スマブラのエロパロスレまとめ

ある日の昼下がり、宿舎大食堂。
一番乗りの二人のリンクとリュカ、ネスが当番表を見ている。
「今日の食事当番はっと……」
「トレーナーさんとマルスさんですね。何作ってくれるんだろう」
「多分もうオムレツは出さないと思うなぁ」
何気なく発言したトゥーンの頭を、リンクがぺちっと叩いた。
なんだよーと抗議しようとするも、リュカのしょげかえった顔に首をすくめる。

そうこうしているうち、食堂にほぼ全員が揃った。かなり賑やかだ。
「お待たせしましたー!」
まず先陣を切って厨房から出てきたのはポケモントレーナー。
ピチューのイラスト入りエプロン姿で、手には大きな両手鍋を抱えている。
その後ろから、目の色とお揃いの青いエプロンをつけたマルスが続いた。
配膳台に置かれた見慣れぬ料理に、そこにいる全員が注目する。
「トレーナーさんにカントーって国の郷土料理を教わったんで、ちょっと
試しに作ってみました。お口に合えばいいんですけど」
「これは“おにぎり”と“豚汁”っていうんだ。こっちは“卵焼き”な。
いーっぱい作ったから、遠慮せず食ってくれよ!」
言うが早いか、まずカービィが一つ手に取って大きな口に放り込んだ。
未知の味をお気に召したらしく、次から次へとぽいぽい放り込んでいく。
「あー、カービィずるいー!」
「よし、いただきまーす」
それがきっかけとなり、おにぎりとおかずの山に続々と手が伸びる。
パリッとした焼き海苔が巻かれ、ほどよく塩気の利いたおにぎりに
ピカチュウの毛色にも負けないくらい美味しそうな黄色の卵焼き。
こんがり焼いたソーセージに、具沢山の熱々な豚汁。
意外な料理の意外なおいしさに、伸びる手は止まることがない。

そんな中、マルスは特製の唐揚げ入りおにぎりを頬張るアイクの隣に座って、
少しぎこちない手つきで備え付けの湯飲みに緑色のお湯を注いだ。
「カントーのお茶で、リョクチャっていうんですって。どうぞ」
「ん」
逆隣ではぐはぐと夢中で食べているリュカの頬についたご飯粒を取ってやる。
その仕種がありし日のヒナワを思い出させて、リュカは少しだけ照れて見せた。
「あ、ありがとう……」
「どういたしまして」
食後は食後で、器用にデザートのうさぎリンゴを作って子供・動物組の喝采を得る。
その様子を見ながら、リンクは湯飲みを傾けながら呟いた。
「……なんか、王族のニオイのしない人だな」
「アイクさんにお茶入れてるとこ見てると、夫婦みたいですもんねー」
ピットがそれに答えると、トレーナーも乗って相槌を打つ。
「あー、そうかも。なんせ、お米研いでる時点でもうお母さんぽかったから」

つくづくバラエティーに富んだ人選だよなーと、三人はお茶を啜った。

Wiki内検索

管理人/副管理人のみ編集できます