スマブラのエロパロスレまとめ

フランス パリ 北部 クリシー広場に程近いある邸宅
午後の夕闇迫る中、1人の壮年の男性が紅茶を飲みながら肘掛け椅子にもたれていた。
「あいつら無事に仕事を済ませたかな。」男は再び紅茶を口にした後言った。
「何せあの土地はヨーロッパでもまだ未開に近い土地だ。それにこの西欧と違い東欧独自の文化が
息づいている。それにあの辺り、スラヴ諸国には吸血鬼伝説が無数に存在する。」
男は席を立ち、ルーマニアの地図を広げていた。
がちゃ。男がいる部屋のドアが開いた。入って来たのは男と同じ色の髪をした絶世の美女だった。
「兄さん、ロイ達から手紙が届いたわ。」
「ありがとう、どれ読ませてくれ。」
男は手紙を受け取った。



男の名はリンク・ペック 39歳 アメリカ人 ロイとマルスの兄だ。
女の名はゼルダ・ペック 37歳 アメリカ人 リンクの妹でロイとマルスの姉である。
ロイ達がルーマニアでミュラキュラと手続きを済ましている一方、リンクはフランス政府と相談していたのだ。
リンク「何々・・・。」手紙には以下の様な事が書かれていた。
「リンク、俺達は伯爵との相談は無事終えた。ところが、ある恐ろしい真実を知ってしまった為、
予定より早くそちらに帰る。何事も無い事を祈る。
親愛なるあなたの弟 ロイ・ペック」
リンク「どういう事だこれは!?」ゼルダ「さぁ、でも何か恐ろしい事に巻き込まれたようね。」
リンク「犯罪でなければ良いが・・・。この手紙、プラハからって書いてある。今日届いたという事は
今はドイツとフランスの国境の辺りか。」
ゼルダ「じゃあ、私はもう戻るわ。」リンク「ああ。しかしゼルダ、君最近綺麗になったか?」
ゼルダ「そう?女は恋をすると綺麗になるっていうからね。」
リンク「そうかもしれん。何せ旦那が男の中の男だもんな。」



次の日、リンクはミュラキュラが購入したサン・ピエール・モンタルス屋敷に出向いた。
サン・ピエール・モンタルス屋敷は19世紀の初頭に建てられ、第二次世界大戦中、一時
ドイツ軍の詰め所となっていた古い屋敷である。ドイツ軍が立ち退いてからすんだ人は1人もいない。
屋敷は荒れ果て、さながらトランシルヴァニアのミュラキュラ城の様である。
リンクは現場主任のニャーサルトを訪ねた。
リンク「こんにちは、ニャーサルトさん。」
ニャーサルト「いやぁ、リンクさん。わざわざどうも。」
リンク「積み荷が届いたようですが・・・。」
ニャーサルト「そうなんですよ。どれもこれも古い品ばかりで、それに謎の木箱を50個近くも持ってこられたみたいなんですよ。」
リンク「伯爵がですか?」
ニャーサルト「勿論、しかしそういえば伯爵の姿をまだ見てないな。」
リンク「では、私はこれで。」ニャーサルト「お疲れ様。」
リンクはその時あるものを目にした。不気味な石造りの棺である。



数日後、疲れ果てた顔をしたロイ達が帰還した。ロイ達は帰ってすぐに寝床に就いた。
ところが、その1週間後ゼルダの親友でイタリアの名門の出身ピーチが病死したのである。
ゼルダ「何故ピーチが、何故ピーチが!!」ゼルダは悲しみに暮れた。
ピーチはパリの西にあるブーローニュの森に程近い場所にある古い墓地に埋められた。
しかし、ピーチの病状と死に疑問があったリンクはある男をパリに招いた。
ルイージ「誰が来るんだい?」リンク「今はイギリスの大学の教授だが、かつては俺の恩師だった人さ。」
数日後、リンクの家にある男が訪ねてきた。歳は60代前半といったところか、銀色の髪をしたナイス・ミドルで
人生の秋を感じさせる男である。しかし、その落ち窪んだ青い両の眼には不屈の魂が宿っており、全体からは
背が高い事も関係しているのか鋼の天使の印象を受ける。
リンク「遠いところをわざわざ。ようこそ、ヴァン・ウォルシング博士。」

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