スマブラのエロパロスレまとめ

「ルカリオ!」
乱闘が終わり自室へ戻る途中、不意に呼び止められた。
ルカリオが振り向けば、呼び止めた本人は息を切らして駆け寄ってきた。
彼女は、自分の腕を捕えて息を整えるトレーナーを怪訝な顔で見つめた。
『ポケモントレーナー…何か用か?』
「今夜俺の部屋に泊まっていってよ!お願い☆」

手を頭の上で合わせ、それはもう熱心な様子。
あまりにも突拍子の無い申し出に首をかしげるしかなく。

『…何故…?』

理由を促すと、トレーナーは少し落ち着いたらし…くもなく、今度はルカリオの手を握り熱く語った。

「カントーで見たことのないポケモンだから、もっとよく見てみたいんだ!それに、今日はゼニー達がマルスさんの所で泊まるって言うんだ…俺、抱き枕が無いと寝られなくて――あ、勿論ゲットしようなんて思ってないから!駄目かな?」
『………u』

我が耳を疑った。
波導を見る限り、言葉に嘘は無い。
彼女自身、子守に狩り出されることはよくある(まんざらでもなさそうだが)。
しかしトレーナー、本当に♀で鋼に格闘で棘だらけの自分に「抱き枕になってくれ」と。
しかし、何故自分なのか(カービィだろうがファルコだろうがガノンドロフだろうが、いい枕は沢山いるのに)、ルカリオは理解に苦しんだ。
それに、トレーナーが自分の相棒にするような(某動物学者のような)スキンシップも好きではない。
何より、もう自分の部屋は目の前だ。早く眠って体力を回復したい。
どう断ろうかと悩むルカリオに、ポケモントレーナーが。

「ルカリオの為に、チョコレート味のポフィンも用意してあるんだけど」

トレーナーの餌付け!

こうかはばつぐんだ!


『…分かった。』
「本当!?有り難う、ルカリオ!それじゃ、早速行こう!!」

チョコに押し切られ、気付けば首を縦に振っていた。
その時のトレーナーときたら、それはもう眩しいくらいの笑顔。
ルカリオが承知するや否や、掴んでいた腕を引き走り出した。



「へぇ、けっこう毛並いいんだぁ…」

トレーナーの部屋には、部屋の主とルカリオしかいなかった。
今頃、彼のパートナー達は青い髪の子供達と遊んだり、あやしたりしているのだろう。
もしかしたら子守に疲れて、子供と一緒に眠っているかもしれない。
ルカリオは、幾分広い部屋のベッドに腰掛け、チョコレート味のポフィンをかじっている。
表情は固いが、時々尻尾が微かに、ぱたりと布団を叩く。
トレーナーはその傍らで、その柔らかそうな毛皮に思う存分手を埋め、幸せそうに撫で回していた。
こらトレーナー、変われ。モフモフさせろ。
おっと。これは日本全国のどこかの誰かの叫びだ。スルーだスルー

「よく鍛えてるんだぁ…細いけどちゃんと筋肉もついてるし」
『………。一応、格闘タイプだからな』

指で腕やふくらはぎに手を這わせたり揉んだりしては、感動に眼を輝かせる。
毛皮をひとしきりモフモフしたら、今度は肉付きの確認をしているらしい。
ルカリオの方も、最初は身を強ばらせていたが、そのマッサージのような手が意外と気持ち良いらしく、眼を細めうつらうつらとしだした。
それをいいことに、トレーナーは好奇心の赴くままにルカリオの身体を撫でまわす。
そうしているうちに、耳、そして後頭部の房に到達した。

「そういえば…ずっと気になってたんだけど…この房ってどうなってんの?」
『………っ!!触るなっ!!』

されるがままになっていたルカリオが突然声を荒げた。
「はっけい」でトレーナーを吹っ飛ばし、部屋の壁に激突させる。
これが乱闘なら、間違いなく場外に押し出されている威力だ。

「いてて…」
『あ…』

我にかえり、青ざめたルカリオが、恐る恐るトレーナーの額に手を当てる。
流石に頑丈だ。大したことはない。
しかし、乱闘中ならいざ知らず、丸腰の相手に手酷い一撃をかました、という事が彼女を罪悪感の底に叩き込んでいた。
緋色の紅い眼はその感情に忠実に、ゆらゆらと揺れていた。

『…すまん…』
「大したことないよ…それに、悪いのは俺だし」
『しかし…』

項垂れるルカリオの頭をぽふりと叩き、「大丈夫」と苦笑する。



「今日はもう寝よう?ゼニーの代わりに抱き枕になってくれるんだよね?」

ベッドに戻って座り、自分の隣のスペースをポンポンと叩く。

『それはいいが…私の身体には棘が…』
「多少の傷なんてへっちゃらさ!それに、後ろから抱けば大丈夫だよ。ね?」

「ね?」なんて言われても。
今更になって、トレーナーのあまり意識していない男女の壁が、彼を傷つけるという恐れが決断を鈍らせる。
それでも、約束は果たさなければならない。首を振り、思考を吹っ切った。

『…どうなっても知らんぞ。あ…あくまでも、さっきの詫びと、チョコのお返しだからな!』

トレーナーは、自分より頭一つ分程小さい身体を抱き込んで寝転がる。
人間より少し高い体温に、ふかふかの体毛。
それと、規則的な鼓動。
安眠を促す条件は揃った。
しかし、一つ問題が。

(…どうしよう)

後ろから抱きしめる形であるため、どうしても目の前に房がちらつくのだ。
視界の外に追いやり、瞼を閉じて眠ろうとするが、好奇心が邪魔をする。
――触ってみたい――
しかし、先程触ろうとして吹っ飛ばされたばかりだ。
房に触られるのは、余程嫌なのだろう。
ポケモンには嫌われたくない。だから、ポケモンの嫌がる事はしたくない。
でも―――!!

『…………』

ルカリオは疲れていたのか、もう半分夢の中だ。
――ちょっとくらいなら大丈夫だろう――
悪魔が囁く。
あまりにも甘美な誘惑。
トレーナーはそれに負けた。
押さえきれない好奇心を満たすべく、トレーナーは手を伸ばした。
後頭部の房を撫で、揉んでみる。
房は見た目よりも柔らかく、弾力がある。体温よりも低いのか、少し冷たい。
触り心地はいいようだ。

『……ん……っ』
「…………!」

咄嗟に手を離す。ルカリオがくすぐったいといわんばかりに、微かに身動ぎをした。
その仕草が今までになく可愛らしく、眠っているのを確認して、更に房を弄んだ。緩急をつけ、撫で回し、摘まみ、その感触を楽しむ。
しばらくしてからだった。ルカリオの様子がおかしいことに気付いたのは。

『…ぁ……っ…んん…っ』

いつの間にか寝息が荒く甘い吐息に変わり、青色の頬が心なしか上気している。体温の高い身体が、更に熱を帯びる。
トレーナーも無知ではない。
そういえば、ルカリオの後頭部の房は波導を感じる敏感な器官らしい。そういう部分でもおかしくはない。
つまり、どうやらルカリオの『性感帯』を刺激してしまったらしい、ということは――彼女の様子で一目瞭然。
そんなルカリオの様子に、まだ女に使った事のないトレーナーの雄も反応してしまったようで。
――やめろ、この子はポケモンじゃないか!大好きなポケモンを犯すなんて――
頭の中で警鐘が鳴る。
しかし、ルカリオの息遣い、声に理性を持って行かれる。
このままでは――
――そうだ、外で頭を冷やして来よう――
決意を固め、寝床を抜け出そうとした、その時だった。
急に視界が反転する。
目の前には、先程とは違う潤みを帯びる紅い眼。
トレーナーが状況を飲み込むのに、しばしの時間を要した。

『…お前…っ…』

吐息の間から漏れる苦しげな声。
肩に柔らかい手の感触。
ルカリオはトレーナーの上で、呆然としている彼を見下ろしていた。

『だから…っ…ぅ…房、には…触るなっ…て…』

潤んだ眼から涙がぱたぱたと零れ落ちる。肩を寝床に縫い付ける手は震え、全身で「辛い」と言っていた。

「ルカリオ…ごめん…」
『男、なんだろう…謝るなら…責任とれ…っ』

トレーナーの「理性」という最後の砦は脆くも崩れ去った。
力の入らないルカリオの身体を逆に押し倒し、全身をくまなく愛撫する。
熱に浮かされた身体は、トレーナーの手の一つ一つに応じ、小さく跳ねる。
なんとなく、手順は分かっていた。以前、スネークに「男の勉強だ」とおかしなビデオを見せたられたことがあったから。(まさか、実践するなんて思わなかったけど)

『ひゃうっ!』
「ここが感じるんだ?」
『っ…あまり、言うな…は…恥ずかしい、から…っ』

身を縮こませ、与えられる快楽を享受する。
普段の、凛々しく近よりがたいといったイメージとはあまりにかけ離れた姿。
身悶え、自分だけを求めるルカリオが、とても可愛らしく思えた。
トレーナーの手は脇腹を、下腹部を愛撫する。
そして、割れ目に到達した。そこは濡れ、愛液が溢れていた。
トレーナーを受け入れる準備は万端のようだ。
トレーナーは自分のモノを取り出す。
ルカリオは眼を逸らした。
雄は、もう辛いくらいに膨れている。

「…入れるよ?」
『………っ勝手に、しろ…っ』

割れ目に先端を当てがい、押し入れる。しかし、少し入っただけで彼女に阻まれた。
ルカリオは、痛みと内側からの圧迫感に、眼をぎゅっと閉じ、トレーナーにしがみつく。

「力、抜いて?」
『…や…無理…っ』

ふるふると首を振る。肩を震わせ、目尻に涙を浮かばせる。毛皮が少し湿っているのは、汗だろう。

「大丈夫だから…」

安心させるように、彼女の頭を優しく撫でる。涙を拭い、表情が和らいだのを見計らって、根本まで挿入した。
激しい痛みと違和感と快感が入り混じり、ルカリオの鳴き(泣き)声が大きくなる。
それに伴う締め付けが、トレーナーを絶頂へ叩き落とす。

『だ、駄目っ!!もう、抜いてぇ…!!』
「ごめん…もう少し我慢して…?」

トレーナーがおもむろに腰を動かし始めた。
それにつられ、痛みより快楽の勝ってきたルカリオも。
最初は労るように、段々とスピードを早め。やがて人もポケモンも変わらない、本能のままに求め合った。



慣れないながらも、腰の動きは確実に二人を絶頂に導いていく。

「もう…出そう…っ!出すよ…っ」
『…んぅ……っ』

ルカリオが頷いたのを合図に、彼女の中に精子を解き放った。熱いものが、腹の中で暴れまわる。
彼女は小さく痙攣し、腰をのけぞらせた。
恍惚の表情を浮かべ、安心したように、ゆっくりと眼を閉じた。

…………

翌朝、トレーナーは、帰ってきた三匹と感動の再開を果たした。

「ゼニー、フッシー、リザードン!!会いたかったよ〜!!!」

早速ム○ゴロウよろしく、腹やら頭やらを撫で回す。

『大げさだ。たかだか一晩だろう』
「ぜにゅ〜?」
※訳[何ですかルカリオさん、御主人様とボクらの愛の形にヤキモチですか?]
『………っ!そっ…そんな…ヤキモチなんて…』

一瞬赤面した。それを隠すように睨み付けるが、トレーナーはそれを見逃さなかった。

「何話してんだ?ゼニー、ルカリオ?ヤキモチがどうした?」

と嬉々とした表情で尋ねてくる。

「ルカリオ?ルカリオー?」
『〜〜っ!煩いっ!!!』

最大パワーで『はっけい』。
乱闘では決して見られない、吹き飛ぶトレーナーが見られたとか。

[]内※訳
ゼニ[ねぇ、御主人様とあの雌犬、この一晩のうちに何かあったのでしょうか?]
リザ[さあ?まぁーた兄貴の悪い癖でベタベタし過ぎて本格的に嫌われちまったんじゃねぇ?]
フシ[どうかねぇ…]

そしてその日、腰の不調を訴えたルカリオの戦績は散々だった。
リュカは何故か泣き、スネークはトレーナーに密かに親指を立てたという―――

HAPPY END…?


437 名前:オマケのリュカ 投稿日:2008/03/09(日) 21:30:05 ID:CRlNz5Ib
以上で終了です。
貴重なスペースを下さり有り難うございました。スレ汚しすみませんorz
埋まる前にオマケ投下していきます↓
8−

肌寒く暗い廊下を、小さな少年が歩く。
濡れた頬が、さっきまで泣いていたことを物語る。
少年は悪夢を見たのだ。

「トレーナーさん…迷惑かなぁ…でも、一人じゃ寝られないよぅ…」

目的の部屋の前で足を止めた。ノックしようとすると、声が聞こえてくる。

(まだ起きてるのかなぁ…こんな時間なのに…)

次の瞬間、身が凍った。

『トレー…ナー…ぁっ…』
「ハァ、ハァ…大丈夫…?無理、しないでいいよ…」
『これ、くらい…っ』

…喘ぎ声…?
いや、落ち着いて!
まさか、トレーナーさんが、そんな…!
鼓動が早くなっていく。
ノックもせずにノブを回せば、鍵は閉まっていないのか、あっさりと開いた。
その隙間から見えたものは―――

…………

「うわぁああああん、スネークさぁああああん!!!」

スネークはなりふり構わず押し掛けてきた少年を、とりあえず部屋に招き入れた。
スネークは困り果て、どうしたのかと聞くが、リュカは「トレーナーさんが…トレーナーさんがぁ…」と泣くばかり。
そして、泣き疲れて眠ってしまったリュカをネスの部屋に送り届けることになった。(ネスの視線が黒かったのは気のせいじゃないはずだ)

翌日の乱闘で、スネークはルカリオに圧勝。
腰を庇いながら戦うルカリオを見ていろいろ察してしまったらしい。
スネークは、トレーナーに親指を立てた。
「よくやったな、少年!」

今度こそEND

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