スマブラのエロパロスレまとめ

「あら、ゼルダ姫。どうなさったの?」
談話室に入ってきたゼルダに向かい、ピーチはにこやかに微笑みかけた。
他の仲間達は皆それぞれ外に出ていたが、こうして残る者もいる。特に、比較的体力の低い彼女等は、この時間に休憩を入れることが多かった。
「次まで少し時間があるので、休んでおこうと思って…」
ゼルダも微笑んだ。
他に部屋にいるのはピカチュウ、ルカリオ、ファルコン。
ファルコンは張り出し窓に両足を引っ掛け、無遠慮に鼾を立てている。斜めになった椅子が絶妙なバランスを保って彼の体を支えるが、いつ倒れるか時間の問題だ。
ルカリオは気持ちよさそうに目を閉じて立ち、背中を梳るピーチの手に身を委ねている。
いつもは鋭利な眼差しを覗かせる彼も、今はピーチの愛玩ペットのように大人しくなっていた。
ゼルダもピーチの向かいの椅子に腰掛け、ルカリオを羨ましそうに眺めていたピカチュウに声を掛ける。
「おいで」
力なく萎れていた耳がぴんと立ち、待ちかねていたようにゼルダの膝に飛び乗る。甘えるような仕草で胸元に頬をすり寄せてくるピカチュウの背を、ゆっくりと撫でてやった。
 ピーチが苦笑する。
「私達は、こうしている方がやはり心安らぎますわね」
「本当に。何故呼ばれたのか、不思議でしたもの」
「あなたはまだいいわ。シークなんて殿方に変身できるのですから戦いやすいでしょうし…どう?慣れてきました?」
「ええ、お陰さまで。皆さんよくして下さいますから、すっかり慣れました」
「そう、それは良かったですわ…そちらも、だけれど…」
 世間話の雰囲気を壊して、ピーチはぐっと身を乗り出してきた。
「どう?進展はありまして?」
 何を問われているのか分からず、ゼルダは首を傾げて目を丸くする。焦れったそうに眉根を寄せ、ピーチは声を潜めた。
「んもう。同一でなくとも相変わらずゼルダ姫はゼルダ姫ですわね。そんな奥手だと持っていかれてしまいますわよ」
そこまで言われて、やっと何のことなのか理解する。仄かに頬を染め、ゼルダは困ったように笑った。
「ピーチ姫こそ、この前のマリオさんとのドルピック島でのデートはいかがでした?」
「私達の心配は無用よ。いつだってラブラブなんですもの。そうやってはぐらかす所を見ると、どうも後ろめたいところがあるんじゃなくて?」
 探るような上目遣いを上手くかわす事ができず、ゼルダは俯いてピカチュウの背中を見つめた。
 恋愛話はピーチの趣味で、何度となく付き合わされていた。その中でよく引き合いに出されていたのが、先祖達の恋。
 元々この世界に呼ばれる以前から親交を温めていたらしく、妬ましくなるほど仲睦まじい恋人同士だったという話を聞かされるにつけ、一抹の寂しさを感じた。
 自分達も仲がいいとは思う。何かにつけて隣に位置を陣取るのはリンクだし、リンクも、よくゼルダに話しかけては照れたように笑った顔を見せてくれる。でも、それだけだ。
自分は先代ゼルダの転生だという。では、リンクはどうなのか。
 この数ヶ月の間にゼルダの中では、明確な意識が芽生えた。自分は、リンクに恋をしている、と。
 もしリンクが先代のリンクの転生だとしたら、これほど嬉しいことはない。自分達を阻むものはないではないかと、何度も自分を奮い立たせた。だが、どうしても一歩を踏み出すことができない。
自分に宿っていたのが知恵でなく、勇気のトライフォースだったらと何度思ったか知れない。
 何かきっかけがなければ、このまま自分達は関係を終えるのだろう、そんな絶望感が頭を擡げ始めていた。
「そんな…何もないですよ。何も…」
 ピカチュウの耳の後ろをかりかりと掻いてやりながら、愛らしい仕草に目を細めた。
ピーチは形の良い眉をひそめた。それくらい、今のゼルダの姿は儚く映ったのである。



「姫ー!!待たせてごめん。ヤボ用で遅くなっちゃったんだ」
 突然ご機嫌な様子で部屋に飛び込んできたのはマリオ。一瞬で部屋の空気が変わり、案の定ファルコンが床に落ちた。
「何の用事でしたの?」
「いや、今医務室に行って来てさ…」
何の気なしに尋ねたが、マリオは茶目っ気たっぷりに笑っている。何かとても面白いことを見つけたと言わんばかりの、少年のような表情。しかし、ゼルダもいるので気が引ける様子だ。
雰囲気を察して、ゼルダがピカチュウを抱いたまま腰を上げた。つられたように、ルカリオも目を開き、ピーチの傍を離れる。
「私、ちょっと外の空気を吸って来ますね」
「あ、あの…」
 軽く微笑んで、ゼルダは部屋から出て行った。マリオは、引き止めて教えておくべきかどうか迷ったが、取り敢えず目を丸くして待っているピーチに報告をすることにした。
 ファルコンは相変わらず、瘤を枕に眠り続けていた。

 部屋を出た一行は、そのまま広い庭へ出た。
 眠気が覚めたのか、胸に抱かれていたピカチュウが一気に活気付く。腕の戒めを逃れ、こちらの様子を時々振り返りながら、楽しそうに走って行く。
 風に髪を弄ばれながら、ゼルダもその様子を微笑ましげに眺める。
 しかし、少し後ろをついてきていたルカリオは、その立ち位置から離れようとはしなかった。
 静かに瞑想しているような目で、遠くの一点を見つめている。
「…あなたも遊んでいらっしゃい」
 遊ぶ、という動詞が似合わないとは思いつつ、そっと声を掛けてみた。
聞いているのかいないのか、いじけたようにふいと目を逸らし、ルカリオはそれでもゼルダの脇に陣取ったままだ。悟りきったような落ち着いた表情を見て、ゼルダは苦笑した。
「あなたとお話できたら良かったのに…悩みも全部解決できるような気がするもの」
 寂しげに呟く声。ルカリオは一度、耳を微かに動かした。 
 まるで次の言葉を待っているかのような仕草だったが、それ以上、ゼルダが口を開くことはなかった。
 暫くそうしていたが、大して時間の経たぬ内に、その静寂は崩された。
 カービィが喚きながら、砂埃を巻き上げてゼルダの元へ走ってきたのである。
尋常でない騒ぎ方に、ゼルダとルカリオは思考を切り替えてカービィを迎える。
「たー!ぽいっ ほあ!」
 急ブレーキと同時に忙しなく体を動かし始めるカービィ。
短い手足で必死に何かを伝えようとしているのは分かるが、生憎言葉が分からない。
「どうしたの?カービィ、何があったの?」
「ほあ!ほあ!」
 ゼルダが困って眉を顰めるのと、ルカリオが目を見開いてゼルダの手を取るのは同時だった。
 有無を言わせぬ勢いで、ルカリオがそのまま走り出す。
「る、ルカリオ?!一体どうしたの?」
 事態が一向に掴めないゼルダ。カービィはルカリオに賛同したらしく、後ろからゼルダをえいえいと押してくる。
 躓かないようにドレスの裾をつまみ上げるのが精一杯で、ゼルダはルカリオの手に従うより仕方がなかった。



宿泊している寮の階段を三階分も駆け上がった頃だろうか。ルカリオは一つの部屋の前でようやく足を止めた。
息一つ乱さず、部屋の扉を凝視する。静かな目が暗い赤に染まった。
風もないのに、ルカリオの体毛がざわざわと波打つ。
慣れぬ全力疾走で膝に手を付いて息を整えていたゼルダも、ようやく顔を上げて事態を飲み込んだ。
「…プリン!!」
 子供達が遊んだまま、ボールを放ったらかしにしたのかと思ったが、そうではない。
 怪我を負ったプリンが、扉を背にくたりと横たわっていたのだ。
 慌てて駆け寄り、軽い体を持ち上げる。
 幸い傷は重くないようだ。浅いすり傷が、背中に三本走っている。
 血は出ていない。襲われて驚いて気絶しただけのようだ。ただ、体中が変に濡れているのが気にかかる。
一体何に襲われたのだろうか。ここは闘技場ではない。規律を破る者がいるとでも言うのか。
ゼルダはルカリオの向けていた視線の意味に気付き、鋭い眼差しを扉に向けた。
「ルカリオとカービィはプリンを医務室へ連れて行って。私は少し調べてみます」
 即断し、ゼルダはルカリオにプリンを抱かせた。
 二人がどことなく心配そうな視線をよこしてくるのに気付き、眉尻を上げ、勝気に片目を瞑ってみせる。
「平気よ。私は魔法が使えるわ。それに目が覚めたとき、言葉の解ってくれる友達が近くにいた方がプリンも嬉しいでしょう? …ね?」
 ゼルダの見かけによらない強さは、二人とも骨身に染みるほど分かっている。
 ルカリオとカービィは頷いて、プリンを運んで行った。
 
 独特な二人の足音が遠ざかって行った後、ゼルダは立ち上がって扉に近寄った。
 自らを落ち着かせるように息をついて、ぐっと取っ手を回す。
 何の抵抗もなく、扉は開いた。
 部屋の中は夕方を迎えて薄暗く、ゼルダは周囲を見渡した。
 窓の外にはもう満月が見える。月の発する青の光と、夕方の赤い光が交錯し、美しくも怪しい雰囲気をその部屋に生み出していた。
 部屋には他のメンバーの宿泊する部屋と同じように、棚と机と寝台が置かれている。
 歩みを進め、机を調べようとした、その時だった。
――カチャン――
 開け放していた筈の扉が閉まる。老朽化していたのか、閂の下ろされる音が響いた。
 びくっと身を震わせ、ゼルダが振り向く――次の瞬間には、天地がひっくり返った。
「きゃっ…」
どん、という鈍い痛みを背中に感じる。そして耳に届く、獣の荒い息遣いと、鎖を引きずる重々しい音。
 体の動きが止まってしまった。あまりの恐ろしさに、悲鳴を挙げることすらままならない。
 ちょうど窓枠から差し込んだ光がスポットライトのように集中した場所。目の前に浮かび上がったのは、巨大な黒い狼だった。
戦慄が走った。
 威嚇するような低い唸り声を挙げ、牙を剥き出してゼルダを万力のように押さえつける。
「…!!」
 血の気が引いた。体中の毛を逆立てて、今にもその鋭い牙を自分の咽元に食い込ませてくるのではないか。
低い唸り声を聞きながら、ゼルダは必死に逃げ出す方法を探った。しかし狼は強靭な力でゼルダの体を押さえつけていて、身動きがとれない。
 ゼルダは狼の目を睨みつけた。目を逸らせばそこで獲物の劣勢を狼に示す事になる。何処かで聞きかじったそんな情報に縋りつき、決死の思いで目を合わせる。
夕日の直射を浴びているせいか、縦長に開いた瞳孔が恐ろしさを増徴する。
しかし存外、濁らない綺麗な青い瞳をした狼だった。
我知らずその目に引き寄せられるゼルダ。
 そしておかしなことに、その目に準じているかのように、狼はいつまで経ってもゼルダの体を食い千切ろうとはしない。顔を近づけて首筋の匂いを嗅ぎ、噛み付くのではなく舌を出して嘗め回し始める。
 仔犬なら可愛いものだが、ここまで巨体だと可愛いなどと言ってはいられない。ざらりとした生温い感触が首筋を駆け抜ける度に、ゼルダの体は逃れようと小さく跳ねた。
「…!…うッ」
 どうやらゼルダに興味を覚えたらしい狼が、食ってしまうには惜しいと言わんばかりに鼻をひくひくと動かし、ゼルダに顔を摺り寄せてくる。いつのまにか獰猛な唸り声は止まり、聞こえてくるのはイヌ科の動物特有の息遣いの音だけになっていた。



「! きゃあ!」
 びり、と嫌な音がする。狼が頭を下げたかと思った次の瞬間、ゼルダの胸元から下着と衣服の感触が消え、形よく実った右側の乳房が零れ出る。
「な…!!」
真っ赤になって抗議の声を挙げたところで、相手は人語の通じない狼だ。
鎖の重々しい音を響かせながら狼は巨体を器用に動かし、ゼルダの両腕を拘束したまま、衣服を玩具のように破き始める。
スカートの一部を咥え、肉を引き千切るように顎を左右に引けば、簡単に絹の裂け目が綻んで、下半身とラインの美しい足が見えた。
「や、ちょっと…!やめなさい!」
 何と言えばいいのか分からず、混乱したゼルダは人間を叱りつけるように叫ぶ。頭を必死で起こし、狼の後頭部を見て、ゼルダは今度こそ愕然となった。
…え?
 体に遮られて見え隠れする狼の耳。そこに、青いリングの装飾品を見た。
 それに良く似た品を、ゼルダは知っている。
 一通りスカートを食い散らかし、狼は再び、顔をゼルダの上半身に向けた。次は肩の装飾品に興味を示す。食いついて、がりがりと音を鳴らし、激しく首を振って外してしまった。
両肩から外したところですぐに興味は逸れたようで(随分移り気な狼だとゼルダは思った)、次の興味はどこに行くのか。
ゼルダはもう、狼に襲われているショックよりも、その狼が何者なのかということに気をとられていた為、胸元を襲った優しい刺激に大変驚き、次いで慌てた。
 先のように大きな舌を使って、まるで水を飲むように乳房を嘗め回し始めたのである。弾力のあるゼルダの乳房は、舌先の力に応じて形を変えた。
仔犬が母犬の乳を求めるように、或いは、男が女を求めるように。
 狼に襲われているとは思えぬ、甘く絶大な感覚に、ゼルダは思わず声を挙げた。
「…ああッ」
 一瞬、狼が視線を上げてゼルダの顔を不思議そうに見た。ゼルダの方も、負けじと狼を睨みつける。抗議の意味を込めて。
しかしゼルダの意図は通じず、狼は再び、飴を舐めるようにゼルダの体を嘗め回すことに集中し始めた。
 右側の乳房だけが刺激され、そして、左の乳房は辛うじて残った衣服に覆われたまま、狼はゼルダの細い上半身を余す所なく舐めていく。
湿った鼻先が勃起した胸の頂点をつく度に、鳥肌が立つような感覚に襲われた。しかしそんな中であっても、ゼルダは辛うじて、理性を留めていた。
 一つの可能性が、ゼルダの脳裏を占拠し始める。
 あの青いリング。そして青い目の獣。まさか…



「リンク…なの…?」
 声に出した事で、ゼルダの体が更に鋭敏な感覚に研ぎ澄まされていく。
 狼はゼルダの声などに頓着しない様子だが、間違いない。
 この獣はリンクだ。青い目、左前足の鎖、額の特徴的な模様、全てを鮮明に覚えている!
 そう結論に達した途端、ゼルダの中の何かが弾けとんだ。
私は今、リンクに襲われている!
 その事実がゼルダに齎したものは大きかった。
望んでいた形とは随分異なるが、それでも今、己の体を蹂躙しているのは愛しいリンク。
気持ちよさが倍に膨れ上がり、全ての感覚が敏感になり、ゼルダを大きな甘美の渦の中に突き落としていく。
 同時に嬉しい半面、リンクとしての意識を失くした獣に襲われている事実は認めたくない。何故今ここにあるのが「勇者リンク」の姿でないのか。
できるならば、人間の姿で愛し合いたいのに!
そんなゼルダの葛藤も露知らず、狼はさも旨そうに王女の体をしゃぶる。暫くすると上半身に飽きたらしく、今度はとうとう、ゼルダの両腕を開放し、下半身へ体を移動させた。
 あってなきようなスカートなど、何の役にも立たない。上半身への愛撫だけで充分息が上がってしまったゼルダには、両腕を開放されたにも関らず、拒む力も残されてなかった。
 スカートの破れ目は大きく二箇所あったが、そこから覗く左の白い太腿に、狼は舌を這わせ始める。
程よく肉付いた滑らかな足は好みに合ったらしく、いつになく熱心に舐めているようだ。そして、その情熱は間違いなくゼルダに直通で伝わる。
「はあっ…はあっ…やめっ…」
 くすぐったいのか気持ちがいいのか分からない。ただ、高潮した頬を見れば、言葉に反していることは明らかだ。
 膝の裏から内腿、綺麗に舐め取りながら、狼は最後の砦の存在に気付いた。
 一番雌の匂いを充満させている所。布一枚を隔てて、そこは舐め取って欲しいと言わんばかりに旨そうな蜜が溢れかえっている。
 狼は何の躊躇いもなく、鼻先でその布を脇に押しのけた。
 狼が何をしようとしているのか気付いたゼルダは、慌てて足を閉じようとする。しかし、すっぽりと足の間に入り込んでしまった狼の頭に遮られ、閉じることもできない。
直に狼の頭が動くのでなく、狼の上に乗ったスカートが上下左右に動く様は、ゼルダからはとても見ていられないほど官能的で、エロティックだった。
 牙を立てられてはとんでもないと思ったが、待っていたのは嵐のような快感の連続だけ。
長い舌をゼルダの女に満遍なく触れさせ、奥には何があるのかと探るように、膣の中まで入れてくる。その求めに応じるように、ゼルダの体は狼にどんどん愛液を提供した。
 膣に舌が入ってくるたび、狼の鼻先がゼルダのクリトリスを擦りあげる。
快感から逃れようと、ゼルダは必死で腰をくねらせ、逃れようとするが、狼の方が本能的に優れているのか、雌を逃すまいと再び体を押さえつけてくる。
…そう。狼も、人間ではなく、今や雌を求める雄狼に変貌を遂げていたのだ。
 夢中で下半身を襲う快感に耐えながら、ゼルダは嫌な予感に襲われた。
――なに…?この…堅い棒は…。
 気付いた時にはもう遅かった。狼は勃起した自身を、本能のままに人間のゼルダの雌に挿入しようとしていた。
「ま、待って!いやっ お願いやめてリンク!!」
 必死になって名を呼ぶものの、狼にリンクの自制心は存在しなかった。
あっという間に大きく勃起した雄をゼルダの女に入れ、動物の交わりらしく早々に射精してしまったのである。


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