪しげな微笑を浮かべる彼女の顔が
アイクの目に映り、彼はまた違った驚きを受けていた。
「あなたは私の楽しみを邪魔した…。だから、しばらく私の玩具になってもらう。」
「お、おもちゃ?」
 彼が疑問の言葉を発した直後、彼女はすっくと立ち上がる。アイクが彼女の言葉の意味を理解する前に、そのすらりと伸びた白肌の足は
彼の膨らみかけの性器を踏みつけた。
「ぐあっ!?」
「…。」
「お、お前…何を…。」
 明らかな苦悶の表情と言葉を発し、彼は両手で股間を防御しようとする。しかし、彼の動きをサムスの鋭い声が遮った。
「先ほどと同じように座りなさい。抵抗したら…分かるね?」
「ぐっ…。」
 彼は奥歯を噛み締めつつ、しぶしぶとサムスの言葉に従った。大人しく膝を折り曲げた青年を前に、彼女は卑猥な笑みを浮かべる。
サムスは右足を前方に突き出すと、ズボンの上から彼の股間の突起物を強く突いた。そのまま彼女は親指と人差し指で亀頭を探り、
ぐりぐりと刺激する。アイクの頬はうっすらと赤く染まり始め、その息にも熱が帯び始めていた。
「うっ…く…。」
「こんなに硬くして…。服の上からでも十分に分かるよ。」
「し、仕方ないだろ!ただでさえお前がそんな格好してるんだからよ!」
「そうね…。」
 サムスはわざとらしく上半身を軽く揺する。すると、それに合わせて張り出した乳房がぶるぶると震えた。そんな彼女の姿を目にしても、
アイクはまるで獣のような殺気立った目で睨み続ける。それに対してサムスも右足での股間への愛撫を止めることは無い。彼の男性器は既に
ズボンを盛り上げるほどに膨れ上がり、サムスの目を楽しませた。今度は足の裏を使って竿の根元から亀頭までをゆっくりとさする。アイクの背を
ゾクゾクとした感覚が襲い、口を閉じてもなお情けない喘ぎ声が溢れ始めていた。
「くぁ…く…やめ…。う…。」
「あははは!女の子みたいに喘いじゃって。」
「このっ…。」
「どうしたの?何も言い返せない?あなた、ペニス踏みつけられて感じるんだ…。とんだ変態ね。」
 鼻で笑う彼女に対し、アイクは何か怒りの言葉でもぶつけてやろうかと思ったが、股間を襲う刺激と快感に遮られた。サムスは彼を見下ろしたまま、
爪先でかちかちに勃起した男根を捏ね回す。指にコリコリとした性器の感触と熱が伝わり、彼女の鼓動は一層早さを増した。
「ぐあっ…。サムス、俺もう…。」
「なに、もう出したいの?この程度で射精するなんて、ほんと情けない…。」
「この…。」
「出しちゃいなさいよ。ぶちまけちゃいなさいよ!私の足で無様にイく所、しっかり見ててあげるから。」
 そう言うとサムスはアイクの股間から足をどけ、その場に尻餅をついた。そして今度は両足を彼の性器へと伸ばす。片足だけでも十分に
刺激的だった彼女の愛撫に更に磨きが加わり、アイクは顔をしかめては快感に耐えた。サムスは彼の表情を楽しみながら、張り詰めた肉棒を
これまでよりも激しく責め続ける。右足で根元、左足で亀頭を別々に刺激したと思えば、両足で強く挟み込んで上下にしごく。痺れるような快感が
ペニスを駆け抜け、アイクは絶頂への階段を上り詰めた。
「くっ…あぁ…。あああっ!」
「あっ…。」
 彼が両の眼をぎゅっとつぶったと同時に、分身からは勢いよく精が解き放たれた。サムスの両足の中で肉棒がぶるぶると震え、
精液を吐き出すために躍動する。一般の人間の倍はあろうかという彼の射精。それは下着は元よりズボンにまで浸透し、異臭を放つ染みをつけた。
心なしか悔しそうな表情を浮かべるアイク。だがサムスは対照的だ。射精に至ったばかりだというのに、その逞しさを維持し続けるペニスを前に
彼女は目を輝かせる。男の股間から放たれる香りを堪能すると、おもむろに彼のベルトへと手をかけた。
「今度は何を…。」
「あなたは私に従っていればいい。」
 その行状とは裏腹に、声は冷徹なままだった。彼女は慣れた手つきでベルトを緩めると、一気に彼のズボンを脱がしにかかる。アイクもサムスの
指示するがまま尻を上げ、彼女の行為を助けた。果たして、彼女の前に天を突くかの如くにそそり立ったペニスが現れる。それは先ほど放出した精液に
まみれ、真白い化粧が施されていた。そして、彼の興奮の度合いを示すかのように小刻みに震えている。
彼女は四つんばいのまま舌をチロリと閃かせると、更に顔を彼の股間へと近づける。そして右手で肉棒を握ったかと思うと、瑞々しい唇が上下に開いた。
「な…お前!?」
「…美味しそ。」
 そのまま、サムスは迷うことなく彼の分身を口で咥えた。小さな口を必死に開き、下品な音を立てて痛いほどに勃起する男根をしゃぶり始める。
更にはわざとらしく大きな音を立て、尿道の中に残る精液を吸い上げた。じゅるじゅるという下品な音が部屋に木霊し、それを聞いた彼女の下半身も
かぁっと熱くなる。サムスは唇を伸ばして臭気を放つペニスに吸い付き、上目遣いでアイクを見上げた。そしてごくりごくりと喉を鳴らしては、
彼の子種を余すことなく胃へと送っていく。サムスに分身を舐められるアイクは、その未知の快感の前に頭が真っ白になっていた。
ざらざらとした舌に肥大化した亀頭冠を擦られ、甘酸っぱい疼きが火花のように破裂する。
アイクは思わず天を見上げ、愉悦の吐息を漏らし始めていた。
(何だこれ…。凄ぇ…。温かくて、ぬるぬるしていて…。まさか口でされるなんて…。)
 戸惑うアイクをよそに、サムスは肉棒への奉仕をやめようとはしない。ビクビクと震える彼の分身を口内から解放すると、恥垢の溜まった亀頭を嘗め回す。
そして蛇が獲物を丸呑みにするかのように、根元まで深々と飲み込んだ。ぬるぬるとした口腔の感触。サムスは己の体温よりも遥かに熱を
帯びた肉棒を咥え込んだまま、舌でゆっくりと裏筋をなぞる。その快感にアイクはたまらず身体をわななかせた。
「き、気持ちいいぜサムス…。そのまま、頼む…。」
「……。」
 アイクはまるで幼子をあやすかのように、彼女の頭へとてのひらを添える。その時、股間を刺すような痛みが襲い、彼は思わず声をあげた。
アイクが言葉を発した直後、サムスは前歯で彼の分身に噛み付いていた。出血こそしてはいないが、あまりの痛みゆえアイクの目尻には涙が浮かぶ。
「また勘違いしてる。言ったはず。あなたは私の玩具。あなたはただこれを硬くして、私を楽しませればそれでいい。分かった?」
「…はぃ。」
 サムスは先ほど噛んだ場所にもう一度歯を立てる。それを目の当たりにしたアイクは観念したかのように口を閉じた。
再び卑猥な笑みを浮かべると、ふっと亀頭へ息を吹きかける。充血し、ピンク色に染まった亀頭は敏感に反応し、竿全体をビクンと震わせた。
彼女はその反応に満足すると、ゆっくりとペニスを飲み込んでいく。彼女の口内へと侵入したペニスは、先ほどの彼女の蛮行に怒っているかのように
ビクビクと震えていた。やがて根元まで咥え込むと同時に、アイクへと視線を向ける。
「くぁぁ…。くぅ…。」
 悦情を耐えるように奥歯を噛み締め、苦悶の表情を浮かべている。普段は大乱闘の舞台を我が物顔で暴れまわる彼のこの姿を前に、サムスの
心の中にもっとこの男を嬲りたいという気持ちが燃え始めた。口内で暴れるペニスを弄ぶかのように舌を絡め、首を激しく動かして唇でしごきあげる。
「うあっ!うっ…ぐうっ…!」
 サムスは唇をすぼめて肉幹を締め付けると、首を前後に振り始める。口いっぱいに男のシンボルを咥え、次々と技巧をぶつけていく。口の中で
更に大きく膨れ上がるペニスに、サムスは髪を振り乱しては次第にストロークを速めていった。
「うっああああ!」
「んっ!?んんんんっ!」
 激しく口淫を続けてやると、アイクがぐいぐいと腰を突き上げてくる。普通の男と比べて遥かに大きな彼の分身に喉奥を突かれ、その結果激しく
咳き込んだ。咳き込んだ拍子に肉棒から口を離すと、右手でぎゅうと根元を握り締める。そして怒りに満ちた目で彼を見上げた。
「なんで勝手に動く!?」
 彼女にすごまれた事への恐怖と、股間を襲う痛み。その二つに同時に襲われたアイクは、弱弱しい声をあげる事しか出来なかった。
「す、すまない。お、俺もう…。」
「もう出るの?早すぎる…。勝手にイくのは許さない。もっと私に味わわせろ。」
「だけど我慢が…。」
「また口答え?それ以上無駄口叩くと噛み切るよ。いいの?」
 彼女に脅しをかけられた事でペニスは少々柔らかくなったが、彼女の激しい手淫によってすぐさま逞しさを取り戻した。射精が近いのか、手の中で
ピクピクと痙攣する肉棒を再び咥え込む。ざらざらとした舌が、ぷっくりと膨れた亀頭を這いずり回る。依然として右手は射精を押し留めるかのように、
根元をしっかりと握ったままだ。
 頬をすぼめ、口内に溜まった唾液をすすりながらペニスを吸いたてる。頬肉がぴったりと竿に押し当たると、血管の脈動が直に伝わってきた。
アイクの悦楽の声を聞きながら、更に頬を搾めてはありったけの力でペニスを吸い上げる。強烈な射精感が何度も彼を襲うが、肉棒を
強く握り締められている今では本懐を遂げることは出来ない。彼は今にもなきそうな声で、サムスへと射精を懇願した。
「た、頼む…。もう、出させてくれ…。このままじゃ頭が…。」
 彼の言葉を聞いてもなお、それを無視するかのようにペニスをしゃぶり続けるサムス。しかし、しばらくするとじゅぽんと音を立ててそれを吐き出した。
そして右手は肉棒を握ったまま、アイクへと声をかける。
「そう、仕方ないね。それじゃ、私の口の中にぶちまけなさい。一滴残さず、私に飲ませて。」
 そう言うと彼女は手を離し、彼を射精に導くべく強く先端を吸い上げていく。今度は紛う事無き快楽の叫びが、アイクの声帯より放たれる。
既に我慢の限界を超えていた彼のペニスは、怒涛の勢いで彼女の口内へと精液を注ぎ込んだ。
「んんんんっ!」
 喉の奥に熱い汁が叩きつけられる。熱くむせ返るような臭気を放つ液体によって、瞬く間に彼女の口内が満たされていった。どくどくと精液を
放出するペニスの脈動を感じながら、サムスはゆっくりと子種を食道へと流し込んでいく。どろどろとした汁が垂れ落ちていく感覚に背筋が震える。
そしてまだまだ口内へと残る精液を舌に絡めては、唾液と混ぜ合わせてその味を楽しんだ。
「あぁ…。美味し…。」
 精液の味を堪能した彼女は、物惜しそうに肉棒を吐き出す。サムスは嬉しそうに淫靡な笑みを浮かべ、ペニスに舌を這わせながら、目の前の肉棒を
見つめていた。彼女の唾液にまみれたペニスは2度の射精を終えてもなお硬さを失うことは無く、上を向いたまま逞しさを誇示し続けている。
今では正座を崩し、足を広げたままアイクは荒々しく息を吐く。それまで焦点の合わなかった二つの眼に光が戻ったその時、彼はサムスを抱きかかえると
その華奢な身を床へと押し倒した。
「きゃあっ!?」
 少々怯えの含まれた声をあげて、サムスはアイクを見上げる格好になる。彼女の胸にたわわに実った双球は、重力に押しつぶされてもなお形を
崩すことは無い。アイクは鼻息も荒く、目の前にせり出した二つの果実を目で捉えて放さなかった。
 アイクはグローブをはめたままの手で、彼女の両胸を掴み込む。まるで万力のような握力により、柔らかく且つ張りのある乳肉が様々に形を変えた。
彼は心地よい感触の乳房をまるで握り潰さんばかりに、力を込めて弾力的な肉を揉みあげる。決して女を感じさせるものではないその責めに、
サムスの口からは苦痛が漏れる。しかし、その言葉の合間には甘い息も混じっていた。
「あうっ!くっ!痛っ!…くぁ…。何よ、そんなにがっついちゃって。この手つき、分かるよ。これまで満足に女を抱いたことなんて無いんでしょ?」
「はぁっ!はぁっ!仕方ないだろ!心臓がバクバクして…頭がどうにかなりそうだ。こんな気持ちになったのは初めてだ…!」
 額から多量の汗をかきながら、彼の指は双球の真ん中でぷっくりと膨れた突起を摘み上げる。そして指の間でぎゅうと挟み込んだ。
親指と人差し指で摘んだ突起物をくりくりと捻ると、じりじりとした痛みとも快感とも取れぬ感覚が、彼女の両胸を支配した。アイクは続けざまに、
大き目の乳輪を指の腹で撫で回す。そして口を付け、頬をすぼめて吸い上げた。
「くひぃっ!」
「サムス…。俺、俺もう…。」
 彼は突如両の手を乳房から放すと、サムスの足を持って大きく開かせる。露わになる彼女の秘裂。淡いオレンジ色の照明によりぬらぬらと
光る女性の入り口に、彼は肉棒を押し付けた。剥き出しになった女の割れ目と、男の先端が軽くキスをする。意外にも潤みも湿潤で蕩けていた彼女の
秘裂は、赤黒い亀頭と触れ合うといやらしい粘着音を響かせた。
「へぇ…。玩具のくせに私を犯すんだ。いいわ、犯しなさい。でも、どこに入れるか分かってるのあなた?」
「馬鹿にしやがって…。後悔するなよ!」
 彼は改めていきり立った分身を、彼女の割れ目にぴったりと密着させる。興奮しきったペニスの先端からは、早くも先走りが流れ始めていた。
アイクはサムスの腰を掴むと、手前にぐいっと引き寄せる。それと同時に、腰を一気に突き出した。
「あはあああっ!」
「うああっ…!」
 常人のものよりも遥かに大きなペニスが、サムスの小さな秘裂を押し広げ内部へと進入していく。彼女の締まりの強い膣口が、肉の塊を
ぎゅうぎゅうに締め上げて歓迎した。それに加えて膣壁もうねうねと動いては、熱く滾ったペニスへと絡みついてくる。必死の形相になりながら
もっと奥へと突き入れようとするアイクに、サムスは舌を出しながら蔑みの視線を送っていた。
「くふうっ!童貞のくせに…。何て反りの強くていいチンポぉ…。あはぁぁっ!」
 まだ挿入したばかりだというのに、サムスの身体は久々の男の到来に歓喜していた。性器の繋がった場所からは、膣内に溜まっていた愛液が噴出する。
それは男と女、二人の下腹部を濡らしては淫猥な照かりを放っていた。
 自身の発する雌の香りに、官能を大いに刺激されるサムス。呼吸をする事すら苦しく感じるほどの巨根をねじ込まれた事により、彼女の顔にも
少しずつ変化が現れ始めた。頬は紅潮し、口を半開きにしては舌をだらりと垂らす。瞳はそれまでの冷徹なものから、まるで少女のような
ウルウルとしたものへと変わっていた。
 アイクは両の奥歯を食いしばり、快楽に震える彼女の顔を見ながら前後運動を開始する。しかしそれは女を悦ばせるには程遠い、死に物狂いの
童貞のピストン。それでも腹部が盛り上がろうかという程の巨大な肉棒は、ここ数ヶ月男と交わることの無かった女戦士の肉体を燃え上がらせるには十分だった。
「ああっ!おほっ!おほおぉぉぉっ!凄いぃっ!大きい…大きすぎるぅ…。こんな、こんなチンポ咥えた事無い…。セックスした事なんてないぃ!」
 サムスの声がくるりと裏返り、紛れもない快楽に喘ぐ声を発する。更にアイクは彼女の身体を引き寄せ、身体で覆いかぶさるようにすると
深く深く、サムスの最も深き場所へと侵入しようと試みる。結合部からはどろりとした濃密な汁が溢れ出し、彼女の全身からも多量の汗が噴出していた。
「やっ!はぁぁっ!そんなぁ…。入ってくる…。どんどん入ってくるぅ!このままじゃ、子宮…子宮に届くぅっ…。」
 彼の分身が割れ目に出入りするたびに、高いカリ首が膣壁をゴリゴリと抉る。その度にサムスは嬌声をあげ、背を弓のようにぴぃんとしならせた。
彼女の腰がぐいぐいと浮き上がり、膣口からは真新しい愛液がびちゃびちゃと飛び出ては辺りに散る。サムスは身をよじりながら、
アイクの責めをただただ楽しんでいた。
「ああっ!すごっ!気持ちいい…気持ちいぃっ!そんなぁ…。私、童貞のピストンなんかで感じてるぅ…。感じさせられてるぅ…!
駄目っ!このままじゃ私…私…わたしぃっ!」
「サムス…。サムスっ!サムスっ!!」
 まるで恋人のように彼女の名を叫びながら、アイクは女の身体をぎゅっと抱きしめる。厚い筋肉の搭載された胸板と、柔らかな乳房が
ぴっちりと密着する。そして、堅く締まった膣道の更に奥深くまでペニスをねじ込んでいった。彼女の身体は膣全体でこの侵入者をぎちぎちと
締め上げるが、彼の馬鹿力の前には抵抗は無意味。アイクの分身は驚くほど容易に、サムスの深層深部へと潜り込んでいく。脳髄を貫く電撃に
全身をガクガクと震わせながら、女は嬌声を張り上げる。そしてアイクの分身は遂にねっとりとした感触の膣道を抜け、その先に別の肉の感触を感じることが出来た。
「嫌っ!そこ、私のしきゅ…子宮っ!そんなとこ突かないで!入れるだけできついのに、ピストンなんかされたら私っ!」
「サムス…。お前…なんで…なんでこんなにっ!」
 アイクは自分で何を言おうとしたのかすらも忘れ、ズンズンとサムスの中に分身を叩き込んでいく。ぐちゃぐちゃに濡れた膣肉を激しく擦られ、
サムスは恥も外聞もなく卑猥な言葉を吐き続けた。
「凄いっ!凄いぃっ!アイクのチンポ良すぎるぅ!私のマンコ、アイクのオチンチンでいっぱい!いっぱいなのぉ!気持ちいい!感じすぎるっ!ああああっ!」
 滑る肉の中をグチャグチャとペニスが攪拌する。ヌルヌルと十分すぎる潤みをたたえた秘裂の内壁と擦れあう、亀頭の出っ張り。サムスは
涙目になりながらも、快楽を貪るために必死に絶頂を耐えた。しかしそれでも彼女の身体は鋭敏に反応して、ビュルビュルと潮を吹き出している。
その時、今までよりの一層強力なアイクの突き入れが、遂にサムスの子宮の扉を貫いた。
「あっああああああ!?」
 無理やりに子宮口をこじ開けられ、サムスは無様に白目をむく。これまで体感したことのないセックスに発情しきった雌の身体は、既に子宮ですら
快感を感じるほどに熱くなっていた。鋼のように堅く、そして柔らかくもある巨大な肉棒に蹂躙され、彼女の声はより一層大きくなる。
意識がふっと消えそうになるほどの性感が彼女を襲う。それでも、サムスは両の腕をアイクの背中に回し、身体の奥底を突き上げる快感を味わっていた。
一突きするごとに彼女の双球がブルブルと震え、だらしなく舌を差し出した。
「しきゅっ!子宮ぅ!こんな…こんなの駄目なのに…。こいつより私の方が上なのに…。上なはずなのにぃっ!
流される…流されちゃう…。こいつのチンポに…私の身体ぁっ!」
 彼のペニスを丸ごと咥え込んだ蜜肉がヒクヒクと躍動し、ペニスをきゅうきゅうと絞り上げる。彼も背中をゾクゾクとした射精感が昇ってくるのを
感じながらも、激しく勃起したものを叩き込んだ。強烈な膣と子宮への責めを浴び、サムスは身体全体を震わせながら絶叫する。対してアイクも
一気に近づいてきたクライマックスへと向け、ペニスを更に深く、更に速く突き入れた。彼の腰とサムスの尻肉が、互いに肉肌を叩き合う。
生々しい肉の打ち合う音と男女の嬌声が、小さな部屋の中に響いていた。
「イカされるっ!私童貞のピストンでイカされるぅ!でもいいっ!いいのぉ!気持ちよすぎるっ!こんなセックス初めてっ!最高…最高っ!さいこぉっ!」
「うあああっ!サムスぅっ!」
「アイク!アイク!アイクっ!イク!私イクッ!アイクのペニスで…あぁっ!ああああぁぁっ!!」
 アイク、そしてサムスの頭の中で真白い閃光が何度も弾けては消える。サムスの腹の中で逞しい肉棒がビクビクと脈動し、射精への準備を完了する。
そして彼女の膣肉も、まるで射精を促すかのように肉棒へと絡み付いてきた。そしてアイクが渾身の一撃を彼女の置く深くへと叩き込んだとき、
彼のペニスの先端からはどろどろとした精液が溢れ出し、サムスの子宮を占領していった。子宮の壁に精液を次々とぶつけられ、彼女は四肢を
ビクンと引きつらせる。サムスは無様な白目を剥き、強烈な淫撃に全身を痙攣させた。
 アイクはサムスの奥底へと白濁を一滴残らず注ぎ込むと、彼女と抱き合うようにして荒い息を続けた。下半身を繋ぎ合わせたまま、部屋の中には
二人の呼吸音だけが響く。しばらくして息を整えたアイクは、右のてのひらで汗をぬぐい、彼女の顔を覗き込んだ。
 絶頂の余韻に浸り、恍惚の表情を浮かべているサムス。両目は焦点が合わずぼんやりとしているが、唇の間からは色っぽく熱い息を吐き続けている。
アイクは優しく左手を彼女の熱を帯びた頬に添える。そして、ゆっくりと顔を近づけた。
「あっ…。」
「サムス…。」
 アイクは目を瞑り、彼女の頬をそっと引き寄せた。鼻先で感じる、彼女の息。二人の濡れた唇が、ぴったりと重なり合おうとした。その時。
パシイン
 乾いた音を立てて、その静寂は打ち破られた。アイクの左の頬に加えられた一撃。何が起こったのかわけもわからず狼狽する彼の胸に、
二つの掌底が叩き込まれた。今度はアイクが仰向けに寝転がる。彼は見た。自分の股間の上に背筋をぴんと伸ばしたまま座る、彼女の目を。
その吸い込まれそうな蒼い瞳には光が戻り、どぎまぎするアイクを見下ろしている。それは性交前まで見せていた、彼女の冷たい目。
しかし、彼女の両頬は林檎のように赤く染まり、口元には隠微な笑みが浮かんでいる。それだけは違っていた。
「っ痛て…。何を…。」
 混乱する彼に向かい、サムスは未だ興奮冷めやまぬ声で言う。
「はぁ…はぁ…。玩具の癖に私の中にこんなに出して…。もし妊娠なんかしたら、どうするつもりなのよあなた…。あんたの赤ん坊なんて、死んだって……死んだって…。」
 その時、彼女は身をぶるぶると震わせて言葉を止める。そして舌をチロリと出し、上半身を艶かしくくねらせた。
「アイクの赤ん坊なんか…赤ちゃんなんか…。何で私が産まなきゃ…産まなきゃ…。いい…。もうどうでもいいっ!私、産むっ……産ませろぉ!」
「お、おいっ!?」
 今度はサムスが騎乗位の体勢で、腰を激しく動かし始めた。3度の射精を行って萎え始めていた彼のペニスが、膣壁にしごかれ逞しさを取り戻していく。
しかし、アイクのほうはたまったものでは無かった。女を悦ばせるには十分なペニスを持ってはいても、まだ彼は童貞を脱したばかりの青二才。
続けざまの激しいセックスに、彼の分身は悲鳴を上げていた。
「があっ!い、痛い…。サムス、もうやめ…。」
「何言ってるの!まだこんなに堅いじゃない!早く、あなたも腰を振って!私の子宮に叩き込んで!精液…精液流し込め!
私をもっとイカせてみろ!私を妊娠させてみろぉ!!」
「も、もう無理だ!俺が悪かった!謝るから!」
「うるさい!お前は私の玩具だと言った筈!朝まで付き合ってもらうよ、分かった!?私の子宮がお前の精液でパンパンになるまでやめないっ!
わかったらさっさと突き上げろ!」
 半狂乱状態になりながら、痛む程に勃起したペニスを堪能するサムス。一度絶頂に至ったことで、この巨大な陰茎に少しずつだが慣れ始めていた。
今度は自分が上になった事で、腰の動きに強弱をつけながらアイクを攻め立てる。そして下半身に力を込めて、秘裂に飲み込んだものを目一杯絞り上げた。
彼女の淫猥な責めの前に、今度はアイクが正気を保つことが出来ない。彼が再び彼女の子宮へと精液を注ぎ込むまで、時間はそうとかからなかった。

 翌日。街に人が現れ始め、一日の始まりを告げようとする午前6時頃。大乱闘の行われる会場へと、一組の男女が向かっていた。
一人は剛剣と恐れられるグレイル傭兵団団長、アイク。もう一人は賞金稼ぎとして名を馳せる女戦士サムス・アラン。
アイクは普段着ている戦闘着を、サムスはノースリーブにジーパンといった普段の格好をしているが、二人の様子は対照的だった。
 アイクの両の頬はやつれ、まるで死人のように下を向いてはとぼとぼと歩みを進める。背には愛剣であるラグネルを背負っているが、
今にも相棒に押しつぶされそうな雰囲気だ。対してサムスの肌は色艶もよく、その表情は精気に満ち溢れていた。歩みが遅れ、
全く元気の無いアイクの背中を、彼女はポンと叩いてみる。それでも全く元気の見せない彼に、サムスは苦し紛れに笑い声をあげた。
「あ、あははは……。」
「……。」
 突然、アイクは道端に座り込む。心配した彼女はパンと缶コーヒーを渡すが、彼はそれを受け取ると瞬く間に胃袋へと収めた。
そして空気を吸い込み、大きなため息をつく。
「まさか本当に朝まで付き合わされるなんてよ…。こんなに疲れがたまってちゃ戦えねぇ…。あいつに何て言えばいいのか…。」
 ただ座ろうとする動作だけでも、彼の腰は悲鳴を上げていた。無理も無い。初めての性交であったというのに、彼女が満足するまで
ゆうに9時間は付き合わされたのだ。勿論小休止は挟んだのだが、互いの性器は元より指と口、更には器具まで使用した淫猥な宴に踊らされ、気がづけば太陽が昇り始めていた。
何度彼女の体内に放出したのか、正確な数さえ覚えていない。その後後始末と入浴のために時間を大幅に削ぎ取られ、結果一睡もせずに
マルスと約束した時間に会場へと向かわねばならなくなってしまったのだ。昨日の試合の疲れに加え、サムスに指示されるがままに
打ち続けた腰がズキズキと痛む。最早歩くことさえ辛いというのに、目の前の元気すぎる女には自然と苛立ちを覚えてしまう。
「ところで何でお前はそんなに元気なんだよ…。」
 弱弱しく顔を上げるアイクに、サムスはにやりと笑ってみせる。
「決まってるじゃない。あなたの精液をたっぷり注がれたから。…なんてね。」
「……。」
 最早言い返す気力も沸かない。サムスはアイクの隣に腰を下ろすと、彼の横顔に向かって静かな言葉を吐いた。
「あんなに刺激的な夜は久々だったから。簡単に礼を言わせてもらう。ありがと。」
 その言葉を耳にし、彼は何かを思い出したかのようにはっと顔を上げる。
「! そ、そういやお前妊娠がどうとか口走っていたけど、あれって…。」
「えぇ。数ヵ月後が…楽しみね。」
「な、ななな何ぃぃ!?」
 口元に笑みを浮かべ、サムスは自分の腹をさする。まだ人気もまばらな通りにアイクの叫びが木霊するが、サムスはすっくと立ち上がった。
そんな彼女の様子に、アイクの頭の上にはクエスチョンマークが現れる。彼女の横顔には、寂しそうな表情が浮かんでいた。
「それは嘘。私は…子供を作ることが出来ない身体なんだ。」
「!?」
「フェイゾンの影響で…。と言っても分からないか。もう私には、母体としての機能は備わっていないらしい。分かってる。分かってたのに。
何でだろう…。何で私、あなたの子供が欲しいだなんて言ってたんだろ…。」
「……。」
 彼女の声がかすかに震える。そして両目からは自然と涙が溢れてきた。そんな彼女の肩を、筋肉質の腕が抱きしめる。
「俺にはお前の苦しみが癒せるかどうか分からない…。だが、その苦しみを少しでも和らげられれば…。お前の悲しみを包み込むことが出来れば…俺は…。」
「……。」
 きしむ身体に鞭を打ち、立ち上がったアイクはサムスの身体に腕を回して優しく抱きしめる。そして、小さな声で語りかけた。
その姿に、これまで多くの女性の気持ちを裏切ってきた彼は無い。
「ただ、これだけは俺の口から言わせてくれ…。サムス、好…」
 脳の制御を振り切って、彼の正直な気持ちが声帯から放たれようとしたその時。彼の腹部に鈍い音を立てて、あるものが突き刺さっていた。
それは紛れも無い、サムスの…肘。
「がっ!?え!?な、なにを!?」
 昨晩のようにわけもわからず取り乱すアイク。そんな彼にサムスは間髪いれずに平手を食らわせると、無様に尻餅をついたアイクの
股間を踏みつけた。しかし、さすがに勃起はしない。大混乱をきたす彼を足蹴にしたまま、サムスは冷たい声で言い放った。
「どの面下げて言ってんの…。私の部屋を覗き見していた奴が、挙句に告白?笑わせる。」
「なんだよこの変わり身!だからあれは覗きじゃないって何回言えば!」
「うるさい!どの道、しばらくは私が上。お前が下だ!その意味、分かるね?」
 サムスは吐き捨てるように言うと、彼の股間から足をどける。そしてアイクを無理やり立たせると、腕を取って無理やり会場へと
向かって歩き始めた。更に精気の失った顔となったアイクの脳内は、未だに正常な状態には戻れないでいた。
(何か俺、変な事言った……?)
 泣きたくなる気持ちを抑え、アイクはサムスの誘導に従う。しかし、地面に向かってうなだれる彼は気が付かなかった。
彼女の両の頬が、ほんのりと赤く染まっていた事を。
 建物の影から差し込む朝日が、彼らの横顔を眩しく照らす。サムスは歩きながらジーンズのポケットに左手を突っ込むと、
小さな宝石を取り出した。それは昨日アイクによって届けられ、廊下に転がっていた装飾品。それは自分が鳥人族の元を離れる際、
彼らから送られた大切なお守りでもあった。サムスはそれを大事にしまうと、口には出さずにアイクへと陳謝する。これがこれまで
交わることの無かった二人の、奇妙な関係の始まりでもあった。

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